第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

  当第3四半期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や訪日外国人数の拡大傾向が続き緩やかな回復基調で推移したものの、新興国経済の減速や英国のEU離脱問題、米国経済の動向など、世界経済の不確実性の高まりにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 このような状況のなか、当社グループは、運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり、積極的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりましたが、最盛期の夏季シーズンにおいて台風や長雨による天候不順により業績への影響を大きく受けました。
 この結果、当第3四半期の営業収益は38,799,189千円(前年同期比2.6%減)、営業利益は4,374,406千円(同12.1%減)となりましたが、前年は特別損失に、ゴルフパークバンディ閉鎖に伴う減損損失の計上があったため、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,653,770千円(同15.1%増)となりました。
 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。
 

①運輸業

鉄道事業、バス事業とも引き続き増加する外国人観光客へのサービス充実や、富士五湖エリアへの送客強化に努めました。
 鉄道事業では、毎週金曜日に新宿から河口湖駅を直通で結ぶ快速「富士山」号を冬季(12月~2月)期間においても運転し、外国人を中心とする観光客の利便性向上を図るとともに、各種イベントの開催にあわせてJR中央線直通の臨時列車を運行し、輸送力の強化に努めました。さらに鉄道ファンや沿線のお客様を対象としたイベント「富士急電車まつり」を開催しました。
 索道事業では、引き続き河口湖畔にある天上山公園カチカチ山ロープウェイと河口湖遊覧船、周遊バスのセット券が外国人観光客に好評を博し、増収に寄与しております。
 乗合バス事業では、「道の駅つる」の開業に伴い、道の駅や周辺の観光施設をめぐる新規路線を運行しました。また、外国人観光客の利用が増加し、富士五湖をめぐる「河口湖・西湖周遊バス」や「世界遺産ループバス」が好調に推移しました。
 高速バス事業では、「渋谷・二子玉川駅~河口湖駅・富士山駅線」の増便や「富士山・富士急ハイランド~飛騨高山線」の割引キャンペーンの実施により富士五湖エリアへの集客を強化したほか、利用者の利便向上のため、東京都内から富士五湖までの高速バスで無料Wi-Fiサービスを開始しました。
 貸切バス事業は、積極的に大口輸送の受注に取り組み、昨年に引き続きFIFAクラブワールドカップジャパン2016の輸送を受注しました。
 タクシー事業では、観光客向けにワゴンタイプのハイブリッド車両を導入し、お客様の利用拡大と燃費改善に努めました。

 

以上の結果、営業収益は14,237,473千円(前年同期比2.1%増)となり、営業利益は1,909,862千円(同11.3%減)となりました。

 

 鉄道営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

営業粁

26.6

客車走行粁

千粁

1,560

1.3

輸送人員

定期外

千人

1,707

5.1

定期

1,083

△2.1

2,790

2.2

旅客運輸収入

定期外

千円

1,140,800

7.3

定期

207,733

△0.7

1,348,533

6.0

運輸雑収

130,548

26.1

運輸収入合計

1,479,082

7.5

 

 

 バス営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

営業粁

465

走行粁

千粁

1,803

2.3

旅客運輸収入

千円

582,123

1.1

運輸雑収

1,031,365

9.4

運輸収入合計

1,613,488

6.2

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

鉄道事業

1,603,068

7.7

バス事業

10,310,965

0.5

索道事業

338,785

21.8

ハイヤー・タクシー事業

1,344,383

1.3

船舶運送事業

640,270

7.7

営業収益計

14,237,473

2.1

 

 

 

②不動産業

不動産販売事業では、人気の高い北欧デザインを取り入れた新築建売商品「ScanDホーム」を建築、見学会などを開催し、当該新築建売商品を基軸とした販売促進を行うとともに、富士山麓ライフスタイル・マガジン「フジヤマスタイル」を作成し、首都圏から富士北麓を繋ぐ高速バス車内等へ備置し、お客様への訴求効果を高めました。
 別荘地管理事業では、別荘オーナーを対象に、秋季にオーナーズバスを運行(9/1~11/30)し別荘利用の利便性を高めるとともに、各種イベントを開催し別荘オーナーのCS向上に努めました。
 不動産賃貸事業では、平成28年1月に賃貸を開始した東京都内の賃貸店舗が増収に寄与するとともに、賃貸施設の改修などを行い、安定的な収益の確保に努めました。
 以上の結果、不動産業全体の営業収益は2,116,141千円(前年同期比2.3%増)となり、営業利益は497,981千円(同1.3%増)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

売買・仲介斡旋事業

104,939

3.5

賃貸事業

1,551,742

5.2

別荘地管理事業

459,458

△6.6

営業収益計

2,116,141

2.3

 

 

③レジャー・サービス業

遊園地事業では、「富士急ハイランド」において7月に操縦回転系絶叫アトラクション「テンテコマイ」をオープンするとともに、人気アトラクション「富士飛行社」をリニューアルし、集客に努めました。隣接するテーマパーク「リサとガスパール タウン」でも体験工房「リサとガスパールのアトリエ」、パリの街並みをイメージした憩いの広場「トワトモ広場」をオープンし、話題醸成を図りました。
 「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」では、7月にきりもみ旋回アトラクション「極楽パイロット」や大型アスレチックフィールド「ターザンマニア」を新設したほか、10月末から関東最大600万球のイルミネーションの祭典「さがみ湖イルミリオン」を開催し、輸送力を倍増したリフトとともに多くのお客様に好評頂いております。また、昨年好評を博した雪あそび広場「スノーパラダイス」が日本で最も早く11月に営業を開始し、話題醸成を図りました。
 富士南麓において、遊園地「Grinpa」では、7月に巨大水上アスレチック「カッパ大作戦」をオープンし、ファミリー客に好評を博しました。さらに、隣接するゴルフ場跡地を活用し、「キャンピカ富士ぐりんぱ」の拡充や広大な花畑「富士花めぐりの里」(7/23~10/10)を開催致しました。さらに水ヶ塚公園内に「森の駅 富士山」をリニューアルオープンし、幅広い層のお客様の取込みを図りました。スノータウン「Yeti」は10月にスキー場として18年連続で日本一早くオープンしました。
 ホテル事業では「ハイランドリゾート ホテル&スパ」や「富士山ステーションホテル」において海外を含めた個人客を取り込み堅調に推移しました。
 アウトドア事業「PICA」では、施設を新設し拡充を図るとともに「グランピング」ブーム効果もあり、好調に推移しました。
 9年目を迎えた富士本栖湖リゾートの「2016 富士芝桜まつり」(4/16~5/29開催)は国内外から大勢のお客様にご来場いただき、過去最高の収益を達成することができました。
 以上の結果、夏季シーズンの天候不順が影響したこともあり、レジャー・サービス業全体の営業収益は20,132,849千円(前年同期比1.2%減)となり、営業利益は1,969,662千円(同13.1%減)となりました。
 

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

遊園地事業

10,268,699

△3.3

ホテル事業

3,703,020

△1.1

ゴルフ・スキー事業

1,151,491

△7.4

アウトドア事業

1,225,074

6.3

飲食物販事業

1,867,806

3.0

その他

1,916,757

6.9

営業収益計

20,132,849

△1.2

 

     

④その他

富士ミネラルウォーター株式会社では、4月に稼働を始めた山梨県富士吉田市の新工場の供給量の増加と非常用保存水の需要を取り込み、収益を伸ばしましたが、富士急建設株式会社では、公共工事、民間工事とも受注減により大幅な減収となりました。
 以上の結果、その他の事業全体の営業収益は4,775,163千円(前年同期比14.8%減)となり、営業利益は26,419千円(同76.8%減)となりました。
 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成28年4月1日~平成28年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

百貨店業

729,476

4.9

建設業

1,119,915

△46.8

製造販売業

1,569,174

2.6

情報処理サービス業

556,298

12.3

その他

800,298

2.4

営業収益計

4,775,163

△14.8

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、有形固定資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて2,874,251千円増加し、97,733,558千円となりました。

負債は、リース債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べて29,707千円増加し、72,259,222千円となりました。なお、借入金は、長短合計で107,573千円減少しております。

純資産合計は、利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べて2,844,543千円増加し、25,474,335千円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。 

会社名

設備の内容

セグメント
の名称

投資額
(千円)

完成年月


提出会社

 

新型特急「富士山ビュー特急」

運輸業

470,699

平成28年4月


ハイランドリゾートホテル&スパ1階ロビー改修

レジャー・
サービス業

264,345

平成28年4月

富士急ハイランド「テンテコマイ」新設

レジャー・
サービス業

716,225

平成28年7月

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト
「極楽パイロット」新設

レジャー・
サービス業

426,670

平成28年7月

 

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト
「新ペアリフト」新設

レジャー・
サービス業

317,883

平成28年10月