当社は、テナントリーシングの強化及びコスト管理の徹底などにより、当第2四半期累計期間において営業利益104,977千円及び経常利益63,002千円を計上いたしましたが、減損損失48,440千円の計上により税引前四半期純利益は14,562千円、四半期純利益は14,440千円と利益計上するに至りました。
しかしながら、総資産に対する有利子負債割合は高く、資金繰りに十分な余力があるわけではありません。
このような状況により、当社は継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。
当該事象を改善するための対応策等については、「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用環境は引き続き改善傾向にあるものの、個人消費は依然弱含みで推移し、景気回復には力強さに欠ける展開となりました。
不動産業界におきましては、大都市圏における地価上昇や賃貸市場におけるオフィスや商業施設の空室率の改善傾向が見られ、不動産取引は緩やかな上昇傾向にあります。
このような状況のもと、当社は開発・販売事業として宅地開発2物件の販売活動ならびに賃貸・管理事業として商業施設等6物件の事業活動をいたしました。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高861,277千円(前年同期比11.2%増)、営業利益104,977千円(前年同期比17.4%増)、経常利益63,002千円(前年同期比211.6%増)、四半期純利益14,440千円(前年同期比23.1%減)となりました。
セグメント別実績は、次のとおりとなります。
① 開発・販売事業
開発・販売事業は、神奈川県横須賀市(1物件)及び愛知県名古屋市(1物件)の宅地及び建売販売を行い、宅地10区画を引渡しました。
この結果、売上高は145,144千円(前年同期比349.6%増)となり、セグメント利益は874千円(前年同期は1,172千円の損失)となりました。
② 賃貸・管理事業
賃貸・管理事業は、北海道内(3物件)、神奈川県横浜市(1物件)及び石川県河北郡(1物件)の商業施設、ならびに秋田県秋田市(1物件)の土地など、合計6物件の賃貸及び運営管理を行いました。なお、秋田県秋田市の土地については、今年6月に売却しております。この結果、売上高は716,132千円(前年同期比3.5%減)となり、セグメント利益は179,215千円(前年同期比0.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期会計期間末における総資産につきましては、前事業年度末に対し149,299千円減少の10,191,589千円となりました。これは主に現金及び預金の増加241,146千円、ならびに販売用不動産の減少135,421千円及び有形固定資産の減少273,826千円によるものであります。
負債合計は前事業年度末に対し163,740千円減少の9,222,037千円となりました。これは主に借入金の減少によるものであります。
純資産合計は14,440千円増加の969,552千円となりました。これは利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に対して241,146千円増加の430,160千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は185,774千円(前年同期は177,220千円の獲得)となりました。これは主にたな卸資産の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は141,954千円(前年同期は839千円の使用)となりました。これは有形固定資産の売却によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は86,581千円(前年同期は155,208千円の使用)となりました。これは主に借入金の返済によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社は、「1事業等のリスク」に記載の重要事象等を解消するため、キャッシュ・フローを重視した経営改善を目指すとともに、長期的な資金の一層の安定化に向けて事業活動を行ってまいります。
今後の事業活動におきましては、以下の対応を進めてまいります。
① 収益基盤の確立
(賃貸・管理事業)
賃貸・管理事業については、テナントリーシングを強化することで、既存テナントの退去防止、新規テナントの確保及びコスト管理の徹底により、収益基盤を強化・拡充してまいります。
(開発・販売事業)
開発・販売事業については、「宅地販売」のみならず建物を付加した「建売販売」を強化し、さらに、個人向けだけではなく法人向け販売も実施することで、販路拡大ならびに収益向上を図ってまいります。
② 財務体質の健全化
①の施策により売上高の拡大とコストダウンの徹底を図ります。
加えて、借入先に対しては適時に当社の経営成績及び財政状態を報告し、理解を得ることによって良好な関係を築き、資金調達や資金繰りの一層の長期安定化に努めてまいります。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。