第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在していません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により予想以上のマイナス影響を受けました。

米国・欧州・我が国経済ともに、4―6月期の実質GDP成長率が統計始まって以来最大の落ち込みとなりました。一方で、経済活動の段階的な再開により一部下げ止まり、回復の兆しも出てきました。

中国経済は、早くから経済活動の再開が本格化し、景気支援策も実施され4―6月期の実質GDP成長率はプラスに復帰しました。

このような経済状況のもと、外航海運業もコロナ禍の影響を受けることとなりました。

タンカー市況は、サウジアラビアの原油増産を受け船腹調達が3月以降活発化し、乱高下しつつも例年以上の高い水準で推移しました。5月に入りOPEC諸国の減産などによる荷動き低下の影響を受けて急落、季節的要因による需要減もあり、以降例年並みの水準で推移しました。

バルカー市況は、特に大型のケープサイズにおいては鉄鉱石などの太宗貨物の輸出及び需要がコロナ禍の影響を受け、低調なスタートとなりましたが、特に中国における需要の回復に伴い5月以降回復の兆しを見せました。また中小型船については、大型船よりも緩やかな市況変動でありましたが、同様な市況の推移となりました。

自動車船市況はコロナ禍の影響が甚大であり、前半には世界における船腹量の半数近くが稼働を自発的に停止せざるを得ない、いわゆる係船状態となりました。このような状況において高齢船のスクラップが数か月間で急速に進んだこと、中国および北米における荷動き回復が想像以上に早かったことを受けて、コロナ禍前には及ばないものの徐々に回復の兆しを見せました。

コンテナ船市況もコロナ禍の影響は大きく、余剰船腹の係船などによる船腹調整が行われていました。世界的な経済活動再開による中国、北米航路を中心とした荷動きの急激な増加に伴い、回復基調にはありますが、一部地域にコンテナ不足や余剰が生じており、その勢いには地域差が見られました。

当社グループの外航海運業部門は、前連結会計年度に竣工・取得した船舶の稼働増に加え、タンカー4隻、バルカー2隻、自動車船1隻の新規稼働もあり、売上高は16,871百万円(前年同四半期比11.0%増)となり、外航海運業利益は2,183百万円(前年同四半期比46.1%増)となりました。また、特別損益として、当社の連結子会社が所有する船舶1隻の船舶売却益436百万円、船舶1隻の減損損失292百万円、および当社の持分法適用関連会社を連結子会社としたことによる負ののれん発生益582百万円、段階取得に係る差損455百万円を計上しています。

ホテル関連事業部門は、コロナ禍の影響により4月から6月まで休館を余儀なくされるケースも見受けられ、ホテル関連事業部門の売上高は2,143百万円(前年同四半期比62.0%減)となり、ホテル関連事業損失は1,327百万円(前年同四半期はホテル関連事業利益424百万円)となりました。

不動産賃貸業部門は、売上高は253百万円(前年同四半期比1.8%減)、不動産賃貸業利益は139百万円(前年同四半期比7.1%減)となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、19,267百万円(前年同四半期比8.6%減)、営業利益は996百万円(前年同四半期比51.9%減)となりました。経常利益は、711百万円(前年同四半期比52.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は396百万円(前年同四半期比40.7%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態

当第2四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末より29,846百万円増加し、200,440百万円となりました。これは主に新造船竣工に伴う船舶の増加によるものです。

負債の部は、前連結会計年度末より28,251百万円増加し、162,184百万円となりました。これは主に長期借入金の増加によるものです。

また、純資産の部は、前連結会計年度末より1,594百万円増加し、38,255百万円となりました。これは主にTRINITY BULK, S.A.の連結子会社化に伴う非支配株主持分の増加によるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローにおいては、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1,734百万円増加し、21,235百万円となりました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間における営業活動によって得られた資金は、5,247百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益981百万円に、減価償却費5,953百万円を加算し、その他非資金項目を加減算した結果です。
 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間において投資活動に使用した資金は、27,280百万円(前年同四半期比120.4%増)となりました。これは主に新造船建造費等の有形固定資産の取得による支出によるものです。
 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期連結累計期間において財務活動によって得られた資金は、24,012百万円(前年同四半期比208.5%増)となりました。これは主に、短期借入金の純増額および長期借入れによる収入の合計34,256百万円と、長期借入金、リース債務の返済および社債の償還による支出9,770百万円との差額24,486百万円によるものです。

 

(4) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は次のとおりです。

重要な設備の新設等

セグメントの
名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定

完成後の増加能力
(載貨重量屯数)

総額
(千円)

既支払額
(千円)

着手

完了予定

外航海運業

船舶

42,964,164

10,174,733

借入金および自己資金

 2018年
 5月

 2022年
 8月

540千トン

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。