文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しました。道内の経済においても、観光が好調に推移しているほか、民間設備投資の増加もあり、緩やかな回復が見られました。
このような経営環境の中、当社グループは、地域社会に密着した事業を積極的に展開するとともに、経営効率を高め収支改善や経営体質の強化など、企業価値の向上に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は29,069百万円(対前年同期比2.5%増)、営業利益は731百万円(同18.5%減)、経常利益は880百万円(同15.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は427百万円(同36.9%減)となりました。
事業別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間から、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① 旅客自動車運送事業
札幌市内線においては、輸送需要に適合した運行便数の見直しを行いました。都市間高速バス、新千歳空港連絡バス及び定期観光バスにおいては、訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に対応し、バスサービスの向上を図り、車内の無料Wi-Fiの導入を拡大しました。また、外国人向け周遊パスの対象路線を拡大し、訪日外国人旅行者の受入体制の強化を図るとともに、予約制都市間高速バスの予約受付開始を2ヶ月前からに早めるなど、国内外の利用客の利便性の向上を図りました。これらのほか、定期観光バスでは外国人利用客が増加しました。しかしながら、平成28年度に比べ冬季の降雪が遅く、自転車からバスへの乗換えが遅くなったことによる札幌市内でのバスの利用者減や、平成28年度に本道を襲った台風被害によるJR特急列車の運休による予約制都市間高速バスの利用者増の影響がなくなったこと等の要因により、乗合運送事業は減収となりました。
貸切運送事業は、受注が減少し減収となりました。
この結果、売上高は16,155百万円(対前年同期比1.5%減)、バス燃料費の増加などもあり、営業利益は244百万円(同66.3%減)となりました。
② 建設業
建設業は、道内の公共投資及び民間設備投資がともに堅調に推移する中、受注高、完成工事高とも増加しました。
この結果、売上高は9,349百万円(対前年同期比12.5%増)、営業利益は637百万円(同141.2%増)となりました。
③ 清掃業・警備業
清掃業・警備業は、新規契約の獲得などにより増収となりました。
この結果、売上高は2,257百万円(対前年同期比2.1%増)、営業利益は127百万円(同37.1%増)となりました。
④ 不動産事業
不動産事業は、賃貸物件の減少などはありましたが、新規契約の獲得により前年同期並みの売上高を確保しました。
この結果、売上高は587百万円(対前年同期比0.1%減)、修繕費の減少などもあり、営業利益は257百万円(同9.4%増)となりました。
⑤ 観光事業
ニセコアンヌプリ国際スキー場は、山麓部に初心者向け4人乗りリフト「ドリーム第1クワッドリフト」を新設したことにより、リフトの利用客が大きく増加しました。小樽天狗山スキー場は、外国人観光客の増加や夏期のイベント開催効果もあり、ロープウエイの利用客が順調に推移しました。ニセコ温泉郷「いこいの湯宿いろは」は、他との競合もあり、宿泊客が減少しました。道央自動車道砂川サービスエリアに直結した砂川ハイウェイオアシス館は、地元新鮮野菜などを集めた産直市場「空知の産直 そらいちマーケット」及びレストラン「森の食卓ミングル」をオープンしました。また、テナントから物販事業を引き継ぎ、土産店「オアシスプラザ」及びインターネット店舗「北海道ギフトバザール」の営業を開始しました。
この結果、売上高は832百万円(対前年同期比71.7%増)、砂川ハイウェイオアシス館のリニューアル費用や、本格的なスキーシーズン前ということもあり、442百万円の営業損失(前年同期は346百万円の営業損失)となりました。
なお、当セグメントは、スキー場の営業が冬期間中心であるため、第4四半期の売上高が他の四半期に比べて高くなる季節的変動があります。
⑥ その他の事業
介護福祉事業は、サービス付き高齢者向け住宅の入居者が増加しました。自動車教習所は、技能講習事業を新たに開始しました。旅行業は、団体旅行の取扱いが減少しました。
この結果、売上高は3,008百万円(対前年同期比0.3%減)、介護福祉事業における費用の減少もあり、営業利益は17百万円(前年同期は44百万円の営業損失)となりました。
(注)売上高には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は41,241百万円で、前連結会計年度末と比べ395百万円(1.0%)の増加となりました。これは、受取手形及び売掛金が1,098百万円減少したこと、未成工事支出金が342百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は11,083百万円で、前連結会計年度末と比べ62百万円(0.6%)の増加となりました。これは、支払手形及び買掛金が476百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は30,157百万円で、前連結会計年度末と比べ332百万円(1.1%)の増加となりました。これは、利益剰余金が282百万円増加したこと等によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。