第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在していません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、概ね順調な回復を続けています。米国経済は、法人税減税により企業収益の改善が見込まれ、また、個人消費も良好な雇用環境と所得税減税により順調な状況が続きました。欧州経済も、主に輸出増加等により、主要国は総じて良好な景気回復を続けています。中国では成長率は鈍化する見通しですが、その他のアジア新興国経済は緩やかに回復しています。

我が国経済は、企業収益は堅調、雇用・所得環境も改善が続き、景気は回復基調が持続しています。

このような経済状況のもと、外航海運業は、タンカー市況では引き続き厳しい状況が続いているものの、バルカー市況には回復の兆しがみられます。
 大型タンカー市況は、昨年に引き続き年初から弱含みで推移し、本年5月には記録的な低さであった昨年を下回る水準に一時落ち込みました。一方で、VLCCを中心に記録的な数のタンカーのスクラップが報告されると同時に新造船供給圧力は弱まり、船腹需給は徐々に改善に向かうものと予想されます。

石油製品船は軟調な市況が続き、足元では依然として船腹供給過多の状態にありますが、開発途上国の需要増を背景として今後徐々に回復が見込まれます。
 大型LPG船においても、低調な市況が続き、今年度に入りわずかながらの上昇がみられますが、依然として新造船の供給圧力が高いことが要因となり、十分な回復までには至っていません。
 バルカー市況は、船型によって状況が異なり、ケープサイズバルカーでは、3月に一時極めて低い水準まで落ち込んだもののその後急回復し、概ね過去3年間を上回る水準に回復しています。中小型船型については、需給環境の改善により大型船に比して安定的な上昇がみられます。

自動車船市況は、4月に一時的な下落を見たものの、北米向、欧州向及びアジア地域への堅調な輸送需要を背景に、足元は例年並みの水準に回復しています。

コンテナ船市況は、荷動きは堅調に推移していますが、大型船の市場への投入が続いていることにより船腹需給の先行きが懸念されます。一方で、コンテナ船社同士の吸収合併、事業統合の進展の動きが活発となり、市況の安定化に寄与することが期待されます。

当社グループの外航海運業部門は、平均為替レートが前年同四半期比円高となったものの、前連結会計年度に竣工した新造船がフル稼働したこともあり、売上高は14,171百万円(前年同四半期比3.2%増)となりました。一方費用面では、前年同四半期比で入渠隻数が増加したこと等から、外航海運業利益は1,395百万円(前年同四半期比30.6%減)となりました。

ホテル関連事業部門は、宿泊部門ほか各部門とも堅調に推移し、売上高は5,649百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。費用面では、前年同四半期比で大規模修繕費が低減したことから、ホテル関連事業利益は379百万円(前年同四半期比52.5%増)となりました。

不動産賃貸業部門は、売上高は265百万円(前年同四半期比1.1%増)、不動産賃貸業利益は155百万円(前年同四半期比3.1%増)と堅調に推移しています。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、20,087百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は1,931百万円(前年同四半期比19.9%減)となりました。経常利益は、前年同四半期より為替差益が増加したこと等から、2,117百万円(前年同四半期比9.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は950百万円(前年同四半期比48.4%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態

当第2四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末より3,130百万円減少し、150,381百万円となりました。これは主に船舶など有形固定資産の減価償却によるものです。
 負債の部は、前連結会計年度末より4,729百万円減少し、112,578百万円となりました。これは主にリース債務および借入金の減少によるものです。
 また、純資産の部は、前連結会計年度末より1,599百万円増加し、37,802百万円となりました。これは主に利益剰余金および非支配株主持分の増加によるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローにおいては、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1,344百万円減少し、17,398百万円となりました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間における営業活動によって得られた資金は、6,087百万円(前年同四半期比1.4%減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益2,173百万円に、減価償却費4,982百万円を加算し、その他非資金項目を加減算した結果です。
 
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間において投資活動に支出した資金は、3,514百万円(前年同四半期は16,187百万円の支出)となりました。これは主に新造船建造費等の有形固定資産の取得による支出が要因です。
 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間において財務活動に使用した資金は、3,686百万円(前年同四半期は10,848百万円の収入)となりました。これは主に長期借入金および社債発行による収入6,089百万円と、長期借入金、リース債務の返済および社債の償還による支出9,159百万円との差額3,069百万円によるものです。 

 

(4) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は次のとおりです。

重要な設備の新設等

セグメントの
名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定

完成後の増加能力
(載貨重量屯数)

総額
(千円)

既支払額
(千円)

着手

完了予定

外航海運業

船舶

48,183,385

5,013,634

借入金および自己資金

平成27年

3月

平成32年

10月

1,266千トン

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。