当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、社会経済活動の正常化が進む中で、運輸業における鉄道事業等での運輸収入の増加や、不動産業における分譲収入の増加などにより、営業収益は20,604百万円と前同四半期連結累計期間に比べ3,338百万円(19.3%)の増収となり、営業利益は2,795百万円と前同四半期連結累計期間に比べ1,299百万円(86.9%)の増益、経常利益は2,859百万円と前同四半期連結累計期間に比べ1,314百万円(85.1%)の増益となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,992百万円と前同四半期連結累計期間に比べて924百万円(86.6%)の増益となりました。
事業の種類別セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりとなります。
①運輸業
鉄道事業において、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、出控えの影響が前期より縮小したことや、鉄道駅バリアフリー料金制度を導入したほか、バス事業においても、神戸市バスの一部路線の運行受託拡大が寄与したこと等により、外部顧客に対する営業収益は9,549百万円と前同四半期連結累計期間に比べ688百万円(7.8%)の増収となり、営業利益は829百万円と前同四半期連結累計期間に比べ650百万円(362.7%)の増益となりました。
②流通業
山陽百貨店において、本年4月28日に姫路初出店テナントや有名アパレルブランド等を導入した南館をオープンしたことや、外出機会が増えたことで婦人雑貨等の売上が好調に推移したほか、コンビニエンスストア業において、近隣同業他社の閉店等で各店舗が増収となったこと等により、外部顧客に対する営業収益は4,682百万円と前同四半期連結累計期間に比べ309百万円(7.1%)の増収となりましたが、固定資産除却費等の費用の増加により、営業利益は186百万円と前同四半期連結累計期間に比べ1百万円(0.8%)の減益となりました。
③不動産業
分譲事業において、明石市の西新町駅前での「リアラス明石西新町」や加古川市での「ブランシエラ加古川リアラス」等の引渡しによりマンションの分譲収入が前期よりも増加したこと等により、外部顧客に対する営業収益は4,629百万円と前同四半期連結累計期間に比べ2,190百万円(89.8%)の増収となり、営業利益は1,564百万円と前同四半期連結累計期間に比べ580百万円(58.9%)の増益となりました。
④レジャー・サービス業
飲食業において、前期にはケンタッキー・フライド・チキンやミスタードーナツの一部店舗の改装工事により店舗休業があったことや、イートインのお客さまも回復傾向にあったこと等により、外部顧客に対する営業収益は1,043百万円と前同四半期連結累計期間に比べ114百万円(12.3%)の増収となり、営業利益は83百万円と前同四半期連結累計期間に比べ28百万円(52.6%)の増益となりました。
⑤その他の事業
各種工事業において、工事受注の規模の差により、外部顧客に対する営業収益は699百万円と前同四半期連結累計期間に比べ36百万円(5.4%)の増収となり、営業利益は92百万円と前同四半期連結累計期間に比べ5百万円(6.1%)の増益となりました。
(2)財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前期末に比べて3,902百万円減少し、107,264百万円となりました。また、純資産は前期末に比べて2,794百万円増加し、52,438百万円となり、自己資本比率は48.9%となりました。増減の主な内訳は、資産の部では現金及び預金が3,793百万円、分譲土地建物が1,704百万円、それぞれ減少しております。負債の部では長期借入金が2,517百万円、短期借入金が2,418百万円、それぞれ減少しております。純資産の部では、利益剰余金が1,658百万円増加し、その他有価証券評価差額金が1,179百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,793百万円減少し、4,507百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、法人税等の支払等があったものの、税金等調整前四半期純利益、減価償却費の計上等があり5,819百万円となり、前年同四半期に比べ3,470百万円の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、長期前受工事負担金等の受入による収入等があったものの、設備投資による有形固定資産の取得による支出等により4,328百万円となり、前年同四半期に比べ31百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、長期借入金の返済による支出等により5,284百万円となり、前年同四半期に比べ2,762百万円の増加となりました。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重
要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。