当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大により、緊急事態宣言が発出されたこと、まん延防止等重点措置が適用されたことで、経済活動が引き続き大きく制限されました。ワクチン接種が開始されたものの、感染収束の目途が立たず、先行きが不透明な状況が続いております。当社事業の主要エリアである大阪府、兵庫県においても4月25日から6月20日まで緊急事態宣言が発出され、その後もまん延防止等重点措置が適用されました。
人の移動を中心としたサービスを展開する当社グループを取り巻く環境におきましては、極めて厳しい状況が続いておりますが、昨年の同時期に比べますと一斉休校や休業要請などは緩和されたこと、また、固定費の削減のほか、路線バスのダイヤや旅行商品など各事業の市場ニーズに応じた柔軟なサービスの投入と、事業の繁閑に合わせ従業員をグループ内外への異動(出向)させることなど収支改善策を実施した結果、損失は縮小しました。
a.財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,244百万円減少し、55,898百万円となりました。増減の主なものは、受取手形、売掛金及び契約資産の減少2,249百万円、現金及び預金の増加902百万円、分譲土地建物の増加124百万円等であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ474百万円減少し、15,597百万円となりました。増減の主なものは、未払金の減少619百万円、借入金の減少161百万円、支払手形及び買掛金の減少127百万円、未払法人税等の減少106百万円、賞与引当金の増加512百万円等であります。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等による利益剰余金の減少737百万円、その他有価証券評価差額金の減少19百万円等により、前連結会計年度末に比べ770百万円減少の40,301百万円となり、自己資本比率は72.1%となりました。
b.経営成績
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同期比1,281百万円(19.0%)増の8,043百万円、営業損失は873百万円(対前年同期1,212百万円の改善)、経常損失は732百万円(対前年同期1,366百万円の改善)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は654百万円(対前年同期1,115百万円の改善)となりました。
セグメントの経営成績は次の通りであります。売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額であります。なお、当第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
(自動車運送)
当事業におきましては、地域の輸送インフラとして、グループ内で需要に応じた柔軟な人員配置をする等効率的な運営に努めました。乗合バス部門では、新型コロナウイルス感染症対策措置を講じ、利用者への影響を最小限に止めながらコロナ禍による需要の変化に応じたダイヤ編成を行いました。前年同期に比べると旅客数は大幅に増加しておりますが、リモートワーク、外出自粛に加え、依然、沿線にある大学ではオンライン授業を実施するなど、コロナ禍前の2019年度同期までは回復しておりません。高速バス部門では、関西空港リムジンバス、東京線は全面運休しておりますが、他の路線については徐々に通常運行に戻しております。三宮~淡路島内線におきましては、4月のダイヤ改正時に淡路島西海岸の人気スポットへのバス停を新設し、好評を得ております。タクシー部門におきましては昨年5月に舞子神姫タクシー株式会社の事業譲渡を行いました。一方、神姫タクシー株式会社では本年6月に三宮営業所を新設しました。以上の結果、売上高は前年同期比615百万円(21.9%)増の3,422百万円となり、営業損失は875百万円(対前年同期879百万円の改善)となりました。
(車両物販・整備)
車両物販部門におきましては、前年同期において整備需要が落ち込んだ取引先の整備工場、ディーラー、中古車店等の業績が回復したことで出荷が増加しました。また、自動車販売についてもキャンペーンを実施した結果、販売台数が増加しました。整備部門におきましても、車検整備台数が増加しました。以上の結果、売上高は前年同期比135百万円(7.5%)増の1,941百万円となりましたが、営業利益は整備工場新設に伴う工具類等の購入により、前年同期比21百万円(△24.3%)減の68百万円となりました。
(業務受託)
車両管理部門におきましては、一部事業所の解約や減額がありましたが、新規事業所の獲得や増額改定等があり増収となりました。経営受託部門におきましては、緊急事態宣言等による休館日数が昨年に比べ少なかったため受託施設内での飲食等、施設利用収入が増加しました。以上の結果、売上高は前年同期比67百万円(9.7%)増の758百万円となり、営業利益は前年同期比1百万円(△9.6%)減の13百万円となりました。
(不動産)
賃貸部門におきましては、昨年8月に取得した賃貸マンション収入が寄与しました。住宅部門におきましては、土地の販売が増加しました。建物管理部門におきましては、新型コロナウイルス感染症予防の消毒作業など新規受注のほか、ホテルの稼働増による客室清掃の増等がありました。以上の結果、売上高は前年同期比253百万円(27.9%)増の1,163百万円となり、営業利益は前年同期比28百万円(8.9%)増の348百万円となりました。
(レジャーサービス)
サービスエリア部門では西宮店において中国自動車道リニューアル工事の影響がありましたが、昨年に比べ自粛慣れもあり、店前通行量が増加し、利用者が増加しました。飲食部門におきましても、営業時間短縮をしておりますが、休業も余儀なくされた昨年に比べ増収となりました。ツタヤFC部門におきましては、昨年一斉休校による学生参考書等書籍やレンタルの売上が好調であった反動がありました。以上の結果、売上高は前年同期比23百万円(2.9%)増の843百万円となり、飲食部門において昨年不採算店舗を閉店したこと等により、営業損失は70百万円(対前年同期83百万円の改善)となりました。
(旅行貸切)
緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用により、主催ツアーが緊急事態宣言期間前のみの実施となり、修学旅行等学校行事関係が今秋以降に延期されるなど、営業活動に制約がかかり非常に厳しい状況は続いております。しかしながら、学校団体等からは7月以降の受注があり、自治体からもワクチン接種バスを受注するなど昨年に比べると人の動きが徐々に回復しております。以上の結果、売上高は前年同期比228百万円(313.2%)増の301百万円となり、貸切バスの減価償却費の減少、乗務員のグループ内外への出向等により、営業損失は325百万円(対前年同期257百万円の改善)となりました。
(その他)
ファミリーマートFC部門におきましては、昨年の外出自粛の時期に比べ来店客数が増加しました。広告部門では自治体などからスポット受注を獲得しました。介護部門におきましては、利用自粛が続いておりますが、訪問介護のニーズが高まっております。農業部門は昨年7月以降に開設したバスの八百屋3店舗の収益を計上しました。以上の結果、売上高は前年同期比34百万円(11.0%)増の352百万円となり、営業損失は19百万円(対前年同期1百万円の改善)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。