当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や所得・雇用情勢が堅調に推移するなど、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、夏場の天候不順による個人消費への影響があり、また、欧米の政策動向や新興国経済の不確実性、北朝鮮情勢への警戒感など、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは、東京の島ならではの企画商品を造成し、東京諸島の魅力の発信に努めました。また、大島の最大イベント「椿まつり」においては、PR活動を積極的に展開するとともに、昨年に引き続き稲取航路を運航し集客に注力しました。さらに夏場の最多客期には旅行会社との連携により販売活動を強化しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、旅客部門において旅客数が好調に推移し、売上高は88億6千8百万円(前年同期85億2千4百万円)、費用面では船舶燃料費などの増加があり、営業利益は5億5千3百万円(前年同期4億7千万円)、経常利益は5億9千3百万円(前年同期4億9千8百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億3千万円(前年同期3億4千1百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
《海運関連事業》
主力の海運関連事業の旅客部門は、「椿まつり」において昨年認定された「国際優秀つばき園」と伊豆方面の花のイベントをつないだ営業展開を図り、団体客・個人客を好調に集客しました。また、企画商品では、「三原山ハイキング」などの商品や東京諸島の星空をテーマにしたキャンペーン展開に取り組み、旅客数の増加に繋げました。さらに夏場の最多客期には大島のあじさいや星空観望などの企画商品に加え、旅行会社とより一層の連携に努めて販売活動を強化しました。この結果、夏場の天候不順による影響があったものの、全航路の旅客数は74万8千人(前年同期70万2千人)と好調に推移しました。一方、貨物部門は、一部の島において公共工事の終了に伴い輸送量が減少し、貨物取扱量は全島で21万3千トン(前年同期23万6千トン)となりました。
この結果、当事業の売上高は、67億3千3百万円(前年同期63億2千3百万円)、費用面では船舶燃料費などの増加があり、営業利益は8億6千2百万円(前年同期6億9千万円)となりました。
《商事料飲事業》
当事業の中心となる商事部門は、一部の島における公共工事の終了に伴い、島嶼向けセメントなどの販売が減少しました。この結果、当事業の売上高は11億2千1百万円(前年同期11億9千5百万円)、営業利益は9千万円(前年同期1億1千4百万円)となりました。
《レストラン事業》
東京湾周遊のレストランシップ事業は、インターネットによる情報発信力の強化や予約システムの改善などにより、個人客は増加しましたが、婚礼および団体客が伸び悩み、全クルーズでの利用客数は8万人(前年同期8万1千人)となりました。この結果、当事業の売上高は6億7千2百万円(前年同期7億1千8百万円)、営業損失は5千7百万円(前年同期営業損失2千9百万円)となりました。
《ホテル事業》
大島温泉ホテル事業は、「椿まつり」や「三原山ハイキング」などの企画商品の利用客が好調に推移しました。また、ホテル屋上に星空を観望できる「三原山テラス」を設置し集客に努めました。この結果、当事業の売上高は2億8千9百万円(前年同期2億5千5百万円)、営業利益は1千8百万円(前年同期1千6百万円)となりました。
《旅客自動車運送事業》
当事業の中心となる大島島内におけるバス部門は、「椿まつり」の団体利用客や「あじさいツアー」など、企画商品の利用客が好調に推移しました。この結果、当事業の売上高は2億5千2百万円(前年同期2億1千9百万円)、一方、費用面では、車両整備費用などの増加があり、営業利益は5百万円(前年同期9百万円)となりました。
(資産、負債および純資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は147億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億9百万円増加しました。その主な要因は、建造中の船舶の建設仮勘定など固定資産が11億2千6百万円、現金及び預金などの流動資産が2億8千2百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。
負債は94億5千万円となり、前連結会計年度末に比べ10億1千6百万円増加しました。その主な要因は、建造中の船舶の固定資産圧縮未決算勘定が5億7千3百万円、賞与引当金が1億1千1百万円、営業未払金が1億4百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。
純資産は53億2千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億9千2百万円増加しました。その主な要因は、利益剰余金が3億8千6百万円増加したことなどによるものです。
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
① 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 |
着手年月 |
完了予定 |
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総額 |
既支払額 |
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提出会社 |
本社 |
海運 関連事業 |
ジェットフォイル1隻の建造 |
5,100,000 |
1,225,000 |
借入金 補助金 自己資金 |
平成29年 6月 |
平成32年 6月 |
② 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメントの |
設備の内容 |
投資額 |
完了年月 |
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(連結子会社) |
竹芝 (東京都港区) |
レストラン事業 |
船舶の改修 |
78,516 |
平成29年1月 |
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提出会社 |
芝浦 (東京都港区) |
海運関連事業 |
貨物運搬用コンテナ |
35,550 |
平成29年6月 |