第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な経済活動の抑制や輸出入の減少が景況感の悪化をもたらし、物流業界も厳しい経営環境に直面することとなりました。他方、外出の自粛や休校措置などを背景に、食品や日用品など生活必需品の物流需要やネット通販の市場は拡大を見せており、当社グループはお客様、取引先ならびに従業員の安全確保を最優先に取り組みながら、こうした需要に応えるべく積極的な対応を図ってまいりました。
 業績については、売上の増加に伴って人件費、傭車費等が増加した一方で、コスト改善の進展や燃料単価が昨年に比して落ち着いていること、また、物流不動産の流動化で前年を上回る収益を計上したこと等が奏功し、前年同期と比較して増収・増益を確保いたしました。上記の結果、売上高は1,291億39百万円(前年同四半期比1.7%増)、営業利益は62億43百万円(同12.5%増)、経常利益は62億77百万円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億31百万円(同23.1%増)となりました。

 

セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。

(物流事業)

物流事業では、既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得に注力しました。企業間物流や海外事業においては新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けましたが、即日配送事業において市場拡大を続ける電子商取引(EC)需要の取り込みや、生活物流部門や食品流通などの分野における需要の拡大は業績の下支えとなりました。その結果、売上高は1,175億4百万円(前年同四半期比0.4%増)、営業利益は21億53百万円(同7.1%減)となりました。

(不動産事業)

不動産事業は、開発事業と賃貸事業で構成されております。開発事業では、グループの3PL事業を推進するために、顧客の物流ニーズに合った大型倉庫を土地の取得から建設まで一貫して行います。賃貸事業は、当社グループが保有する収益物件(倉庫、オフィスビル、レジデンス等)から賃貸収益を得る事業です。当社は、将来の投資に向け物流不動産を流動化し資金を回収しておりますが、流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めております。
 物流不動産の流動化では、長津田物流センターの40%相当の持ち分を信託受益権の形式で譲渡し、前年同期に同物流センターの30%相当を譲渡したのと比較して売上・利益の拡大につなげております。その結果、売上高は82億55百万円(前年同四半期比25.4%増)、営業利益は39億29百万円(同27.3%増)となりました。

(その他事業)

その他事業の主なものは、人材派遣事業、マーケティング事業、太陽光発電事業及び環境事業です。人材派遣事業は依然厳しい状況にありますが、太陽光発電事業や環境事業が利益を伸ばした結果、売上高は33億80百万円(前年同四半期比0.5%増)、営業利益は1億51百万円(同5.3%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、1,923億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ123億30百万円増加しました。長津田物流センター売却に伴うたな卸資産の減少があった一方で、現金・預金の増加並びに横浜金沢物流センターの建設等に伴う建設仮勘定が増加しました。
 負債は1,354億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ94億66百万円増加しました。これは主として短期借入金等の増加によるものです。
 純資産は569億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ28億64百万円増加しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益41億31百万円を計上した一方で、一株当たり30円の配当金総額11億91百万円の支払いが生じたことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 152億53百万円増加し、337億48百万円となりました。各キャッシュ・フローの主な増減要因は以下の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により得られた資金は、124億20百万円(前年同四半期は105億47百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益、減価償却費の計上及びたな卸資産が減少した一方、法人税等の支払いがあったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は、71億24百万円(前年同四半期は88億25百万円の支出)となりました。これは主に、物流施設の建設及び車両などの購入による支出があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により得られた資金は、103億73百万円(前年同四半期は9億81百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入28億円及び短期借入金の純増が150億円あった一方、長期借入金の返済支出が57億8百万円及び配当金11億91百万円の支払いを行ったことによるものです。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2020年5月26日開催の取締役会において、㈱東芝から、同社の子会社である東芝ロジスティクス㈱の普通株式の一部(発行済株式数の66.6%)を取得し、東芝ロジスティクス㈱を当社の連結子会社化することについて決議し、同日付で㈱東芝との間で株式譲渡契約を締結しました。

詳細は、「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。