第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、追加
 があった事項は次のとおりであります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであり
 ます。
  また、以下の見出しに付された項目番号は、前連結会計年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2
  事業の状況 2 事業等のリスク」の項目番号に対応したものであります。
 
  (12)株式等の価値下落
     当社グループは、株式等の投資有価証券や退職給付信託における株式を保有しておりますが、市況の低迷や投
     資先の自己資本の悪化等が生じた場合には、評価損や売却損等の計上により、当社グループの経営成績及び財政
     状態に影響を与える可能性があります。
   (13)土地建物等の価値下落
     当社グループは、事業用及び販売用土地建物等の不動産を保有しておりますが、市況の低迷等により不動産価
     値が下落した場合や収益性が低下した場合には、評価損や売却損、減損損失の計上により、当社グループの経営
   成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
  

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期におけるわが国経済は、天候不順の影響もありましたが、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中貿易摩擦の深刻化など海外の政治・経済情勢の不確実性により、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような状況のなか、当社グループは、運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり、積極的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりました。

この結果、当第3四半期の営業収益は41,907,226千円(前年同期比4.1%増)、営業利益は5,442,802千円(同15.7%増)となりましたが、投資有価証券評価損1,586,112千円の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,199,409千円(同21.8%減)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

①運輸業

鉄道事業、バス事業とも引き続き増加する外国人観光客へのサービス充実、新規需要の獲得並びに輸送力の強化に努めました。

鉄道事業では、成田空港駅から河口湖駅を直通で結ぶ特急「成田エクスプレス」や富士山ビュー特急等を引き続き運行し、主に外国人観光客の利便性向上と利用促進を図りました。また、例年開催している「富士急電車まつり」を本年も実施し、ファン層の拡大を図るとともに、山梨の伝統工芸である織物をあしらったオリジナル御朱印帳の販売を開始し、好評を博しました。

また、河口湖畔にある「富士山パノラマロープウェイ」では、電子チケットサービス「Pass Market」で日時指定乗車券の販売を開始し、お客様の利便性向上と待ち時間の削減を行いました。

乗合バス事業では、富士吉田・忍野・山中湖地区を運行しているコミュニティバス「ふじっ湖号」において、増便と河口湖駅までの延伸を行い、河口湖駅から忍野・山中湖方面へのアクセスを改善した他、路線バスの行き先が一目で分かるよう、路線毎に記号化や色分けを行い、利便性を高めました。

 

高速バス事業では、「東京駅~富士五湖線」において期間限定の早割キャンペーンを実施し、路線の認知向上と利用促進を図った他、「渋谷・二子玉川駅~河口湖駅・富士山駅線」では、夏から引き続き富士急ハイランドのアフタヌーンパスとのセット乗車券を販売し、好評を博しました。

貸切バス事業は、積極的な採用活動により乗務員を確保し、車両稼働率を改善するとともに、高単価案件の受注に努め、運行収益の確保に努めました。

タクシー事業では、乗務員の充足とともに、車両稼働と日車単価の改善に努めました。

船舶事業では、富士五湖エリアを訪れる国内外の観光客の利用や、バス等のセット券の利用が好調に推移しました。

以上の結果、運輸業全体の営業収益は15,312,329千円(前年同期比5.5%増)となり、営業利益は2,089,251千円(同15.4%増)となりました。

 

 鉄道営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

-

営業粁

26.6

-

客車走行粁

千粁

1,523

△3.4

輸送人員

定期外

千人

1,782

4.2

定期

1,064

△2.0

2,846

1.7

旅客運輸収入

定期外

千円

1,182,240

4.2

定期

190,194

△3.0

1,372,434

3.2

運輸雑収

169,128

21.3

運輸収入合計

1,541,563

4.9

 

 

 バス営業成績表(提出会社)

種別

単位

当第3四半期連結累計期間

(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

 

対前年同四半期増減率(%)

営業日数

275

営業粁

501

1.5

走行粁

千粁

1,702

△0.8

旅客運輸収入

千円

611,318

6.0

運輸雑収

1,035,383

△1.3

運輸収入合計

1,646,702

1.3

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

鉄道事業

1,663,054

4.5

バス事業

11,011,667

5.0

索道事業

536,825

38.8

ハイヤー・タクシー事業

1,418,573

1.2

船舶運送事業

682,209

4.5

営業収益計

15,312,329

5.5

 

 

 

②不動産業

不動産販売事業では、山中湖畔別荘地で大人の趣味やこだわりを実現できる「コンセプト・ヴィラ」の販売に加え、新築建売別荘「ScanDホーム山中湖」シリーズ及びリフォーム済み別荘のプロモーションを基軸とした、シーズナルキャンペーンの実施にあわせ現地見学イベントを開催するなど販促に努めました。

また、山中湖畔別荘地においては、秋季オーナーズバスの運行の他、時節に応じたオーナー向け各種イベントの開催等によりCS向上を図りました。

不動産賃貸事業につきましては、賃貸施設の新規貸付、社有地の有効利用を積極的に行うなど安定的な収益の確保に努めました。 

以上の結果、不動産業全体の営業収益は2,160,507千円(前年同期比2.2%増)となり、営業利益は508,606千円(同2.1%減)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

売買・仲介斡旋事業

161,005

3.8

賃貸事業

1,542,589

1.0

別荘地管理事業

456,912

6.0

営業収益計

2,160,507

2.2

 

 

③レジャー・サービス業

遊園地事業では、「富士急ハイランド」において、7月14日より入園を無料化し、幅広い層のお客様にご来園いただくとともに、「顔認証システム」により園内セキュリティの強化やお客様の利便性が向上しました。さらに、トーマスランド20周年イベントや、ゲーム・アニメ等人気コンテンツとのコラボイベント、野外コンサート「サウンドコニファー229」、カウントダウンイベントなど各種イベントを開催し、集客に努めました。また、イベント関連の飲食やグッズ販売、新規飲食店開業の施設拡充など、増収に努めました。

「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」では、7月に「パディントン ベア」の世界初となるテーマパーク「パディントンタウン」をオープンしました。また、本年で10年目となる「さがみ湖イルミリオン」は、「関東三大イルミネーション」に認定されるとともに、第六回イルミネーションアワードの総合エンターテイメント部門第二位を獲得しました。昨年開業した入園口・売店等の機能を集約した複合型施設「プレジャーステーション」や、巨大クライミングアトラクション「マッスルモンスター」の利用も引き続き好調で、多くのお客様にご利用いただきました。

富士南麓の遊園地「Grinpa」では、スケートリンク「氷の忍者道場」がオープンしたほか、忍術体験イベントや季節限定イベントを実施するなど、集客に努めました。また、10月にはスノータウン「Yeti」がスキー場として20年連続で日本一早くオープンするとともに、SNSやメルマガでの積極的な情報発信を行い、話題性の醸成を図りました。

ホテル事業では、訪日外国人客の増加に伴い、「ハイランドリゾートホテル&スパ」のほか「富士山ステーションホテル」「キャビン&ラウンジ ハイランドステーションイン」なども好調に推移しました。「熱海シーサイドスパ&リゾート」では、大浴場やレストランのリニューアル効果で、ファミリー客の利用や喫食率が増加し、増収となりました。

アウトドア事業では、キャンプブランド「PICA」の10施設目となる「PICA Fujiyama」を7月に開業し、富士山の自然を満喫しながら気軽にアウトドアを体験できる施設として、多くのお客様にご利用いただきました。そのほか各施設においても、「グランピング」人気の影響もあり、好調に推移しました。

富士本栖湖リゾートの「富士芝桜まつり」は11年目を迎え、外国人団体のお客様の利用が増加しましたが、天候の影響もあり、来場者数は前年を下回りました。 

以上の結果、レジャー・サービス業全体の営業収益は20,826,766千円(前年同期比3.7%増)となり、営業利益は2,792,068千円(同17.6%増)となりました。

 

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

遊園地事業

11,848,944

4.7

ホテル事業

3,889,296

0.9

ゴルフ・スキー事業

1,146,088

3.1

アウトドア事業

1,457,881

14.6

その他

2,484,556

△1.4

営業収益計

20,826,766

3.7

 

     

④その他の事業

製造販売業では、富士ミネラルウォーター株式会社において、一般ペットボトルや炭酸水の販売が引き続き好調に推移しました。また建設業では、富士急建設株式会社において、公共工事・民間工事ともに受注が増加し、増収となりました。

以上の結果、その他の事業全体の営業収益は6,360,195千円(前年同期比3.0%増)となり、営業利益は92,635千円(同121.3%増)となりました。

 

 業種別営業成績

種別

当第3四半期連結累計期間
(平成30年4月1日~平成30年12月31日)

営業収益(千円)

対前年同四半期増減率(%)

物品販売業

1,821,052

△6.0

建設業

1,615,908

18.9

製造販売業

1,593,828

8.0

情報処理サービス業

476,662

△17.8

その他

852,743

3.6

営業収益計

6,360,195

3.0

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は現金及び預金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて4,522,788千円増加し、104,074,783千円となりました。
 負債は、社債の発行などにより、前連結会計年度末に比べて3,243,780千円増加し、76,534,997千円となりました。
 純資産合計は、利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べて1,279,007千円増加し、27,539,786千円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。 

会社名

設備の内容

セグメント
の名称

投資額
(千円)

完成年月

提出会社

 

熱海シーサイドスパ&リゾート レストラン・大浴場リニューアル

不動産業

402,583

平成30年4月

富士急ハイランド 絶望要塞リニューアル

レジャー・サービス業

347,034

平成30年7月


相模湖リゾート パディントンタウン導入

レジャー・サービス業

218,530

平成30年7月

PICA Fujiyama(ピカフジヤマ)新設

レジャー・サービス業

954,503

平成30年7月

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。