第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

    当第1四半期におけるわが国経済は、企業収益や雇用等の改善傾向が続き、緩やかな景気回復基調のなか、英国
   のEU離脱問題などによる株式相場や為替相場の不安定な動きを背景に、景気の先行きは不透明な状況が続いて
   おります。 
    このような状況のなか、当社グループは、運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり、積極
   的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりました。

この結果、当第1四半期の営業収益は12,047,302千円(前年同期比2.0%増)、営業利益は1,057,324千円(同0.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は694,215千円(同6.6%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

①運輸業

鉄道事業では、会社創立90周年事業の一環として、4月23日から新型特急列車「富士山ビュー特急」の運行を開始しました。3両編成のうち、1号車(特別車両)はアテンダントによるウェルカムドリンクの提供や、土休日には特製スイーツが楽しめる「スイーツプラン」を設定し、好評を博しました。
 また、河口湖畔にある天上山公園カチカチ山ロープウェイでは、外国人観光客の利用が増加しました。
 乗合バス事業では、富士五湖周遊の利便性を高めるために「鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス」を4月29日から運行を開始しました。また、富士芝桜まつりを訪れる個人や小グループの外国人観光客による会場と河口湖駅を結ぶ「芝桜ライナー」の利用が大幅に増加しました。
 高速バス事業では、4月4日に新宿南口交通ターミナル(愛称:バスタ新宿)に乗り入れ開始しました。4月15日には、富士山・富士五湖地域と飛騨高山地域を結ぶ広域観光への需要に対応するため、「富士山・富士急ハイランド~飛騨高山線」の運行を開始しました。また、5月9日には東京駅から中央道経由の富士五湖線をジェイアールバス関東株式会社と共同で運行し、利便性向上を図りました。
 貸切バス事業では、安全コストを運賃に転嫁した新運賃制度により日車単価は向上しましたが稼働率は低下いたしました。
 ハイヤー・タクシー事業においては、グループ3社で新型AVMシステム(配車システム)を供用開始し、配車効率の向上に取り組みました。

以上の結果、ハイヤー・タクシーなどの各事業を含めた運輸業全体では、営業収益は4,582,808千円(前年同期比3.2%増)となり、営業利益は643,641千円(同2.0%減)となりました。

 

 

 

 鉄道営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第1四半期連結累計期間

(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

91

営業粁

26.6

客車走行粁

千粁

523

1.6

輸送人員

定期外

千人

582

12.8

定期

390

△1.5

972

6.6

旅客運輸収入

定期外

千円

402,174

19.1

定期

74,505

△0.7

476,680

15.5

運輸雑収

42,711

39.1

運輸収入合計

519,391

17.2

 

 

 バス営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第1四半期連結累計期間

(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

91

営業粁

465

7.0

走行粁

千粁

581

4.6

旅客運輸収入

千円

178,251

0.2

運輸雑収

343,705

8.7

運輸収入合計

521,957

5.7

 

 

 業種別営業成績

種別

当第1四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

鉄道事業

565,280

17.2

バス事業

3,286,801

△0.5

索道事業

115,316

56.0

ハイヤー・タクシー事業

423,487

2.8

船舶運送事業

191,921

14.5

営業収益計

4,582,808

3.2

 

 

 

②不動産業

不動産販売事業では、富士急山中湖別荘地で大人の趣味・嗜好を追求できる「コンセプト・ヴィラ」シリーズをはじめ、多様な別荘ニーズに対応する別荘商品を企画するとともに、春の大型連休より販売キャンペーンを実施し広く販促に努めました。
 また、別荘地情報Webサイトや、情報誌「フジヤマスタイル」により別荘地周辺の情報発信を強化するなど積極的な販売活動を展開し、話題醸成と顧客開拓に努めました。
 山中湖畔および十里木高原の両別荘地においては、オーナー向けイベントとしてサロンコンサート、ホタル観察会など各種イベントを開催しCS向上を図りました。
 不動産賃貸事業につきましては、施設改修などを行い、安定的な収益の確保に努めました。
 以上の結果、不動産業全体の営業収益は686,444千円(前年同期比5.2%減)、営業利益は160,129千円(同11.6%減)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第1四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

売買・仲介斡旋事業

4,562

△87.9

賃貸事業

534,211

6.4

別荘地管理事業

147,670

△19.9

営業収益計

686,444

△5.2

 

 

③レジャー・サービス業

遊園地事業では、「富士急ハイランド」において総回転数世界一コースター「ええじゃないか」搭乗者600万人達成やファミリー向けのイベントを実施し話題性の醸成に努めました。
 富士南麓の遊園地「Grinpa」では、本年も4月から5月にかけて21万本のチューリップの祭典「富士の裾野 天空のチューリップまつり2016」を開催し、国内外のお客様に好評を博しました。
 「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」では、新たにゴールデンウィーク期間のイルミネーションを実施する等各種イベントによる集客アップに努めました。
 ホテル事業では、開業30周年を迎えた「ハイランドリゾート ホテル&スパ」で“富士山に相応しい世界水準のリゾート”へと進化するため、ホテルロゴを刷新するとともに、昨年リニューアルした10階・11階客室「グランド・エグゼクティブ・フロア」に引き続き、フロント・ロビー及びメインバンケットをリニューアルし、非日常感と上質なくつろぎを演出するリゾート空間として生まれ変わりました。
 キャンプブランド「PICA」で展開するアウトドア事業は、自然のなかで魅力的なアウトドアスタイルを提案する施設作りやイベントを開催し話題を集め、また、昨今の「グランピング」ブームも追い風となり、各施設とも好調に推移しました。
 富士本栖湖リゾートの「2016 富士芝桜まつり」(4/16~5/29開催)は9年目を迎えた本年も、国内外から大勢のお客様にご来場いただきました。
 昨秋山梨県忍野村(おしのむら)にオープンした「忍野 しのびの里」は、メディアにも取り上げられたことで知名度が向上し、国内外のお客様にご来園いただいております。

以上の結果、ゴールデンウィークの荒天の影響を受けつつも、レジャー・サービス業全体の営業収益は6,032,319千円(前年同期比2.7%増)となり、営業利益は299,739千円(同29.8%増)となりました。

 

 

 業種別営業成績

種別

当第1四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

遊園地事業

2,886,459

3.7

ホテル事業

1,059,084

△2.8

ゴルフ・スキー事業

293,996

△2.3

アウトドア事業

280,405

16.2

飲食物販事業

539,294

5.8

その他

973,079

2.5

営業収益計

6,032,319

2.7

 

 

④その他

製造販売業では、株式会社レゾナント・システムズにおいて、システム販売が好調に推移、また富士ミネラルウォーター株式会社では、4月から新工場の稼働を開始し、非常用5年保存水の買換え需要も高まり堅調に推移しました。
 一方、富士急建設株式会社では官庁工事及び民間工事ともに受注が減少しました。
 以上の結果、その他の事業全体の営業収益は1,444,502千円(前年同期比1.5%増)となり、37,093千円の営業損失(前年同期は9,138千円の営業損失)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第1四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年6月30日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

百貨店業

221,785

3.2

建設業

259,316

△25.0

製造販売業

484,059

6.5

情報処理サービス業

219,785

36.3

その他

259,554

5.3

営業収益計

1,444,502

1.5

 

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、固定資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて607,190千円増加し、95,466,497千円となりました。

負債は、借入金の増加などにより、前連結会計年度末に比べて634,268千円増加し、72,863,783千円となりました。なお、借入金は長短合計で1,662,328千円増加しております。

純資産合計は、利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度末に比べて27,077千円減少し、22,602,714千円となりました。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。 

会社名

設備の内容

セグメント
の名称

投資額
(千円)

完成年月


提出会社

 

新型特急「富士山ビュー特急」

運輸業

470,699

平成28年4月


ハイランドリゾートホテル&スパ1階ロビー改修

レジャー・サービス業

264,345

平成28年4月