【注記事項】

 

(重要な会計方針)

1  有価証券の評価基準及び評価方法

(1) 子会社株式及び関連会社株式

  移動平均法による原価法

(2) その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

2  デリバティブ等の評価基準及び評価方法

時価法

3  棚卸資産の評価基準及び評価方法

貯蔵品

  先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)

4  固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

  船舶は定額法、その他は定率法を採用しております。

  なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

  船舶                      13~14年

  建物(建物附属設備を除く)    47年

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

  自社利用のソフトウェアは、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

(3) リース資産

  所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

  リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法によっております。

 

5  引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

  債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上することとしております。

(2) 賞与引当金

  従業員に対して支給する賞与の支出に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。

(3) 役員賞与引当金

  役員に対して支給する賞与の支出に備えるため、支給見込額に基づき計上することとしております。

(4) 退職給付引当金

  従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。

  退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

6  収益及び費用の計上基準

 当社は、顧客と締結している契約が貨物運送契約又は貸船契約かを識別しそれぞれ履行義務を識別しております。

・外航海運業

 貨物運送契約については、主として、前航海の荷役完了から当航海の荷役完了までの一航海を単一の履行義務として識別しております。取引価格は積高に約定単価を乗じた航海毎の請求額に加え、滞船料又は早出料等の変動対価が含まれており、金額の不確実性が事後的に解消される際に、解消される時点までに計上された収益の著しい減額が発生しない可能性が高い部分に限り、取引価格に含めております。当該契約については、航海の進捗に伴って履行義務が充足され顧客が便益を享受すると考えられるため、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、進捗度に基づき収益を認識しております。進捗度の測定は、予想される総航海日数に対する事業年度末までの実際の航海日数の割合に基づき算定しております。取引の対価は主として貨物の積切時に請求し、航海の完了までに大半を受領しておりますが、変動対価である滞船料又は早出料は港での実際の荷役日数と許容停泊日数との差に基づいて請求するため大半を航海の完了後に受領しております。なお、取引の対価に重要な金融要素は含んでおりません。

 貸船契約については、現在までに企業の履行が完了した部分に対する顧客にとっての価値に直接対応する対価の額を顧客から受け取る権利を有しているため、請求する権利を有している金額で収益を認識しております。

 

・内航海運業

 貨物運送契約については、前航海の荷役完了から当航海の荷役完了までの一航海を単一の履行義務として識別しております。取引価格は積高に約定単価を乗じた航海毎の請求額としております。当該契約については、航海の進捗に伴って履行義務が充足され顧客が便益を享受すると考えられますが、一時点(積切時点)で収益を認識した場合との差異に重要性が無いことから、積切時点で収益を認識しております。取引の対価は主として貨物の積切時に請求し、半年以内に受領しております。なお、取引の対価に重要な金融要素は含んでおりません。

 貸船契約については、現在までに企業の履行が完了した部分に対する顧客にとっての価値に直接対応する対価の額を顧客から受け取る権利を有しているため、請求する権利を有している金額で収益を認識しております。

 

なお、海運業費用については収益との対応関係に基づいて認識しております。

 

7  ヘッジ会計の方法

(1) ヘッジ会計の方法

  特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、特例処理を採用することとしております。

(2) ヘッジ手段とヘッジ対象

(ヘッジ手段)

  金利スワップ

(ヘッジ対象)

  借入金の利息

(3) ヘッジ方針

  デリバティブ取引に関する社内管理規定に基づき、金利変動リスクを回避する目的で、ヘッジ対象債務の範囲内でヘッジを行っております。

(4) ヘッジ有効性評価の方法

  特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、ヘッジの有効性の判定は省略しております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)海運業収益」に記載した内容と同一であります。

 

(会計方針の変更)

(会計基準等の改正等に伴う会計方針の変更)

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これにより、従来、主に外航海運業収益において、航海完了基準に基づき収益を計上しておりましたが、航海進行基準に基づき収益を計上する方法に変更しております。また、費用・収益対応の原則のもと、外航海運業費用においても同様の変更が生じております。 

収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当事業年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当事業年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただし、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当事業年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。また、収益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当事業年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減しております。

また、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」に表示していた「海運業未収金」は、当事業年度より「海運業未収金及び契約資産」に含めて表示し、「流動負債」に表示していた「前受金」は、当事業年度より「契約負債」及び「その他流動資産」にそれぞれ区分表示しております。ただし、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前事業年度について新たな表示方法により組替えを行っておりません。

この結果、当事業年度の海運業収益は219,334千円増加し、海運業費用は116,328千円増加し、営業利益、経常利益及び税引前当期純利益はそれぞれ103,006千円増加しております。

当事業年度の期首の純資産に累積的影響額が反映されたことにより、株主資本等変動計算書の利益剰余金の期首残高は32,225千円増加しております。

1株当たり情報に与える影響は当該箇所に記載しております。

なお、収益認識会計基準第89-3項に定める経過的な取扱いに従って、前事業年度に係る「収益認識関係」注記については記載しておりません。

 

 

(会計基準等の改正等に伴う会計方針の変更)

「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することとしております。なお、財務諸表に与える影響はありません。

 

 

(追加情報)

・財務制限条項

(1)債務保証額のうち489,580千円(2007年9月28日付コミット型シンジケートローン契約)には、下記の財務制限条項が付されております。

① 各事業年度の末日において、連結貸借対照表における純資産の部合計金額を、2020年3月期の連結貸借対照表における純資産の部合計金額の75%未満としないこと。

② 各事業年度の末日において、連結損益計算書における経常損益を3期連続で損失としないこと。

③ 各事業年度の末日において、連結貸借対照表における有利子負債の合計金額が、連結損益計算書における営業損益、受取利息配当金及び減価償却費の合計金額を10倍した金額を2期連続で超過しないこと。

 

(2)債務保証額のうち1,337,964千円(2015年8月28日付コミット型シンジケートローン契約)には、下記の財務制限条項が付されております。

① 各事業年度の末日において、連結貸借対照表の純資産合計金額を、2020年3月期における同表の純資産合計金額の75%以上に維持すること。

② 各事業年度の末日において、連結損益計算書の経常損益を2期連続(初回を2021年3月期及び2022年3月期の2期とする。)で損失としないこと。

③ 各事業年度の末日において、以下の計算式で算出された数値を2期連続で10倍以上としないこと。

  計算式:連結貸借対照表の有利子負債合計金額÷{(連結損益計算書の営業損益+受取利息+受取配当金)+(販売費及び一般管理費内訳書の減価償却費)+(製造原価報告書の減価償却費)}

 

 

 (損益計算書関係)

※1  一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

役員報酬

72,210

千円

97,510

千円

従業員給与等

136,913

 

138,156

 

減価償却費

1,358

 

1,201

 

賞与引当金繰入額

10,784

 

12,797

 

退職給付費用

10,284

 

4,265

 

福利厚生費

40,449

 

43,586

 

資産維持費

43,860

 

41,783

 

 

 

※2  関係会社に関する項目

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

運賃

997,742千円

1,350,970千円

借船料

2,111,371

1,971,193

受取利息

18,780

18,886

受取配当金

7,543

11,490

 

 

※3  固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。     

  前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 土地・建物        276,858千円

      内航建造引当金   12,863千円

 

  当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 土地・建物         47,067千円

 

 

(貸借対照表関係)

※1  担保資産及び担保付債務

担保に供している資産(簿価)

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

船舶

1,611,970千円

1,425,775千円

建物

0

土地

69

投資有価証券

68,672

321,621

関係会社株式

122,933

1,680,712

1,870,330

 

 前事業年度において、上記資産のうち、建物及び土地については、根抵当権(極度額50,000千円)を設定しておりました。

 

担保付債務

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

短期借入金

600,000千円

―千円

1年内返済予定の長期借入金

95,284

369,922

長期借入金

1,569,327

1,787,779

保証債務

2,403,704

1,827,544

 

 

2  偶発債務

関係会社の銀行借入に対する保証債務

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

T.S.Central Shipping Co., Ltd.

 

 

  ZEN-NOH GRAIN PEGASUS
  建造資金借入金

734,610千円

489,580千円

  TRES FELICES
  建造資金借入金

1,669,094

1,337,964

2,403,704

1,827,544

 

 

 

(有価証券関係)

前事業年度(2021年3月31日)

子会社株式及び関連会社株式

時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式

区分

貸借対照表計上額(千円)

子会社株式

80,070

 

上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるものであります。

 

当事業年度(2022年3月31日)

子会社株式及び関連会社株式

市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式

区分

貸借対照表計上額(千円)

子会社株式

80,070

 

上記については、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2021年3月31日)

 

当事業年度
(2022年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 税務上の繰越欠損金

76,543千円

 

―千円

 賞与引当金

4,515

 

5,375

 未払事業税

 

25,002

 未払役員退職慰労金

11,849

 

11,849

 減損損失

52,240

 

42,746

 海外子会社の課税済留保利益

557,716

 

544,294

 関係会社株式評価損

3,062

 

3,062

 その他

858

 

741

繰延税金資産小計

706,787

 

633,072

 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 

△76,543

 

 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△630,244

 

△593,130

評価性引当額小計

△706,787

 

△593,130

繰延税金資産合計

 

39,941

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 固定資産圧縮積立金

△5,137千円

 

△4,891千円

 その他有価証券評価差額金

△95,586

 

△99,603

 前払年金費用

△21,630

 

△19,970

 その他

△1,134

 

繰延税金負債合計

△123,488

 

△124,464

繰延税金資産負債純額

△123,488

 

△84,522

 

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前事業年度
(2021年3月31日)

 

当事業年度
(2022年3月31日)

法定実効税率

30.6%

 

30.6%

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

2.3%

 

0.9%

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△10.4%

 

△0.1%

住民税均等割

1.6%

 

0.0%

評価性引当額の増減

△37.7%

 

△6.8%

海外子会社の課税済留保利益期限切れ

57.1%

 

0.8%

その他

0.0%

 

0.1%

税効果会計適用後の法人税等の負担率

43.5%

 

25.5%

 

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているので、注記を省略しております。