本資料に記載されている当社グループの業績予想、目標、計画、予想その他の将来情報については、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき作成した当該時点における当社の判断又は考えに過ぎず、実際の当社グループの業績、財政状態その他の結果は、国内外の政治、経済、金融情勢の変動や、意図する施策の状況その他の本資料の作成時点で不確実な要素等により、本資料の内容又は本資料から推測される内容と大きく異なる場合があります。
当社グループは、2006年に制定したグループの経営理念及び経営方針である「グループビジョン」と、グループのコンプライアンスに関する基本原則を定めた「西武グループ企業倫理規範」のもと、都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業、不動産事業のほか、スポーツ事業など幅広い事業活動を通じて、その社会的責任を果たし、新たな行動と感動を創造することにより、お客さまに信頼され、選ばれる企業グループを目指しております。
「グループビジョン」は、グループの役割・使命及び基本姿勢を示した「グループ理念」、この理念を実現するための行動指針「グループ宣言」及びこれらをお客さまへのメッセージとして集約した「スローガン」から構成され、内容は以下のとおりであります。
<グループビジョン>
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☆グループ理念 私たち西武グループは地域・社会の発展、環境の保全に貢献し、安全で快適なサービスを提供します。また、お客さまの新たなる感動の創造に誇りと責任を持って挑戦します。
☆グループ宣言 私たちは、「お客さまの行動と感動を創りだす」サービスのプロフェッショナルをめざします。 ①誠実であること ・常に、「安全」を基本にすべての事業・サービスを推進します。 ・常に、オープンで、フェアな心を持って行動します。 ・常に、お客さまの声、地域の声を大切にします。 ②共に歩むこと ・常に、自然環境、地球環境への配慮を忘れません。 ・常に、地域社会の一員として行動します。 ・常に、グループ内外と積極的に連携を図ります。 ③挑戦すること ・常に、グローバルな視点を持って行動します。 ・常に、時代を先取りする新しいサービスを提案します。 ・常に、お客さまの生活に新しい感動を提供します。
☆スローガン でかける人を、ほほえむ人へ。
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企業価値の極大化に向け、「西武グループ長期戦略」に基づき、当社グループが保有する経営資源の有効活用をおこないながら、様々な事業・サービスを組み合わせて提供できる領域・付加価値を拡大し、あらゆる場面でお客さまの生活を応援していく企業グループとなることで、今後とも持続的かつ健全な成長を目指してまいります。
このような中、当社グループは、2021年5月13日に「「アフターコロナの社会における目指す姿」を見据え、コロナショックを乗り越え、飛躍への道筋をつける。」をテーマに、「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とし、「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」(以下、「中期経営計画」)を策定いたしました。
中期経営計画では、当社グループの「アフターコロナの社会における目指す姿」を「最良、最強の生活応援企業グループ」とし、その実現に向けて取り組んでいく3ヵ年としております。コロナ禍で進んだ価値変容、行動変容はアフターコロナの社会に定着するとの想定から、それに対応しビジネスモデルを変革することに加え、コロナショックのような危機は今後も繰り返し起こるものと想定し、いかなる事業環境下においても、企業価値、株主価値の極大化を果たしていけるように企業体質を強化してまいりました。
<中期経営計画の取り組み>
ここからは、「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とした取り組みについて、その進捗と翌連結会計年度以降の取り組みをご説明いたします。
Topic1:経営改革
コロナ禍で浮き彫りになった経営課題にまっすぐ挑み、以下のとおり、「アセットライトな事業運営」「損益分岐点の引き下げ」「ニューノーマルに合わせたサービス変革」という3つのテーマに対し、聖域なく「経営改革」を断行してまいりました。
テーマ① アセットライトな事業運営
繰り返し起こると想定される危機に対してより強固な体質を構築すべく、アセットの「保有」と「運営」の一体構造から、「アセットライト」をテーマにビジネスモデルを変革すべく、下記の方針に基づき、すべての資産・事業の内容について保有メリットや開発の余地、また、売却・流動化によるキャッシュ創出規模などを総合的に勘案し、峻別を進めてまいりました。
「売却・流動化」については、2021年7月1日には西武建材株式会社の株式譲渡、2021年12月に新横浜スクエアビルなどオフィスビルの流動化を実施いたしました。さらに、一歩踏み込んだ事業ポートフォリオの見直しとして、西武建設株式会社の株式95%を、2022年3月31日に株式会社ミライト・ホールディングス(現 株式会社ミライト・ワン)へ譲渡いたしました。
また、ホテル・レジャー事業については、ホテルアセットライトを進めました。GIC Private Limited(以下「GIC」といいます。)の関係会社に対し、ザ・プリンス パークタワー東京など、当社連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズが保有するホテル・レジャー事業の一部資産26物件の譲渡をおこないました。譲渡した物件については、ホテルオペレーター会社「株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド」が対象物件の運営業務を受託しております。今後は、GICとの長期的かつ強固なパートナーシップに基づき、GICが国内外において有するホテル経営の知見及び資金力を活用した安定的な成長投資により、また、GICが有する国内外の豊富なネットワークの活用により、ホテル・レジャー事業に係る資産の本源的な価値の極大化、及び業界No.1のホテルチェーンの構築を実現し、当社グループの「企業価値向上の原動力」であるホテル・レジャー事業の中長期的な成長をはかってまいります。
その他、継続保有する資産については、株式会社プリンスホテルが保有するホテル・レジャー事業の資産を「株式会社西武リアルティソリューションズ(2022年4月1日株式会社プリンスホテルから商号変更)」に集約するグループ内組織再編を実行し、新体制での運営に移行しております。今後、総合不動産会社を目指すとともに、グループの保有資産の価値極大化をはかってまいります。
翌連結会計年度においては、これまで進めてきた「アセットライトな事業運営」をさらに進め、私募ファンド、私募REITをはじめ、当社グループにおける有効な不動産回転型ビジネスの検討を進めてまいります。
テーマ② 損益分岐点の引き下げ
有価証券報告書提出日現在においては、ウクライナ情勢に端を発する原油高の影響などにより、固定費は増加傾向にありますが、当連結会計年度までの取り組みとして、都市交通・沿線事業におけるダイヤ改正やホテル・レジャー事業における要員コントロールなどにより、恒常的な固定費低減に取り組んでまいりました。また、「バックオフィス業務の共通化」を企図し、柔軟な働き方、及び専門性の高い人財により最適なシェアード・サービスを提供する「株式会社西武プロセスイノベーション」を2022年12月1日付で設立し、2023年6月1日に運営を開始いたしました。管理支援業務の集約及び選択式週休3日制等フレキシブルワークを実現し、多様な人財が活躍することで生産性の向上をはかってまいります。
テーマ③ ニューノーマルに合わせたサービス変革
当連結会計年度までに「プリンスグランドリゾート軽井沢」を国内を代表する「ワーケーションリゾート」としての地位確立を目指すエリアと位置づけ、東日本旅客鉄道株式会社などと連携し、施設やサービス、商品の充足をおこないました。さらに、株式会社ステップアウトが、アウトドア事業領域の拡大に向けバーベキュー事業の開始やキャンプ場のオープンに向けた取り組みを進めてまいりました。引き続き、新たな時代において、西武グループのサービスをご利用いただくお客さまを広げ、満足いただくことで、多様なサービスを繰り返しご利用いただく「西武グループのファン」を増やしてまいります。
都市交通・沿線事業の経営改革
都市交通・沿線事業においても西武鉄道株式会社の定期収入はリモートワークの定着などにより需要減少が継続しており、人々の行動変容・価値変容が進むことによって、「移動」頻度も大きく見直されることとなり、定期収入がコロナ前の状態まで完全に回復する可能性が低くなっております。こうしたことから、上記の取り組みに加え、当連結会計年度については、都市交通・沿線事業の損益構造をさらに見直すべく、「組織・運営体制の見直し」「売上高向上」「固定費の低減」を柱に、「都市交通・沿線事業の経営改革」を進めてまいりました。
<組織・運営体制の見直し>
西武鉄道株式会社は、中核事業である鉄道業、ならびに沿線価値創造機能に特化するため、西武園ゆうえんちなど鉄道業以外の不動産を当社連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズへ移管いたしました。また、西武園ゆうえんちについては運営主体を当社連結子会社である株式会社横浜八景島へ運営委託をいたしました。このような不動産の移管及び沿線観光事業の運営体制見直しをおこなうことで、より専門性を高め、収益力の強化やグループシナジーを発揮できる最善の組織・運営体制を構築いたしました。
今後は、グループ事業運営におけるノウハウ・リソースの集約や専門性向上により、各事業のさらなる成長につなげてまいります。
<売上高向上・固定費の低減>
西武鉄道株式会社において、混雑分散化及び沿線施設利用促進の取り組みとして、2022年7月より平日朝の乗車ピーク時間帯以外の特定時間帯に入出場した際や、西武線沿線の観光地や開催イベント等へのおでかけなど特定の条件で乗車するとSEIBU Smile POINTが貯まる乗車ポイントサービスの運用を開始いたしました。また、2022年12月からはWebで特急券・指定券を購入できるチケットレスサービス「Smooz」をフルリニューアルし、西武グループの会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」と会員基盤を統合することで、会員連携を強化し、利用促進をはかってまいりました。
今後も駅業務のスマート化、保有車両数の削減、従業員エンゲージメント向上のための環境改善等、売上高向上や固定費の低減にむけて損益構造の見直しに取り組んでまいります。
Topic2:デジタル経営
当連結会計年度においては、当社に「DX・マーケティング戦略部」を設立し、スピード感を持ってデジタル経営を推進してまいりました。
翌連結会計年度については、新たな取り組みとして「SEIBU PRINCE CLUB」において、2023年4月1日よりSEIBU Smile POINTを「PASMO」へチャージすることが可能となりました。また、2024年度には海外事業所にてSEIBU Smile POINTのポイント進呈及び利用ができるようになるなど、お客さまに西武グループの多様なサービスを繰り返し利用していただけるよう努めてまいります。
今後も、攻めと守り双方の視点からデジタル経営を実現すべく、グループ会員組織「SEIBU PRINCE CLUB」を中心にグループ内外のデータをつなぎ利活用できる「グループマーケティング基盤」を構築し、その利活用により、前述のニューノーマルに合わせたサービス変革、さらには「西武グループのファン」獲得につなげてまいります。
また、管理系基幹システムのグループ共通システム化などを進め、業務改革、働き方改革を実現し、固定費削減につなげます。
Topic3:サステナビリティ
安全、環境、社会、会社文化の4領域12項目のアジェンダにおいて持続可能な社会実現のため「サステナビリティアクション」に取り組んでまいりました。中でも、環境への取り組みは、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同や、2020年度に設立した西武アグリ株式会社などにより西武グループ初となるソーラーシェアリングを開始するなど、気候変動が進む中でリスク・ビジネス機会双方の影響を適切に認識し、積極的に対応していく「グリーン経営」の実現に努めてまいりました。
当連結会計年度は、環境領域において、2022年4月1日より、株式会社西武リアルティソリューションズが管理をおこなう大規模オフィスビル「ダイヤゲート池袋」で使用する電気の全てを、西武グループが運営する「西武武山ソーラーパワーステーション」による発電(環境価値が付いた電力)で賄い、実質CO₂排出ゼロでの運営を実現いたしました。また、軽井沢・プリンスショッピングプラザにおいてオンサイトPPAによる太陽光発電を導入し、2023年3月より稼動を開始しております。引き続き、気候変動への対応について、スピード感を持った対応が求められることから、より一層の削減を着実に進めるため、CO₂排出量削減目標について、変更・新設(長期目標:2050年度ネットゼロ 中期目標:2030年度までに2018年度比46%削減 短期目標:毎年度 前年度比5%削減)いたしました。
また、翌連結会計年度については、引き続きCO₂排出量削減目標の達成に向け、利用エネルギーの削減、再生可能エネルギー導入に努めてまいります。その一環として、西武バス株式会社では2023年4月より100%電気で走る大型路線バスの導入を開始いたしました。その他、2023年4月にはG7広島サミットの主会場となったグランドプリンスホテル広島をはじめ、軽井沢プリンスホテル、札幌プリンスホテルの3ホテルで、観光品質認定制度「サクラクオリティ」及びSDGsを実践する宿泊施設の国際認証である「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティグリーン)」を同時取得いたしました。
今後も引き続き「サステナビリティアクション」を推進することで、持続可能な社会実現に向け努めてまいります。
<今後に向けて>
上記で述べた、中期経営計画の取り組みを踏まえ、当社グループにおける各社の役割を明確にし、アフターコロナにおいて企業価値・株主価値の最大化を果たす体制を構築いたしました。
構築した組織体制に合わせ、経営改革による主力事業の専門性強化と連動した西武グループ人財戦略の基本コンセプトを策定いたしました。「人財の見える化」「従業員満足度(ES)向上」「マネジメント強化」「人財の創出・精鋭化」「多様性推進」「経営人財育成」の6つの戦略テーマに沿った各施策を推進することで、エンゲージメント向上、人財創出を実現し、「プロフェッショナル集団」を目指してまいります。
<重視する経営指標>
「アフターコロナの社会における目指す姿」に向けて、「アセットライト」を意識し、下記4つの資本効率や最適資本構成を示す経営指標について「中長期的に目指す水準」を2021年5月の中期経営計画策定時に設定いたしました。
・ROE 10%以上
・ROA 3.5%以上
・自己資本比率 25~30%
・ネット有利子負債/EBITDA倍率 6倍台
今後、これらの重視する経営指標の水準に近づくよう努めてまいります。
当社グループは、これまでもこれからも「でかける人を、ほほえむ人へ。」を変わらぬスローガンとして掲げ、お客さま、地域社会とともに成長していく企業として、お客さまの行動と感動を創造し、豊かで持続可能な社会を実現してまいります。また、お客さま、地域社会、地球環境にとって「最良」であり、それを支えるために揺るがぬ安全・安心を守り抜き「最強」であることを目指し、BHAG(Big Hairy Audacious Goals)をキーワードにイノベーションに挑戦し続け、企業価値・株主価値の極大化に向けて企業運営をおこなってまいります。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいて当社グループが判断したものであり、種々の要因により実際の結果とは異なる可能性があります。
(1) サステナビリティ全般についての考え方及び取組
当社グループでは、グループの経営理念及び経営方針である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的かつ力強い成長を目指すための取組を「サステナビリティアクション」と呼んでおります。サステナビリティアクションでは、社会課題や事業環境等を踏まえながら、当社グループが特に取組むべき4つの領域(「安全」・「環境」・「社会」・「会社文化」) と12のアジェンダ(重要テーマ) を設定しており、これらのアジェンダに沿った取組をグループ全社で推進しております。
以下では、当社グループのサステナビリティ全般に関するガバナンス体制、戦略、リスク管理ならびに指標及び目標について記載し、後記「(2) 気候変動への対応」では該当項目に係るガバナンス体制、戦略、リスク管理ならびに指標及び目標について、また、「(3) 人的資本・多様性」では、該当項目に係るガバナンス体制、戦略ならびに指標及び目標について特に記載しております。
(ガバナンス体制)
サステナビリティアクションを持続的・積極的かつ体系的に進める体制を整えるため、「西武グループサステナビリティアクション推進体制規程」を制定しております。本規程に基づき、当社CEOを委員長・議長とし、当社社長執行役員兼COO、当社経営戦略部担当執行役員、主要事業会社社長により構成される当社CEOの諮問機関である「西武グループサステナビリティ委員会」を設置し、原則年2回定例会議を開催しております。本委員会では、当社グループのサステナビリティアクションへの取組方やグループ各社におけるサステナビリティアクションの推進状況、気候変動リスク、人的資本等に関連する対応、その他グループ横断的事項について報告・ディスカッションをおこなっております。本委員会での報告・ディスカッションの内容は、当社取締役会に報告しております。また、本委員会での議論により実効性を持たせるため、当社経営戦略部長を議長とし、主要事業会社に設置しているサステナビリティアクション推進部署の代表者により構成される「西武グループサステナビリティアクション推進者会議」において情報共有をおこなっております。
(戦略)
当社グループはすべての活動の出発点であり、変わることのない基本姿勢である「グループビジョン」に基づき、すべての事業・サービスを展開しております。当社の事業・サービスを取り巻く環境は刻一刻と変化しておりますが、サステナビリティアクションの推進により将来想定されるリスクを低減しながらビジネスチャンスを創出することで、当社グループの持続的かつ力強い成長につなげていくことができると考えております。
サステナビリティアクションでは、リスクマネジメント及びビジネスチャンスの創出の観点から、特に取組むべき4つの領域(「安全」・「環境」・「社会」・「会社文化」) と12のアジェンダ(重要テーマ) を設定しており、テーマに沿った対応をおこなっております。具体的な対応策や進捗は、当社WEBサイトをご覧ください。
当社WEBサイト
https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/
当該サイトは、年1回夏頃に各種取組の更新をおこなっております。
(リスク管理)
当社では、サステナビリティや人的資本・多様性に関するリスクを含むあらゆる事業等のリスクについて識別、評価及び管理するために、年2回リスクマネジメント会議を開催しております。詳細は、「
また、特に気候変動に関するリスクは西武グループサステナビリティ委員会においても識別、評価及び管理しております。当該委員会において、気候変動がもたらすリスク及び機会が当社グループに及ぼす影響を、外部のパラメーターや定量評価の手法によって推計することで、影響の大きさを大・中・小で評価し、その対応策を検討しております。
(指標及び目標)
当社では、サステナビリティアクションのアジェンダの1つとして、「温室効果ガス削減」を掲げております。加えて、気候変動が当社グループに及ぼす影響も甚大であることを踏まえ、以下のとおり環境負荷削減目標を設定しております。
■CO2排出量
長期目標:2050年度にネットゼロ
中期目標:2030年度までに2018年度比46%削減
短期目標:毎年度 前年度比5%削減
■再生可能エネルギー導入率
長期目標:2050年度100%
中期目標:2030年度50%
CO2排出量の実績については、当社がWEBサイト等で公表している統合報告書をご覧ください。なお、当該統合報告書については、例年、夏頃から秋頃にかけて最新版を公表しております。
また、当社グループでは、非財務指標として、「
■人的資本に関する目標値(下記管理職比率については該当年度末時点。下記取得率については該当年度中)
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2025年度 |
(参考:2022年度) |
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女性管理職比率 |
15% |
5.7% |
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年次有給休暇取得率 |
80% |
77.8% |
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男性育児休業取得率 |
100% |
71.1% |
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外国人管理職比率 |
現状以上 |
0.1% |
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経験者採用者管理職比率 |
現状以上 |
14.5% |
※対象会社:株式会社西武ホールディングス、西武鉄道株式会社、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド、
株式会社西武リアルティソリューションズ
サステナビリティアクションの推進によって持続的な社会の実現と当社の力強い成長を目指すため、適切な指標及び目標の設定を今後も一層検討してまいります。
(2) 気候変動への対応
当社ではTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、下記「戦略」に記載のとおり、気候変動が事業に与えるリスクと機会について、気候変動による平均気温上昇を2℃未満に抑制したシナリオと平均気温が4℃上昇したシナリオの複数シナリオについて検証を実施しております。
(ガバナンス体制)
上記のとおり、気候変動への対応を含むサステナビリティ全般のガバナンスは、西武グループサステナビリティ委員会にておこなっております。同委員会では地球温暖化の主要因であるCO2排出削減に向けた取組のモニタリングや気候変動リスクの抽出、対応方法などについて議論するなど、TCFD提言に基づく取組についてモニタリング及び方向性の決定をおこなっております。
同委員会の構成員等は、「
(戦略)
以下の表は、TCFD提言などで示されているリスク・機会の項目を中心に、当社における気候変動にともなうリスク・機会を抽出したものです。低炭素社会への移行に関する移行リスクと、気候変動による物理的変化に関する物理的リスク及び低炭素社会への移行等にともない発生する機会について分類し、気候変動による平均気温上昇を2℃未満に抑制したシナリオと平均気温が4℃上昇したシナリオを設定し、当社グループへの影響評価をおこなっております。
(影響度欄 矢印3本:影響度大 矢印2本:影響度中 矢印1本:影響度小。下向きの矢印:リスク、上向きの矢印:機会)
(期間欄 短期:1~3年 中期:4~10年 長期:10年以上)
これらのリスク・機会に対しては、以下を主な対応策として設定しております。
■移行リスクへの対応
省エネ化による使用エネルギーの削減
再生可能エネルギーの自家発電や外部調達
■物理的リスクへの対応
各施設の浸水・防水対策、土砂崩れ危険個所等の把握と対応
保険等の活用
総合復旧訓練等の異常時訓練実施
■機会への対応
適切な設備更新によるエネルギー消費の抑制
社有地や社有林等の有効活用を目指し、太陽光発電、バイオマス発電等の推進
(リスク管理)
気候変動関連リスクについては西武グループサステナビリティ委員会にて識別・評価し、抽出・特定されたリスク・機会については「サステナビリティアクション推進体制」において対応するサステナビリティアクション及び「リスクマネジメント体制」において対応するリスクマネジメントにて、順次適切に対応してまいります。また、気候変動リスクについては「西武グループリスクマネジメント規程」に基づき毎年策定している「リスクマネジメント計画」のリスクセットの1つとして設定しており、全社的なリスクマネジメントに統合し、管理をおこなっております。リスクマネジメント体制等は、
(指標及び目標)
気候変動への対応として環境負荷削減目標を設定しております。詳細は、「
(3) 人的資本・多様性
当社グループでは、「はたらく人を、ほほえむ人へ。」をスローガンとして、経営計画と連動した「西武グループ人財戦略 基本コンセプト」を策定しております。これにより、従業員一人ひとりが成長し、能力を最大限発揮することでエンゲージメント向上につなげるとともに、経営計画と連動した人財創出・確保に重点的に取組むことで、プロフェッショナル集団を目指してまいります。
(ガバナンス体制)
人的資本・多様性に係るガバナンスの体制については、上記「
(戦略)
当社グループの人財戦略としては、「はたらく人を、ほほえむ人へ。」をスローガンとして掲げ、「6つの戦略テーマ」として「人財の見える化」「従業員満足度(ES) 向上」「マネジメント強化」「人財の創出・精鋭化」「多様性推進」「経営人財育成」を設定しております。当社は、これらの戦略テーマの実効性を高めるために、「人財マネジメント重点項目」である「処遇」「配置」「育成」「採用」「労務」それぞれの基本方針を明確にし、各施策を実行してまいります。
具体的には、各事業や各業務に求めるスキルを明確にしたうえで、OJTに加えてOff-JTや社外での学びを効果的に活用し、従業員の主体的なスキル向上・キャリアビジョン実現を支援してまいります。また、キャリアパスについては、年齢、勤続、性別等に関わらず、能力や成果に基づいた昇進を実現するとともに、若手や女性などを積極的に登用し、本人の希望と会社からの期待を一致させ、それぞれの成長につながるよう適所適材な人財配置をおこなってまいります。
また、新卒採用に加え経験者採用を積極的に実施し、必要な人財を確保するとともに、多様な社員が活躍できるように事業に応じて柔軟な働き方を推進するとともに、生涯にわたり健康で幸福度の高い生活が送れるような環境を整備してまいります。
そして、上記人財マネジメント重点項目による成果を最大化するために、ダイバーシティ&インクルージョンを推進してまいります。
(指標及び目標)
人的資本及び多様性に関する指標及び目標を設定しております。詳細は、「
(当社のリスクマネジメント体制及び運用状況)
当社グループは、事業活動に関わるあらゆるリスクを的確に把握し、リスクの発生頻度や経営への影響を低減していくため、当社の経営戦略部を当社及び西武グループ全体のリスクマネジメント統括部署とし、同部担当の業務執行担当役員を、グループ全体のリスクマネジメントの実施及び運用の責任と権限を有するリスクマネジメント総括責任者とするとともに、当社において、当該リスクマネジメント総括責任者を議長とし、当社の各部長・室長を構成員とするリスクマネジメント会議を開催しております。
また、グループ内子会社のうち、主要7社各社に、当該各社及びそれぞれの会社がガバナンスの観点から監督すべき系列の会社(以下「ガバナンス系列の会社」という。)におけるリスクマネジメントに関する社内体制を統括する部署としてリスクマネジメント統括部署を設置しています。さらに、当該主要7社各社のリスクマネジメント統括部署を担当する業務執行役員を、当該各社及びそれぞれの会社に属するガバナンス系列の会社におけるリスクマネジメントの実施及び運用の責任を有するリスクマネジメント責任者としています。
各社リスクマネジメント統括部署は、リスクマネジメントの状況を取りまとめ、各社のリスクマネジメント総括責任者又はリスクマネジメント責任者に報告します。かかる報告を受けたリスクマネジメント責任者は、当該報告を取りまとめ、各社の取締役会及び内部監査部門、ならびに当社のリスクマネジメント総括責任者に報告しております。さらに、リスクマネジメント総括責任者は、これらの報告を取りまとめ当社の取締役会及び監査・内部統制部に報告しております。
(当社グループの事業に関する主なリスク及び各リスクの発生可能性・影響度の評価)
当社グループの事業に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には次のようなものがあり、各リスクの発生可能性・影響度の評価は、下記のとおりであります。当社グループは、これらのリスクを十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力をいたします。
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発生可能性 |
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低 |
中 |
高 |
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影 響 度 |
大 |
・重要な訴訟 |
・情報システム・情報管理 ・法的規制とコンプライア ンス |
・自然災害・事故・感染症 ・保有資産の価値 |
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中 |
・退職給付費用・退職給付 債務 |
・収益構造 ・有利子負債・金利上昇 ・風評 ・与信管理 ・中期経営計画 ・食中毒や食品管理 ・経済情勢 ・協力企業・取引先 |
・燃料費・電気料金・ 原材料価格の高騰 ・競争激化 ・気候変動 ・ホテル・レジャー事業に おける運営受託契約 (「MC契約」) ・観光客の減少 ・少子高齢化及びそれに ともなう人財確保 |
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小 |
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・為替変動 |
・技術革新 |
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(各リスクの内容及び対応状況)
下記事項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は原則として当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 自然災害・事故・感染症等に関するリスク
本項目については、地震、台風、大雨など自然災害が昨今全国的に顕著な影響を及ぼしていること、また、新型コロナウイルス感染症等疫病の流行を含め、当社グループの事業特性上影響を受ける範囲が広いと考えていることから、前述のとおり、発生可能性「高」・影響度「大」のリスク項目と認識しております。
当社グループの事業においては、「安全・安心」を最重要課題と認識し、運輸安全マネジメント体制をはじめとする都市交通・沿線事業における安全性向上の取り組みやホテル・レジャー事業における食の安全確保の施策の推進、施設の安全対策の実施等安全管理には万全の注意を払っております。しかしながら、大規模な事故、地震等の自然災害、テロ行為等が発生した場合、その対策費用の発生及びビジネスモデルの転換等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
また、当社グループは、「アセットライト」をテーマとしたビジネスモデルの変革などにより、いかなる事業環境下でも持続的成長を果たしていけるよう企業体質の進化に努めております。しかし、依然として都市交通・沿線事業やホテル・レジャー事業等において台風や冷夏、酷暑、降雪の状況等の天候不順の場合にお客さまの減少等が見込まれるほか、新型コロナウイルス感染症等治療方法が確立されていない疫病が流行した場合には休業や出控え等が懸念され、営業収益の減少や対策費用の発生等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(2) 保有資産の価値に関するリスク
鉄道業やホテル業等の事業を展開する当社グループは、その事業の性質上、多くの不動産等の固定資産を保有していることから、前述のとおり、発生可能性「高」・影響度「大」のリスク項目と認識しております。当社グループでは、事業別ハードルレートの運用による投資の厳選や、既存資産の活用・稼働向上に向けた、資産・事業の売却及び流動化等による資産ポートフォリオの見直し(ノンコア資産の整理)、都心エリアやリゾートの再開発の検討など各種取り組みをおこなっているものの、当社グループが保有している不動産、有価証券等の資産には、価格変動リスクが存在するため、経済情勢又は景気の動向、保有資産のキャッシュ・フロー創出能力の低下等によって保有資産の価値が毀損し、減損損失の発生、又は売却により売却損が発生する等当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(3) 燃料費・電気料金・原材料価格の高騰に関するリスク
都市交通・沿線事業においては、原油価格の高騰によりバス業やタクシー等において燃料費が増加する場合があります。鉄道業においては、特に東京電力エナジーパートナー株式会社から供給される電力に依存しており、今後、基本料金の引き上げや再生可能エネルギーの普及にともなう促進賦課金の増加により、電気動力費が上昇する場合があります。
これらのリスクへの対応策として、当社グループは、燃料費、電気動力費、原材料等の価格変動の常時把握、省エネ機器や車両の導入、グループメリットを活かした取引先との価格交渉をおこない、効率的な事業運営をはかるとともに、サービス価格の見直しなども必要に応じておこなってまいりますが、原油価格や電気料金、原材料の価格が高騰した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(4) 競争激化に関するリスク
当社グループは、多くの事業で厳しい競争に直面しております。
当社グループのホテル・レジャー事業におけるホテル業においては、新型コロナウイルス感染症の影響にともない、ビジネス利用や宴会需要が減少している中で、変化する消費者のニーズに対応すべくサービスの差別化をおこなう必要があり、競争が激化しております。
また、既存の外資系ホテルや宿泊特化型ホテルの進出、及び民泊等の拡大は、業界の競争を一層激化させます。
さらに、当社グループの不動産事業は、不動産賃貸業における商業施設等の運営において、競合他社との価格、立地等での厳しい競争に直面しております。
これらのリスクへの対応策として、当社グループでは、多数保有する宴会場にて、グループ内外のコンテンツを活用した自主興行などをおこなうMICE2.0へ向けた取り組み、ワーケーションの推進のほか、日本最大級のネットワークを活かしたチェーンオペレーション、当社グループのブランドマネジメントによる競合他社との差別化や、必要に応じた事業提携・買収の活用検討、サステナビリティアクション推進、グループ各社の役割強化に向けたグループ内組織再編、グループ共通の会員サービス充実等を実施し、競争力の維持及び強化に努めております。しかしながら、それでもなお、これらの競争に関し、優位性を確保できなかった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(5) 気候変動に関するリスク
当社グループは、年々影響が大きくなる気候変動について、移行リスク・物理的リスク両面から影響を受ける可能性があります。
移行リスクについては、気候変動抑制に向けた各国の温室効果ガス排出規制の強化や炭素税の賦課などにより、電気料金や温室効果ガスを排出する化石燃料費が上昇する可能性や、低炭素社会への移行に対応できないことによるレピュテーションリスクなどにより、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、物理的リスクについては、豪雨・土砂災害など異常気象の激甚化による運休・休業の影響や建物の改修コスト増加の可能性に加え、夏期の気温上昇による出控えやホテル・レジャー事業における降雪量の減少によるスキー客の減少等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(影響度欄 矢印3本:影響度大 矢印2本:影響度中 矢印1本:影響度小。下向きの矢印:リスク、上向きの矢印:機会)
(期間欄 短期:1~3年 中期:4~10年 長期:10年以上)
これらの気候変動リスクについては、具体的には、当社グループでは、CO₂排出量削減目標を変更・新設(長期目標:2050年度ネットゼロ 中期目標:2030年度までに2018年度比46%削減 短期目標:毎年度 前年度比5%削減)し、省エネルギー車両・設備の導入や、太陽光発電等の自然エネルギー、次世代バイオディーゼル燃料等の再生可能エネルギーの活用、ソーラーシェアリング事業の実施など地球温暖化防止策を進めるとともに、激甚災害に備えた訓練の実施、避難計画の策定等をおこない、危機管理体制を整えるなど災害対策を実施することで、気候変動による影響低減のためのビジネスモデルの転換等の検討に努めております。
また、当社は「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」に2021年度より賛同を表明し、その取り組みについて議論する「TCFDコンソーシアム」にも参加しております。気候変動の事業へのリスクと機会の検証については、気候変動による平均気温上昇を2℃未満に抑制したシナリオと平均気温が4℃上昇したシナリオの複数シナリオについて検証を実施するなど、提言に沿った分析、開示をおこなっております。さらに、上記温室効果ガス排出量削減を含む、サステナビリティアクションを今後も持続的・積極的かつ体系的に進めるため、当社の経営戦略部を統括部署とし、事業部門と協働してグループ横断的に取り組むとともに、当社CEOを委員長・議長とする「西武グループサステナビリティ委員会」を設置し、国際要請の確認や、当社グループにおける温室効果ガス排出量削減状況の確認及び削減に向けた取り組みの検討をおこなうほか、情報開示事項の共有等を実施して気候変動リスクの未然防止に努める体制を整備しております。
しかしながら、脱炭素社会への想定外かつ急速な移行に対応できなかった場合、当社グループの信用・ブランドの毀損にともなう営業収益の減少や、対策費用、設備更新の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(6) ホテル・レジャー事業における運営受託契約(「MC契約」)に関するリスク
当社グループは、ホテル・レジャー事業において、アセットオーナーと締結している運営受託(MC)契約に基づき、オペレーターとしてホテル・ゴルフ場・スキー場等を運営しております。
各事業所においてはアセットオーナーの期待を上回るリターンの創出に努めておりますが、経済情勢等の理由により同契約を継続できなくなった場合、ホテル運営受託数が減少し、当社グループの業績及び財務状況に加え、当社グループが2022年に掲げた「国内外のホテル拠点を250か所へ拡大する」というグローバルオペレーターとしての目標の達成時期にも影響を与える可能性があります。
(7) 観光客の減少に関するリスク
当社グループはホテル・レジャー事業を中心に、海外からの観光客の増減を含む日本の観光市場の動向により大きな影響を受けます。日本の観光市場は、日本の経済状況、為替相場の状況、諸外国における対日感情、自然災害、事故、疫病等の影響を受ける可能性があります。
また、当社グループでは、海外においては主として米国ハワイ州においてホテル・レジャー事業を運営しております。これらは、上記の要因による影響を受けるほか、米国景気をはじめとして国際情勢に変動が生じた場合には、ハワイ州への渡航者数が減少することにより、営業収益が減少する可能性があります。
これらのリスクへの対応策として、当社グループでは、ホテルのグローバル展開など単一市場に依存しないマーケティングや旅客誘致プロモーション活動の強化、国内施設・海外施設間の相互送客、リスクを機とした新たな商品開発、グループ共通の会員サービスやマーケティング活動の強化等に加え、「アセットライト」をテーマとしたビジネスモデルの変革による企業体質の進化に取り組んでおりますが、それでもなお、日本又はハワイにおける観光客の急激な減少は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(8) 情報システム・情報管理に関するリスク
当社グループでは、都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業等様々な事業分野で、多くのⅠTシステムを使用しております。当社グループは、障害(攻撃)対応・復旧への訓練の実施、高可用なシステム導入を実現するプロジェクト管理、及び権限棚卸、協力企業の安全性確認等の対策をおこなっているものの、これらのシステムについて事故・災害、人為的ミス等によりその機能に重大な障害が発生した場合、当社グループの業務運営に影響を与え、営業収益の減少又は対策費用の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、他の鉄道事業者、鉄道関連サービス提供業者等他社のシステム障害による影響を受ける可能性があります。さらに、当社グループでは、ホテル・レジャー事業における宿泊者名簿や会員制サービス、都市交通・沿線事業における定期乗車券やIC乗車券の販売、不動産事業やグループポイントカード運営等における顧客データ等個人情報を含むデータベースを管理しております。当社グループでは、eラーニング、サイバー攻撃対応訓練等を活用したセキュリティ関連教育をおこない、個人情報の管理に十分留意しておりますが、万一、個人情報の流出等の問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下により当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(9) 収益構造に関するリスク
当社グループの事業のうち、特に都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業及び不動産事業においては、営業コストの相当部分が、人件費、減価償却費等の固定費で構成されているため、営業収益の比較的小幅な減少であっても、営業利益に大きな影響を及ぼすことになります。このようなリスクへの対応策として、当社グループでは、「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」に掲げる「経営改革」を聖域なく進めており、資産・事業の売却、流動化などの事業ポートフォリオの見直しによるアセットライトな事業運営、固定費削減等による損益分岐点低下、事業別ハードルレートの定着、浸透による効率的な設備投資実現のほか、働き方改革によるコスト削減に努めているものの、このような収益構造が、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、上記「経営改革」を進めているものの、特に、ホテル・レジャー事業については、営業収益の変動が比較的大きいことから、より大きな経済変動や新たなパンデミックが発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(10) 少子高齢化及びそれにともなう人財確保に関するリスク
当社グループでは、都市交通・沿線事業やホテル・レジャー事業等お客さまの生活に密着した事業を展開しております。具体的には、当社グループは、都市交通・沿線事業における定住人口増加策やインバウンド(訪日外国人)等へのパラダイムシフト施策を展開しております。しかしながら、少子高齢化による就業・就学人口の減少や現在又は将来における人口の減少により鉄道業やバス業等における輸送人員の減少、レジャー施設の利用人員の減少等が懸念されます。特に鉄道業においては西武鉄道沿線地域に経営資源が集中しており、同地域の人口の減少等による影響が懸念されます。また、当社グループは、鉄道業の営業収益の相当部分を通勤・通学で利用されるお客さまから得ており、東京の昼間人口の減少は当社グループの都市交通・沿線事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業では特に多くの労働力を必要としております。当社グループでは、「はたらく人を、ほほえむ人へ。」をスローガンとした西武グループ人財戦略の基本コンセプトを策定し、従業員のエンゲージメントの向上に加え、高度な専門性や新たな知見を有する人財の採用拡大など人財創出・確保に努めているものの、今後、若年層を中心とした人財確保がさらに困難になることが懸念されます。これらの場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(11) 有利子負債・金利上昇に関するリスク
当社グループは、鉄道業をはじめ、継続して多額の設備投資を必要とする事業をおこなっており、有利子負債についてはその削減に努めておりますが、有利子負債から現預金を差し引いたネット有利子負債残高は当連結会計年度末現在7,673億12百万円となっております。
資金調達にあたっては、長期かつ固定金利での借入を主とすることによる短期的な金利上昇リスクへの対応や調達条件の改善・維持、調達手法の多様化等の対応をはかっております。また、アセットライトな事業運営を実現すべく、資産・事業の売却及び流動化の実施ならびに設備投資の厳選等BSマネジメントの強化をはかってまいりましたが、今後の金利の上昇や金融市場の変化又は当社グループの財務状況等の悪化にともなう格付けの引下げ等が起こった場合には、支払利息が増加したり、返済期限を迎える有利子負債の借換えに必要な資金を含む追加的な資金を望ましい条件で調達することが困難になる可能性があります。これらの事情により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、資金を借入の返済に充てるために用いた場合、充分な資金を設備投資等に使用することができなくなる可能性もあります。
(12) 風評に関するリスク
当社グループの事業の多くは「西武」と「プリンス」等のブランドでサービスと製品をお客さまに直接提供しております。当社グループでは、ブランドマネジメントの実行、適切な情報管理、開示体制の整備、CS・ES向上施策をおこなっているものの、「事業等のリスク」に記載のいずれかのリスクが現実となった場合を含め、当社グループのブランドイメージが損なわれた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。さらに、これらのブランドと同一又は類似のブランドを使用する第三者も存在するため、これらのブランドイメージを損なうような第三者の行為・言動等が間接的に当社グループの評判を損なう可能性があります。
(13) 与信管理に関するリスク
当社グループでは、取引先の財務状況の把握、債権残高の把握、与信チェックにより与信管理体制の強化に努めておりますが、取引先の資金繰りの悪化等により代金の回収等に支障を来した場合等、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(14) 法的規制とコンプライアンスに関するリスク
当社グループでは、「西武グループ企業倫理規範」や「西武グループ人権方針」を定め、事業活動を通じてその社会的責任を果たすとともに、株主の皆さま及びお客さまをはじめとするすべてのステークホルダーからの信頼を獲得し、企業価値・株主価値を極大化させることに努めております。
また、当社グループの各事業においては、それぞれ法的規制を受けております。各法的規制を遵守するために、当社グループは、経済法制遵守体制を徹底し、また、法令改正や各種規制に関する情報収集及び社内教育の実施をおこなうように努めております。
都市交通・沿線事業等においては鉄道事業法、道路運送法等の法的規制を受けております。鉄道業では、鉄道事業法の定めにより、経営しようとする路線及び鉄道事業の種別毎に国土交通大臣の許可を受けなければならず(鉄道事業法第3条)、また、上限運賃の設定及び変更につき、国土交通大臣の認可を受けなければなりません(同第16条)。現在、鉄道業における当社グループの運賃は上限運賃に設定されているため、運賃の引上げには国土交通大臣の認可が必要となります。そのため、営業コストが増加した場合等であっても、その影響を適切な時期や程度において運賃に転嫁できない可能性があります。
なお、当社グループが現在受けている上記鉄道業の許可及び認可については、期間の定めはありません。また、これら鉄道業の許可又は認可について、鉄道事業法、同法に基づく命令もしくはこれらに基づく処分又は許可・認可に付した条件への違反等に該当した場合には、国土交通大臣は事業の停止を命じ又は許可を取り消すことができるとされております(同第30条)。有価証券報告書提出日現在におきまして、当社が知りうる限りこれらの違反等に該当する事実は存在せず、鉄道業の継続に支障を来す要因は発生しておりません。しかしながら、これらの違反等に該当し国土交通大臣から事業の停止を命じられ、又は許可が取り消された場合には、当社グループの事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。バス業やタクシーにおいても、道路運送法の定めにより、一般旅客自動車運送事業の許可(道路運送法第4条)等を受けなければなりません。
また、安全、バリアフリー化、省エネルギー、環境等に関する規制の強化に対応するための投資が必要となる可能性があります。
ホテル・レジャー事業では、旅館業法や食品衛生法等の法的規制を受けております。具体的にはホテル業における旅館業法による事業経営の許可(旅館業法第3条)等があります。
不動産事業では、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、建設業法、土壌汚染対策法等の法的規制を受けております。例えば、当社グループの保有するいずれかの不動産でアスベストを含む有害・有毒物質が発見された場合、その不動産の価値が下落する可能性があり、また、有害物質の対策をおこない、関連する環境責任を果たすために多大な費用の計上が必要となる可能性があります。さらに、これらの法制が変更された場合には、新たな義務の発生、費用負担の増加、保有不動産に関する権利の制限等により、保有不動産の価値低下や事業範囲の制限、大幅な開発計画の見直し等が生じる可能性があります。
これら現在の規制に重要な変更がおこなわれた場合や新たな規制が設けられた場合には、規制を遵守するために必要な費用が増加する可能性があり、また、規制に対応できなかった場合は、当社グループの活動が制限される等、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
また、新たな会計基準や税制の導入・変更により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(15) 「西武グループ中期経営計画」等に関するリスク
当社グループは、「「アフターコロナの社会における目指す姿」を見据え、コロナショックを乗り越え、飛躍への道筋をつける。」をテーマとした、「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」を3ヵ年フィックス方式で策定しておりますが、当社グループがこの計画に基づく経営戦略及び経営目標又はその他の開発計画等を達成できない場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(16) 食中毒や食品管理に関するリスク
当社グループにおいてはホテルやレストラン、店舗等において食事の提供や食品の販売をおこなっております。当社グループでは、食品安全管理体制の整備、食品安全監査、食品安全教育をおこない、品質管理や食品衛生には十分注意しておりますが、食中毒事故が発生した場合は営業停止の処分を受けるほか、当社グループの信用やブランドを毀損し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
そのほか、ノロウイルスによる食中毒や家畜の伝染病の発生等食品衛生や食の安全、安心に関する問題が発生した場合、営業収益の減少や在庫の廃棄ロス等の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(17) 経済情勢に関するリスク
当社グループは、日本国内を主たるマーケットとして事業を展開しており、各種経済情勢の影響を受けております。当社グループでは、経済情勢・市況を常時把握し、大幅な情勢の変化の際には、迅速なグループ方針の決定と正確なグループ展開に努めるとともに、効率的な事業運営体制を構築することとしています。しかしながら、それでもなお、消費の低迷や雇用状況の悪化、企業活動の停滞、需要の減少、不動産市況の低迷、海外経済の下振れ、地政学的リスク等が当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(18) 重要な訴訟に関するリスク
当社グループは、契約締結時におけるリーガルチェックの徹底や、講習会の実施等による法務知識の向上、顧問弁護士と連携した適切な対応に努めているものの、通常の業務過程において、契約を巡る紛争、損害賠償、労働紛争、環境汚染等に関連して第三者から訴訟その他の法的手段を提起されたり、政府から調査を受けたりする可能性があります。法的手続対応の負担に加え、仮に当社グループに不利に判決、決定等が下された場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(19) 協力企業・取引先に関するリスク
当社グループは、協力企業への管理・監督、業務委託管理体制の整備や「西武グループ人権方針」の開示をおこない理解を求めることにより、協力企業・取引先が当社又はお客さまへ提供するサービスがコンプライアンスを遵守し、確実に高い基準を満たすように努めておりますが、協力企業・取引先がそうした基準を満たすことができなかった場合等は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(20) 為替変動に関するリスク
当社グループは、在外子会社に対する資金モニタリングにより、事業収支の推移及び設備投資予定等を随時確認することや、為替や国内外の金利動向を踏まえた在外子会社による効率的な資金調達方法の検討を進めているものの、為替の変動により営業利益が減少し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
また、当社は、連結財務諸表を円表示で作成しているため、外貨表示で作成されている在外子会社の財務諸表の日本円表示への換算に際して、為替相場の状況により、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(21) 技術革新に関するリスク
当社グループの多くの事業分野で、新技術の進化及びその進化がもたらすビジネス変革のスピードは加速度的に増しております。
当社グループでは、新しい顧客体験(UX/CX)の提供を企図した新規施策の実施、DXデジタル人財の確保・育成、グループ顧客情報の統合とグループマーケティング基盤構築、新技術活用による業務効率化、5G等新技術に関するパートナーとの協業等を推進しているものの、先進技術の利活用に関する理解不足及び導入の遅れは、競合他社と比べてのサービス品質の低下による顧客離れを招く恐れがあり、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(22) 退職給付費用・退職給付債務に関するリスク
当社グループの従業員の退職給付費用及び債務は、割引率や年金資産の長期期待運用収益率等の数理計算で設定される前提条件に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と相違した場合又は前提条件が変更された場合は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、ウィズコロナのもとで、経済活動の再開が進み、景気が持ち直していくことが期待されますが、ウクライナ情勢の長期化などが懸念される中での原材料価格の上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動等による下振れリスクに十分注意が必要な状況であります。
このような状況の中、当社グループは、当連結会計年度において、2ヵ年目となる「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」のもと、「「アフターコロナの社会における目指す姿」を見据え、コロナショックを乗り越え、飛躍への道筋をつける。」をテーマに、「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とした取り組みを進めてまいりました。
「経営改革」については「アセットライトな事業運営」「損益分岐点の引き下げ」「ニューノーマルに合わせたサービス変革」というテーマに加え、「都市交通・沿線事業の経営改革」に取り組んでまいりました。中でも「アセットライトな事業運営」に対しては、2022年2月10日付で締結したGIC Private Limitedの関係会社であるReco Pine Private Limitedとの基本協定書に基づき、2022年6月30日付で、当社連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズは、ホテル・レジャー事業に係る資産の一部をGIC Private Limitedの関係会社であるReco Sky Private Limitedが直接又は間接に出資する複数の会社へ譲渡する契約を締結し、当連結会計年度においてザ・プリンス パークタワー東京など26物件の譲渡が完了いたしました。
また、「バックオフィス業務の共通化」を企図し、柔軟な働き方、及び専門性の高い人財により最適なシェアード・サービスを提供する「株式会社西武プロセスイノベーション」を2022年12月1日付で設立し、2023年6月1日に運営を開始いたしました。
「都市交通・沿線事業の経営改革」については、組織・運営体制の見直しを進め、西武鉄道株式会社は、中核事業である鉄道業、ならびに沿線価値創造機能に特化することで、より専門性を高め、収益改善に注力することが必要であると判断し、2023年4月1日を効力発生日として、西武鉄道株式会社の鉄道業以外の不動産を会社分割により株式会社西武リアルティソリューションズへ移管いたしました。
「デジタル経営」については、「グループマーケティング基盤」の利活用を開始し、グループ顧客の拡充に向けたサービス構築に取り組んだほか、会計システムの更改を実施いたしました。
「サステナビリティ」については、引き続き安全、環境、社会、会社文化の4領域12項目のアジェンダにおいて持続可能な社会実現のため「サステナビリティアクション」に取り組んでまいりました。環境領域においては、2022年4月1日より、株式会社西武リアルティソリューションズが管理をおこなう大規模オフィスビル「ダイヤゲート池袋」で使用する電気の全てを、当社グループが運営する「西武武山ソーラーパワーステーション」による発電(環境価値が付いた電力)で賄い、実質CO₂排出ゼロでの運営を実現いたしました。また、気候変動への対応について、スピード感を持った対応が求められることから、より一層の削減を着実に進めるため、CO₂排出量削減目標について、変更・新設(長期目標:2050年度ネットゼロ 中期目標:2030年度までに2018年度比46%削減 短期目標:毎年度 前年度比5%削減)いたしました。
当連結会計年度における経営成績の概況は、西武建設株式会社の連結除外や前述のザ・プリンス パークタワー東京など26物件の譲渡による減収があるものの、新型コロナウイルス感染症に係る制限の解除にともなう需要の増加を着実に取り込み、営業収益は、4,284億87百万円と前期に比べ316億31百万円の増加(前期比8.0%増)となりました。増収に加え、車両運用の見直しや業務の内製化などの固定費削減につながる取り組みも寄与し、営業利益は、221億55百万円と前期に比べ353億71百万円の改善(前期は、営業損失132億16百万円)となり、償却前営業利益は、772億47百万円と前期に比べ348億32百万円の増加(同82.1%増)となりました。
経常利益は、201億33百万円と前期に比べ375億73百万円の改善(前期は、経常損失174億40百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上があったものの、上記26物件の譲渡にともなう損益の計上などにより567億53百万円と前期に比べ461億30百万円の増加(同434.2%増)となりました。
各セグメントにおける業績は以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度よりセグメントの区分を変更しております。
(単位:百万円)
|
|
|
営業収益 |
|
|
営業利益 |
|
償却前営業利益 |
||
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セグメントの名称 |
当連結 会計年度 |
前期比 増減 |
前期比 増減率 (%) |
当連結 会計年度 |
前期比 増減 |
前期比 増減率 (%) |
当連結 会計年度 |
前期比 増減 |
前期比 増減率 (%) |
|
都市交通・沿線事業 |
143,706 |
12,375 |
9.4 |
2,210 |
7,959 |
- |
24,009 |
7,255 |
43.3 |
|
ホテル・レジャー事業 |
191,167 |
57,987 |
43.5 |
4,905 |
32,956 |
- |
21,014 |
32,142 |
- |
|
不動産事業 |
74,839 |
△1,799 |
△2.3 |
12,679 |
△7,900 |
△38.4 |
24,265 |
△8,277 |
△25.4 |
|
建設事業 |
- |
△62,290 |
△100.0 |
- |
△3,177 |
△100.0 |
- |
△3,386 |
△100.0 |
|
その他 |
39,212 |
6,451 |
19.7 |
590 |
3,847 |
- |
4,615 |
3,777 |
450.8 |
|
合計 |
448,927 |
12,723 |
2.9 |
20,386 |
33,684 |
- |
73,904 |
31,511 |
74.3 |
|
調整額 |
△20,439 |
18,907 |
- |
1,768 |
1,686 |
- |
3,343 |
3,320 |
- |
|
連結数値 |
428,487 |
31,631 |
8.0 |
22,155 |
35,371 |
- |
77,247 |
34,832 |
82.1 |
(注)1 調整額については、主に連結会社間取引消去等であります。
2 償却前営業利益は、営業利益に減価償却費及びのれん償却額を加えて算定しております。
3 当連結会計年度より、西武建設株式会社の連結除外にともない、「建設事業」に含んでいた西武造園株式会社、横浜緑地株式会社、西武緑化管理株式会社、西武アグリ株式会社、株式会社ステップアウトについて、事業シナジーの創出を企図し、「不動産事業」へ移管しております。前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えて比較しております。
①都市交通・沿線事業
都市交通・沿線事業の内訳は鉄道業、バス業、沿線生活サービス業、スポーツ業、その他であり、それぞれの営業収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
|
|
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
増減額 |
|
|
営業収益 |
131,331 |
143,706 |
12,375 |
|
|
|
鉄道業 |
83,429 |
91,430 |
8,001 |
|
|
|
バス業 |
20,320 |
22,119 |
1,798 |
|
|
|
沿線生活サービス業 |
21,360 |
23,224 |
1,864 |
|
|
|
スポーツ業 |
2,932 |
3,212 |
279 |
|
|
|
その他 |
3,288 |
3,719 |
430 |
|
鉄道業では、新型コロナウイルス感染症に関連する感染予防を徹底するとともに、「西武鉄道創立110周年×鉄道開業150周年」記念企画実施や乗車ポイントサービスの開始による需要喚起に加え、車両運用の見直しなどの固定費削減策を実施してまいりました。また、ホームドアの整備などバリアフリー設備の整備を着実に推進すべく「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、2023年3月18日より料金収受を開始いたしました。
沿線生活サービス業では2021年にリニューアルオープンした「西武園ゆうえんち」内に新施設「銭天堂 ザ・リアル」を導入し、近場のレジャー需要喚起に取り組みました。
都市交通・沿線事業の営業収益は、リモートワークの広がりなどにより定期利用の回復は限定的であるものの、新型コロナウイルス感染症に係る制限の解除にともなう需要の増加を着実に取り込み、定期外利用やレジャー施設の利用が進み、1,437億6百万円と前期に比べ123億75百万円の増加(同9.4%増)となりました。なお、鉄道業の旅客輸送人員は前期比10.0%増(うち定期7.4%増、定期外14.2%増)、旅客運輸収入は、前期比10.4%増(うち定期3.5%増、定期外16.1%増)となりました。営業利益は、22億10百万円と前期に比べ79億59百万円の改善(前期は、営業損失57億48百万円)となり、償却前営業利益は、240億9百万円と前期に比べ72億55百万円の増加(同43.3%増)となりました。
都市交通・沿線事業の主要な会社である西武鉄道株式会社の鉄道業の運輸成績は以下のとおりであります。
(西武鉄道株式会社の鉄道業の運輸成績)
|
種別 |
単位 |
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
|
営業日数 |
日 |
365 |
365 |
|
|
営業キロ |
キロ |
176.6 |
176.6 |
|
|
客車走行キロ |
千キロ |
175,102 |
169,269 |
|
|
輸送人員 |
定期 |
千人 |
312,309 |
335,521 |
|
定期外 |
千人 |
195,756 |
223,539 |
|
|
計 |
千人 |
508,066 |
559,060 |
|
|
旅客運輸収入 |
定期 |
百万円 |
34,861 |
36,091 |
|
定期外 |
百万円 |
42,308 |
49,121 |
|
|
計 |
百万円 |
77,169 |
85,212 |
|
|
運輸雑収 |
百万円 |
3,594 |
3,743 |
|
|
収入合計 |
百万円 |
80,764 |
88,956 |
|
|
一日平均収入 |
百万円 |
211 |
233 |
|
|
乗車効率 |
% |
29.3 |
33.7 |
|
(注)1 乗車効率は 延人キロ/(客車走行キロ×平均定員)×100 により、算出しております。
2 千キロ未満、千人未満及び百万円未満を切り捨てて表示しております。
3 運輸雑収は鉄道業以外の収入を含んでおります。
②ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業の内訳は国内ホテル業(保有・リース)、国内ホテル業(MC・FC)、海外ホテル業(保有・リース)、海外ホテル業(MC・FC)、スポーツ業(保有・リース)、スポーツ業(MC・FC)、その他であり、それぞれの営業収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
|
|
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
増減額 |
|
|
営業収益 |
133,180 |
191,167 |
57,987 |
|
|
|
国内ホテル業(保有・リース) |
77,349 |
119,038 |
41,688 |
|
|
|
国内ホテル業(MC・FC) |
88 |
4,981 |
4,893 |
|
|
|
海外ホテル業(保有・リース) |
23,250 |
30,050 |
6,800 |
|
|
|
海外ホテル業(MC・FC) |
118 |
260 |
142 |
|
|
|
スポーツ業(保有・リース) |
15,940 |
16,772 |
832 |
|
|
|
スポーツ業(MC・FC) |
- |
738 |
738 |
|
|
|
その他 |
16,434 |
19,325 |
2,890 |
|
(注)1 当連結会計年度より、「アセットライトな事業運営」という当社グループの方向性を踏まえ、ホテル・レジャー事業の内訳を変更しております。前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えて比較しております。
2 国内ホテル業(保有・リース)には、主に株式会社西武リアルティソリューションズが保有し、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営するホテルや、グループ外よりリースを受け株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する国内のホテルを含んでおります。
3 国内ホテル業(MC・FC)には、グループ外から運営を受託する国内ホテルを含んでおります。
4 海外ホテル業(保有・リース)には、当社グループで保有し、運営するホテルや、グループ外よりリースを受け、ステイウェルホールディングス Pty Ltdの子会社が運営する海外のホテルを含んでおります。
5 海外ホテル業(MC・FC)には、グループ外から運営を受託する海外のホテルを含んでおります。
6 スポーツ業(保有・リース)には、主に株式会社西武リアルティソリューションズが保有し、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する国内のゴルフ場、スキー場を含んでおります。
7 スポーツ業(MC・FC)には、グループ外から運営を受託するゴルフ場、スキー場を含んでおります。
国内ホテル業では、株式会社アルムと提携したPCR検査付き宿泊、宴会プランの販売など、お客さまに安全・安心を追求したサービスを引き続き提供してまいりました。また、行政機関からの要請により一部ホテルを宿泊療養施設として提供するなど、感染拡大防止策に貢献してまいりました。ホテルオペレーターである株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドにより、新規出店を進め、2022年4月4日には「プリンス スマート イン 京都三条」を、同12日にはプリンスホテルとしては沖縄初出店となる「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」を、10月13日には「プリンス スマート イン 博多」を、11月16日には「プリンスホテル」ブランド初の大阪出店となる「プリンス スマート イン 大阪淀屋橋」を、同22日には「プリンス スマート イン 那覇」を開業いたしました。
海外ホテル業では、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが北野合同建物株式会社の米国法人Kitano Arms Corporationと、ニューヨークのホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」の運営受託(MC)に関する契約を2022年6月7日に締結いたしました。
ホテル・レジャー事業の営業収益は、ザ・プリンス パークタワー東京など26物件の譲渡による減収があるものの、軽井沢や箱根などのリゾートやハワイ、レジャー施設において回復に向かう需要に加え、足もとではインバウンドの需要を着実に取り込み、1,911億67百万円と前期に比べ579億87百万円の増加(同43.5%増)となりました。なお、国内ホテル業のRevPAR(注)については、8,778円と前期に比べ3,932円増となりました。営業利益は、増収により、49億5百万円と前期に比べ329億56百万円の改善(前期は、営業損失280億50百万円)となり、償却前営業利益は、210億14百万円と前期に比べ321億42百万円の改善(前期は、償却前営業損失111億28百万円)となりました。
(注)RevPARとは、Revenue Per Available Roomの略であり、宿泊に係る収入を客室総数で除したものであります。
ホテル・レジャー事業の国内ホテル業(保有・リース)、国内ホテル業(MC・FC)、海外ホテル業(保有・リース)、海外ホテル業(MC・FC)の定量的な指標は以下のとおりであります。
(国内ホテル業の運営形態別施設概要)
|
|
施設数 (か所) |
客室数 (室) |
宴会場数 (室) |
宴会場面積 (㎡) |
|
国内ホテル業 |
56 |
19,528 |
293 |
72,871 |
|
保有・リース |
41 |
13,516 |
234 |
50,940 |
|
MC・FC |
15 |
6,012 |
59 |
21,931 |
(国内ホテル業のエリア別施設概要)
|
|
施設数 (か所) |
客室数 (室) |
宴会場数 (室) |
宴会場面積 (㎡) |
|
首都圏・中日本 |
25 |
10,942 |
217 |
47,553 |
|
高輪・品川エリア |
4 |
5,138 |
103 |
20,322 |
|
東日本 |
19 |
5,614 |
38 |
14,252 |
|
軽井沢エリア |
3 |
687 |
11 |
3,670 |
|
西日本 |
12 |
2,972 |
38 |
11,065 |
(注)1 面積1,000㎡以上の宴会場は20室であります。
2 首都圏・中日本の代表例として高輪・品川エリア、東日本の代表例として軽井沢エリアを記載しております。
3 高輪・品川エリアに含まれるホテルはザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪、品川プリンスホテルであります。
4 軽井沢エリアに含まれるホテルはザ・プリンス 軽井沢、ザ・プリンス ヴィラ軽井沢、軽井沢プリンスホテルであります。
(海外ホテル業の施設概要)
|
|
施設数 |
客室数 |
宴会場数 |
宴会場面積 (㎡) |
|
海外ホテル業 |
30 |
4,927 |
85 |
12,792 |
|
保有・リース |
12 |
1,518 |
34 |
5,185 |
|
ハワイエリア |
3 |
1,064 |
22 |
4,090 |
|
The Prince Akatoki |
1 |
82 |
2 |
115 |
|
MC・FC |
18 |
3,409 |
51 |
7,607 |
(注)1 海外ホテル業(保有・リース)の代表例としてハワイエリア、ラグジュアリーブランドであるThe Prince Akatokiを記載しております。
2 ハワイエリアに含まれるホテルはプリンス ワイキキ、マウナ ケア ビーチ ホテル、ウェスティン ハプナ ビーチ リゾートの3ホテルであります。
(国内ホテル業の運営形態別営業指標)
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
|
RevPAR(円) |
保有・リース |
4,850 |
8,623 |
|
MC・FC |
4,748 |
9,729 |
|
|
宿泊部門全体 |
4,846 |
8,778 |
|
|
平均販売室料(円) |
保有・リース |
15,921 |
16,402 |
|
MC・FC |
17,668 |
17,985 |
|
|
宿泊部門全体 |
15,982 |
16,630 |
|
客室稼働率(%) |
保有・リース |
30.5 |
52.6 |
|
MC・FC |
26.9 |
54.1 |
|
|
宿泊部門全体 |
30.3 |
52.8 |
(注) 国内ホテル業のRevPAR及び客室稼働率の算出に用いる客室総数には、行政機関へのホテル客室全室貸出にともない一時営業休止しているホテル及び需要動向等を踏まえて臨時休業したホテルの客室を含んでおります。
(国内ホテル業のエリア別営業指標)
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
|
RevPAR(円) |
首都圏・中日本 |
4,557 |
8,588 |
|
高輪・品川エリア |
3,341 |
6,842 |
|
|
東日本 |
5,607 |
9,551 |
|
|
軽井沢エリア |
15,440 |
22,882 |
|
|
西日本 |
4,962 |
8,418 |
|
|
宿泊部門全体 |
4,846 |
8,778 |
|
|
平均販売室料(円) |
首都圏・中日本 |
15,448 |
16,558 |
|
高輪・品川エリア |
14,521 |
14,980 |
|
|
東日本 |
17,394 |
17,373 |
|
|
軽井沢エリア |
31,820 |
32,614 |
|
|
西日本 |
15,914 |
15,769 |
|
|
宿泊部門全体 |
15,982 |
16,630 |
|
客室稼働率(%) |
首都圏・中日本 |
29.5 |
51.9 |
|
高輪・品川エリア |
23.0 |
45.7 |
|
|
東日本 |
32.2 |
55.0 |
|
|
軽井沢エリア |
48.5 |
70.2 |
|
|
西日本 |
31.2 |
53.4 |
|
|
宿泊部門全体 |
30.3 |
52.8 |
(注)1 首都圏・中日本の代表例として高輪・品川エリア、東日本の代表例として軽井沢エリアを記載しております。
2 高輪・品川エリアに含まれるホテルはザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪、品川プリンスホテルであります。
3 軽井沢エリアに含まれるホテルはザ・プリンス 軽井沢、ザ・プリンス ヴィラ軽井沢、軽井沢プリンスホテルであります。
4 国内ホテル業のRevPAR及び客室稼働率の算出に用いる客室総数には、行政機関へのホテル客室全室貸出にともない一時営業休止しているホテル及び需要動向等を踏まえて臨時休業したホテルの客室を含んでおります。
(海外ホテル業の営業指標)
・ハワイエリアの営業指標
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
RevPAR (円) |
29,466 |
38,112 |
|
RevPAR (米ドル) |
272.83 |
352.89 |
|
平均販売室料 (円) |
40,210 |
46,414 |
|
平均販売室料 (米ドル) |
372.32 |
429.76 |
|
客室稼働率 (%) |
73.3 |
82.1 |
・The Prince Akatoki Londonの営業指標
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
RevPAR (円) |
9,697 |
28,141 |
|
RevPAR (ポンド) |
66.54 |
200.38 |
|
平均販売室料 (円) |
42,763 |
50,520 |
|
平均販売室料 (ポンド) |
293.43 |
359.74 |
|
客室稼働率 (%) |
22.7 |
55.7 |
(注)1 海外ホテル業の代表例としてハワイエリア、ラグジュアリーブランドであるThe Prince Akatokiのうち、直営のThe Prince Akatoki Londonを記載しております。
2 ハワイエリアに含まれるホテルはプリンス ワイキキ、マウナ ケア ビーチ ホテル、ウェスティン ハプナ ビーチ リゾートの3ホテルであります。
(国内ホテル業における宿泊客の内訳)
(単位:名、%)
|
|
2022年3月期 |
|||||
|
邦人客 |
外国人客 |
計 |
||||
|
|
比率 |
|
比率 |
|
比率 |
|
|
宿泊客 |
2,354,750 |
98.8 |
29,273 |
1.2 |
2,384,023 |
100.0 |
|
保有・リース |
2,275,072 |
|
23,928 |
|
2,299,000 |
|
|
MC・FC |
79,678 |
|
5,345 |
|
85,023 |
|
|
|
2023年3月期 |
|||||
|
邦人客 |
外国人客 |
計 |
||||
|
|
比率 |
|
比率 |
|
比率 |
|
|
宿泊客 |
3,767,018 |
89.8 |
426,676 |
10.2 |
4,193,694 |
100.0 |
|
保有・リース |
3,212,490 |
|
347,713 |
|
3,560,203 |
|
|
MC・FC |
554,528 |
|
78,963 |
|
633,491 |
|
③不動産事業
不動産事業の内訳は不動産賃貸業、その他であり、それぞれの営業収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
|
|
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
増減額 |
|
|
営業収益 |
76,639 |
74,839 |
△1,799 |
|
|
|
不動産賃貸業 |
46,943 |
42,049 |
△4,894 |
|
|
|
その他 |
29,695 |
32,790 |
3,095 |
|
(注) 西武建設株式会社の連結除外にともない建設事業より移管した西武造園株式会社、横浜緑地株式会社、西武緑化管理株式会社、西武アグリ株式会社、株式会社ステップアウトについては、「その他」に含んでおります。前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えて比較しております。
不動産賃貸業では、2022年4月に、商業施設「グランエミオ所沢」内にシェアオフィス「emiffice」の3号物件となる「エミフィス所沢」をオープンするなど、リモートワークの広がりに対応したサービス提供を進めてまいりました。
また、西武鉄道沿線の中心都市である所沢駅の「所沢駅西口開発計画」について、2024年秋の開業を目指し、2022年11月に着工いたしました。
そのほか、PM、BM業務の内製化など、固定費削減策に取り組んでまいりました。
不動産事業の営業収益は、グループ内組織再編にともなうセグメント間取引(グループ内への賃貸等)の減少や、東京ガーデンテラス紀尾井町におけるテナント入替の影響などにより748億39百万円と前期に比べ17億99百万円の減少(同2.3%減)となり、営業利益は、126億79百万円と前期に比べ79億円の減少(同38.4%減)となり、償却前営業利益は、242億65百万円と前期に比べ82億77百万円の減少(同25.4%減)となりました。
不動産事業の定量的な指標は以下のとおりであります。
(建物賃貸物件の営業状況)
|
|
期末貸付面積 (千㎡) |
期末空室率 (%) |
||
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
商業施設 |
245 |
242 |
2.0 |
2.9 |
|
オフィス・住宅 |
195 |
205 |
8.0 |
2.8 |
(注)土地の賃貸は含んでおりません。
④建設事業
建設事業については、西武建設株式会社の連結除外にともない、当連結会計年度より、建設事業セグメントは廃止いたしました。
⑤その他
スポーツ事業においては、2021年にリニューアルしたベルーナドームを最大限活用したサービスや演出、イベント開催などにより、楽しんでいただけるスポーツ・エンターテインメント体験の提供に努めてまいりました。伊豆箱根事業では伊豆・三津シーパラダイスを中心に回復に向かう観光需要の取り込みに努めたほか、近江事業においては、鉄道事業の公有民営方式による上下分離移行に向けた準備などを進めてまいりました。
営業収益は、新型コロナウイルス感染症に係る制限解除にともなう埼玉西武ライオンズの観客動員数の増加や、グッズ販売の好調などにより、392億12百万円と前期に比べ64億51百万円の増加(同19.7%増)となり、営業利益は、5億90百万円と前期に比べ38億47百万円の改善(前期は、営業損失32億56百万円)となり、償却前営業利益は、46億15百万円と前期に比べ37億77百万円の増加(同450.8%増)となりました。
また、都市交通・沿線事業及びホテル・レジャー事業におけるスポーツ業、ならびにその他に含まれるスポーツ事業の営業収益の合計は、400億23百万円であり、前期に比べ51億36百万円の増加(同14.7%増)となりました。
(2) 生産、受注及び販売の実績
当社グループは役務提供を中心とした事業展開をおこなっており、生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。このため生産、受注及び販売の実績については、「(1)業績」におけるセグメントの業績に関連付けて示しております。
(3) 財政状態、経営成績の分析
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載されているとおりであります。
② 財政状態の分析
1 資産
流動資産は、943億73百万円と前連結会計年度末に比べ413億39百万円減少いたしました。その主たる要因は、現金及び預金の減少(614億99百万円)であります。
固定資産は、1兆4,934億60百万円と前連結会計年度末に比べ742億68百万円減少いたしました。その主たる要因は、有形固定資産の減少(747億93百万円)であります。
以上の結果、総資産は1兆5,878億34百万円と前連結会計年度末に比べ1,156億7百万円減少いたしました。
2 負債
流動負債は、3,678億67百万円と前連結会計年度末に比べ833億19百万円減少いたしました。その主たる要因は、短期借入金の減少(1,246億25百万円)であります。
固定負債は、8,423億33百万円と前連結会計年度末に比べ227億4百万円減少いたしました。その主たる要因は、長期借入金の減少(116億23百万円)であります。
以上の結果、負債合計は1兆2,102億1百万円と前連結会計年度末に比べ1,060億23百万円減少いたしました。
3 純資産
純資産は、3,776億33百万円と前連結会計年度末に比べ95億84百万円減少いたしました。その主たる要因は、当社連結子会社における優先株式の取得及び消却などによる非支配株主持分の減少(707億88百万円)及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上(567億53百万円)であります。
なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ5.2ポイント上昇し23.5%となっております。
③ 経営成績の分析
1 営業収益及び営業利益
営業収益は、西武建設株式会社の連結除外による減収があったものの、行動制限の解除などを受けて回復した需要を取り込み、4,284億87百万円(前期比8.0%増)となり、営業利益は増収による増益により、221億55百万円(前期は、営業損失132億16百万円)となりました。
なお、各セグメントにおける業績につきましては、「(1) 業績」をご覧ください。
2 営業外損益及び経常利益
営業外収益は69億77百万円(同4.9%増)となり、営業外費用は、支払利息の減少(14億1百万円)などにより、89億99百万円(同17.3%減)となりました。
以上の結果、経常利益は201億33百万円(前期は、経常損失174億40百万円)となりました。
3 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
特別利益は、固定資産売却益の増加(666億15百万円)などにより、832億61百万円(同33.7%増)となりました。
特別損失は、減損損失の増加(342億84百万円)などにより、413億84百万円(同161.0%増)となりました。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は620億11百万円(同114.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は567億53百万円(同434.2%増)となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ614億69百万円減少し、当連結会計年度末には257億41百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益620億11百万円に、減価償却費や法人税等の支払額などを調整した結果、671億67百万円の資金収入となり、前連結会計年度に比べ86億3百万円の資金収入の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の売却による収入などにより、878億54百万円の資金収入となり、前連結会計年度に比べ692億7百万円の資金収入の増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済及び当社連結子会社における優先株式の取得などにより、2,172億21百万円の資金支出となり、前連結会計年度に比べ1,981億50百万円の資金支出の増加となりました。
(5) 資本の財源及び資金の流動性について
「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおり、「西武グループ長期戦略」における財務戦略では、ステークホルダーへの還元と、成長に資する投資の実施を最適なバランスでおこなっていくことを方針として定めております。また、当社グループの資金調達は、金融機関からの借入や社債の発行など、市場環境や金利動向などを総合的に勘案しながら決定しており、鉄道業・ホテル業を中心とした日々の収入金により必要な流動性資金を確保するとともに、キャッシュマネジメントシステム(CMS)などによりグループ内余剰資金の有効活用に努めております。
当連結会計年度は、「(1) 業績」に記載のとおり、西武建設株式会社の連結除外やザ・プリンス パークタワー東京など26物件の譲渡による減収があるものの、新型コロナウイルス感染症に係る制限の解除にともなう需要の増加を着実に取り込み、営業キャッシュ・フローが改善してまいりました。
また、「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」における骨子の一つである「経営改革」を進め、財務基盤の強化を企図し、当連結会計年度において前述の26物件の譲渡や2023年4月1日の西武鉄道株式会社と株式会社西武リアルティソリューションズの組織再編などグループ内の企業体質強化に努めました。その進捗を踏まえ、当連結会計年度において西武鉄道株式会社が発行するA種優先株式の全部を取得し、消却いたしました。結果として、当連結会計年度末の手元現預金は259億88百万円となり、自己資本の残高は3,724億51百万円、自己資本比率は23.5%、借入金及びリース債務を含むネット有利子負債の残高は7,673億12百万円、ネット有利子負債/EBITDA倍率は9.9倍となりました。
前述及び「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、「アセットライト」や「損益分岐点の引き下げ」などをテーマに「経営改革」を断行してまいりましたが、今後も資本効率や最適資本構成について2021年5月の中期経営計画策定時に設定した「中長期的に目指す水準」に近づくよう努めてまいります。
中期経営計画の3ヵ年目となる翌連結会計年度においては、西武グループ長期戦略における財務戦略に基づき、ステークホルダーへの還元も重視し、利益配分に努めてまいります。投資キャッシュ・フローにつきましては、引き続き新宿線連続立体交差事業や所沢駅西口開発計画などの将来の成長に資する案件について、資本コスト3.71%を意識し事業別ハードルレート運用により厳選のうえ実行してまいります。なお、当事業年度の配当金につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおり、1株当たりの普通配当を25円としております。
(6) 経営者の問題意識と今後の方針について
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西武グループは2014年4月23日の東証一部への株式上場後、2016年の東京ガーデンテラス紀尾井町開業、2017年のステイウェル社の子会社化、2019年の新型特急車両「Laview」の運行開始など、様々な施策を展開し、収益基盤を拡大しながら着実に成長を遂げてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、当社グループを取り巻く事業環境はここ数年で大きく変化しております。そうした中で、私たちはスピード感を持って2023年度を最終年度とする3ヵ年の「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」で掲げております、「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とした取り組みを推進してまいりました。 |
これらを推進する中で目指すものは「最良、最強の生活応援企業グループ」の実現であります。
「最良」とは、お客さま一人ひとりの価値観に寄り添い、良質なほほえみあふれる日常を創造すること、地域社会の発展、環境の保全への貢献を果たすことを指し、「最強」とは、全ての事業運営の基礎である揺るぎない安全・安心、グループの団結力・総合力、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の「経営改革」の断行による強い収支構造、財務基盤の実現を指します。
有価証券報告書提出日現在、コロナ禍で生じた価値変容・行動変容の定着に加え、ウクライナ問題のような地政学リスク、技術革新や日本国内の少子高齢化の加速、SDGs(持続可能な開発目標)・カーボンニュートラル(脱炭素社会)への意識が高まるなど、社会経済環境や事業環境は急速に変化しております。
これらに対応すべく、「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」では「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とした取り組みを進めております。
「経営改革」については、「各社の機能高度化(専門性強化)」をコンセプトとしたグループ全体の組織再編やアセットライトな事業運営を推進しており、喫緊の課題であった財務基盤は改善し、着実に企業体質は強くなっております。
「デジタル経営」については2022年4月にDX・マーケティング戦略部を設立、デジタル経営を着実に遂行する体制を構築し、グループマーケティング基盤の構築などを進めました。2023年度については、各事業会社サービスのDX化を推し進めるなど、さらなるデータ分析・マーケティング強化に向けて取り組みを推進してまいります。
「サステナビリティ」については喫緊の課題であるCO₂削減に向け、環境負荷削減目標を変更・新設、CO₂排出量は2050年度ネットゼロを目標としたほか、太陽光発電に加え、バイナリー発電など再生可能エネルギーの導入など脱炭素施策を進めております。
2023年度も引き続きお客さま一人ひとりの価値観に寄り添い良質なほほえみあふれる日常を創造すること、地域社会の発展、環境の保全への貢献を果たすことを目指してまいります。
また、昨今は将来予想が非常に困難な時代、いわゆる「VUCAの時代」に突入しております。
そのような時代を力強く生き抜き、さらなる成長を遂げる西武グループにしていくためには「レジリエンスとサステナビリティ」をテーマに、それに対応した体制づくり及びその体制による積極的な取り組みが必要であると考えております。
体制については、このような先行き不透明・不安定な外部環境・経営環境の変化に適切に適応し、現在の中期経営計画の遂行、さらに持続的成長に向けた新たな戦略を進めるため、また、グループ全体の経営体制の若返りと専門性の強化のため、4月より代表取締役を2名とし、私が代表取締役会長 会長執行役員兼CEOに、西山が代表取締役社長 社長執行役員兼COOに就任いたしました。私はCEOとして将来へ向けて長期的かつ大局的な視点で将来を見据え、当社グループの長期戦略や観光振興、環境問題に取り組み、グループの持続的な成長へ向け、先導してまいります。
また、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、グループ内組織再編を進め、主要3事業の専門性を高めてまいりました。今後はその専門性強化と連動した「西武グループ人財戦略 基本コンセプト」を策定し、当社グループならではのサービスを提供するため「人財育成」に今まで以上に取り組んでいきたいと考えております。企業の成長の源泉、それは「人の力」であり、それはまさに会社にとって「財」であると考えております。その力を着実に高める、そしてその力が100%発揮できる環境づくりを進めてまいります。
また、各事業については、当社グループの強みは豊富なリアルアセット、その「量と質」であり、この強みを生かすことが、当社グループの今後の成長の鍵になると考えております。量に関しては1億㎡を超える土地を所有しており、これは同業他社と比べ圧倒的な量です。質に関しては、品川・高輪、芝公園、その他都内主要エリア、西武鉄道沿線に加え、軽井沢、箱根、富良野など、人気リゾートエリアにおいてもまとまった土地を所有しております。
2020年代後半から都心エリアの大規模開発やリゾートエリアの開発を段階的におこなうことで、保有資産の価値向上、グループとしての成長を遂げていきます。また、「不動産回転型ビジネス」の活用も検討を開始し、大規模開発と合わせて不動産事業として総合的に取り組みを進めることで、当社グループとして最適な不動産開発、運営方法を探っていきたいと考えております。
ホテル・レジャー事業については、引き続き業界No.1クオリティのホテルチェーンを目指し、CSの向上に加え、OS(注)の向上にも努めることで、250ホテルへの拡大を目指し、都市交通・沿線事業についても引き続き沿線価値向上に努めてまいります。
(注)OSとは、Owner Satisfactionを指します。
中期経営計画は着実に進捗し、外部環境としても当社グループには明るい兆しが見えはじめております。朝の来ない夜はありません。「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」の最終年度、着実に計画を進めることで今後の成長に繋げ、企業価値、株主価値の向上に努めてまいります。
(1)GICグループとの資産譲渡契約及び会社分割契約
当社は、2022年6月30日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズが、ホテル・レジャー事業に係る資産の一部をGIC Private Limitedの子会社であるReco Sky Private Limitedが直接又は間接に出資する複数の関係会社へ譲渡する契約(以下、本(1)において個別に又は総称して「本資産譲渡契約」という。)を締結することを決議いたしました。また、株式会社西武リアルティソリューションズが、本資産譲渡契約に基づく資産譲渡の日を効力発生日として、対象のホテル・ゴルフ場・スキー場に関する事業に係る資産(本資産譲渡契約に基づく譲渡の対象となっている資産を除く。)・負債・契約上の地位・許認可等(以下、本(1)において総称して「本分割対象資産等」という。)を、GIC Private Limitedの子会社であるReco Pine Private Limitedの複数の子会社に承継することを目的として、会社分割契約(これに付随する合意を含み、以下、本(1)において個別に又は総称して「本会社分割契約」といい、これに基づく吸収分割の方式による会社分割を「本会社分割」という。)を締結することを決議いたしました。株式会社西武リアルティソリューションズは、同日付で本資産譲渡契約及び本会社分割契約を締結いたしました。
本資産譲渡契約の譲渡資産の内容等は、以下のとおりです。
①譲渡資産の内容、譲渡契約締結日及び譲渡の状況
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資産の名称 |
譲渡契約締結日 |
譲渡の状況 |
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ザ・プリンス パークタワー東京 |
2022年6月30日 |
譲渡完了 |
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札幌プリンスホテル |
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グランドプリンスホテル広島 |
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ザ・プリンス 京都宝ヶ池 |
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苗場プリンスホテル |
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苗場スキー場 |
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かぐらスキー場 |
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竜王ゴルフコース |
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大原・御宿ゴルフコース |
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釧路プリンスホテル |
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万座プリンスホテル |
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万座高原ホテル |
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万座温泉スキー場 |
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下田プリンスホテル |
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函館大沼プリンスホテル |
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北海道カントリークラブ |
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日南串間ゴルフコース |
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富良野ゴルフコース |
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岩手沼宮内カントリークラブ |
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女満別ゴルフコース |
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屈斜路プリンスホテル |
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上士幌ゴルフ場 |
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六日町八海山スキー場 |
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雫石プリンスホテル |
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雫石スキー場 |
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雫石ゴルフ場 |
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サンシャインシティプリンスホテル |
譲渡中止(※2) |
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志賀高原プリンスホテル |
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志賀高原焼額山スキー場 |
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嬬恋プリンスホテル |
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嬬恋高原ゴルフ場 |
(注) 1 一部の譲渡資産については信託設定したうえで、同信託設定に基づく信託受益権を譲渡いたしました。
※2 資産の譲渡にあたって同意を取得すべき第三者から短期間のうちに同意を取得することが困難であると見込まれたことから、譲渡先と協議した結果、当該資産に係る譲渡を中止することといたしました。
②譲渡先の概要
Reco Sky Private Limitedが直接又は間接に出資する複数の関係会社に譲渡いたしました。なお、当該譲渡先と当社の間には特筆すべき資本関係、人的関係はなく、また当社の関連当事者には該当いたしません。
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名称 |
Reco Sky Private Limited |
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本店所在地 |
168 Robinson Road #37-01 Capital Tower Singapore (068912) |
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代表者の役職・氏名 |
Director Wong Mun Pun/Director John Chua Hengcheng |
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事業内容 |
投資保有 |
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資本金 |
非開示 |
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設立年月日 |
2007年5月22日 |
本会社分割の概要等は、以下のとおりです。
③本会社分割の概要
(ア)会社分割の方法
前記①に記載の各譲渡資産に関して、株式会社西武リアルティソリューションズを吸収分割会社として、当該譲渡資産に係る本分割対象資産等を承継させるための本会社分割契約を締結いたしました。吸収分割承継会社は、GIC Private Limitedの子会社であるReco Pine Private Limitedの複数の子会社です。
(イ)日程
本会社分割契約の締結 2022年6月30日
本会社分割の効力発生日 前記①に記載の各譲渡資産について、本資産譲渡契約に基づく資産譲渡の日
(ウ)分割の対価
原則として、本会社分割の効力発生日時点で承継される全ての資産の金額から、同じく承継される全ての負債の金額を控除して得られる金額の金銭(ただし、当該金額が0円又はマイナスの場合には1円)を対価としております。
(エ)分割する資産・負債の内容
前記①に記載の各譲渡資産に係る本会社分割契約に基づき、当該譲渡資産において運営する事業に係る本分割対象資産等を分割、承継いたしました。
(オ)吸収分割承継会社の概要
前記のとおり、吸収分割承継会社は、Reco Pine Private Limitedの複数の子会社です。
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名称 |
Reco Pine Private Limited |
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本店所在地 |
168 Robinson Road #37-01 Capital Tower Singapore (068912) |
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代表者の役職・氏名 |
Director Ang Choon Beng/Director John Chua Hengcheng |
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事業内容 |
投資保有 |
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資本金 |
非開示 |
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設立年月日 |
2019年11月12日 |
(2)東京都への固定資産の譲渡
当社は、2022年9月29日開催の取締役会において、当社の連結子会社である西武鉄道株式会社が固定資産を東京都に譲渡する契約を締結することを決議し、2022年12月28日に当該固定資産を譲渡いたしました。
当該契約の主な内容は、以下のとおりです。
①譲渡の理由
東京都市計画公園第5・5・10号練馬城址公園事業に協力するため。
②譲渡資産の内容等
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資産の名称及び所在地 |
資産の内容 |
譲渡契約締結日 |
譲渡資産引渡日 |
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旧としまえんの一部 東京都練馬区春日町一丁目 1625番24外91筆 |
土地 40,839.00㎡ |
2022年10月31日 |
2022年12月28日 |
③譲渡先の概要
譲渡先は東京都です。
なお、当該譲渡先と当社の間には特筆すべき資本関係、人的関係はなく、また当社の関連当事者には該当いたしません。
(3)連結子会社間の会社分割
当社は、2022年12月8日開催の取締役会において、2023年4月1日を効力発生日として、当社の連結子会社である西武鉄道株式会社の不動産事業及び沿線観光事業を吸収分割(以下、本(3)において「本会社分割」という。)により、当社の連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズに承継することを決議し、2022年12月21日に吸収分割契約を締結いたしました。詳細は、下記のとおりです。
①本会社分割の背景・目的
現在、当社グループは、2021年5月13日に公表した中期経営計画に基づき、「「アフターコロナの社会における目指す姿」を見据え、コロナショックを乗り越え、飛躍への道筋をつける。」をテーマに、「経営改革」「デジタル経営」「サステナビリティ」の3点を骨子とした取り組みを進めております。
経営改革においては、アフターコロナの社会において企業価値・株主価値の最大化を果たす体制を構築すべく、「各社の機能高度化(専門性強化)」を企図した組織再編を進めてまいりました。
そうした中、都市交通・沿線事業においては、今後リモートワークの浸透などコロナ禍で生じた人々の価値変容・行動変容が定着することにより、運輸収入の完全回復の可能性は低いものと考えており、損益構造をさらに見直すべく、「都市交通・沿線事業の経営改革」として、以下3点を推進しております。
ア.組織・運営体制の見直し
イ.売上高向上
ウ.固定費の低減
この度、「ア.組織・運営体制の見直し」の一環として、西武鉄道株式会社は、中核事業である鉄道事業、ならびに沿線価値創造機能に特化することで、より専門性を高め、収益改善に注力することが必要であると判断し、2022年12月8日、西武鉄道株式会社の鉄道事業以外の不動産を本会社分割により株式会社西武リアルティソリューションズへ移管することを決定いたしました。
これにより、西武鉄道株式会社は、鉄道事業及び沿線の価値向上にかかる専門性をより高め、「各種増収施策実行」、「運営体制効率化」に注力することで、収益力を強化するとともに、将来的にはグループのモビリティ事業の中心的存在として、鉄道以外のモビリティ事業の先鋭化も推進することを目指してまいります。また、株式会社西武リアルティソリューションズは、都心部やリゾートエリアの資産に加え、西武線沿線の資産についても最有効活用による価値極大化をはかり、西武鉄道株式会社と連携し、沿線価値創造の実現に向けて取り組んでまいります。
本会社分割の概要等は、以下のとおりです。
②本会社分割の概要
(ア)日程
吸収分割契約の締結 2022年12月21日
吸収分割契約の効力発生日 2023年4月1日
(イ)本会社分割の方式
西武鉄道株式会社を吸収分割会社とし、株式会社西武リアルティソリューションズを吸収分割承継会社とする会社分割(吸収分割)
(ウ)本会社分割に係る割当ての内容
該当する事項はありません。
(エ)分割する資産・負債の状況
分割する資産及び負債の項目ならびに金額として、2024年3月期第1四半期連結会計期間において、以下のとおり計上する見込みです。なお、以下の項目及び金額はあくまで有価証券報告書提出日時点の予測に基づくものであります。
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資産 |
負債 |
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項目 |
帳簿価額(概算) |
項目 |
帳簿価額(概算) |
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流動資産 |
3,000百万円 |
流動負債 |
44,000百万円 |
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固定資産 |
78,000百万円 |
固定負債 |
5,000百万円 |
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合計 |
81,000百万円 |
合計 |
49,000百万円 |
(オ)吸収分割承継会社となる会社の概要
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商号 |
株式会社西武リアルティソリューションズ |
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事業内容 |
不動産の所有、売買、管理、賃貸借、仲介業務等、ホテルの経営 |
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本店所在地 |
東京都豊島区南池袋一丁目16番15号 |
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代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 齊藤 朝秀 |
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資本金 |
8,600百万円 |
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発行済株式数 |
414,119,820株 |
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決算期 |
3月31日 |
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大株主及び持株比率 |
当社100% |
(注) 発行済株式数については、2023年3月31日時点における株式数を記載しております。
該当事項はありません。