当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間の我が国経済は、本年1-3月期まで5四半期連続のプラス成長となり、その後も雇用・所得環境の改善が継続するなど、緩やかな回復基調の中で推移しました。
住宅業界においては、住宅ローン金利が引き続き低水準で推移しているほか、各種の住宅取得支援策の継続や雇用・所得環境の改善もあり、戸建住宅の着工戸数は堅調に推移しましたが、一方で事業者間の競争は厳しさを増す状況となりました。
このような状況の中で、当社グループにおいては引き続き「コア事業(新築住宅)の強化による持続的な成長」と「ストックビジネス強化による事業拡大」の基本方針(中期経営計画)の下で、事業の拡大・強化に取り組んでまいりました。
コア事業である新築住宅販売では、営業エリア拡大の重点エリア(茨城県南部から千葉県柏エリア)において、当社グループ過去最大規模の「よつばの杜」(211区画。茨城県つくば市)の本格的販売や、柏エリアにおける商品在庫の充実に取り組んでまいりました。また、グループの営業体制についても見直しを行い、支店の再編による高効率化を進めました。これらの取組みにより当四半期は、受注ベースでは前期第4四半期から一定の回復をみたものの、前期第4四半期の不振の影響が残ったことなどにより、販売棟数・利益とも前年同期を下回る結果となりました。
また、中古住宅販売についても、商品在庫の充実と首都圏への営業エリアの拡大に取り組んだことで受注棟数は前期の四半期平均を上回ったものの、引渡時期の関係等により販売棟数・利益は前年同期を下回る結果となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は101億95百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は5億26百万円(前年同期比36.4%減)、経常利益は5億54百万円(前年同期比35.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億70百万円(前年同期比33.5%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
① 不動産販売
新築住宅販売では、茨城県南部から千葉県柏エリアを営業エリア拡大の重点エリアと位置付けて事業の拡大に取り組んでおりますが、茨城県つくば市において当社グループ過去最大規模の分譲地「よつばの杜」(全211区画)の販売が当期から本格化するとともに、千葉県柏市においても複数の中~大規模分譲地の販売を行うなど商品在庫の充実による販売の拡大に努めてまいりました。また、東京通勤圏に広く存在するこれらエリアの顧客層に対して当社ブランドの浸透を図るため、本年6月から関東全域でのテレビCMを開始いたしました。一方、グループの営業体制についても、広域商圏として相乗効果を狙うエリアと限定した地域に集中して深耕を図るエリアとを改めて見直し、本年4月、茨城グランディハウス㈱古河支店を当社県南支社に移管するなど、2支店について再編を実施し、事業の高効率化を図りました。商品面では引き続き、当社の強みである「街並み」としての付加価値に加え、それぞれに創・省エネや安全性・防犯性などのコンセプトを持たせた個性的な分譲地づくりにより、他社商品との差別化に取り組んでまいりました。
これらの取組により、当四半期の新築住宅の受注棟数は、不振に終わった前期第4四半期の水準から前期平均水準まで回復いたしましたが、販売棟数は、期首受注残の減少の影響等もあり306棟(前年同期比27棟減)と、マイナス金利導入後の住宅ローン金利低下を受けて好調に推移した前年同期との比較において減少する結果となりました。
中古住宅販売では、事業の拡大に向けて、商品在庫の充実と首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)への営業エリアの拡大に取り組んでまいりました。商品在庫は完成在庫で常時70棟を新たな目標として仕入の強化に努め、また首都圏での中古マンション販売の強化等により受注は前期の四半期平均棟数を上回りましたが、引渡が第2四半期となる案件が多く生じたことなどにより、当第1四半期連結累計期間の販売棟数は前年同期と比べ9棟減の30棟に止まりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における不動産販売の売上高は94億01百万円(前年同期比8.6%減)となり、セグメント利益は4億68百万円(前年同期比40.2%減)となりました。
② 建築材料販売
建築材料販売では、木造住宅の着工数が前年同月を上回る状態が長期間にわたり継続しており、建築材料の需要も堅調に推移した一方で、原材料の木材価格は上昇ないし高止まりの状況となりました。このような状況の中、当社グループでは、プレカット材以外の建材・住設機器の販売拡大、収益面で優位な顧客への販売シフト、非住居系の受注の拡大、等に取り組んでまいりましたが、当四半期は、プレカット材に関して非住居系の販売が増加した一方で、この影響もあって住設機器の販売が減少することとなり、また、原材料価格の上昇によるコスト高で利益面では厳しい状況が続きました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における建築材料販売の売上高は7億27百万円(前年同期比2.8%減)、セグメント利益は43百万円(前年同期比10.6%減)となりました。
③ 不動産賃貸
不動産賃貸では、主要エリアである宇都宮市周辺において、オフィスビルの空室率は減少傾向で推移しました。また、パーキング市場では、近隣駐車場間の競合が激しい状況が続きました。このような状況の中、当社グループは、既存資産の稼働率向上と管理コストの低減に取り組んでまいりましたが、当四半期は、賃貸ビルの入居率が向上したことに加え、不動産販売の土地仕入に関連して取得した賃貸アパート3棟を当面賃貸物件として運用することとなりました。また、経費面では、大規模修繕費用を計上した前年同期に比べ管理コストが大幅に下がりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における不動産賃貸の売上高は66百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は45百万円(前年同期比54.6%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における連結総資産は、前連結会計年度末に比べ14億87百万円増加して471億70百万円となりました。これは、不動産販売事業の強化・拡大に取り組む中で、販売用不動産の取得により流動資産が増加したことが主な要因です。
負債は、前連結会計年度末に比べ15億28百万円増加して290億89百万円となりました。これは、販売用不動産の取得を短期借入金で資金調達を行ったことが主な要因です。
純資産は、前連結会計年度末に比べ41百万円減少して180億80百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得があったものの、株主配当金の支払があったことが主な要因です。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。