当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は発生しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期におけるわが国経済は、企業収益や雇用、所得環境の改善が続くなかで、米中貿易摩擦や中東情勢などによる海外経済情勢不安や、昨年10月の消費税率の引き上げ、大型台風による天候不順等の影響もあり、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり、積極的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期の営業収益は42,141,120千円(前年同期比0.6%増)、営業利益は5,301,465千円(同2.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,802,506千円(同27.4%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①運輸業
鉄道事業では、10月の台風19号により、JR中央線の運転見合わせの影響を受けましたが、河口湖周遊や下吉田駅近くにある新倉山浅間公園などを目的とした外国人観光客や、沿線ハイキング客の利用が増加いたしました。また、JR線直通特急「富士回遊」も引き続き好調に推移いたしました。
河口湖畔にある「富士山パノラマロープウェイ」では、個人・団体ともに外国人観光客の利用が増加しました。11月には、立地と眺望を活かし、富士山の絶景を見渡すことのできるパノラマ展望台「武田信玄の戦国広場 絶景やぐら」がオープンし、人気を博しました。
乗合バス事業では、秋の行楽シーズンに、外国人観光客の増加により富士五湖エリアの周遊バスが好調に推移しました。また、静岡エリアでは10月の「ららぽーと沼津」開業による路線バス利用者の増加も寄与し、増収となりました。
高速バス事業は、10月の台風により中央自動車道の通行止めがあり「新宿~富士五湖線」の利用者が一時的に減少したものの、東名高速道路への迂回運行や「渋谷~河口湖線」への誘導により利用者の確保に努めました。また、11月以降は利用が回復し、「新宿~富士五湖線」や「特急三島ライナー」を中心に好調に推移しました。
貸切バス事業は、ラグビーワールドカップ大会開催に伴う特需がありましたが、10月の台風によるキャンセルの影響が大きく、収益が伸び悩みました。
船舶事業では、河口湖遊覧船において、外国人観光客を中心に個人・団体の利用が伸び増収となりました。
以上の結果、運輸業の営業収益は15,692,626千円(前年同期比2.5%増)となり、営業利益は2,145,036千円(同2.7%増)となりました。
鉄道営業成績表(提出会社)
バス営業成績表(提出会社)
業種別営業成績
②不動産業
不動産販売事業では、山中湖畔別荘地で大人の趣味やこだわりを実現できる「コンセプト・ヴィラ」の販売に加え、引き続き新築建売別荘「ScanDホーム山中湖」の販売を基軸に展開する中で、新築建物見学や成約特典、宿泊体験などの販促キャンペーンを実施した結果、成約につながりました。さらに山中湖畔別荘地においては、オーナーズバスの運行のほか、時節に応じたオーナー向け各種イベントの開催等によりCS向上を図りました。
不動産賃貸事業につきましては、賃貸施設の新規貸付、社有地の有効利用を積極的に行うなど安定的な収益の確保に努めました。また、富士急沼津ビルは、昨年11月18日を以て全館閉館となり、今後のビル跡地活用について検討しております。
以上の結果、不動産業全体の営業収益は2,261,536千円(前年同期比4.7%増)となり、営業利益は514,500千円(同1.2%増)となりました。
業種別営業成績
③レジャー・サービス業
遊園地事業では、各種営業施策の展開により集客に努めましたが、台風19号の影響により大幅な減収となりました。
「富士急ハイランド」においては、一昨年7月の入園無料化以降引き続き入園者数が増加するとともに、季節ごとのイベントや人気テレビアニメ・アーティストとのコラボイベント、さらに、野外コンサート「サウンドコニファー229」、カウントダウンイベントなどを開催し、集客に努めました。また、イベント関連の飲食やグッズ販売、新規飲食店の開業など、増収に努めました。
「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」では、7月に空中アスレチック「ハッスルスパイダー」がオープンし、ファミリー層からの好評を得たほか、人気ゲーム・アニメとのコラボイベントをはじめ、各種イベントを開催し集客に努めました。また、本年で11年目となる「さがみ湖イルミリオン」は、ドローンを活用した光の演出や熱気球の導入により空から眺めるイルミネーションに進化し、アピールすることで集客に努めました。
富士南麓の遊園地「Grinpa」では、4月に運営会社を株式会社ピカへ統合し、遊園地・キャンプ場・アクティビティなどが一体となった営業展開を図るなど、集客に努めました。また、10月にはフジヤマ スノーリゾート「Yeti」が、スキー場として21年連続で日本一早くオープンするとともに、株式会社ピカとの融合を打ち出し、SNSやメルマガでの積極的な情報発信を行い、話題性の醸成を図りました。
ホテル事業では、ラグビーワールドカップの開催等に伴う外国人観光客の増加に合わせ、海外旅行サイトを活用した積極的な営業活動を展開した結果、「ハイランドリゾートホテル&スパ」「富士山ステーションホテル」「富士宮富士急ホテル」が好調に推移しました。また、「熱海シーサイドスパ&リゾート」においても、客室稼働率や喫食率の増加に努め、増収となりました。
キャンプブランド「PICA」で展開するアウトドア事業では、7月に「PICAさがみ湖」において、新コテージ「トレーラーコテージTAKIBI」をオープンするなど、魅力的なアウトドアスタイルを提案する施設作りや、イベント開催により集客に努めました。
その他のレジャー・サービス業では、富士本栖湖リゾートにて12年目を迎えた「2019富士芝桜まつり」を開催し、開花状況も順調に推移できたため、来場者数も前年を上回りました。
以上の結果、レジャー・サービス業全体の営業収益は21,141,291千円(前年同期比1.5%増)となり、営業利益は2,601,965千円(同6.8%減)となりました。
業種別営業成績
(注) 第1四半期連結会計期間から、フジヤマリゾートの事業の運営形態変更に伴い、「遊園地事業」に含めていたPICA富士ぐりんぱの営業収益を「アウトドア事業」に振り替え、同じく「遊園地事業」に含めていた南富士エバーグリーンラインの営業収益を「遊園地事業」「アウトドア事業」及び「ゴルフ・スキー事業」に配賦して記載しております。
これにより、当第3四半期連結累計期間の「遊園地事業」の営業収益は215,715千円減少し、「ゴルフ・スキー事業」の営業収益は11,033千円増加し、「アウトドア事業」の営業収益は204,682千円増加しております。
また、対前年同四半期増減率(%)は、前第3四半期連結累計期間の営業収益を変更後の営業収益に組替えて算定しております。
④その他の事業
製造販売業では、富士ミネラルウォーター株式会社において、一般ペットボトルや炭酸水の販売が好調に推移しましたが保存水の需要が低迷しました。また建設業では、富士急建設株式会社において、民間工事の受注は増加したものの、公共工事は全体の市場が縮小したため受注額も減少しました。
以上の結果、その他の事業全体の営業収益は5,837,108千円(前年同期比8.2%減)となり、営業利益は63,197千円(同31.8%減)となりました。
業種別営業成績
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。