【注記事項】
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

(1) 連結の範囲の重要な変更

当中間連結会計期間より、SBS Europe B.V.について重要性が増したため、連結の範囲に含めております。また、当中間連結会計期間より、新たに株式を取得したBlackbird Logistics B.V.及び同社の子会社5社を連結の範囲に含めております。

変更後の連結子会社数 48社

 

(2) 持分法適用範囲の重要な変更

該当事項はありません。

 

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当中間連結会計期間の期首から適用しております。

法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日。以下「2022年改正適用指針」という。)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による中間連結財務諸表への影響はありません。

また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当中間連結会計期間の期首から適用しております。当該会計方針の変更は、遡及適用され、前中間連結会計期間及び前連結会計年度については遡及適用後の中間連結財務諸表及び連結財務諸表となっております。なお、当該会計方針の変更による前中間連結会計期間の中間連結財務諸表及び前連結会計年度の連結財務諸表への影響はありません。

 

(第一種中間連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)

(税金費用の計算)

税金費用については、当中間連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前中間純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。

 

(追加情報)

(ブリヂストン物流㈱の株式取得について)

当社は、2025年6月30日開催の取締役会において、以下のとおり、㈱ブリヂストンから、同社の子会社であるブリヂストン物流㈱の普通株式の一部(発行済株式数の66.6%)を取得し、当社の連結子会社化することについて決議し、同日付で㈱ブリヂストンとの間で株式譲渡契約を締結しました。

 

(1) 株式の取得の理由

 ブリヂストン物流は、ブリヂストングループ唯一の物流専門会社として、タイヤ物流を柱として培ってきた現場ノウハウや技術、またブリヂストングループとしてのブランド力、ネットワーク力を活かし、変化する物流環境に最適なソリューションを提供しています。

 また、当社グループは総合物流事業者として、事業規模と事業領域の拡充、さらには優秀な人材等を確保する手段として、M&Aを重要な成長戦略の一つとして位置付けています。本株式取得により、ブリヂストン物流がブリヂストングループおよびその主要取引先との良好な関係を維持しつつ、当社グループが保有するインフラ・ノウハウの共有、物流事業における協業とシナジー追求によって、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供できる体制を整えてまいります。

 

(2) 株式取得の相手先の概要

① 名称           ㈱ブリヂストン

② 所在地          東京都中央区京橋三丁目1番1号

 

(3) 異動する子会社の概要

① 名称           ブリヂストン物流

② 所在地          東京都小平市小川東町3-1-1 B-Trinityビル6階

③ 代表者の役職・氏名    代表取締役社長 三好 由浩

④ 事業内容         貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、通関業など

⑤ 資本金          400百万円

 

(4) 取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式数の状況

① 異動前の所有株式数    0株(議決権の数:0個 議決権所有割合:0.0%)

② 取得株式数        5,328株(議決権の数:5,328個)

③ 取得価額         8,000百万円(注)

④ 異動後の所有株式数    5,328株(議決権の数:5,328個 議決権所有割合:66.6%)

  (注)子会社取得の対価の額については、2024年12月末の対象会社の財務数値に基づいて算出したものになります。最終的な子会社取得の対価の額は譲受完了時点での財務数値に基づいて決定するため、事後的に調整される可能性があります。

 

(5) 日程

① 取締役会決議日      2025年6月30日

② 契約締結日        2025年6月30日

③ 株式取得日        2025年10月1日(予定)

 

(中間連結貸借対照表関係)

※1 棚卸資産の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年12月31日)

当中間連結会計期間
(2025年6月30日)

仕掛販売用不動産

6,971

百万円

8,968

百万円

販売用不動産

34,111

 

33,183

 

商品及び製品

259

 

385

 

原材料及び貯蔵品

460

 

603

 

41,803

 

43,141

 

 

 

2 偶発債務

前連結会計年度(2024年12月31日

2022年6月30日に発生しました当社連結子会社の物流施設における火災について、荷主の商品の焼失、毀損に対する補償等により追加の損失が生じる可能性がありますが、現時点ではその影響額を合理的に見積もることは困難であるため、連結財務諸表には反映しておりません。

 

当中間連結会計期間(2025年6月30日

2022年6月30日に発生しました当社連結子会社の物流施設における火災について、荷主の商品の焼失、毀損に対する補償等により追加の損失が生じる可能性がありますが、現時点ではその影響額を合理的に見積もることは困難であるため、中間連結財務諸表には反映しておりません。

 

 

(中間連結損益計算書関係)

※ 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前中間連結会計期間
(自  2024年1月1日
 至  2024年6月30日)

当中間連結会計期間
(自  2025年1月1日
 至  2025年6月30日)

給与手当

5,302

百万円

5,407

百万円

賞与引当金繰入額

782

 

848

 

 

 

(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の中間期末残高と中間連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前中間連結会計期間
(自  2024年1月1日
  至  2024年6月30日)

当中間連結会計期間
(自  2025年1月1日
  至  2025年6月30日)

現金及び預金勘定

34,084

百万円

26,466

百万円

預入期間が3か月を超える定期預金

△847

 

△1,395

 

短期借入金勘定に含まれる当座借越

 

△271

 

現金及び現金同等物

33,236

 

24,799

 

 

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2024年2月14日
取締役会

普通株式

2,581

65

2023年12月31日

2024年3月11日

利益剰余金

 

 

Ⅱ 当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2025年2月14日
取締役会

普通株式

2,780

70

2024年12月31日

2025年3月10日

利益剰余金

 

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1

中間連結
損益計算書
計上額
(注)2

物流事業

不動産事業

その他事業

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

202,206

4,628

206,835

206,835

その他の収益

2,690

12,213

14,904

14,904

外部顧客への売上高

204,897

12,213

4,628

221,739

221,739

セグメント間の
内部売上高又は振替高

368

715

579

1,663

1,663

205,266

12,929

5,208

223,403

1,663

221,739

セグメント利益

4,476

6,158

178

10,814

144

10,958

 

(注) 1 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去21百万円及び各報告セグメントに配分していない当社に係る損益122百万円であります。

2 セグメント利益は、中間連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

Ⅱ 当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1

中間連結
損益計算書
計上額
(注)2

物流事業

不動産事業

その他事業

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

218,153

1,425

5,006

224,584

224,584

その他の収益

2,989

965

3,954

3,954

外部顧客への売上高

221,142

2,390

5,006

228,539

228,539

セグメント間の
内部売上高又は振替高

381

1,018

602

2,001

2,001

221,524

3,408

5,608

230,541

2,001

228,539

セグメント利益

4,858

1,480

260

6,599

209

6,389

 

(注) 1 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去33百万円及び各報告セグメントに配分していない当社に係る損益△243百万円であります。

2 セグメント利益は、中間連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(のれんの金額の重要な変動)

物流事業セグメントにおいて、当中間連結会計期間より、新たに株式を取得したBlackbird Logistics B.V.及び同社の子会社5社を連結の範囲に含めております。当該事象によるのれんの増加額は、5,889百万円であります。

なお、のれんの金額は暫定的に算定された金額です。

 

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(企業結合等関係)

取得による企業結合

1.企業結合の概要

(1)被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称    Blackbird Logistics B.V.

事業の内容          ズワルウブランドを中心とした総合ロジスティック事業。パレット輸送事業、コンテ

          ナ輸送事業、危険物・食料等特定の認定が必要な輸送事業、倉庫保管事業(オースタ

          ーブロッカー、マースフラクテ ロッテルダム、ヴィット ゼー、ズワルテ ゼーの4拠

          点)、貨物輸送事業(国際輸送、船便・航空便、国際複合一貫輸送)等

(2)企業結合を行った主な理由

Blackbird Logistics B.V.は、中核会社であるDe Zwaluw Logistiek B.V.(以下「ズワルウ社」)、De Zwaluw Shipping B.V.、De Zwaluw Warehousing Echt B.V.、Maasvlakte Customs Services B.V.、Transmission Hoorn B.V.各社の全株式を保有する持株会社です。
 中核会社のズワルウ社は、1948年にオランダのエンクハイゼンで設立され、輸入雑貨を中心にヨーロッパで急成長しているディスカウント小売事業者等の事業拡大をサポートしています。 ズワルウ社は現在、欧州最大港であるロッテルダム港において、倉庫サービスを拡大し、ヨーロッパ全域をカバーする貨物利用運送サービス、オースターブロッカーの自社DCを中心にベネルクス3国での自社ネットワークによる運送サービスによって、小売事業者およびそのサプライヤーその他に3PLサービスを提供しています。
 本件株式取得によって、ズワルウグループの物流運営事業を中心に、SBSグループの欧州地域における3PL事業を拡大し、中国・アジアの既存事業及び顧客ネットワークと融合させることで、グループ全体の海外事業を強化することを計画しています。

(3)企業結合日

2025年6月30日(みなし取得日)

(4)企業結合の法的形式

現金を対価とする株式取得

(5)結合後企業の名称

Blackbird Logistics B.V.

(6)取得した議決権比率

80.0%

(7)取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価としてBlackbird Logistics B.V.の株式を取得したためであります。

 

2.中間連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間

2025年6月30日をみなし取得日としているため、貸借対照表のみを連結しております。

 

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

7,694百万円

取得原価

 

7,694百万円

 

 

4.主要な取得関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等   348百万円

 

 

5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

(1)発生したのれんの金額

5,889百万円

なお、上記の金額は暫定的に算定された金額です。

(2)発生原因

主として今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力であります。

(3)償却方法及び償却期間

20年間にわたる均等償却

 

6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

1,629百万円

固定資産

12,529

資産合計

14,158

流動負債

2,441

固定負債

9,460

負債合計

11,901

 

 

7.のれん以外の無形固定資産に配分された金額及びその種類別の内訳並びに償却期間

現時点では確定しておりません。

 

(1株当たり情報)

1株当たり中間純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前中間連結会計期間
(自 2024年1月1日
 至 2024年6月30日)

当中間連結会計期間
(自 2025年1月1日
 至 2025年6月30日)

1株当たり中間純利益金額

162円56銭

69円50銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する中間純利益(百万円)

6,456

2,760

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する中間純利益(百万円)

6,456

2,760

普通株式の期中平均株式数(株)

39,717,411

39,717,367

 

(注) 潜在株式調整後1株当たり中間純利益金額につきましては、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。

 

2 【その他】

(剰余金の配当)

2025年2月14日開催の取締役会において、2024年12月期の期末配当について次のとおり決議しました。

1 配当財産の種類                         金銭

2 1株当たり配当金額及び配当金の総額     普通株式1株につき70円   配当総額 2,780百万円

3 効力発生日                             2025年3月10日