当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、生産・輸出・設備投資に持ち直しの動きがあるものの、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、個人消費に弱さがみられる等、依然として厳しい状況にあります。今後のワクチン接種の促進等による状況改善が期待されるところであります。
当社グループの属する不動産業界におきましては、首都圏における新築分譲マンションの2021年上半期(1月~6月)の発売戸数が前年同期比77.3%増の1万3,277戸と3年ぶりに増加に転じました。これは、新型コロナウイルスの影響により各社が新規供給を絞った昨年の反動に加え、テレワーク(在宅勤務)の広がりにより郊外物件の需要が高まったことによる供給増が主な要因とされております。一方、首都圏の上半期における新築分譲マンション平均価格は6,414万円と前年同期比3.9%減と9年ぶりに下落となりましたが、これは、郊外物件の供給戸数割合が増え、全体の水準を押し下げたことによるものであります。また、初月契約率の平均が前年同期比4.2ポイント増の72.5%となり、好調の目安とされる70%を上半期としては6年ぶりに上回る結果となりました(㈱不動産経済研究所調査)。
このような事業環境の下、当社グループといたしましては、分譲マンション事業において、従来から供給実績のある地域でのファミリータイプマンションの供給に加え、①供給実績のない地方都市圏への進出・展開と、②少子高齢化、シングル・ディンクス世帯の増加という時代背景の中で、小人数世帯向けのコンパクトなマンションの開発という2点に注力しております。特に当社は、全国的な高齢化の進展と地方自治体のコンパクトシティ化の流れを主因とした「地域郊外から中心部への住み替えニーズ」をサポートするべく地方都市圏での展開を推進しており、当連結会計年度には岩手県盛岡市・富山県富山市・長崎県長崎市・大分県大分市の各市、翌連結会計年度には長野県上田市・栃木県宇都宮市・香川県高松市の各市へ初進出(竣工・引渡しベース)の予定であります。また、コンパクトタイプの分譲マンションにつきましても、少子化・世帯構成人数の減少による実需向けの商品企画を首都圏・関西圏をはじめ、地方大都市圏においても取り組みを開始しております。
また、不動産賃貸・管理事業においては、賃貸コンパクトマンションの新ブランド「クレアグレイス」を立ち上げております。この「クレアグレイス」は、首都圏をはじめとする大都市圏ばかりではなく、当社が推進する地方中核都市の利便性の高い場所における開発等、各地域における隠れた需要の掘り起こしに注力する等、特徴ある展開を目論んでいるところであり、鹿児島県鹿児島市の第1弾となる「クレアグレイス荒田(36戸)」は2021年3月に入居開始をしておりますが、他に4物件の土地を取得済みであり、2025年度までに約300戸の賃貸マンションの供給を計画しております。
既に保有済みのオフィスビルの賃貸事業に加え、安定収益の確保に資する事業として、賃貸マンション事業にも今後継続的に取り組んでまいります。
当第1四半期連結累計期間の業績におきましては、売上高は3,748百万円(前年同期比2.8%減)、営業損失305百万円(前年同期は営業利益13百万円)、経常損失369百万円(前年同期は経常損失44百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失264百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失49百万円)と予定どおりの進捗となりました。
なお、当社ではお客様への物件引渡しを基準に売上計上を行っております関係上、物件の竣工時期により、四半期ごとの業績は大きく変動する傾向にあります。
また、2021年6月25日に発表いたしました株式会社九電工との資本業務提携の締結に関しましては、同年8月3日に同社への第三者割当増資が完了し、同社が当社の筆頭株主(議決権比率20%)となりました。今後、当社は同社の持分法適用会社として同社とのシナジーを発揮しながら、再開発・大規模開発案件等に注力し、両社の企業価値向上に取り組んでまいります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(不動産販売事業)
不動産販売事業におきましては、当連結会計年度に14物件の竣工・引渡しを予定しておりますが、当第1四半期連結累計期間においては「クレアホームズ朝霞本町(埼玉県朝霞市)」及び「クレアホームズ鷹匠公園前ザ・プレミアム(高知県高知市)」の2物件が予定どおりに竣工・引渡しとなりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,894百万円(前年同期比4.9%減)、セグメント損失(営業損失)は143百万円(前年同期はセグメント利益(営業利益)81百万円)となりました。
今後とも、全国に展開する各営業拠点において、地域特性や様々なお客様ニーズに合致した用地取得や商品企画を行うことにより、当社の「クレア」ブランドの価値を高めてまいります。
なお、次年度以降における物件の用地取得につきましては、順調に進捗しております。
(不動産賃貸・管理事業)
ビル賃貸市場におきましては、テレワーク等の広がりにより、オフィスの集約や縮小移転の動きが依然として続いており、首都圏(都心5区)の6月時点での平均空室率が6.19%となり、16ヶ月連続で上昇しております。また、賃料につきましても既存ビルの平均賃料が11ヶ月連続で下落しており(三鬼商事㈱調査)、引き続き今後の動向について注視が必要であります。
このような環境下、既存テナントの確保と空室の早期解消を最重要課題と捉え、テナント企業のニーズを早期に把握し対応することでお客様満足度の向上に努めるとともに、当社所有ビルの立地優位性を活かした新規テナント獲得営業に注力しております。
また、賃貸コンパクトマンションブランド「クレアグレイス」につきましては、当連結会計年度に2物件の竣工を予定しております。
マンション管理事業におきましては、引き続き管理組合並びにご入居者様からのニーズに即応するべく、専門性の高いサービスの提供に努めてまいります。具体的には、共用部分及び専有部分の設備に関するリニューアル工事のご提案、災害発生時におけるご入居者様同士のコミュニケーションツールのご提案等を行い、良好な居住空間及び管理組合運営の維持向上に注力しております。
ビル管理事業におきましては、引き続き新規の受注獲得営業に努めるとともに、原状復旧・入居工事や空調設備・受電設備改修等のスポット工事の受注に注力しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は844百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益(営業利益)は104百万円(同16.5%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ791百万円増加し28,909百万円となりました。これは、主に賃貸マンション事業関連で事業用地の仕入れ等が順調に進捗したことで固定資産が増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,156百万円増加し22,113百万円となりました。これは、主に不動産販売事業関連及び賃貸マンション事業関連で借入金が781百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ364百万円減少し6,796百万円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことと配当金の支払いを行ったことによるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループにおける経営方針・経営戦略等及び対処すべき課題に重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい変動はありません。
当第1四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい変動はありません。
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、以下のとおりであります。
(資本業務提携契約の締結及び第三者割当による普通株式の発行)
当社は、2021年6月25日開催の取締役会において、株式会社九電工(以下、「九電工」といいます。)との間で資本業務提携に関する契約(以下、「本資本業務提携契約」といいます。)を締結し、これに基づき、九電工を割当先として、当社の普通株式を第三者割当の方法により発行を行うことを決議し、同日付で本資本業務提携契約を締結いたしました。
なお、詳細につきましては、「注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。