当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、多くの分野で持ち直し方向にあるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体などの供給制約に伴う一部減産の影響を受け、自動車分野などで持ち直しの動きが一服しております。
国内の自動車市場におきまして、新車販売台数合計は前年同四半期連結累計期間(以下、前年同四半期という)比で83.3%(日本自動車工業会統計データ)と大幅に減少いたしました。半導体の不足と東南アジアにおける新型コロナウイルス感染症再拡大に伴う、自動車部品の供給不足による自動車減産の影響を大きく受けております。中古車登録台数も新車販売の低迷に伴い下取り車が減少したことに加えて、中古車相場上昇に伴って買い控えが起きていることから、前年同期比で91.8%と減少いたしました。
売上収益は、2021年7月1日に陸友物流(北京)有限公司を連結子会社化したことに加えて、マレーシア向けの中古車輸出事業が好調に推移したことから増収となりました。しかし、営業利益は燃料単価及び海上輸送の燃料サーチャージが高騰したことによって車両輸送原価が大幅に上昇したことに加えて、自動車流通の低迷に伴って車両輸送受託台数が減少したこと、雇用調整助成金が前連結会計年度に比べて減少したことから減益となりました。
これらの結果、当社グループの業績は、売上収益765億23百万円(前年同四半期比111.0%)、営業利益29億6百万円 (前年同四半期比69.1%)となりました。また、税引前利益は29億43百万円(前年同四半期比69.8%)となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は19億6百万円(前年同四半期比65.6%)となりました。
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自動車の国内流通に関連する台数 |
単位:台 |
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国内 |
2020年7月~2021年3月 |
2021年7月~2022年3月 |
前年比 |
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新車販売台数 |
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国内メーカー |
*1 |
3,610,002 |
2,998,267 |
83.1% |
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(うち日産自動車) |
*1 |
(394,013) |
(338,889) |
(86.0%) |
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海外メーカー |
*2 |
210,580 |
182,716 |
86.8% |
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新車販売台数合計 |
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3,820,582 |
3,180,983 |
83.3% |
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中古車登録台数 |
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登録車 |
*3 |
2,991,563 |
2,728,305 |
91.2% |
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軽自動車 |
*4 |
2,357,734 |
2,183,346 |
92.6% |
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中古車登録台数合計 |
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5,349,297 |
4,911,651 |
91.8% |
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永久抹消登録台数 |
*3 |
175,906 |
153,326 |
87.2% |
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輸出 |
2020年7月~2021年3月 |
2021年7月~2022年3月 |
前年比 |
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国内メーカー新車 |
*1 |
3,157,101 |
2,700,618 |
85.5% |
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中古車(登録車) |
*5 |
867,804 |
981,045 |
113.0% |
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*1 日本自動車工業会統計より算出 *2 日本自動車輸入組合統計より算出 *3 日本自動車販売協会連合会統計より算出 *4 全国軽自動車協会連合会統計より算出 *5 日本自動車販売協会連合会統計の輸出抹消登録台数より試算
*6 資源エネルギー庁統計より算出(当社が輸送に使用する燃料は主に軽油) |
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セグメントの業績は、次のとおりであります。
第1四半期連結会計期間より、持分法適用共同支配企業であった陸友物流(北京)有限公司の一部出資持分を追加取得し連結子会社化したことに伴い、報告セグメント 「海外関連事業」を追加しております。また、自動車関連事業を国内自動車関連事業に変更しております。
なお、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
①国内自動車関連事業
主幹事業である車両輸送事業は、半導体不足による新車販売台数及び中古車登録台数の減少に伴い、車両輸送受託台数が減少したことから減収になりました。また、整備事業も納車前整備点検の受託台数が減少したことから減収になり、国内自動車関連事業全体でも減収となりました。
セグメント利益は、車両輸送事業と整備事業の減収に伴い減益になったことに加えて、原油価格の高騰に伴って燃料単価及び海上輸送の燃料サーチャージが上昇していることから、減益となりました。
これらの結果、国内自動車関連事業全体の売上収益は385億3百万円(前年同四半期比92.1%)、セグメント利益は32億41百万円(前年同四半期比73.5%)となりました。
車両輸送事業におきましては、「デジタル化」「グリーン化」「ニューノーマル」への対応を進めてまいります。デジタル化におきましては、輸送デジタル化推進室を立ち上げ、計画的な配車を実現するシステムの構築を推進しております。
グリーン化におきましては、自動車の電動化に伴って自動車の重量が増していることに対応すべく、最大積載量を増やした輸送機材の開発を完了させ、順次導入を行ってまいります。また、急激にEV化が加速している中で、先手を打って物流拠点のインフラ整備やEV関連の周辺事業構築を進めてまいります。
ニューノーマルへの対応におきましては、2024年に働き方改革関連法の自動車運転業務に対する適用が控えていること、所謂「物流の2024年問題」への対応に向けて、時間外労働の削減に努めておりますが、同時に輸送力を維持できるよう、乗務員の新規採用、輸送機材の効率的な運用、荷扱い分業体制の推進など様々な施策を実施してまいります。
②ヒューマンリソース事業
送迎事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から引き続き回復基調にあることから増収となり、派遣事業及び空港関連人材事業は、派遣先における雇い止めの影響を受けた前年より回復していることから、増収になりました。セグメント利益は、雇用調整助成金が前連結会計年度と比べて僅少になったことから、減益となりました。
これらの結果、ヒューマンリソース事業全体の売上収益は144億28百万円(前年同四半期比107.3%)、セグメント利益は4億40百万円(前年同四半期比60.8%)となりました。
③一般貨物事業
港湾荷役事業は、バイオマス発電燃料荷役が本格的に立ち上がったことにより増収、運輸・倉庫事業も、新規顧客の獲得によって増収となり、一般貨物事業全体では増収となりました。 セグメント利益につきまして、港湾荷役事業は、バイオマス発電燃料荷役の本格稼働が寄与して増益となり、運輸・倉庫事業は、料金改定及び不採算事業からの撤退に加えて、新規顧客獲得が奏功して増益となったことから、一般貨物事業全体でもセグメント利益が増益となりました。
これらの結果、一般貨物事業全体の売上収益は47億50百万円(前年同四半期比109.8%)、セグメント利益は7億67百万円(前年同四半期比129.8%)となりました。
④海外関連事業
中古車輸出事業は、主要輸出先であるマレーシアにおけるロックダウンが解除されたことに伴い需要が急増したことに加えて顧客満足度の向上活動が市場占有率の上昇に繋がり、大幅な増収になりました。CKD事業は、顧客であるタイの自動車製造工場の稼働再開に伴って増収となりました。また、中国における車両輸送事業におきましては、前連結会計年度は持分法適用会社であった陸友物流(北京)有限公司を子会社化したことに伴い、同社の売上収益が純増となりました。
セグメント利益につきまして、中国における車両輸送事業は半導体不足の影響を強く受けていることから損失を計上しておりますが、中古車輸出事業とCKD事業は増収に伴い増益となったことから、海外関連事業全体では増益となりました。
これらの結果、海外関連事業全体の売上収益は188億41百万円(前年同四半期比201.1%)、セグメント利益は1億31百万円(前年同四半期は46百万円のセグメント損失)となりました。
なお、上記報告セグメントに含まれていない全社費用(当社の管理部門に係る費用)等は「第4『経理の状況』4.セグメント情報」に記載のとおり「調整額」の項目として計上しており、16億74百万円となります。
(2)財政状態
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ57億66百万円(28.7%)増加し、258億26百万円となりました。
これは主に、現金及び現金同等物が6億78百万円減少したものの、営業債権及びその他の債権が44億40百万円、棚卸資産が15億5百万円増加したことなどによります。
非流動資産は、前連結会計年度末に比べ19億54百万円(6.3%)減少し、289億20百万円となりました。
これは主に、有形固定資産が使用権資産の償却などにより13億26百万円減少したことなどによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ38億11百万円(7.5%)増加し、547億46百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ39億70百万円(26.8%)増加し、187億89百万円となりました。
これは主に、未払法人所得税等が7億10百万円減少したものの、借入金が30億97百万円、営業債務及びその他の債務が23億53百万円増加したことなどによります。
非流動負債は、前連結会計年度末に比べ17億67百万円(22.6%)減少し、60億50百万円となりました。
これは主に、リース負債が18億67百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ22億3百万円(9.7%)増加し、248億40百万円となりました。
(資本)
資本合計は、前連結会計年度末に比べ16億7百万円(5.7%)増加し、299億6百万円となりました。
これは主に、利益剰余金が四半期利益の計上などにより9億93百万円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6億78百万円減少し、52億26百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、8億14百万円(前年同期は54億14百万円の収入)となりました。
主な資金増加要因は、非資金支出である減価償却費及び償却費34億74百万円、営業債務の増加11億94百万円であり、主な資金減少要因は、営業債権の増加31億22百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15億27百万円(前年同期は23億38百万円の支出)となりました。
支出の主な内訳は、有形固定資産及び投資不動産の取得による支出16億88百万円であり、収入の主な内訳は、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入6億31百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、96百万円(前年同期は36億47百万円の支出)となりました。
支出の主な内訳は、リース負債の返済による支出22億75百万円、配当金の支払額8億95百万円であり、収入の主な内訳は、短期借入金の純増31億円になります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。