第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、国内外において新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に和らいでおり、緊急事態宣言が解除されたことで回復が期待されましたが、新たな変異株の出現による感染拡大や原油価格の高騰など、またもや先行き不透明な状況が続いております。

人の移動や対面サービスを中心に事業を展開する当社グループは、通勤・通学など日常的な移動に加え、緊急事態宣言の解除以降は旅行や飲食店などにも持ち直しの兆しが見られました。しかしながら、コロナ禍前の水準に比べますと当社の主要事業である乗合バスの旅客数が80%台半ばに止まるなど、依然厳しい状況にあります。この様な状況のもと、当社グループは事業の繁閑に合わせた柔軟な人員配置やアフターコロナ・ウィズコロナに適応する体制の整備を行い、収支改善に努めてまいりました。

 

a.財政状態

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,328百万円減少し、55,814百万円となりました。増減の主なものは、受取手形、売掛金及び契約資産の減少1,751百万円、有形固定資産の減少703百万円、未収還付法人税の減少210百万円、現金及び預金の増加1,309百万円等であります。

負債は、前連結会計年度末に比べ496百万円減少し、15,574百万円となりました。増減の主なものは、賞与引当金の減少469百万円、リース債務の減少257百万円、未払金の増加229百万円等であります。

純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等による利益剰余金の減少704百万円、その他有価証券評価差額金の減少90百万円等により、前連結会計年度末に比べ832百万円減少の40,239百万円となり、自己資本比率は72.1%となりました。

 

b.経営成績

当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比2,562百万円(10.3%)増の27,546百万円、営業損失は978百万円(対前年同期2,318百万円の改善)、経常損失は348百万円(対前年同期2,309百万円の改善)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は515百万円(対前年同期2,113百万円の改善)となりました。

 

セグメントの経営成績は次の通りであります。売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額であります。なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

 

(自動車運送)

一般乗合バス部門におきましては、一斉休校や外出自粛があった前年度からは旅客数が改善したことに加え、三宮・新港町まちびらきに合わせて連節バス「PortLoop(ポートループ)」を増便するなど、外部環境の変化に応じたダイヤ改正を実施し、収支改善に努めました。乗合高速バス部門におきましては、三宮~淡路島各線、三宮~四国線等については徐々に便数を回復させました。関西空港リムジンバスについては全日運休しましたが、同様に運休が続いていた姫路~東京線は年末年始の繁忙日に運行することができました。タクシー部門におきましては、緊急事態宣言解除後は夜間を中心に旅客が増加しました。以上の結果、売上高は前年同期比934百万円(8.9%)増の11,478百万円、営業損失は1,855百万円(対前年同期1,581百万円の改善)となりました。

 

(車両物販・整備)

車両物販部門におきましては、整備・鈑金工場や中古車販売店への整備部品の出荷量が増加したことに加え、インターネット販売についてもサイトへのアクセス数、販売数とも増加しました。また、自動車販売においても、新車販売台数は前年同期を下回りましたが、中古車販売単価が上昇し増収となりました。整備部門におきましては、車検入庫台数が増加したほか、臨時修理が増加しました。以上の結果、売上高は前年同期比209百万円(3.6%)増の6,114百万円、営業利益は神戸工場移転増強に伴う諸経費が発生したことにより前年同期比37百万円(△11.3%)減の292百万円となりました。

 

(業務受託)

車両管理部門におきましては、新規顧客獲得や既存顧客との増額改定、取引拡大などがありました。経営受託部門におきましては、時短要請や休業要請があったものの、前年同期に比べ休業期間が短かったことや宿泊施設・キャンプ施設・レストラン等では緊急事態宣言後に利用者が増加しました。以上の結果、売上高は前年同期比90百万円(3.9%)増の2,392百万円、営業利益は燃料費高騰の影響などにより前年同期比10百万円(△6.9%)減の145百万円となりました。

 

(不動産)

賃貸部門におきましては、前年度取得した賃貸マンションの賃貸料収入が通年寄与したものの、一部テナントに解約がありました。建設部門におきましては、保育園2棟の新築工事のほか、工事件数も増加しました。住宅部門におきましては、注文住宅の引渡件数は減少しましたが、建売・土地の販売数が増加しました。建物管理部門におきましては、清掃や消毒作業の新規受注がありました。以上の結果、売上高は前年同期比525百万円(15.5%)増の3,911百万円、営業利益は前年同期比102百万円(10.0%)増の1,129百万円となりました。

 

(レジャーサービス)

飲食部門におきましては、コロナ禍以降2店舗を閉店したほか、時短営業や酒類提供の停止などの影響がありました。サービスエリア部門におきましては、二度の中国自動車道リニューアル工事がありましたが、平時の店前通行量の回復に伴い利用者が増加しました。ツタヤFC部門におきましては、前年度に大ヒットコミックの販売や巣ごもり需要があったことの反動で売上が減少しました。以上の結果、売上高は前年同期比143百万円(△4.8%)減の2,841百万円、不採算店舗の閉店により営業損失は151百万円(対前年同期81百万円の改善)となりました。

 

(旅行貸切)

旅行部門におきましては、バスツアーについては前年度実施されたGoToトラベルキャンペーンの反動がありましたが、手配旅行において修学旅行等学校団体の受注が増加しました。貸切バス部門におきましても前述の学校団体のほか、ワクチン接種者輸送や感染対策のための従業員輸送、オリンピック・パラリンピックの輸送を受注しました。以上の結果、売上高は前年同期比970百万円(90.2%)増の2,046百万円、減車による減価償却費の減少や従業員のグループ内外への異動による人件費の減少に努めましたが営業損失は509百万円(対前年同期592百万円の改善)となりました。

 

 

(その他)

農業部門におきましては、前年度開業した「バスの八百屋」3店舗の売上が通年寄与しました。広告部門におきましては、ラッピングバスの受注や入札・プロポーザル案件の獲得がありました。ファミリーマートFC部門におきましては、駅前店の来店客数が回復しました。以上の結果、売上高は前年同期比93百万円(9.0%)増の1,134百万円、営業損失は0百万円(対前期同期23百万円の改善)となりました。

 

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。