第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

500,000,000

500,000,000

 

②【発行済株式】

種類

事業年度末現在

発行数(株)

(令和2年3月31日)

提出日現在

発行数(株)

(令和2年7月27日)

上場金融商品取引所名

又は登録認可金融商品

取引業協会名

内容

普通株式

190,662,061

190,662,061

東京証券取引所

(市場第一部)

1単元株式数

100株

190,662,061

190,662,061

 

(2)【新株予約権等の状況】

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

③【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式

総数増減数

(千株)

発行済株式

総数残高

(千株)

資本金増減額

(百万円)

資本金残高

(百万円)

資本準備金

増減額

(百万円)

資本準備金

残高

(百万円)

平成29年10月1日

△1,715,958

190,662

126,476

59,014

(注)当社は、平成29年10月1日付で、普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施したため、発行済株式総数は1,715,958千株減少しております。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

(令和2年3月31日現在)

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

46

87

27

957

536

45

169,131

170,829

所有株式数

(単元)

285

622,555

13,090

133,230

360,695

59

765,120

1,895,034

1,158,661

所有株式数の割合(%)

0.0

32.9

0.7

7.0

19.0

0.0

40.4

100.0

(注)1.「その他の法人」及び「単元未満株式の状況」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、それぞれ5単元及び99株含まれております。

2.「個人その他」及び「単元未満株式の状況」の欄には、自己株式が、それぞれ1,770単元及び75株含まれております。

(6)【大株主の状況】

 

 

(令和2年3月31日現在)

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

12,939

6.8

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番11号

8,439

4.4

STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234

(常任代理人 ㈱みずほ銀行)

1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171,U.S.A.

(東京都港区港南2丁目15番1号)

4,420

2.3

日本生命保険(相)

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

4,198

2.2

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口5)

東京都中央区晴海1丁目8番11号

3,856

2.0

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口7)

東京都中央区晴海1丁目8番11号

3,338

1.8

JP MORGAN CHASE BANK 385151

(常任代理人 ㈱みずほ銀行)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM

(東京都港区港南2丁目15番1号)

3,143

1.7

㈱三菱UFJ銀行

東京都千代田区丸の内2丁目7番1号

3,000

1.6

STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103

(常任代理人 ㈱みずほ銀行)

P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.

(東京都港区港南2丁目15番1号)

2,162

1.1

三菱UFJ信託銀行㈱

東京都千代田区丸の内1丁目4番5号

2,000

1.0

47,498

24.9

(注)ブラックロック・ジャパン㈱及びその共同保有者から令和元年6月6日付で公衆の縦覧に供された大量保有報告書に係る変更報告書において、令和元年5月31日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、当社として令和2年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況は、株主名簿上の所有株式数に基づき記載しております。

なお、変更報告書の内容は次のとおりであります。

氏名又は名称

住所

保有株券等の数

(千株)

株券等保有の割合

(%)

ブラックロック・ジャパン㈱

東京都千代田区丸の内一丁目8番3号

2,852

1.50

ブラックロック・ファンド・マネジャーズ・リミテッド

英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 12

255

0.13

ブラックロック・ライフ・リミテッド

英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 12

205

0.11

ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッド

アイルランド共和国 ダブリン ボールスブリッジ ボールスブリッジパーク 2 1階

937

0.49

ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ

米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 400

4,400

2.31

ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.

米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 400

2,939

1.54

ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド

英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 12

770

0.40

12,361

6.48

 

(7)【議決権の状況】

①【発行済株式】

 

 

 

(令和2年3月31日現在)

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

 

議決権制限株式(自己株式等)

 

議決権制限株式(その他)

 

完全議決権株式(自己株式等)

普通株式

2,174,900

完全議決権株式(その他)

普通株式

187,328,500

1,873,285

単元未満株式

普通株式

1,158,661

発行済株式総数

 

190,662,061

総株主の議決権

 

1,873,285

(注)1.「完全議決権株式(自己株式等)」の欄の普通株式は、当社所有の自己株式177,000株及び相互保有株式1,997,900株であります。

2.「完全議決権株式(その他)」の欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が、500株含まれております。また、「議決権の数」欄に、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数5個が含まれております。

 

②【自己株式等】

 

 

 

 

(令和2年3月31日現在)

所有者の氏名

又は名称

所有者の住所

自己名義

所有株式数(株)

他人名義

所有株式数(株)

所有株式数の合計

(株)

発行済株式

総数に対する

所有株式数

の割合

(%)

(自己保有株式)

 

 

 

 

 

近鉄グループホールディングス㈱

大阪市天王寺区上本町6丁目1番55号

177,000

177,000

0.1

(相互保有株式)

 

 

 

 

 

三重交通㈱

三重県津市中央1番1号

1,343,800

500,000

1,843,800

1.0

三交興業㈱

三重県亀山市関町萩原39番地

154,100

154,100

0.1

1,674,900

500,000

2,174,900

1.1

(注)三重交通の他人名義所有株式500,000株は、同社が退職給付信託(日本トラスティ・サービス信託銀行〔東京都中央区晴海1丁目8番11号〕(三井住友信託銀行㈱再信託分・三重交通退職給付信託口)名義分250,000株及び日本マスタートラスト信託銀行〔東京都港区浜松町2丁目11番3号〕(退職給付信託口・三重交通口)名義分250,000株)に拠出したものであります。

2【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】 会社法第155条第7号に基づく普通株式の取得

(1)【株主総会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

(2)【取締役会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

当事業年度における取得自己株式

14,280

77,816,375

当期間における取得自己株式

1,228

6,345,605

(注)当期間における取得自己株式には、令和2年7月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

 

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

当事業年度

当期間

株式数

(株)

処分価額の総額

(円)

株式数

(株)

処分価額の総額

(円)

引き受ける者の募集を行った取得自己株式

消却の処分を行った取得自己株式

合併、株式交換、会社分割に係る移転を行った取得自己株式

その他(会社法第194条第1項による売渡し)

526

2,439,055

97

464,145

その他(譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分

8,000

42,080,000

8,700

42,499,500

保有自己株式数

177,075

169,506

(注)当期間における「その他(会社法第194条第1項による売渡し)」及び「保有自己株式数」には、令和2年7月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び売渡しによる株式数は含めておりません。

 

3【配当政策】

当社は、利益配分につきましては、経営基盤と財務体質の強化に努めながら安定的な配当を行うことを基本方針としております。

また、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当(基準日は9月30日とする。)をすることができる旨を定款に定めております。

剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。

当事業年度においては、上記方針に基づき期末配当として1株当たり50円の配当を実施することとしました。

内部留保資金については、令和元年5月14日に公表いたしました新「近鉄グループ経営計画」に基づき、事業基盤の拡充、収益力の拡大のための資金需要に備えるとともに、財務基盤のさらなる強化に充てる所存であります。

なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。

決議年月日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

令和2年6月19日

9,524

50.00

定時株主総会決議

 

4【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】

(Ⅰ)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社グループは、『「いつも」を支え、「いつも以上」を創ります。』を経営理念として、誠実な企業行動により暮らしの安全を支え、果敢な挑戦により新たな価値を創出するとともに、多様な人々との協働により社会に貢献することを目指しております。これらの活動を通じて株主、顧客、取引先、地域社会、従業員など多様な利害関係者との信頼関係を維持・強化していくために、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営の健全性の向上に努めております。

(Ⅱ)会社の機関の内容

① 取締役会

当社の取締役は13名でありますが、このうち3名は当社と特別の利害関係のない社外取締役、3名は主要な事業子会社の社長である非常勤取締役、7名は常勤取締役となっており、当社グループの事業規模・事業内容を勘案すると、バランスの取れた取締役会であると考えております。また、取締役任期の1年への短縮、取締役及び監査役に対する退職慰労金制度の廃止、執行役員制度の導入、常勤取締役及び執行役員についての業績連動報酬制度及び株式報酬制度の導入などの諸施策を実施し、経営責任の明確化と経営の効率化に努めております。取締役会は、原則として毎月1回開催し、重要な業務執行を決定するとともに、内部統制の整備・運用状況を含む業務執行状況の報告を定期的に受け、業務執行取締役及び執行役員による業務執行を監督しております。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している役員であり、議長は取締役会長であります。

② 監査役会

当社の監査役は5名でありますが、このうち3名が社外監査役であり、監査の厳正、充実を図っております。監査役会は、原則として毎月1回開催し、監査の基本方針等を決定するとともに、各監査役が実施した日常監査の結果を報告し、監査役間で意見の交換等を行っております。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している監査役であり、議長は監査役(常勤) 田淵裕久であります。

③ 人事・報酬諮問委員会

取締役会の諮問機関として、取締役の人事・報酬等について審議を行い、取締役会の決議に資することを目的に、独立社外取締役が過半数を占める人事・報酬諮問委員会を設けており、毎年1回以上開催することとしております。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している取締役会長、取締役社長及び社外取締役であり、議長は取締役会長であります。

④ その他の機関

業務執行取締役及び執行役員並びに主要グループ会社の社長間の情報の共有と効率的な意思決定を図るため、「経営会議」、「常務役員会」、「グループ戦略会議」等の会議体を常設しております。また、「グループ経営管理規程」を定め、グループ各社におけるリスクを含む重要な案件について情報を収集するほか、グループ横断的なメンバーで構成する各種プロジェクトチーム等を組成し、個別の経営課題について随時検討しております。

a.経営会議

当社及びグループ会社の経営又は事業に重大な影響を与える事項を審議する会議体であります。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している取締役会長、取締役社長、総合企画部担当役員及び監査役(常勤) 田淵裕久であり、議長は取締役会長であります。

b.常務役員会

当社及び子会社の重要事項を審議する会議体であります。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している常勤役員のほか、執行役員であり、議長は取締役社長です。

c.グループ戦略会議

当社及びグループ各社の経営情報を共有するとともに、長期計画及び経営課題について討議する会議体であります。

構成員は「(2)役員の状況 ① 役員一覧」に記載している常勤役員のほか、執行役員及び主要グループ会社の社長であり、議長は取締役会長であります。

現状のガバナンス体制は、経営に対する監督及び監視のための機能と効率化のための制度を併せ持ち、経営の意思決定、業務執行の妥当性及び適正性を確保するために有効であると考えているため、これを採用しているものであります。

なお、会社法第427条第1項並びに定款第28条及び第35条の規定により、社外取締役及び社外監査役の全員との間で同法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任の限度額は、法令が定める額としております。

(Ⅲ)内部統制システム(リスク管理体制を含む。)の整備の状況

当社取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他当社の業務並びに当社及び子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために必要な体制の整備について取締役会で決定しており、この決定に基づいて内部統制システム(リスク管理体制を含む。)の整備に努めております。決定内容の概要は、次のとおりでありますが、これについては必要が生じる都度、見直しを実施することとしております。

① 当社の取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

役員及び使用人の行動の拠り所となる「企業行動規範」において、法令・企業倫理の遵守が経営の根幹であるとの信念を明示するとともに、具体的指標となる「法令倫理指針」を制定し、これを周知させるための措置をとる。

また、「CSR委員会」を設置し、法令及び企業倫理に則った企業行動を推進するとともに、各部署に法令倫理責任者及び法令倫理担当者を置くほか、計画的に社内研修等を実施する。さらに、法令・企業倫理や社内規程に反する行為が発生した場合に、これを早期に発見、是正するため、使用人からの通報や相談を受け付ける「法令倫理相談制度」を設ける。

反社会的勢力との関係については、これを一切持たず、不当な要求には毅然とした対応をとることとし、その旨を「企業行動規範」及び「法令倫理指針」に明示する。

金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制については、財務報告を法令等に従って適正に行うことの重要性を十分に認識し、必要な体制等を適切に整備、運用する。

② 当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

情報の保存及び管理に関し「文書取扱規程」、「文書管理規則」、「情報セキュリティ規程」等の社内規程を整備するとともに、これらに則った適切な保存、管理を実施するため、各部署に文書管理責任者及び情報セキュリティ部門責任者を置き、保存、管理状況の点検等を実施する。

③ 当社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制

事業等のリスクを適切に管理するため、包括規程として「リスク管理規程」を制定するとともに、リスクを含む重要な案件については、必要に応じて取締役会及び「経営会議」、「常務役員会」、「グループ戦略会議」等の会議体において審議、報告を行う。

また、事故、災害等に対する危機管理に関する事項、法令・企業倫理の遵守に関する事項など特に重要と判断したリスクの管理については、全体のリスク管理体制に加えて、専門の担当者の設置、社内規程やマニュアルの制定など個別の管理体制も整備する。

④ 当社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

取締役会の決議により、適正な業務組織と分掌事項を設定し、業務執行取締役及び執行役員の担当業務を明確に定める。業務執行を統轄する社長の下、業務執行取締役及び執行役員に対しては、相互牽制の観点にも配慮しつつ、必要に応じて一定の基準により決裁権限を委譲する。

また、業務執行取締役、執行役員及び主要な子会社の社長を務める非常勤の取締役間の情報の共有と効率的な意思決定を図るため、「経営会議」、「常務役員会」、「グループ戦略会議」等の当社独自の会議体を常設し、個別の経営課題ごとにプロジェクトチームを組成する。

日常の業務処理については、標準化の観点から基準となるべき社内規程、マニュアル等を整備する。さらに、業務改善の促進や経営効率の向上等に資する観点から、内部監査担当部署による内部監査を実施する。

⑤ 企業集団における業務の適正を確保するための体制

a.子会社の取締役の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制

グループ各社が遵守すべき「グループ経営管理規程」を定め、これに基づき予め定めた基準により、グループ各社からの情報収集を適時適切に行い、業務の実態及び経理の状況を正確に把握する。また、これを検討、評価、是正するため、当社の内部監査部門等による監査を実施する体制を整備する。

b.子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制

当社グループにおける事業等のリスクを適切に管理するため、「グループ経営管理規程」に基づき、グループ各社におけるリスクを含む重要な案件について情報を収集し、必要に応じて取締役会その他の会議体において審議を行う。また、特に重要と判断したリスクの管理については、グループ横断的な管理体制を整備する。

c.子会社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

グループ各社の業務執行について、当社取締役会による承認の要否を定め、重要事項を除いて各社が迅速に業務を執行できる体制を整備する。また、グループ各社間の業務の連携及び調整については、当社がグループ全体の企業価値向上の観点から適宜行うとともに、各社の法務、経理関係業務については、当社の担当部署が必要に応じて支援、指導を行う。

d.子会社の取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

グループ各社の法務、経理関係業務に加え、法令・企業倫理の遵守のため各社が行う教育及び研修については、当社の担当部署が必要に応じて支援、指導を行う。また、法令・企業倫理等に反する行為に関し、グループ各社の役員及び使用人からの通報や相談を受け付ける体制を整備する。

さらに、当社の内部監査部門は、グループ各社を対象とした監査を各社の内部監査部門と連携して随時実施し、法令遵守状況の確認等を行うとともに、各社と相互に情報交換を行う。

このほか、当社と子会社との間での取引の公正を確保するため、通例的でないと判断できる取引については、特別に定めた審査手続を活用する。

⑥ 監査役の監査に関する体制

a.当社の監査役の職務を補助すべき使用人に関する事項

当社の監査役会及び監査役の監査に関する事務を処理するため、「監査役室」を置く。同室には、当社の監査役の職務を補助するための必要な専属要員として、部長、課長その他の使用人を配置する。

b.当該使用人の当社の取締役からの独立性に関する事項

「監査役室」所属の使用人は、当社の取締役の指揮下から外れて監査役の指揮を受け、その異動及び評価については常勤の監査役の同意を得る。

c.当社の監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項

「監査役室」所属の使用人は、当社の取締役及び執行役員並びにその指揮下にある使用人を介さず、当社の監査役から直接指示を受け、また当社の監査役に直接報告を行う。

d.当社の監査役への報告に関する体制

(a) 当社の取締役及び使用人が当社の監査役に報告をするための体制

当社の取締役、執行役員及び使用人は、当社の監査役に対して、業務執行に係る文書その他の重要な文書を回付するとともに、法定事項のほか、事業等のリスクその他の重要事項の発生を認識する都度、速やかにその内容を報告する。また、監査役が職務の必要上報告及び調査を要請した場合には、積極的にこれに協力する。さらに、業務執行取締役及び執行役員は、常勤の監査役と定期的に面談し、業務に関する報告等を行う。

このほか、当社の内部監査部門は、内部監査の結果を定期的に監査役へ報告する。また、「法令倫理相談制度」において、法令・企業倫理等に反する通報や相談を受け付けた場合に、その内容を必要に応じ当社の監査役へ報告する。

(b) 子会社の取締役、監査役及び使用人又はこれらの者から報告を受けた者が当社の監査役に報告をするための体制

子会社の取締役、監査役及び使用人は、当社の監査役から求めがあった場合に事業に関する報告及び調査を行い、積極的にこれに協力するほか、内部統制上重要な事項が生じた場合には「グループ経営管理規程」に基づき報告する。また、当社の取締役、執行役員及び使用人は、子会社から報告を受けた事項について、必要に応じ当社の監査役に報告する。

e.当社の監査役に報告をした者が不利な取扱いを受けないことを確保するための体制

「法令倫理相談制度規程」において、当社の監査役に報告をしたことにより不利益な扱いをしてはならないことを明確に定めるなど、必要な措置をとる。

f.当社の監査役の職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項

当社の監査役から、その職務の執行について、費用の前払い、支出した費用及び利息の償還、負担した債務の債権者に対する弁済等が請求された場合は、監査役の職務の執行に不要なものであることが明白なときを除き、速やかにその請求に応じる。

g.その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

当社の常勤の監査役は、「経営会議」、「常務役員会」、「グループ戦略会議」等の当社の重要な会議体に出席し、意見を述べることができ、監査役会は、必要に応じて取締役、執行役員、使用人及び会計監査人その他の関係者の出席を求めることができる。

Ⅳ)取締役の定数等に関する定款の定め

当社の取締役は8名以上とする旨を定款で定めております。

また、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めているほか、累積投票によらないものとする旨も定款で定めております。

(Ⅴ)株主総会決議事項のうち取締役会で決議できることとした事項

機動的な自己株式の買受けを可能とするため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款で定めております。

また、株主への機動的な利益還元を可能とするため、取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款で定めております。

(Ⅵ)株主総会の特別決議要件

株主総会の円滑な運営を図るため、会社法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めております。

(Ⅶ)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針等

当社では、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を決定しております。

基本方針の内容、基本方針の実現に資する特別な取組みの内容、基本方針に照らして不適切な者によって財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの内容並びに取組みについての当社取締役会の判断及びその判断にかかる理由は、次のとおりであります。

① 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

近鉄グループ経営理念・経営計画のもと、グループの中核をなす鉄道事業における安全性や公共性の確保とさまざまなステークホルダーとの信頼関係の維持に十分に配慮して、長期的な視点に立った企業活動を行い、またコーポレートガバナンス体制のさらなる強化に努めることが企業価値向上及び株主共同の利益の確保に資すると考える。当社株式に対する大規模買付行為を行い、又は行おうとする者に対しては、当該行為を受け入れるか否かについては、かかる見地から株主自身が判断するものと考えている。しかしながら、当該買付行為が株主に十分な情報提供が行われないものであるとき、十分な検討期間もないまま行われるものであるとき、買付後の経営が鉄道事業における安全性や公共性を脅かすものであるとき、実質的に経営参加の意思もなく当社グループのシナジー効果を毀損するものであるときには、当社取締役会は、判断の客観性を担保しつつ、法令に基づき適切な措置を講じ、企業価値ひいては株主共同の利益を確保する必要があると考える。

② 上記基本方針にかかる取組みの具体的内容

a.近鉄グループ経営計画のもと、長期的な取組みとしては、当社グループの強みである多様な事業展開や安全・安心・信頼からなる近鉄ブランドの信用力を活かし、重点戦略として、新3大プロジェクト(万博・IR関連事業、上本町ターミナル事業、伊勢志摩地域の活性化事業)を推進するとともに、「沿線強化」「新規事業・事業分野の拡大」「事業エリアの拡大」の3つの基本戦略に基づき、成長戦略を積極的に展開する。中期計画としては、「成長への礎づくり」を基本方針とし、収益力と財務基盤のさらなる強化に取り組む。重点戦略である新3大プロジェクトにおいては、万博・IRを契機に、今後増加が見込まれる国内外からのお客様に対応するための交通・観光情報拠点を目指す上本町ターミナルの再開発、沿線観光の重点地域である伊勢志摩地域の活性化、夢洲と近鉄線を結ぶ直通列車の実現などに向けた推進体制を整え、事業計画の検討を開始する。「沿線強化」としては、あべのハルカス周辺の強化、インバウンド需要の継続的な取り込みなどを進める。「新規事業・事業分野の拡大」については、サービスとテクノロジーが融合した新規事業の創出や、テクノロジーを活用した新たなビジネスモデルの構築を進め、既存事業においては事業分野の拡大と業務の効率化を進める。「事業エリアの拡大」については、海外、首都圏、沖縄など、市場の拡大と成長が期待されるエリアにおいて、事業展開を推進する。

b.当社取締役会は、当社株式に対する大規模買付行為を行い、又は行おうとする者に対し、買付けの目的や買付後の当社グループの経営方針など株主の皆様の判断に必要となる情報の提供を求め、適時適切に情報開示を行う。また、当社取締役会は、当該買付者等から提供された情報について、企業価値向上及び株主共同の利益の確保という観点から評価・検討し、必要に応じて当該買付者等と協議・交渉を行うこととする。

③ 上記②の取組みについての当社取締役会の判断及びその判断にかかる理由

上記②の近鉄グループ経営計画に基づく当社の企業活動は、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に沿うものであり、当社の企業価値を向上させ、株主共同の利益の確保に資するものであると考える。

また、当社株式に対する大規模買付行為を行い、又は行おうとする者に対する当社取締役会の対応方針は、企業価値向上及び株主共同の利益の確保という観点から、株主の皆様の判断に必要となる情報の提供を買付者等に求め、これを開示することを定めるものであり、特定の株主又は投資家を優遇あるいは拒絶するものではない。

従って、当社取締役会は、上記②の取組みは基本方針に沿うものであり、株主共同の利益を損なうものではないとともに、役員の地位の維持を目的とするものでないと判断している。

 

(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性17名 女性1名 (役員のうち女性の比率5.6%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

(百株)

取締役会長

グループCEO

(代表取締役)

小林哲也

昭和18年11月27日

 

昭和43年4月

当社入社

平成13年6月

当社取締役

同15年6月

当社常務取締役

同17年6月

当社専務取締役

同19年6月

当社取締役社長

同27年4月

当社取締役会長

令和2年6月

当社取締役会長グループCEO(現在)

 

(注)3

230

取締役社長

(代表取締役)

小倉敏秀

昭和30年9月9日

 

昭和53年4月

当社入社

平成21年6月

当社執行役員

同24年6月

当社取締役常務執行役員

同27年6月

当社取締役専務執行役員

同28年6月

同上退任

同28年6月

三重交通グループホールディングス㈱取締役社長

令和2年6月

奈良観光土地㈱代表取締役(現在)

同2年6月

三重交通グループホールディングス㈱取締役社長退任

同2年6月

当社取締役社長(現在)

 

(注)3

65

取締役副社長

(代表取締役)

経理部担当

安本幸泰

昭和31年2月24日

 

昭和53年4月

当社入社

平成21年6月

当社執行役員

同24年6月

同27年6月

当社取締役常務執行役員

当社取締役専務執行役員

令和2年6月

当社取締役副社長(現在)

 

(注)3

89

取締役専務執行役員

総合企画部担当

白川正彰

昭和34年9月30日

 

昭和57年4月

当社入社

平成26年6月

当社執行役員

同28年6月

当社取締役常務執行役員

令和元年6月

当社取締役専務執行役員(現在)

 

(注)3

64

取締役専務執行役員

総務部及び監査部担当

村井弘幸

昭和33年6月9日

 

昭和57年4月

当社入社

平成28年6月

当社取締役常務執行役員

令和2年6月

当社取締役専務執行役員(現在)

 

(注)3

54

取締役常務執行役員

総合企画部担当

若井 敬

昭和34年5月30日

 

昭和58年4月

当社入社

平成28年6月

当社取締役常務執行役員(現在)

 

(注)3

41

取締役常務執行役員

人事部担当

原 史郎

昭和36年1月24日

 

昭和59年4月

当社入社

令和元年6月

当社執行役員

同2年6月

当社取締役常務執行役員(現在)

 

(注)3

16

取締役

都司 尚

昭和32年8月26日

 

昭和57年4月

当社入社

平成27年1月

近畿日本鉄道分割準備㈱(現 近畿日本鉄道㈱)執行役員

同28年6月

同社取締役常務執行役員

令和元年6月

当社取締役(現在)

同元年6月

近畿日本鉄道㈱取締役社長(現在)

 

(注)3

44

取締役

倉橋孝壽

昭和31年1月9日

 

昭和55年4月

当社入社

平成24年6月

当社執行役員

同27年6月

当社取締役常務執行役員

同28年6月

当社取締役専務執行役員

令和元年6月

当社取締役(現在)

同元年6月

近鉄不動産㈱取締役社長(現在)

 

(注)3

66

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

(百株)

取締役

西村隆至

昭和31年9月23日

 

昭和54年4月

当社入社

平成22年6月

当社執行役員

同25年6月

当社取締役常務執行役員

同27年4月

当社取締役

同27年4月

近鉄不動産㈱専務取締役

同27年6月

当社取締役退任

令和元年6月

近鉄不動産㈱取締役副社長

同2年6月

同上退任

同2年6月

㈱近鉄・都ホテルズ取締役社長(現在)

同2年6月

当社取締役(現在)

 

(注)3

56

取締役

岡本圀衞

昭和19年9月11日

 

昭和44年6月

日本生命保険(相)入社

平成14年3月

同社専務取締役

同17年4月

同社取締役社長

同17年6月

当社取締役

同18年6月

同上退任

同22年6月

当社取締役(現在)

同23年4月

日本生命保険(相)取締役会長

同30年4月

同社取締役相談役

同30年7月

同社相談役(現在)

 

(注)3

取締役

村田隆一

昭和23年4月12日

 

昭和46年4月

㈱三菱銀行入行

平成18年1月

㈱三菱東京UFJ銀行専務取締役

同18年5月

同行副頭取

同21年6月

同上退任

同21年6月

三菱UFJリース㈱取締役副社長

同22年6月

同社取締役社長

同24年6月

同社取締役会長

同29年6月

当社取締役(現在)

同29年6月

三菱UFJリース㈱相談役

同30年7月

同社特別顧問(現在)

 

(注)3

取締役

柳 正憲

昭和25年10月6日

 

昭和49年4月

日本開発銀行入行

平成18年10月

日本政策投資銀行理事

同20年10月

㈱日本政策投資銀行取締役常務執行役員

同23年6月

同行取締役副社長

同27年6月

同行取締役社長

同30年6月

同上退任

同30年8月

(一財)日本経済研究所理事長(現在)

令和元年6月

当社取締役(現在)

 

(注)3

監査役(常勤)

田淵裕久

昭和29年5月18日

 

昭和52年4月

当社入社

平成20年6月

当社執行役員

同23年6月

当社常務取締役

同24年6月

当社取締役専務執行役員

同27年1月

近畿日本鉄道分割準備㈱(現 近畿日本鉄道㈱)取締役副社長

同27年4月

当社取締役

同27年6月

同上退任

同30年6月

近畿日本鉄道㈱取締役副社長退任

同30年6月

当社監査役(常勤)(現在)

 

(注)4

95

監査役(常勤)

夛田 均

昭和34年2月8日

 

昭和57年4月

当社入社

平成27年4月

近鉄不動産㈱取締役

同28年11月

同上退任

同28年11月

近畿日本鉄道㈱取締役常務執行役員

令和元年6月

同社監査役(常勤)

同2年6月

同上退任

同2年6月

当社監査役(常勤)(現在)

 

(注)4

52

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

(百株)

監査役

前田雅弘

昭和33年8月3日

 

昭和62年4月

京都大学法学部助教授

平成4年4月

京都大学大学院法学研究科助教授

同8年4月

京都大学大学院法学研究科教授(現在)

同26年6月

当社監査役(現在)

 

(注)4

監査役

鈴木一水

昭和34年12月22日

 

平成6年4月

近畿大学商経学部助教授

同7年4月

神戸大学経営学部助教授

同11年4月

神戸大学大学院経営学研究科助教授

同24年4月

神戸大学大学院経営学研究科教授(現在)

令和元年6月

当社監査役(現在)

 

(注)4

監査役

片山登志子

昭和28年6月3日

 

昭和63年4月

弁護士登録

平成5年4月

片山登志子法律事務所開設

同17年7月

片山・黒木・平泉法律事務所(現 片山・平泉法律事務所)開設(現在)

令和2年6月

当社監査役(現在)

 

(注)4

874

(注)1.取締役岡本圀衞、同村田隆一及び同柳正憲は社外取締役であります。

2.監査役前田雅弘、同鈴木一水及び同片山登志子は社外監査役であります。

3.取締役の任期は、令和2年3月期に係る定時株主総会の終結の時から令和3年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

4.監査役の任期は、令和2年3月期に係る定時株主総会の終結の時から令和6年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

② 社外役員の状況

 当社は、社外取締役3名及び社外監査役3名の合計6名の社外役員を選任しております。社外役員には、他の会社の経営者、法学者、会計学者、弁護士など多彩な人材にご就任いただき、様々な視点から当社業務執行の妥当性と適法性について監督・監査する体制を整備しております。

 当社では、社外取締役又は社外監査役を選任する際、当該候補者の当社からの独立性に関する基準を次のとおりとしており、当該基準を満たす社外役員を全て独立役員に指定しております。

1.年間のグループ間の取引額が連結営業収益の2%以上の取引先及びその連結子会社に属していないこと。

2.役員報酬以外に年間1,000万円以上の金銭その他の財産上の利益を得ているコンサルタント、法律専門家、会計専門家でないこと又はそれらが属する法人、団体に属しないこと。

3.過去3年以内に上記1、2に該当する者でないこと。

4.上記1~3(重要でない者を除く。)の近親者でないこと。

 なお、社外取締役の岡本圀衞氏は日本生命保険(相)の相談役であり、当社は同社との間で資金の借入れ等の取引を行っているほか、同社は当社の株式を保有しております。社外取締役の村田隆一氏は㈱三菱東京UFJ銀行(現 ㈱三菱UFJ銀行)の出身であり、当社は同行との間で資金の借入れ等の取引を行っているほか、同行は当社の株式を保有しております。また、同氏は三菱UFJリース㈱の特別顧問であり、当社は同社との間でファイナンス・リース等の取引を行っております。社外取締役の柳正憲氏は㈱日本政策投資銀行の出身であり、当社は同行との間で資金の借入れ等の取引を行っております。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

 社外取締役及び社外監査役は、監査部担当役員も出席する取締役会において、監査役による監査の状況、監査部による内部監査の状況その他内部統制の整備・運用状況について定期的に報告を受けております。会計監査人の意見についても、必要に応じ、常勤の監査役及び監査部担当役員から適宜報告を受け、加えて社外監査役は会計監査人から直接報告を受けているほか、監査役会における情報交換も行っております。

 

(3)【監査の状況】

(Ⅰ)監査役監査の状況

当社の監査役は5名でありますが、このうち3名が社外監査役であり、監査の厳正、充実を図っております。なお、財務・会計・法務に関する十分な知見を有する者を確保しております。監査役会は、原則として毎月1回開催し、監査の基本方針等を決定するとともに、各監査役が実施した日常監査の結果を報告し、監査役間で意見の交換等を行っております。また、監査役の指揮を受けて監査役会及び監査役の監査に関する事務を処理する専任部署として監査役室(所属人員9名)を設置しております。

当期中に監査役会は11回開催され、個々の監査役の出席状況は次のとおりです。

氏名

出席状況

三輪 隆

全11回中11回

田淵 裕久

全11回中11回

前田 雅弘

全11回中11回

植野 康夫

全11回中11回

鈴木 一水

全8回中7回

(注)鈴木一水氏の出席状況は、令和元年6月13日の監査役就任以降に開催された監査役会のみを対象として

おります。

 

監査役会において、監査方針や監査計画策定、内部統制システムの整備・運用状況の相当性、会計監査人の監査の方法および結果の評価、会計監査人の報酬、監査報告書の作成等に関して審議しました。

常勤の監査役は、取締役会に加え、常務役員会その他重要な会議に出席し、取締役等からその職務の執行状況について報告を受け、重要な決裁書類を閲覧し、本社等において業務及び財産の状況を調査・確認しました。また、内部監査及び会計監査人監査に立会し、状況を確認しました。さらに、子会社に赴き、子会社の取締役および監査役等と意思疎通および情報交換を行いました。

各監査役による監査の結果は監査役会で定期的に報告し、他の監査役と情報共有及び意見交換を行うとともに、監査役会において監査部、会計監査人から監査結果の報告を聴取しました。

 

(Ⅱ)内部監査の状況

 

① 組織・人員等

当社は、業務改善の促進や経営効率の向上等に資する観点及びグループ会社の業務の適正を確保する観点から、監査部(所属人員21名)による内部監査を適時行う体制を整備しております。

 

② 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携

監査役及び監査部は、会計監査人である有限責任 あずさ監査法人から、監査計画、監査結果等に関する報告を随時聴取し、相互に意見交換しております。また、常勤の監査役は必要に応じて会計監査人が実施する往査に立ち会っております。

監査役は、監査部から、監査計画、監査結果等に関する報告を随時聴取し、相互に意見交換しております。また、常勤の監査役は必要に応じて監査部が実施する内部監査に立ち会っております。

 

(Ⅲ)会計監査の状況

 

① 監査法人の名称

有限責任 あずさ監査法人

 

② 継続監査期間

昭和45年3月期以降

上記は、調査が著しく困難であったため、現在の監査人である有限責任 あずさ監査法人の前身(の1つ)である朝日会計社が監査法人組織になって以降の期間について記載したものであります。

 

③ 業務を執行した公認会計士

指定有限責任社員 業務執行社員 土居 正明

指定有限責任社員 業務執行社員 和田 安弘

指定有限責任社員 業務執行社員 千葉 一史

 

④ 監査業務に係る補助者の構成

当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士31名、会計士試験合格者等13名、その他10名であります。

 

⑤ 会計監査人の選定の方針と評価

会計監査人の選定に当たっては、会計監査人としての独立性及び専門性を有していること、当社の業務内容、経理処理等を理解していること、監査又はレビューの方法及び結果の報告が適切に行われていること、日本公認会計士協会による品質管理レビュー結果及び公認会計士・監査審査会による検査結果を聴取した結果、問題がないこと等を勘案した監査役会の評価に基づき、同監査法人を会計監査人に選定しております。

ただし、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める事項のいずれかに該当すると判断した場合には、会計監査人を解任する方針であり、また、会計監査人の職務の遂行の状況その他の事情を勘案して必要と認められる場合には、株主総会における会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容の決定を行う方針です。

 

(Ⅳ)監査報酬の内容等

① 監査公認会計士等に対する報酬

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

提出会社

111

1

111

9

連結子会社

303

306

6

415

1

417

16

当社における非監査業務の内容は、投資先に関する収支分析業務、社債の発行に係るコンフォート・レターの作成業務等であります。

また、連結子会社における非監査業務の内容は、「収益認識に関する会計基準」適用に関する検討支援業務等であります。

 

② 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に対する報酬(①を除く)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

提出会社

3

4

連結子会社

15

25

18

37

15

28

18

41

当社における非監査業務の内容は、税務アドバイザリー業務等であります。

また、連結子会社における非監査業務の内容は、税務関連支援業務等であります。

 

③ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

当社の連結子会社である㈱きんえいは、有限責任監査法人トーマツに監査証明業務に基づく報酬として前連結会計年度19百万円、当連結会計年度19百万円を支払っております。

 

④ 監査報酬の決定方針

特記すべき事項はありません。

 

⑤ 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

当社の監査役会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、当社の監査役会が有限責任 あずさ監査法人の当期の監査計画及び報酬等の見積りについて、その監査時間及び配員計画を前期の監査計画及び実績と比較分析し評価するとともに、当期における当社及び連結子会社等の状況等を勘案し、検討した結果、報酬等の額は相当であると判断したためであります。

 

(4)【役員の報酬等】

① 役員の報酬等の額の決定に関する方針等

当社では、株主総会で承認された報酬総額の範囲内において、取締役報酬及び監査役報酬を決定しております。取締役報酬においては、独立社外取締役が過半数を占める人事・報酬諮問委員会の審議を経て、取締役会の決議により各取締役の支給額の算定方法を定めた内規に基づき、取締役会長が決定しており、監査役報酬においては、監査役の協議により決定しております。なお、役員退職慰労金制度については、平成15年6月27日開催の第92期定時株主総会の日をもって廃止しております。

取締役報酬については、令和元年6月13日開催の第108期定時株主総会の決議により、金銭報酬額を年額4億8,000万円以内(うち社外取締役分は年額5,000万円以内)、株式報酬額を年額6,000万円以内と定めており、当該定めに係る取締役は13名であります。また、監査役報酬については、昭和60年6月28日開催の第74期定時株主総会の決議により、月額800万円以内と定めており、当該定めに係る監査役は5名であります。

各取締役の支給額の算定方法を定めた内規について、その制定・変更は、取締役会の決議により行うこととしております。また、内規の制定・変更に当たっては、独立社外取締役が過半数を占める人事・報酬諮問委員会において、その内容及び内規に基づき算出した報酬案について審議するとともに、その結果を取締役会に報告しております。

常勤取締役の報酬については、固定金銭報酬、業績連動金銭報酬及び株式報酬で構成しております。業績連動金銭報酬は、前事業年度に係る連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の額に応じて決定しております。当該指標を選択しているのは、業務執行の成果を測る指標として適切と考えられるためです。

(令和元年度の取締役報酬の決定手続並びに業績連動報酬に係る指標及び実績)

令和元年度の取締役報酬については、人事・報酬諮問委員会を平成31年4月に開催し、報酬見直し案について審議のうえ、その結果を受けて令和元年5月開催の取締役会において各取締役の支給額の算定方法を定めた内規の改正を決議し、同内規に基づき報酬額を決定しております。また、令和元年度における業績連動報酬に係る指標の目標及び実績は次のとおりであります。

連結経常利益           目標610億円、実績671億円(平成30年度連結業績)

親会社株主に帰属する当期純利益  目標320億円、実績359億円(平成30年度連結業績)

② 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

役員区分

報酬等の総額

(百万円)

報酬等の種類別の総額

(百万円)

対象となる

役員の員数

(名)

固定報酬

業績連動報酬

株式報酬

取締役

(社外取締役を除く。)

339

194

121

24

14

監査役

(社外監査役を除く。)

57

57

2

社外役員

42

42

8

 

③ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等

連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

(5)【株式の保有状況】

(Ⅰ) 投資株式の区分の基準及び考え方

当社は、保有目的が「純投資目的」と「純投資目的以外」である投資株式の区分について、「純投資目的」とは専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的としたものとし、「純投資目的以外」とは上記以外を目的としたものとしております。

 

(Ⅱ) 当社における株式の保有状況

当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である当社については以下のとおりであります。

 

① 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

当社は上場株式を政策保有することは原則として行わないこととしております。

 

b. 銘柄数及び貸借対照表計上額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

非上場株式

75

3,406

非上場株式以外の株式

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

該当銘柄はありません。

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却

価額の合計額(百万円)

非上場株式

2

1

非上場株式以外の株式

(注)非上場株式の銘柄数の減少のうち1社は、会社清算によるものです。

 

c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

該当銘柄はありません。

 

② 保有目的が純投資目的である投資株式

区分

当事業年度

前事業年度

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

非上場株式

非上場株式以外の株式

4

1,771

4

2,224

 

区分

当事業年度

受取配当金の

合計額(百万円)

売却損益の

合計額(百万円)

評価損益の

合計額(百万円)

非上場株式

非上場株式以外の株式

77

1,070

 

 

(Ⅲ) KNT-CTホールディングス㈱における株式の保有状況

当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が当社の次に大きい会社については以下のとおりであります。

 

① 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

政策保有株式への投資は、業務提携、取引関係の維持・強化を目的に、当社の企業価値向上に繋がる銘柄について実施しておりますが、毎年個別銘柄ごとに保有目的及び保有に伴う便益・リスクが資本コストに見合っているか等を精査し、取締役会に報告することとしております。なお、保有の意義が認められなくなったと判断した株式については、縮減を含め見直しを進めていくこととしております。

 

b. 銘柄数及び貸借対照表計上額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

非上場株式

24

235

非上場株式以外の株式

11

3,175

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

該当銘柄はありません。

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却

価額の合計額(百万円)

非上場株式

1

非上場株式以外の株式

(注)非上場株式の銘柄数の減少は、会社清算によるものです。

 

 

c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

特定投資株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

東海旅客鉄道㈱

95,000

95,000

乗車券類の受託販売をはじめとする取引関係の強化を図るため(注)2

1,645

2,442

西日本旅客鉄道㈱

100,000

100,000

乗車券類の受託販売をはじめとする取引関係の強化を図るため(注)2

739

833

㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ

1,099,000

1,099,000

主要取引金融機関として関係の維持強化を図るため(注)2

442

604

京王電鉄㈱

26,600

26,600

当社旅行商品の提携販売取引の強化を図るため(注)2

169

190

九州旅客鉄道㈱

27,200

27,200

乗車券類の受託販売をはじめとする取引関係の強化を図るため(注)2

84

99

南海電気鉄道㈱

14,000

14,000

当社旅行商品の提携販売取引の強化を図るため(注)2

34

42

㈱三井住友フィナンシャルグループ

10,770

10,770

主要取引金融機関として関係の維持強化を図るため(注)2

28

41

東日本旅客鉄道㈱

1,600

1,600

乗車券類の受託販売をはじめとする取引関係の強化を図るため(注)2

13

17

㈱青森銀行

5,000

5,000

旅行商品販売等の取引関係強化を図るため(注)2

13

14

㈱みずほフィナンシャルグループ

18,420

18,420

主要取引金融機関として関係の維持強化を図るため(注)2

2

3

(注)1.貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下ですが、上位10銘柄について記載しております。

2.定量的な保有効果の記載が困難なため、保有の合理性を以下のとおり検証しております。

(1) 保有目的に関しては、相手先企業との業務提携、取引関係があり、事業面での株式保有の意義があるか、営業取引による収益率が資本コストを上回っているか、当社グループの事業継続にとって必要不可欠な重要な取引があるかといった観点から検証しております。

(2) 保有に伴う便益・リスクに関しては、年間受取配当金及び株式評価損益による収益率が資本コストを上回っているか、株式保有継続に伴う重要なリスクがないかといった観点から検証しております。

 

② 保有目的が純投資目的である投資株式

該当銘柄はありません。