第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績

 当中間連結会計期間の経営成績は、運輸業における鉄道事業等での運輸収入の増加があったものの、不動産業における分譲収入の減少などにより、営業収益は18,680百万円と前中間連結会計期間に比べ1,924百万円(9.3%)の減収となり、営業利益は2,192百万円と前中間連結会計期間に比べ602百万円(21.5%)の減益、経常利益は2,255百万円と前中間連結会計期間に比べ604百万円(21.1%)の減益となり、親会社株主に帰属する中間純利益は1,594百万円と前中間連結会計期間に比べて397百万円(19.9%)の減益となりました。

 

事業の種類別セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりとなります。

 

①運輸業

 鉄道事業において、神戸須磨シーワールド開業等の行楽需要が好調であったことや、沿線企業の活況に加え、バス事業においても、貸切バスの稼働増加等により、外部顧客に対する営業収益は9,891百万円と前中間連結会計期間に比べ341百万円(3.6%)の増収となり、営業利益は841百万円と前中間連結会計期間に比べ11百万円(1.4%)の増益となりました。

 

②流通業

 山陽百貨店において、2023年4月にオープンした南館の売上が増加したものの、婦人服や家庭用品の売上が減少したこと等により、外部顧客に対する営業収益は4,574百万円と前中間連結会計期間に比べ107百万円(2.3%)の減収となり、営業利益は182百万円と前中間連結会計期間に比べ4百万円(2.4%)の減益となりました。

 

③不動産業

 分譲事業において、神戸市西区での「クレヴィアシティ西神中央」や加古川市での「ブランシエラ加古川リアラス」等の引渡しがあったものの、前期とのマンション分譲の規模の差等により、外部顧客に対する営業収益は2,479百万円と前中間連結会計期間に比べ2,150百万円(46.4%)の減収となり、営業利益は998百万円と前中間連結会計期間に比べ566百万円(36.2%)の減益となりました。

 

④レジャー・サービス業

 飲食業において、2023年12月にケンタッキーフライドチキン西神中央店の開業があったことやミスタードーナツも堅調に推移したこと等により、外部顧客に対する営業収益は1,090百万円と前中間連結会計期間に比べ47百万円(4.5%)の増収となりましたが、人件費や材料費等の増加により、営業利益は72百万円と前中間連結会計期間に比べ10百万円(13.0%)の減益となりました。

 

⑤その他の事業

 各種工事業において、工事受注の規模の差により、外部顧客に対する営業収益は644百万円と前中間連結会計期間に比べ54百万円(7.8%)の減収となり、営業利益は83百万円と前中間連結会計期間に比べ8百万円(9.4%)の減益となりました。

 

  (2)財政状態

 当中間連結会計期間末の総資産は、前期末に比べて1,118百万円減少し、113,415百万円となりました。また、純資産は前期末に比べて1,072百万円増加し、55,449百万円となり、自己資本比率は48.9%となりました。増減の主な内訳は、資産の部では現金及び預金が632百万円、建物及び構築物が405百万円、それぞれ減少しております。負債の部では短期借入金が1,716百万円増加し、支払手形及び買掛金が886百万円、長期借入金が2,566百万円、それぞれ減少しております。純資産の部では、利益剰余金が1,261百万円増加しております。

 

(3)キャッシュ・フロー

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ

319百万円減少し、5,099百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により得られた資金は、法人税等の支払等があったものの、税金等調整前中間純利益、減価償却費の計上等があり2,691百万円となり、前中間連結会計期間に比べ3,128百万円の減少となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は、定期預金の払戻による収入等があったものの、設備投資による有形固定資産の取得により1,822百万円となり、前中間連結会計期間に比べ2,505百万円の減少となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は、長期借入金の返済による支出等があったものの、短期借入金による純増減額等により1,188百万円となり、前中間連結会計期間に比べ4,096百万円の減少となりました。

 

(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分

析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重

要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(7)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。