第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2021年6月1日~2021年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動制限により、個人消費、企業をはじめとする経済活動が一進一退を繰り返し、景気は力強さを欠く動きとなりました。今後は、ワクチン接種の普及により感染状況が改善し、平常時の経済活動へと向かうことが期待される状況となっております。

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によりますと、首都圏の中古マンション市場は、平均成約価格が依然として前年同期を上回って推移している中、成約件数は当該期間(2021年6月~8月)において前年同期に比べ4.7%の減少となりました。

 当該期間におけるリノヴェックスマンション販売は、前期における市場での品不足を反映し仕入に苦慮した結果、販売件数が前年同期比で21.9%減の261件となりました。エリア別では、首都圏において前年同期比で39.5%減の92件と大きく減少した一方で、地方主要都市が前年同期比で7.1%減の169件に止まりました。また、平均販売価格は、相対的に価格が低い地方主要都市の販売割合が全体の64.8%(前年同期54.5%)を占めたことにより、前年同期に比べ2.4%減の2,173万円となりました。その結果、リノヴェックスマンション販売の売上高は、56億71百万円と前年同期に比べ23.8%の減少となりました。一方で、住みながらにして自宅を売却できるリースバックサービス「安住売却〈あんばい〉」における取得物件を対象とした不動産信託受益権の譲渡(売上高18億43百万円)を8月に実施したことによりまして、全体における売上高を確保(前年同期比0.9%増)することができました。

 また、利益面では、リノヴェックスマンション販売において根強い需要を反映した利益率の向上が件数減をカバーし利益上乗せできたこと、また、リースバック事業における不動産信託受益権の譲渡により大きく利益寄与したことによりまして、売上総利益が前年同期比で44.5%増となりました。その結果、営業利益は、販売費及び一般管理費の増加(前年同期比12.1%増)を吸収し、前年同期に比べ3億29百万円の増加となりました。

 これらの結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比0.9%増の84億98百万円となり、営業利益が3億32百万円(前年同期:営業利益2百万円)、経常利益が2億51百万円(同:経常損失78百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1億60百万円(同:親会社株主に帰属する四半期純損失91百万円)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

 当社グループの報告セグメントは、従来「中古マンション再生流通事業」と「その他不動産事業」に区分しておりましたが、当第1四半期連結累計期間より、「リノベーション事業分野」、「ソリューション事業分野」に変更しております。これは、リースバック事業やアセットシェアリング事業等の不動産を活用したソリューション関連事業の拡大及びリノベーション内装事業やホテル等の宿泊事業などの不動産事業から派生したサービス事業の展開に伴い、今後の事業の方向性を見据え、事業実態に則して報告セグメントを変更するものであります。

 なお、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 

(リノベーション事業分野)

 当事業分野における物件販売の売上高は、リノヴェックスマンションの販売件数の減少により前年同期比24.7%減の55億82百万円となりました。また、同事業分野における賃貸収入の売上高は、前年同期比19.6%減の39百万円となりました。そして、同事業分野におけるその他収入の売上高は、リノベーション内装事業の受注増を反映し、前年同期比31.6%増の4億9百万円となりました。

 これらの結果、当事業分野における売上高は60億31百万円(前年同期比22.4%減)となり、営業利益は3億37百万円(同244.0%増)となりました。

 

(ソリューション事業分野)

 当事業分野における物件販売の売上高は、リースバック事業の収益寄与により、前年同期比474.1%増の21億80百万円となりました。また、同事業分野における賃貸収入の売上高は、前年同期比1.6%減の2億37百万円となりました。そして、同事業分野におけるその他収入の売上高は、ホテル等の宿泊事業などにより前年同期比69.0%増の48百万円となりました。

 これらの結果、当事業分野における売上高は24億66百万円(同279.7%増)となり、営業利益は2億円(同207.7%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、資産が361億68百万円(前連結会計年度末比1億27百万円減)、負債が246億32百万円(同77百万円減)、純資産は115億36百万円(同49百万円減)となりました。

(資産)

 資産の主な減少要因は、棚卸資産が9億44百万円、有形固定資産が5億96百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が16億99百万円減少したこと等によるものであります。

(負債)

 負債の主な減少要因は、短期借入金が9億29百万円、1年内返済予定の長期借入金が2億15百万円、長期借入金が3億11百万円それぞれ増加した一方で、未払法人税等が7億54百万円、匿名組合出資預り金が1億円、その他の流動負債が6億18百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

 純資産の主な減少要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益として1億60百万円を計上した一方で、利益剰余金の配当により2億5百万円の減少があったこと等によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において締結した経営上の重要な契約は、次のとおりであります。

 

(リースバック資産の流動化)

 当社は、2021年8月16日開催の取締役会において、当社リースバックサービス「安住売却〈あんばい〉」により取得した物件の流動化を目的に、ファンドである合同会社あんばいLB2号(以下、「ALB2号」)に当該信託受益権を譲渡することについて決議し、2021年8月31日に信託受益権の譲渡を完了いたしました。

 

1.譲渡資産(信託受益権)の概要

(1) 対象不動産概要

北海道・首都圏・中部圏・近畿圏等の戸建住宅及び区分所有建物

平均戸当たり約21百万円

(2) 対象不動産件数

88件

(3) 譲渡価格

1,843百万円

(4) 帳簿価格

1,533百万円

 

2.合同会社あんばいLB2号の概要

(1) 名称

合同会社あんばいLB2号

(2) 所在地

東京都千代田区霞が関三丁目2番5号

(3) 事業内容

不動産信託受益権の取得、保有及び処分

(4) 当社と当該会社との関係

資本関係

匿名組合出資として92百万円出資しております。

人的関係

特記すべき事項はございません。

取引関係

特記すべき事項はございません。