第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末(前事業年度末)の数値で比較を行っております。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、災害の影響収束により、企業の生産活動や輸出が持ち直すなか、雇用・所得情勢も底堅く推移するなど、回復の兆しがみられました。海外では、米国経済が、雇用・所得情勢の改善や個人消費の堅調さを受けて景気拡大が継続した一方、中国経済は、インフラ投資は持ち直したものの消費が鈍化するなど、引き続き減速基調となりました。この他、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題など先行きの不透明感が残る状況です。

 

海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては夏前まで市況が低迷しましたが、中国への堅調な輸送需要、米国のシェールオイル輸出増によるトンマイルの増加、環境規制による老齢船の解撤により需給ギャップが縮小しつつあることなどから、少しずつ市況が上昇し、9月末にはWS60程度まで回復しました。第3四半期に入ると冬場の原油輸送需要により更に市況が上昇し、10月にはWS100を付け、その後年末まで市況は好調に推移しました。石油製品船(LR2やMR)は新造船供給圧力が少しずつ弱まっているものの隻数が多く、市況は秋まで低迷しましたが、12月に入り冬場の製品輸送需要などから上昇しました。大型LPG船(VLGC)は、輸送量の増加や新造船竣工隻数が少ないことなどから市況が徐々に回復しており、当第3四半期までの市況は前年度と比べて安定的に推移しております。ばら積船につきましては、貿易量が伸びて輸送需要が増えてきていることや、新造船供給圧力が低下してきていることから改善の兆しがみえております。

 

こうした経営環境の中、当社グループは大型タンカーを中心とする長期貸船契約を主体に安定した経営を目指しております。当期においては、4月にVLCC“元栄”が竣工する一方、9月に用船契約が終了したばら積船“SAGAR JYOTI”を、11月には高齢のVLCC“KAI-EI”を売却するなど、船隊構成の整備・拡充に取り組んでまいりました。

なお、1月にはばら積船“ARCADIA SALUTE”を2月に売却することを決議しています。

また、各船の運航効率の向上と諸経費の節減にも全社を挙げて努めた結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。

 

海運業収益はVLCC1隻を航海用船契約に切り替えたことにより運賃収入が加算されたことなどにより105億1千9百万円(前年同四半期比9億8千6百万円増)となりました。営業利益は上述の航海用船契約により運航費が発生したことなどにより海運業費用の増加はありましたが、海運業収益の増加が上回り13億6千1百万円(前年同四半期比5千4百万円増)、経常利益は7億2千2百万円(前年同四半期比8千7百万円増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は土地及び建物の売却による固定資産売却益、及び、VLCC“KAI-EI”の船舶売却益などを特別利益に計上したことなどにより13億9千9百万円(前年同四半期比5億2千8百万円増)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

資産、負債および純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末の資産の部は、前連結会計年度末に比べ15億1千5百万円増加し632億4千9百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の増加などにより16億1千5百万円増加し42億9千1百万円となりました。固定資産は、投資有価証券が減少したことなどにより9千9百万円減少し589億5千7百万円となりました。

負債の部は、その他負債(デリバティブ負債等)の減少などにより前連結会計年度末に比べ5億4千4百万円減少し513億3千1百万円となりました。

純資産の部は、利益剰余金の増加などにより前連結会計年度末に比べ20億5千9百万円増加し119億1千8百万円となりました。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)主要な設備

主要な設備計画の完了

前連結会計年度末に計画していた重要な設備の新設計画のうち、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

会社名

セグメントの

名称

船名

取得価額

(百万円)

取得年月

総屯数

載貨重量屯数

(M/T)

提出会社

外航海運業

元栄

7,525

平成30年4月

160,276

312,605

 

②主要な設備の売却

当第3四半期連結累計期間に売却した重要な設備は次のとおりであります。

会社名

セグメントの名称

設備の内容

前期末帳簿価額

(百万円)

売却の年月

載貨重量屯数

(M/T)

PAVO MARITIME S.A.

外航海運業

船舶

1,972

平成30年9月

58,110

PYXIS MARITIME S.A.

外航海運業

船舶

1,012

平成30年11月

299,997

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。