当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社企業グループが判断したものであります。
① 経営成績
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、一部の企業の業況判断や生産に改善の動きがみられたものの、新型コロナウイルス感染症の影響下、依然として予断を許さない厳しい状況にあります。
当社企業グループの属する不動産業界におきましては、首都圏における新築分譲マンションの2020年(1月~12月)の発売戸数は、春の緊急事態宣言で各社が営業を一時自粛したことが響き、前年比12.8%減の27,228戸と1992年以来28年ぶりに3万戸を下回りました。一方、首都圏での年間平均価格は、都心23区のシェアが増加したことにより、前年比1.7%増の6,084万円と2年連続で上昇し、1990年の6,123万円に次ぐ過去2番目の高水準となっております。また、初月契約率の平均は、66.0%と好不調の目安とされる70%を5年連続で下回りましたが、平均価格が高水準で続いている中にあっても、前年比では3.4ポイント改善しております(㈱不動産経済研究所調査)。
このような事業環境の下、当社企業グループといたしましては、分譲マンション事業において、①新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として広がったテレワーク(在宅勤務)に代表されるような生活様式の変化や、②コンパクトシティ化の流れの中で、より利便性の高い地域への住み替えニーズ等に即応する形で、様々なお客様ニーズに上手く合致する商品をご納得いただける価格でご提供することが最大の課題であると認識しており、以下の施策を継続して実施しております。
分譲マンションの立地面では、当社の強みである全国に展開する拠点ポートフォリオを最大限活かし、地方中核都市の利便性の高い場所での開発をはじめとして、地域ごとにお客様の「ニーズ・価格吸収力・追随性」を見極めながら需要の見込める場所を求めて、開発実績のある地域に加え、各拠点の周辺都市にも新たな需要の掘り起こしを推し進めております。
商品企画面では、近年の家族構成の少人数化はもとより、新型コロナウイルス感染症対策によって加速化されつつある暮らし方・住まい方のより一層の多様化に対応した間取り・仕様の導入等、物件ごとにその地域性・立地等を念頭に置き一つ一つ手作りすることで、お客様に選ばれる商品を企画し、ご提案することに注力しております。
販売価格面では、事業用地仕入れ時より建設会社との情報交換を積極的に行うことにより、構造面を中心に安心・安全を最優先にした上で極力原価を抑え、お客様の手に届く範囲の価格設定を行うことに注力しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績におきましては、売上高は18,328百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益728百万円(同44.4%減)、経常利益499百万円(同56.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益324百万円(同59.0%減)となりました。
当社ではお客様への物件引渡しを基準に売上計上を行っております関係上、四半期ごとの業績は大きく変動する傾向にあります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
不動産販売事業におきましては、当第3四半期連結会計期間において、「クレアホームズ グラン岩崎 ザ・プレミアム(愛媛県松山市)」、「クレアホームズ南常三島 ザ・レジデンス(徳島県徳島市)」、「クレアホームズ喜多見(東京都狛江市)」、「クレアホームズ南仙台駅前(宮城県仙台市太白区)」、「クレアホームズ祇園 ザ・レジデンス(広島県広島市安佐南区)」、「クレアホームズ糸島 ザ・レジデンス(福岡県糸島市)」、「シーンズ大手前(大阪府大阪市中央区)」、「クレアホームズ大川筋 ザ・レジデンス(高知県高知市)」の8物件が予定どおりに竣工・引渡しとなりました。これにより、当連結会計年度に竣工・引渡しを予定している12物件のうち、10物件が竣工・引渡しとなりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,835百万円(前年同期比4.8%増)、セグメント利益(営業利益)は993百万円(同37.4%減)となりました。
今後とも、全国に展開する各営業拠点において、その地域特性やお客様ニーズに即した事業用地の取得や商品企画を行うことにより、当社の「クレア」ブランドの浸透・向上に注力してまいります。
なお、次年度以降における事業用地の取得につきましては、順調に進捗しております。
ビル賃貸市場におきましては、テレワーク等の広がりにより、オフィスの集約や縮小移転の動きがみられたことから、首都圏(都心5区)の12月時点の平均空室率が4.49%と10ヶ月連続で上昇しております。また、賃料につきましても、既存ビルの平均賃料が5ヶ月連続で下落しており(三鬼商事㈱調査)、引き続き今後の動向について注視する必要があります。
このような環境下、既存テナントの確保と空室の早期解消を最重要課題と捉え、テナント企業のニーズを早期に把握し対応することでお客様満足度の向上に努めるとともに、当社所有ビルの立地優位性を活かした新規テナント獲得営業に注力しております。
なお、この度、賃貸コンパクトマンションのブランド「クレアグレイス」を立ち上げることといたしました。お客様の居住形態の変化に柔軟に対応するべく、当社の主力事業である新築分譲マンション事業に加え、賃貸マンション事業にも今後注力してまいる所存であります。オフィス賃貸が中心であった不動産賃貸事業に「クレアグレイス」を加えることにより、優良賃貸資産の積み上げを図ってまいります。その第1弾として「クレアグレイス荒田(鹿児島県鹿児島市)」が2021年2月に竣工し、3月より入居開始となります。
マンション管理事業におきましては、引き続き管理組合並びにご入居者様からのニーズに即応するべく、専門性の高いサービスの提供に努めてまいります。具体的には、共用部分及び専有部分の設備に関するリニューアル工事のご提案、災害発生時に備えたご入居者様同士のコミュニケーションツールのご提案等を行い、良好な居住空間及び管理組合運営の維持に注力しております。
ビル管理事業におきましては、引き続き新規の受注獲得営業に努めるとともに、原状復旧・入居工事や空調設備・受電設備改修等のスポット工事の受注に注力しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,469百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益(営業利益)は344百万円(同5.0%増)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ5,133百万円増加し29,942百万円となりました。これは、主に不動産販売事業関連で事業用地の仕入れ等が順調に進捗したことでたな卸資産が増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ4,896百万円増加し23,046百万円となりました。これは、主に不動産販売事業関連で事業用地の仕入れ等が順調に進捗したことに伴う借入金が増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ237百万円増加し6,895百万円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社企業グループにおける経営方針・経営戦略等及び対処すべき課題に重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社企業グループの従業員数に著しい変動はありません。
当第3四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい変動はありません。
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、以下のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。