第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

  当第3四半期におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、海外における不安定な政治動向や地政学的リスクの高まり等の影響が懸念されるなど、引き続き先行き不透明な状況が続いております。
 このような状況のなか、当社グループは、運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり、積極的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりました。
 この結果、当第3四半期の営業収益は40,244,903千円(前年同期比3.7%増)、営業利益は4,704,441千円(同7.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,814,091千円(同6.0%増)となりました。
 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

     なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントの区分を変更しており、
   当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

 

①運輸業

鉄道事業、バス事業とも富士五湖エリアへの送客強化や、外国人観光客の利用促進、都内での新規事業の開始など増収に努めました。
 鉄道事業では、土休日運行の新宿発河口湖行き快速列車「山梨富士号」を全車指定席に変更、12月からは同じく「ホリデー快速富士山号」の指定席を1両から2両に増やし利便性向上を図りました。また、富士急電車まつりの開催や鉄道の日イベント出店に合わせて、JR直通列車189系の硬券入場券セットを3種類発売し、増収に努めました。
 河口湖畔にある天上山公園カチカチ山ロープウェイでは、7月にリニューアルした展望台売店が好調に推移していることに加え、外国人団体観光客が増加いたしました。
 乗合バス事業では、10月に「特急 御殿場~河口湖線」の運行を開始し、所要時間の短縮や大型バスでの運行による外国人観光客の大きな手荷物に対応するなど、利便性の向上に努めました。また、静岡エリアで「富士山世界遺産センター」(富士宮市)の開業に伴い、新富士駅から世界遺産センターを経由し、周辺の観光地をめぐる新規路線の運行を開始し外国人観光客の取り込みに努めました。
 高速バス事業では、11月より「渋谷~河口湖線」の増便を実施し、富士五湖エリアへの集客を強化したほか、「三島~河口湖線」や「新宿~富士五湖線」で外国人観光客の利用増加が増収に寄与しました。
 貸切バス事業は、静岡エリアなどで乗務員不足が続くなか、労働環境の改善や採用活動の強化を図り、収益の確保に努めました。
 その他では11月にお台場エリアにおいて東京都内初運行となる水陸両用バス「TOKYO NO KABA」の運行を開始し、新規顧客の創出に努めました。

 

以上の結果、営業収益は14,515,397千円(前年同期比2.0%増)となりましたが、営業利益は燃料単価上昇に伴うコスト増の影響等により1,809,893千円(同5.2%減)となりました。

 

 鉄道営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

営業粁

26.6

客車走行粁

千粁

1,576

1.0

輸送人員

定期外

千人

1,711

0.2

定期

1,086

0.3

2,797

0.3

旅客運輸収入

定期外

千円

1,134,394

△0.6

定期

196,037

△5.6

1,330,432

△1.3

運輸雑収

139,478

6.8

運輸収入合計

1,469,910

△0.6

 

 

 バス営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

営業粁

493

6.1

走行粁

千粁

1,716

△4.8

旅客運輸収入

千円

576,729

△0.9

運輸雑収

1,049,349

1.7

運輸収入合計

1,626,079

0.8

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

鉄道事業

1,590,953

△0.8

バス事業

10,483,196

1.7

索道事業

386,870

14.2

ハイヤー・タクシー事業

1,401,481

4.2

船舶運送事業

652,894

2.0

営業収益計

14,515,397

2.0

 

 

 

②不動産業

不動産販売事業では、今年度供給の新築建売別荘「ScanDホーム山中湖」2棟を基軸にしたシーズナルキャンペーンの実施や別荘地見学会を開催し販促に努めました。また、中古別荘の流通活性化を目的にリフォーム販売別荘を3棟供給し、好評を博しました。
 また、山中湖畔別荘地においては、秋季オーナーズバスを本年も継続運行したほか、時節に応じたオーナー向け各種イベントの開催等によりCS向上を図りました。
 不動産賃貸事業につきましては、賃貸施設の新規貸付、社有地の有効利用を積極的に行うなど安定的な収益の確保に努めました。
 以上の結果、不動産業全体の営業収益は2,113,923千円(前年同期比0.1%減)となり、営業利益は519,360千円(同4.3%増)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

売買・仲介斡旋事業

155,071

47.8

賃貸事業

1,527,615

△1.6

別荘地管理事業

431,236

△6.1

営業収益計

2,113,923

△0.1

 

 

③レジャー・サービス業

遊園地事業では、「富士急ハイランド」において、6月に「艦隊これくしょん」、7月に「進撃の巨人」等のイベントを実施するとともに、7月には「ド・ドドンパ」がリニューアルオープンし、話題性の醸成と集客アップを図りました。また、7月から開始した絶叫優先券のオンライン前売り販売も好調であったことから、増収となりました。
 「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」では、3月下旬にオープンした「マッスルモンスター」が引き続き好評を博し、10月には複合型施設の「プレジャーステーション」が開業、また、11月から関東最大600万球の「さがみ湖イルミリオン」が、光のなかで遊べる“体験型“イルミネーションリゾートとしてオープンするなど、施設拡充及び魅力強化に取り組んだ結果、増収となりました。
 富士南麓の遊園地「Grinpa」では、チューリップやダリアの花イベントを実施、7月に水陸両用アトラクション「ビーバーフィーバー」を新設するとともに、10月にスノータウン「Yeti」がスキー場として19年連続で日本一早くオープンし、話題性の醸成と客層の拡大による集客アップに取り組みました。
 ホテル事業では、富士急ハイランドに近接するカプセルホテル「キャビン&ラウンジハイランドステーションイン」が4月にオープンし、富士急ハイランド利用客や外国人観光客などの幅広い客層の取込みを図りました。「ホテルマウント富士」では8月に温浴棟「はなれの湯」がオープンし、「富士宮富士急ホテル」においては内装リニューアルを実施するなど、施設拡充により集客に努めました。また「熱海シーサイドスパ&リゾート」では客室リニューアル効果により、宿泊者数が増加しました。
 キャンプブランド「PICA」で展開するアウトドア事業は、「グランピング」人気の高まりもあり、各施設とも好調に推移しました。
 富士本栖湖リゾートの「2017 富士芝桜まつり」は10年目を迎え、国内外から大勢のお客様にご来場いただき、過去最高の営業収益となりました。
 以上の結果、10月の悪天候の影響があったものの、レジャー・サービス業全体の営業収益は20,078,792千円(前年同期比7.0%増)となり、営業利益は2,374,240千円(同24.4%増)となりました。
 

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

遊園地事業

11,319,383

10.2

ホテル事業

3,855,537

4.1

ゴルフ・スキー事業

1,112,014

△3.4

アウトドア事業

1,272,629

3.9

その他

2,519,226

4.3

営業収益計

20,078,792

7.0

 

     

④その他の事業

富士ミネラルウォーター株式会社において、非常用保存水等の販売が減少、また株式会社レゾナント・システムズにおいて、交通機器等の販売が減少となりましたが、富士急建設株式会社では、公共工事の受注が大きく増加し、増収となりました。
 以上の結果、その他の事業全体の営業収益は6,174,254千円(前年同期比4.4%増)となり、営業利益は41,860千円(同51.8%減)となりました。
 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成29年4月1日~平成29年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

物品販売業

1,936,786

3.7

建設業

1,359,078

21.4

製造販売業

1,475,937

△5.9

情報処理サービス業

579,631

4.2

その他

822,821

2.8

営業収益計

6,174,254

4.4

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、現金及び預金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて3,211,391千円増加し、100,779,211千円となりました。

負債は、未払法人税等の増加などにより、前連結会計年度末に比べて765,030千円増加し、73,090,654千円となりました。なお、借入金は、長短合計で327,605千円減少しております。

純資産合計は、利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べて2,446,360千円増加し、27,688,557千円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。 

会社名

設備の内容

セグメント
の名称

投資額
(千円)

完成年月

 


 

 
提出会社

索道展望台、飲食・物販施設リニューアル

運輸業

123,941

平成29年7月

カプセルホテル「キャビン&ラウンジ ハイランドステーションイン」新設

レジャー・サービス業

236,962

平成29年4月


富士急ハイランド「ド・ドドンパ」改修

レジャー・
サービス業

1,310,206

平成29年7月

キャンピカトレーラーコテージ拡張

レジャー・
サービス業

162,129

平成29年7月

 


ホテルマウント富士 温浴棟「はなれの湯」新設

レジャー・
サービス業

247,302

平成29年8月

 

さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト「プレジャーステーション」新設

レジャー・サービス業

423,729

平成29年10月