文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調を続けています。
個人消費は、平成29年1月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済で前月比0.5%増となり、4カ月ぶりに増加に転じました。しかし、均してみれば緩やかな減少基調にあり、需要側からみた個人消費は幾分弱い状況となっています。設備投資については、持ち直しの動きが見られます。法人統計季報で見ると、平成28年7-9月期に前期比0.1%減となった後、10-12月期においては、企業収益の増益基調を背景に前期比3.5%増となる等、持ち直しの動きが見られます。輸出においては、米国及びEU向けが横ばいで推移しているものの、アジア向けが増加基調にあるため、全体としては持ち直しの動きとなっています。
当社が属する不動産業界においては、先行指標となる新設住宅着工戸数の季節調整済み年率換算値が、平成29年1月に前月比8.4%増の100.1万戸となったものの、10月以降は3ヶ月連続で前月比マイナスが続く等、弱含みでの推移が続いていました。また、首都圏におけるマンション販売については、平成28年12月は初月契約率が好不況の分かれ目となる70%を上回る水準となったものの、6月以降は70%を下回る水準が続く等、弱含みでの推移となっています。
このような状況の中、当社は、事業として新規物件の取得や保有物件の売却を進めてまいりました。この結果、売上高は8,915百万円(前年同四半期比29.1%増)、営業利益489百万円(同10.7%増)、経常利益215百万円(同12.2%増)、四半期純利益220百万円(同5.4%増)となりました。
当第3四半期累計期間におけるセグメントの業績は、次のとおりであります。
(分譲開発事業)
分譲開発事業は、自社物件としてエストゥ マーレ門前仲町(東京都江東区)やレゾンブリエ新中野(東京都中野区)、ヴォーガコルテ高井戸(東京都杉並区)等、5物件の販売を実施いたしました。この結果、売上高は1,718百万円(前年同四半期比34.3%増)を計上したものの、販売費用の負担増加からセグメント利益は145百万円(同8.4%減)となりました。
(賃貸開発事業)
賃貸開発事業では、首都圏を中心に用地取得から小規模賃貸マンションの建築・販売を行っており、当第3四半期累計期間においては10物件を取得しております。同累計期間においては、旭丘プロジェクト、押上プロジェクト、業平プロジェクトの3プロジェクトを売却いたしました。この結果、売上高は1,198百万円(同126.5%増)、セグメント利益は301百万円(同160.5%増)となりました。
(バリューアップ事業)
バリューアップ事業では、中古の収益ビルをバリューアップした上で売却しており、北品川2プロジェクト、高田3プロジェクト、日本橋中州プロジェクト、弦巻2プロジェクト及び高田馬場2プロジェクト等、15棟の収益ビルを売却いたしました。この結果、売上高は5,932百万円(同21.9%増)、セグメント利益としては660百万円(同8.1%増)となりました。
(その他)
その他では、固定資産として保有している2物件の賃料収入と仲介手数料を計上しております。売上高は66百万円(同71.4%減)、セグメント利益として19百万円(同80.7%減)となりました。なお、前年同期の業績に寄与しておりました3物件については、平成27年11月30日付及び平成28年8月31日付で各1物件を売却しているため、前年同期比での減額率が大きくなっております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末から552百万円増加し、12,778百万円となりました。負債については、前事業年度末から318百万円増加し、10,791百万円となりました。また、純資産については、前事業年度末から234百万円増加し、1,987百万円となりました。前事業年度末からの主な変動要因は、以下のとおりであります。
資産については、固定資産の1物件を売却したこと等により、有形固定資産が1,018百万円減少したものの、新規物件の取得に伴い、販売用不動産と仕掛販売用不動産が合わせて1,398百万円増加したことによるものであります。負債の増加の主な要因については、新規物件の取得に伴って借入金が383百万円増加したことによるものであります。また、純資産の増加の主な要因としては、四半期純利益を220百万円計上したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主な設備
当第3四半期累計期間において、以下の賃貸用不動産を譲渡しております。
事業所名 箱崎プロジェクト
所在地 東京都中央区
セグメントの名称 その他
設備の内容 賃貸用不動産