第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国は、新型コロナウイルス感染症の分類移行により、経済活動の正常化が進みました。その一方で、エネルギー価格や原材料価格の高騰、円安の長期化、継続的な物価上昇など依然として先行きの不透明な状況が続いております。

物流業界におきましては、燃料費の高止まりや人手不足など、経営環境は厳しい状況が続いております。

このような状況の下、当社グループにおきましては、輸送では宅配や飲料等が、倉庫では輸送機器向けの部品が増加したこと等から、当第2四半期連結累計期間の営業収益(売上高)は230億95百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

利益面におきましては、外注費や人件費の増加、燃料費の高止まり等が影響し、営業利益は12億16百万円(前年同期比19.2%減)、経常利益は12億31百万円(前年同期比19.6%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は8億48百万円(前年同期比2.9%減)となりました。

セグメント別の営業収益の状況は次のとおりです。

物流事業の営業収益は229億58百万円(前年同期比4.5%増)となりました。その内訳は、輸送部門が170億15百万円(前年同期比2.3%増)、倉庫部門が59億42百万円(前年同期比11.2%増)となりました。

その他(不動産事業等)は1億36百万円(前年同期比96.8%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産合計)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は132億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億93百万円増加しました。これは主に現金及び預金が19億円、受取手形及び営業未収入金が1億54百万円増加したことによるものであります。固定資産は260億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億16百万円増加しました。これは主に有形固定資産が12億33百万円、無形固定資産が1億90百万円増加したことによるものであります。

この結果、総資産は、393億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ35億9百万円増加しました。

(負債合計)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は88億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億36百万円減少しました。これは主に短期借入金が4億44百万円、支払手形及び営業未払金が1億90百万円、その他に含めて表示している未払費用が1億70百万円、未払消費税等が1億20百万円増加したものの、設備関係電子記録債務が16億78百万円減少したことによるものであります。固定負債は98億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ37億17百万円増加しました。これは主に長期借入金が37億83百万円増加したことによるものであります。

この結果、負債合計は、186億44百万円となり、前連結会計年度末に比べ29億80百万円増加しました。

(純資産合計)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は206億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億29百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益8億48百万円及び剰余金の配当3億50百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は52.6%(前連結会計年度末は56.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は72億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は14億94百万円(前年同期比1億33百万円増)となりました。主な増加は、税金等調整前四半期純利益12億14百万円、減価償却費4億12百万円、仕入債務の増加額2億6百万円、未払消費税等の増加額1億20百万円であり、主な減少は、法人税等の支払額4億79百万円、売上債権の増加額2億9百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は34億52百万円(前年同期比9億24百万円増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出34億15百万円があったことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は38億58百万円(前年同期比27億72百万円増)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出5億36百万円、配当金の支払額3億50百万円による支出に対し、長期借入れによる収入46億円、短期借入金の純増加額1億65百万円による収入があったことなどによるものです。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(7) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(8) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額

(百万円)

完成年月

提出会社

関東事業部

(東京都港区)

物流事業

倉庫建物

土地

(さいたま市岩槻区)

1,405

2023.4

提出会社

本社事業部

本社

(静岡県袋井市)

物流事業

全社(共通)

事務所建物外

(静岡県袋井市)

853

2023.9

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。