当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症5類への移行後、経済社会活動の正常化が一段と進展し、急激な物価上昇の影響を受けながらも景気は緩やかな回復が続いています。
このような状況のなか当社グループにおきましては、台風や猛暑などの天候不順による影響もありましたが、国内に加え、航空便の増便及び復便や円安を背景とする訪日外国人客の需要拡大に伴い、各事業において積極的な営業活動を行うとともに経営の効率化を図り、利益の確保に努めました。
この結果、当第2四半期の営業収益は25,917,329千円(前年同期比25.7%増)、営業利益は4,893,053千円(同151.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,178,672千円(同237.6%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①運輸業
鉄道事業では、訪日外国人客をはじめとする観光客の需要回復に伴い、7月からJR直通特急「富士回遊」を平日においても1往復増発し、毎日4往復とすることで輸送力を強化したほか、9月には実証実験として12か国語に対応した多言語接客ツール「翻訳対応透明ディスプレイ」を河口湖駅に導入し利便性の向上を図りました。また、「サウンドコニファー229」等のイベント開催に合わせた臨時列車の運行やタイアップ企画を実施するなど利用促進を図りました。
乗合バス事業では、訪日外国人客利用の回復などにより、周遊バスや富士登山バスにおいて利用者数が増加しました。それに合わせ、河口湖駅から富士スバルライン五合目までの往復乗車券についてモバイルチケットを導入し、利便性向上を図りました。また、山梨エリア・神奈川エリアの一部路線において運行経費の増加を受け、7月に運賃改定を実施しました。
高速バス事業では、訪日外国人客の増加などにより、特に富士五湖と首都圏や三島駅を結ぶ路線などで利用者が増加しました。
船舶事業及び索道事業では、河口湖を訪れる観光客の増加に伴い、河口湖の遊覧船やロープウェイなどがお得に楽しめるチケットの販売が好調に推移しました。
以上の結果、運輸業の営業収益は9,060,701千円(前年同期比39.8%増)、営業利益は2,060,142千円(前年同期は営業利益177,345千円)となりました。
鉄道営業成績表(富士山麓電気鉄道㈱)
業種別営業成績
②不動産業
不動産販売事業では、山中湖畔別荘地で大人の趣味やこだわりに特化した「コンセプト・ヴィラ」の販売や、当社グループのゴルフ場・ホテルなどの施設と連携した別荘地見学キャンペーンを実施し、顧客獲得に努めました。
不動産賃貸事業では、沼津駅南口の商業店舗施設「Plaza Fontana -Numazu Station-」において全てのテナントが開業するとともに、沼津市杉崎町の商業店舗を刷新し、賃貸を開始するなど収益確保に努めました。
以上の結果、別荘地管理事業におけるリフォーム等メンテナンス工事の受注減もあり、不動産業の営業収益は1,602,832千円(前年同期比8.0%減)、営業利益は405,660千円(同15.9%減)となりました。
業種別営業成績
③レジャー・サービス業
遊園地事業では、「富士急ハイランド」において、総工費約45億円を費やし、12年ぶりの大型投資となるバイク型のコースター「ZOKKON(ぞっこん)」をオープンしました。富士急グループが掲げるSDGsビジョンへの取り組みとして、地球や富士山の環境保全に配慮し、コースター駅舎等の屋根に太陽光パネルを設置したほか、廃棄物を再活用した内装材の利用、敷地内の緑化などの取り組みを行いました。また、ミッション攻略アトラクション「絶望要塞 3」を超難関攻略アトラクション「絶望要塞 -IMPOSSIBLE GAMES-」としてリニューアルオープンしました。その他、吊り下げ式のシアターライドアトラクション「富士飛行社」では『進撃の巨人』とコラボした「進撃の巨人 THE RIDE ~ウォール・マリア最終奪還作戦~」の上映を開始しました。また、園内ではセガの世界的な人気コンテンツ『ソニック』シリーズとのコラボレーションイベントなどを行い、話題創出や来場者数の増加に努めました。
また、隣接するコニファーフォレストでの野外音楽イベント「サウンドコニファー229」の開催に合わせて各公演とのコラボレーション企画を実施し、グッズや飲食等の販売が好調に推移しました。
「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」では、大人気アニメ『パウ・パトロール™』との日本初となるコラボレーションイベント「パウっとフェス in さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」を開催しました。また、夏休み中の学生をターゲットにした学割キャンペーン「青春プレ学割」の実施などにより、集客に努めました。
ホテル事業では、「ハイランドリゾート ホテル&スパ」において、富士急行線で運行され、2020年10月に引退した「1000系・1202号編成」で実際に使用されていた部品を随所に再利用した唯一無二の鉄道コンセプトルーム「富士急行線ルーム」をオープンしました。
7月に開業60周年を迎えた「ホテルマウント富士」では、宿泊者無料記念イベントやオリジナル記念商品の発売など、ユニークな企画でおもてなしを行い、価値向上に努めました。
「PICA」ブランドで展開するアウトドア事業では、「PICAさがみ湖」にて相模原の豊かな自然を一望できるエリアに、小上がりのデッキや開放感のある大きな窓を備えたトレーラーコテージと、屋外トランポリンを設置した2種類のトレーラーコテージ「ヤッホーテラス」をオープンし、自然と一体感のある空間で非日常的な体験を提供し、魅力向上を図りました。
その他のレジャー・サービス事業では、「富士本栖湖リゾート」にて、約9万株のカラフルな花々が咲き誇る「虹の花まつり」を開催しました。2年目となる本年は、「富士芝桜まつり」で話題となった花畑に浮かぶ「虹色の海を旅する小舟」や「幸せの黄色い扉」などのフォトスポットが設置された会場内を花々が色鮮やかに彩り、「富士芝桜まつり」オフシーズンにおける来場者の獲得に努めました。
以上の結果、レジャー・サービス業の営業収益は13,212,471千円(前年同期比20.5%増)、営業利益は2,192,142千円(同62.2%増)となりました。
業種別営業成績
④その他の事業
建設業では、富士急建設株式会社において公共工事及び民間工事ともに、前年を下回る結果となりました。
一方で製造販売業では、富士ミネラルウォーター株式会社において、5月の「G7広島サミット2023」でも採用された紙パック製品の需要が高まり、増収となりました。また、株式会社レゾナント・システムズにおいても、車内置き去り防止をサポートするシステム「かくにん君」の受注が引き続き好調に推移し、増収となりました。
以上の結果、その他の事業の営業収益は3,818,977千円(前年同期比7.1%増)、営業利益は371,430千円(前年同期は営業損失16,098千円)となりました。
業種別営業成績
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、主に現金及び預金が1,291,984千円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ739,247千円減少し、100,007,728千円となりました。
負債は、主に借入金が4,828,958千円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ3,857,262千円減少し、70,105,681千円となりました。
純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益3,178,672千円の計上で利益剰余金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ3,118,015千円増加し、29,902,046千円となりました。
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、1,294,080千円減少し、17,691,745千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益に対し、減価償却費などを加減した結果、7,624,272千円の資金収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得などにより、2,724,418千円の資金支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済などにより、6,193,933千円の資金支出となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。