当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあります。9月30日をもって緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が全て解除となりましたが、今後の状況改善が期待されるところであります。
当社グループの属する不動産業界におきましては、首都圏における新築分譲マンションの2021年度上半期(4~9月)の発売戸数が前年同期比44.7%増の12,809戸となりました。これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業自粛で大幅な供給減となった昨年度の反動に加え、テレワーク(在宅勤務)の広がりにより住環境の改善を望むファミリー層を中心に需要が回復したことが主な要因とされております。新築分譲マンションの首都圏での平均価格は前年同期比10.1%増の6,702万円と年度上半期では過去最高となりました。これは、都心の1億円を超えるマンションの販売が好調であったことが主な要因とされております。また、初月契約率の平均は70.6%と好調の目安とされる70%を年度上半期では2期連続で上回る結果となりました(㈱不動産経済研究所調査)。
このような事業環境の下、当社グループといたしましては、分譲マンション事業において、これまで供給実績のある地域でのファミリータイプのマンション供給に加え、①供給実績のない地方都市圏への進出を図ることによる新たな需要の掘り起こしと、②少子高齢化に伴うシルバー・シングル・DINKs世帯の増加という時代背景の中で、少人数世帯向けのコンパクトなマンションの開発という2点に注力しております。特に当社は、全国的な高齢化の進展とコンパクトシティ化の流れを主因とした「各地域の郊外から、利便性の高い中心部への住み替えニーズ」に応えるべく地方都市圏での展開を推進しており、当連結会計年度には岩手県盛岡市・富山県富山市・長崎県長崎市・大分県大分市の各市、翌連結会計年度には長野県上田市・栃木県宇都宮市・香川県高松市の各市へ初進出(竣工・引渡しベース)の予定であります。また、コンパクトタイプの分譲マンションにつきましても実需向けの商品企画を首都圏・関西圏をはじめ、地方大都市圏においても取り組みを開始しており、当連結会計年度に東京都台東区・宮城県仙台市、翌連結会計年度に大阪府大阪市・愛媛県松山市の計4物件の竣工・引渡しを予定しております。
また、不動産賃貸・管理事業におきましては、賃貸コンパクトマンションの新ブランド「クレアグレイス」を立ち上げております。この「クレアグレイス」は、首都圏をはじめとする大都市圏ばかりではなく、当社が推進する地方中核都市の利便性の高い場所における開発等、特徴ある展開を目論んでおり、第1弾となる「クレアグレイス荒田(鹿児島県鹿児島市、36戸、2021年2月竣工済み)」をはじめとし、他に5物件の土地を取得済みであります。収益の安定化に資する事業として、既存のオフィスビルの賃貸事業やオフィス・マンションの管理事業に加え、賃貸マンション事業にも注力してまいります。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績におきましては、売上高は9,255百万円(前年同期比72.3%増)、営業損失は376百万円(前年同期は営業損失608百万円)、経常損失は509百万円(前年同期は経常損失755百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は362百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失560百万円)となりました。なお、今年度当初に発表しております第2四半期連結累計期間の業績予想対比では、売上高、各損益の全てにおいて予想を上回る結果となりました。これは、お客様との売買契約が計画より早く好調に進捗したこと及び経費が抑制できたこと等によるものであります。
なお、当社ではお客様への物件引渡しを基準に売上計上を行っております関係上、四半期ごとの業績は物件の竣工時期により大きく変動する傾向にあります。
また、先般締結いたしました株式会社九電工との資本業務提携契約に関しましては、両社で取り組みを開始したところであり、再開発・大規模開発案件等への協力と参画、省エネルギー・エコ対策等を通じて、シナジーを発揮しながら、両社の企業価値向上に取り組んでまいります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
不動産販売事業におきましては、当連結会計年度における分譲マンションの竣工・引渡しは、地方の物件を中心に14物件(このうち10物件は下期の引渡し)を予定しており、当第2四半期連結累計期間においては、第1四半期連結会計期間中の「クレアホームズ朝霞本町(埼玉県朝霞市)」、「クレアホームズ鷹匠公園前ザ・プレミアム(高知県高知市)」に加え、第2四半期連結会計期間中の「クレアホームズ道後緑台ザ・レジデンス(愛媛県松山市)」、「クレアホームズ フラン仙台五橋(宮城県仙台市青葉区)」の計4物件が予定どおりに竣工・引渡しとなりました(前年同期は2物件の竣工・引渡し)。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,492百万円(前年同期比102.5%増)、セグメント損失(営業損失)は62百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)459百万円)となりました。
今後とも、全国に展開する各営業拠点において、地域特性や様々なお客様ニーズに合致した用地取得や商品企画を行うことにより、当社ブランドの価値を高めてまいります。
ビル賃貸市場におきましては、テレワークの広がり等により、オフィスの集約や縮小移転の動きが止まらず、首都圏(都心5区)の9月時点での平均空室率が6.43%となり、19ヶ月連続で上昇しております。また、賃料につきましても既存ビルの平均賃料が14ヶ月連続で下落しており(三鬼商事㈱調査)、引き続き今後の動向について注視が必要であります。
このような環境下、既存テナントの確保と空室の早期解消を最重要課題と捉え、テナント企業のニーズを早期に把握し対応することでお客様満足度の向上に努めるとともに、当社所有ビルの立地優位性を活かした新規テナント獲得営業に注力しております。
また、賃貸コンパクトマンションブランド「クレアグレイス」につきましては、当連結会計年度に2物件の竣工を予定しております。
マンション管理事業におきましては、引き続き管理組合並びにご入居者様からのニーズに即応するべく、専門性の高いサービスの提供に努めてまいります。具体的には、共用部分及び専有部分の設備に関するリニューアル工事のご提案、災害発生時におけるご入居者様同士のコミュニケーションツールのご提案等を行い、良好な居住空間及び管理組合運営の維持向上のサポートに注力しております。
ビル管理事業におきましては、引き続き新規の受注獲得営業に努めるとともに、原状復旧・入居工事や空調設備・受電設備改修等のスポット工事の受注に注力しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,749百万円(前年同期比5.7%増)、セグメント利益(営業利益)は233百万円(同5.3%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ675百万円増加し28,793百万円となりました。これは、主に不動産販売事業において計画どおり順調に引渡しが進捗し棚卸資産が減少した一方で、賃貸用住居の建設計画に伴う固定資産が増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ450百万円増加し21,406百万円となりました。これは、主に不動産販売事業における契約の進捗により不動産事業受入金が増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ225百万円増加し7,386百万円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失を計上した一方で、第三者割当増資により資本金及び資本剰余金がそれぞれ344百万円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べて376百万円増加し、1,675百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に不動産販売事業における棚卸資産の減少による収入があった結果獲得した資金は107百万円(前年同期は6,209百万円の使用)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に賃貸用住居の建設計画に伴う支出があった結果使用した資金は377百万円(前年同期は228百万円の使用)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に第三者割当増資により株式の発行による収入があった結果獲得した資金は646百万円(前年同期は6,503百万円の獲得)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループにおける経営方針・経営戦略等及び対処すべき課題に重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい変動はありません。
当第2四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい変動はありません。
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、以下のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。