当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の我が国経済は、本年4-6月期においてプラス成長となるなど、緩やかな回復基調で推移しました。
住宅業界においては、住宅ローン金利に足下で固定金利の上昇の動きが見られたものの引き続き低水準で推移しているほか、各種の住宅取得支援策の継続や雇用・所得環境の改善もあり、戸建分譲住宅の着工戸数は堅調に推移しましたが、一方で事業者間の競争は厳しさを増す状況が続いております。
このような状況の中で、当社グループにおいては、第二次中期経営計画(2019年(平成31年)3月期~2021年3月期)の基本方針である「コア事業(新築住宅)の強化による持続的な成長」と「ストックビジネス強化による事業拡大」に基づき、事業の拡大・強化に向けて取り組んでまいりました。
コア事業である新築住宅販売では、戦略的大型分譲地の販売促進、商品力の強化、原価低減等による利益改善に取り組んだほか、埼玉県進出に向けて分譲用地の仕入を進めました。また、中古住宅販売では、前期に引続き販売棟数拡大に向けた商品在庫の充実に取り組みました。
これらの取り組みにより、当四半期の新築住宅・中古住宅の受注棟数は、いずれも前年同期比で増加しましたが、引渡時期が下半期となる物件数の関係で、販売棟数は前年同期を下回る結果となりました。一方、利益改善に向けた取組の成果や販売費及び一般管理費が前年同期比で減少したことで、営業利益は前年同期比で増加しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は212億68百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は14億64百万円(前年同期比10.1%増)、経常利益は15億32百万円(前年同期比11.2%増)となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は、当社創業者の役員退任に伴う特別功労金の計上等により8億30百万円(前年同期比10.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
① 不動産販売
新築住宅販売では、「よつばの杜」(全211区画 茨城県つくば市)全4街区のうち残る2街区の販売を開始し新たなモデルハウスをオープンしたほか、「グランビートパーク上三川」(全141区画 栃木県上三川町)においても新たなモデルハウスで各種の体験イベントを行うなど、大型物件の販売促進に取り組みました。商品面では、引き続き、分譲地ごとにテーマを持たせて個性的な外観と統一感を両立した「街並みづくり」により他社との差別化を図ったほか、IoTを採用した住宅など新たな提案を行ってまいりました。また、埼玉県への営業エリアの拡大に向けては、来期からの業績寄与を目指し、分譲用地の仕入れと拠点の開設準備を進めました。なお、当社グループの新築住宅の累計販売棟数は、本年7月に1万5千棟を達成しております。
以上の取組により、新築住宅の受注棟数は、当四半期は当初計画に近づく356棟となり、上半期としても過去最高の685棟(前年同期比12棟増)となりましたが、引渡時期が下半期となる物件数の関係で、当第2四半期連結累計期間の販売棟数は637棟(前年同期比29棟減)となりました。一方、利益面では、原価低減の成果が刈取期を迎えたこと等が、利益改善に寄与しました。
中古住宅販売では、前期に引き続き、商品在庫の充実による販売棟数の拡大等に取り組んでまいりました。仕入面で競売における競合が激化する中、完成在庫数の水準を常時70棟とすることを目標として仕入の強化に努め、当四半期の受注は概ね堅調に推移しましたが、当第2四半期連結累計期間の販売棟数は72棟(前期比2棟減)となりました。一方、利益面では、利益率の高い物件の販売ができたことで増益となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における不動産販売の売上高は195億45百万円(前年同期比5.8%減)となり、セグメント利益は13億62百万円(前年同期比12.1%増)となりました。
② 建築材料販売
建築材料販売では、注文住宅等を含む木造住宅の着工戸数は昨年7月から前年同月を下回る状況が続き、一方、原材料の木材価格は、北米産丸太が5月以降値下がり傾向となり、年内の国内価格は弱含みで推移するとの予測も出ております。このような状況の中、当社グループでは、引続き、プレカット材以外の建材・住設機器の販売拡大に向けて取り組む中で、中小工務店向けの資材の販売拡大を図りました。この結果、当第2四半期連結累計期間における建築材料販売の売上高は15億95百万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は1億円(前年同期比33.9%増)となりました。
③ 不動産賃貸
不動産賃貸では、主要エリアである宇都宮市周辺のオフィスビル市場では、市内中心部への新規出店や移転の動きが見られた一方、長期間募集停止していた物件の募集再開等に伴う空室の増加も見られました。また、パーキング市場では近隣駐車場間の厳しい競合状況が続きました。このような状況の中、当社グループは、既存資産の稼働率向上と管理コストの低減に取り組んでまいりましたが、昨年末の空室率上昇の影響が残ったこと等により、当第2四半期連結累計期間における不動産賃貸の売上高は1億27百万円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は84百万円(前年同期比6.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における連結総資産は、新築住宅販売において、大規模分譲地の当期販売分の販売が進む一方、以後の在庫状況をふまえ仕入を厳選して行なったことなどにより、たな卸資産が減少となったことで、前連結会計年度に比べ3億87百万円減少して468億93百万円となりました。負債は、たな卸資産が減少となり、資金の借入れが抑えられたことなどにより、前連結会計年度末に比べ7億50百万円減少して269億74百万円となりました。なお、前期に引き続き、金利負担の縮減及び資金使途の弾力化を目的に借入金の一定部分について社債による調達への切り替えを行っております。
純資産は、前連結会計年度末に比べ3億63百万円増加して199億19百万円となりました。これは、株主配当金を支払った一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得があったことが主な要因です。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により資金が増加し、投資活動及び財務活動により資金が減少したことで、前連結会計年度末に比べ3億66百万円減少し、94億47百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は、次のとおりでありま
す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、7億8百万円(前年同期は13億78百万円の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払があった一方で、税金等調整前四半期純利益の獲得や、前記の通り、仕入の厳選によるたな卸資産の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、2億52百万円(前年同期は65百万円の減少)となりました。これは主に、社員用駐車場用地等の有形固定資産の取得や、住宅瑕疵担保保証金の差入の積増しがあったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、8億22百万円(前年同期は1億42百万円の減少)となりました。これは主に、株主配当金の支払があったほか、たな卸資産の減少に伴い短期借入金が減少したことによるものです。なお、前記の通り、借入金の一定部分について社債による調達への切替えを行っております。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、研究開発費として特に計上すべき金額はありません。