第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針  

 当社グループの主な事業である東京諸島と本土間を結ぶ旅客定期航路は、公共的性格を有する離島・生活航路としての側面と快適性を提供するリゾート航路としての側面を有しており、また、貨物航路も、離島の生活物資を安全、確実に輸送する責務を有し、当社グループは、これらの使命を果たすことを通して社会に貢献することを経営の基本姿勢といたしております。
 さらに、当社グループは海運関連事業を基軸として、商事料飲事業、レストラン事業、ホテル事業および旅客自動車運送事業を展開しておりますが、今後ともグループ間の連携をより一層強め、「安全運航」と「良質のサービスの提供」を行う総合力の高い社会貢献企業を目指してまいります。
 

(2) 中長期的なグループ経営戦略及び目標とする経営指標

 当社グループは、長期的な戦略として、「コストの弾力化、固定費の圧縮等により、収入の変動に左右されないローコストの経営体質を作る」との方針のもとに、収入増加策として、閑散期対策に取り組み、船舶の定期的な代替や燃料油価格の上昇などをカバーできるような収益確保に努めてまいります。2019年11月に当社は創立130周年の節目を迎え、2020年夏に東京オリンピック・パラリンピック開催と時期を同じくして、国内では1995年以来の建造となる新造船ジェットフォイルと、貨客船「さるびあ丸」の代替船の新造船を東京諸島に就航させます。(新造貨客船は東京湾納涼船にも就航いたします。)両新造船ともに、船体のカラーリングデザインは、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインを手掛けたアーティストの野老朝雄(ところ あさお)氏に依頼しており、2019年6月にその船体デザインと、併せて船名も発表する予定です。当社ホームページの新造船特設サイトで建造開始から就航まで情報発信を行うほか、進水式や建造中の見学ツアーの企画商品も造成するなど、PR活動を展開して話題性を継続し、利用客の集客に繋げていきます。
また、2015年4月に、組織の効率的な運営を強化することを目的に、本部制への組織変更を行い、全体収益の向上と安定化に着手し、その効果が浸透しております。
中期的な事業の活性化策としては、2013年より施策の方向性をスローガンとして掲げ取り組んでおります。当社グループや東京諸島の「強みや魅力」の原点に目を向け、「Re-Discover 2013 ~再発見から再生へ」、「Grow Up 2014 ~再生から成長へ」、「New Challenge 2015 ~新たなる挑戦」、「Build Up 2016 ~挑戦から構築へ」、「Spring Up 2017 ~将来への芽を出す」、「Brand&Toughness 2018 ~未来へはばたけ、東海ブランド!」とし、課題の解決への取り組みを行い、結果を残してまいりました。2019年は「Revolution 2019 ~新時代への変革」を掲げ、平成から新元号への改元などを契機として、取り巻く環境の変化に順応し、過去にとらわれず変革していくこと、そして粘り強くチャレンジしていく年度にしております。東京諸島の島や海などの豊かな自然と星空の魅力を一層広め、1人でも多くのお客様にお越しいただき、リピーターとなって長期滞在していただけるよう、新時代に向けて、活動を続けてまいります。
 なお、当社グループの各航路は、公共的性格を有する離島・生活航路としての側面があり、また、それらの航路の中には、不採算航路でありながら公共性の観点から航路維持を図らざるを得ない航路(離島航路整備法の対象航路)もあります。
 したがって、一般的な経営指標の向上のみに専念するのは妥当ではないと考えておりますが、収益確保に努めてまいります。
 

(3) 会社の対処すべき課題

 当社グループは、基本理念である「安全運航」の徹底と「良質のサービスの提供」のもとに、次期については、新しいステージに向かって、「東京の島」のきれいな海や山などの豊かな自然と「プラネタリウム・アイランド」として注目されている星空の魅力の発信に注力し、観光需要の掘り起こしに努めてまいります。また、安全確保は最大のサービスであるとの基本意識に立ち、関係法令を遵守し、安全マネジメント態勢の下、安全最優先に全力をあげて取り組みます。なお、2018年に当社は安全性向上に積極的に取り組んでいると評価され、運輸安全マネジメント優良事業者等表彰「大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官表彰」を受賞いたしました。

 主力事業分野である海運関連事業のうち、旅客部門は新規の顧客開拓とリピーターの確保に継続して取り組み、よりお客様のニーズに合った「東京の島」ならではの企画商品の造成に努めてまいります。大島の最大イベント「椿まつり」においては、引き続き「国際優秀つばき園」と伊豆方面の花のイベントをつないだ「海のフラワーライン」の営業展開を図ります。また、2018年8月に神戸市で開催された「第10回全国高等学校観光選手権大会」(通称・観光甲子園)において、都立大島高校チームの大島の椿をテーマにした観光プランが訪日部門で観光庁長官賞金賞(準グランプリ)を獲得いたしました。この観光プランを参考にした新たな企画商品を旅行会社と連携し造成してまいります。臨時航路では、需要の強い千葉港と江の島を軸にさらなる旅客の獲得を目指すとともに、訪日外国人利用客の集客活動に努めて乗船客の増加と増収を図ります。一方、東京湾納涼船は、幅広い年齢層のお客様にお楽しみいただける船内空間を創出してまいります。また、貨物部門では、顧客満足度の向上を目指して、貨物輸送のホームページ上で、各種問い合わせに対する自動応答システムの導入や運賃のシミュレーション、生鮮食料品の受付状況の案内など、お客様の利便性向上と集荷効率の引き上げを図り、引き続き貨物輸送の品質管理向上に努めてまいります。

 商事料飲事業は販売力の強化に取り組んでまいります。中心となる商事部門は島内外の取引先との連携をさらに密にして情報共有を図り、営業活動につなげていくとともに、新たな収益となる事業の拡大を目指してまいります。また、料飲部門では、東京湾納涼船でグループが利用するパーティープランや模擬店での売上増加に努めるほか、竹芝客船ターミナルにある大島の郷土料理が味わえる飲食店「鼈甲鮨(べっこうずし)」での新メニューの開発や貸切パーティーの営業など、近隣オフィスの利用者の開拓にも力を注いでまいります。

 レストラン事業の東京湾周遊の東京ヴァンテアンクルーズは、利用客数の増加に努めてまいります。竹芝・浜松町地区再開発のビッグプロジェクトや2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を追い風に、営業活動と宣伝活動を拡大し、強化を図ります。また、引き続き船内サービスのさらなる向上に取り組んでまいります。

 ホテル事業については、大島の豊富な海の幸の料理・高品質の源泉掛け流し温泉・露天風呂からの三原山の眺望やホテル屋上に星空を観望できる「三原山テラス」の施設など、「島の魅力」を前面に押し出した営業活動をさらに強化し、宿泊客の増加による稼働率の向上を目指してまいります。また、引き続き旅客部門との連携による企画商品の充実やサービスの向上を図ります。

 旅客自動車運送事業では、貸切バス安全性評価制度三ッ星認定のもと、引き続き安全運行に努めてまいります。「椿まつり」は「国際優秀つばき園」を巡るコース、初夏には「大島あじさいツアー」などの季節の人気定番商品のほか、大島のパワースポットや、フォトスポットである通称「バームクーヘン」と呼ばれている「地層大切断面」へ案内するバスツアーなどを加えて企画商品の充実を図り、団体利用客や定期観光バス、路線バスの年間を通した利用客の増加を目指してまいります。

 以上のとおり、各部門に亘って業績向上を図るため、一層の努力をいたす所存であります。

 

 

2 【事業等のリスク】

事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2019年3月28日)現在において判断したものであります。

 

(1) 利益の下期偏重について

 当社グループは、当社、子会社12社および関連会社2社で構成され、東京諸島と本土を結ぶ旅客・貨物の定期航路を主な事業内容としております。

 旅客部門では、乗船客が夏場の多客期に集中するため、利益が下半期に偏る傾向にあります。

 

(2) 離島航路整備法対象航路の存在

 当社グループの各航路は、公共的性格を有する離島・生活航路としての側面があり、また、それらの航路の中には、不採算航路でありながら公共性の観点から航路維持を図らざるを得ない航路もあります。

 

(3) 燃料油価格の変動

船舶燃料油価格の上昇は、当社グループにとって大きな負担となります。このため、燃料油価格の大幅な上昇による損失を軽減すべく、旅客および貨物運賃とは別にそれぞれ燃料油価格変動調整金を設定し、2004年12月より実施しております。

 

(4) 気象海象条件

台風や低気圧の影響により、就航率が悪化することがあります。

 

(5) 地震・噴火災害の多発地帯

就航航路および使用港湾は、地震・噴火の多発地帯にあり、災害の発生時、定期航路を維持できないこともあります。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態および経営成績の状況

(a) 経営成績

 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費にも持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、海外経済の不確実性など、先行きは不透明な状況が続いております。

 当社グループを取り巻く環境は、見通しが立たない原油価格の動向や当社の航路に影響を及ぼす南岸低気圧・台風の発生などがあり、依然として厳しい状況が続いております。さらに、国内外旅行先としての東京諸島と他地域との競合の激化やレジャーの多種多様化により、観光客の動向は長期的な漸減傾向にあります。

 このような状況の下、当社グループは、中期的な事業の活性化策として、当社グループや東京諸島の「強みや魅力」の原点に目を向け、2013年より施策の方向性をスローガンとして掲げ取り組んでまいりました。2018年は「Brand&Toughness 2018 ~未来へはばたけ、東海ブランド!」を掲げて、新しいステージ(2019年当社創立130周年、2020年にジェットフォイル・貨客船の新造船就航)に進んでいくために、東京諸島の豊かな自然の魅力を一層広め、1人でも多くのお客様にお越しいただき、リピーターとなって長期滞在していただけるよう、チャレンジしていく年度として、グループ全社で活動を続けてまいりました。しかしながら、1月下旬より3月にかけて開催された大島の最大イベント「椿まつり」においては、全国的な寒波の影響を受けて、団体客・個人客の出足は鈍く、また4月から6月の間においても、度重なる天候不順により、観光客数は大幅に減少しました。夏場の最多客期には、営業活動と宣伝活動を拡大し、強化を図ったことにより、台風の影響は受けたものの、東京湾納涼船を除く定期航路の旅客数は前年並みを確保いたしました。秋以降は企画商品を中心に営業展開を図り、また比較的天候にも恵まれたことなどにより、旅客数は前年を上回りました。

 この結果、当連結会計年度の業績は、旅客部門において旅客数が減少しましたが、燃料油価格変動調整金収入の増加により、売上高は114億5千9百万円(前期114億4千2百万円)、費用面で原油価格の上昇に伴う船舶燃料費の大幅な増加があり、営業利益は1億3千1百万円(前期5億2千3百万円)、経常利益は1億7千7百万円(前期5億5千4百万円)、税金費用などを計上した後の親会社株主に帰属する当期純利益は1億4千8百万円(前期3億9千3百万円)となりました。

 また、個別業績につきましては、売上高は93億7千9百万円(前期92億7千3百万円)、営業利益は1億2千8百万円(前期4億1千万円)、経常利益は1億7千7百万円(前期4億6千1百万円)、税金費用を計上した後の当期純利益は1億4千5百万円(前期3億3千8百万円)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

《海運関連事業》

 主力の海運関連事業の旅客部門は、東京諸島の島や海などの豊かな自然と「東京の島」ならではの企画商品を造成し、営業活動に取り組みました。臨時航路では、「船旅活性化モデル地区」の運用などで、千葉港を軸に大島への旅客数の増加に繋げました。さらに、大島の最大イベント「椿まつり」においては、大島町と連携し、2016年に認定された「国際優秀つばき園」と伊豆方面の花のイベントをつないだ「海のフラワーライン」の営業展開を図りました。しかしながら、年初からイベント期間の中盤までにおける全国的な異常気象の寒波と、それによる伊豆方面の花のイベントの来場者数が減少したことも影響し、団体客・個人客の出足は鈍く、観光客数は大幅に減少しました。また、4月から6月の間においては、東京都の観光助成金を活用した企画商品の販売や東京諸島の魅力を発信するイベント「島じまん2018」での各島関係機関と連携したPR活動などで巻き返しを図りましたが、度重なる天候不順により、観光客数は伸び悩みました。夏場の最多客期には、「プラネタリウム・アイランド」として注目されている東京諸島の星空をテーマにしたキャンペーン展開の取り組みに加え、旅行会社とより一層の連携を深めて営業活動を強化したことにより、台風の影響は受けたものの、東京湾納涼船を除く定期航路の旅客数は前年並みを確保いたしました。一方、東京湾納涼船は、プロジェクションマッピングやグループで利用しやすいパーティープランの設定などで幅広い客層の集客に努めましたが、計画した乗船客数には届きませんでした。秋以降は添乗員が同行する大島三原山ハイキングプランなどの日帰り企画商品を中心に、安心とお手軽さをアピールした旅行の営業展開を図り、また比較的天候にも恵まれたことなどにより、旅客数は前年を上回りました。この結果、全航路の旅客数は85万5千人(前期88万3千人)となりました。また、貨物部門は、各島の公共工事等の動向を注視し、集荷に遺漏がないように取り組みましたが、一部の島において公共工事の終了に伴い輸送量が減少し、貨物取扱量は全島で28万4千トン(前期28万8千トン)となりました。

 この結果、旅客数、貨物取扱量ともに減少しましたが、燃料油価格変動調整金収入の増加により、当事業の売上高は、85億8千1百万円(前期85億4千3百万円)、費用面で原油価格の上昇に伴う船舶燃料費の大幅な増加があり、営業利益は4億9千8百万円(前期8億4千7百万円)となりました。

 

《商事料飲事業》

 当事業の中心となる商事部門は、島内外の取引先との連携を密にして情報共有を図ったことにより、島嶼向け建設資材やタイヤ、都内水族館向け海水などの販売が好調に推移しました。一方、料飲部門は、東京湾納涼船の乗船客数が伸び悩み、売上が減少しました。この結果、当事業の売上高は14億8千6百万円(前期14億7千2百万円)、営業利益は1億2千5百万円(前期1億2千5百万円)となりました。

 

《レストラン事業》

 東京湾周遊のレストランシップ事業の東京ヴァンテアンクルーズ(2018年12月に創立30周年)は、お客様のニーズに合った企画商品を造成して営業活動に取り組んだことにより、団体客・個人客ともに増加し、全クルーズでの利用客数は12万人(前期11万7千人)となりました。しかしながら、全クルーズでの利用客数の内、単価の高い婚礼客は伸び悩み、売上が減少しました。この結果、当事業の売上高は10億3百万円(前期10億3千万円)、営業利益は2千4百万円(前期3千4百万円)となりました。

 

《ホテル事業》

 大島温泉ホテル事業は、大島の豊富な海の幸の料理・高品質の源泉掛け流し温泉やホテル屋上に星空を観望できる「三原山テラス」の施設など、「島の魅力」を前面に押し出した営業活動に努めて、「椿まつり」期間中から年間を通して宿泊客は好調に推移しました。この結果、当事業の売上高は3億6千5百万円(前期3億5千8百万円)となりましたが、費用面で施設整備費用などの増加があり、営業損失は8百万円(前期営業利益1千4百万円)となりました。

 

《旅客自動車運送事業》

 当事業の中心となる大島島内におけるバス部門は、貸切バス安全性評価制度三ッ星認定のもと、安全運行に努めてまいりました。「椿まつり」は「国際優秀つばき園」を巡るコース、初夏では「大島あじさいツアー」などの企画商品、夏期には海水浴場への路線バスの運行、秋以降は「三原山ハイキングプラン」などで団体客・個人客の獲得に注力いたしました。この結果、当事業の売上高は3億1千3百万円(前期3億5百万円)となりましたが、費用面で車両整備費用などの増加があり、営業損失は2千7百万円(前期営業損失1千8百万円)となりました。なお、定期路線バスにおいては大島町からの継続的な支援を受けております。

 

(b) 財政状態

 当連結会計年度末の総資産は158億8千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億6千5百万円増加しました。その主な要因は、建造中の船舶の建設仮勘定など有形固定資産が11億7千2百万円増加したことなどによるものです。

 負債は105億4千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億2千7百万円増加しました。その主な要因は、借入金が16億3千万円増加したことなどによるものです。

 純資産は53億4千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ3千8百万円増加しました。その主な要因は、利益剰余金の増加1億4百万円、その他有価証券評価差額金の減少3千6百万円、非支配株主持分の減少2千9百万円などによるものです。

 

② キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、3億4千8百万円のキャッシュ・イン(前期11億7千5百万円のキャッシュ・イン)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益1億7千7百万円、非資金損益項目の減価償却費7億1千6百万円などの資金の増加、法人税等の支払額1億6千5百万円、特別修繕引当金の減少額9千2百万円、たな卸資産の増加額6千6百万円、売上債権の増加額6千4百万円などの資金の減少です。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、18億4千5百万円のキャッシュ・アウト(前期10億5千6百万円のキャッシュ・アウト)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出19億6千4百万円などの資金の減少です。

 当期の設備投資は、建造中の船舶および船舶改修工事などで、1,923百万円実施しました。なお、資金調達に関しては、自己資金および借入金等によって充当しております。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、15億7千2百万円のキャッシュ・イン(前期1億4千6百万円のキャッシュ・アウト)となりました。その主な要因は、長期借入れによる収入14億5千6百万円などの資金の増加です。

 

 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末に比べ7千5百万円増加し、16億6千9百万円となりました。

 

 

 ③ 生産、受注及び販売の状況

当社グループは、海運関連事業を主な内容としており、商事料飲事業、レストラン事業、ホテル事業、旅客自動車運送事業を展開しております。従って、生産、受注を行っておらず、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額で示すことはしておりません。

 

(a) セグメントの売上高

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

海運関連事業

8,581,405

+0.4

商事料飲事業

1,486,725

+1.0

レストラン事業

1,003,549

△2.6

ホテル事業

365,129

+1.8

旅客自動車運送事業

313,922

+2.9

11,750,732

+0.3

調整額

△291,018

合計

11,459,713

+0.1

 

(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。

 

(b) 当社(東海汽船㈱)の営業実績(参考)

提出会社の部門別営業実績は、下記のとおりであります。

部門別

前事業年度

(自 2017年1月1日

至 2017年12月31日)

当事業年度

(自 2018年1月1日

至 2018年12月31日)

年間(千円)

構成比(%)

年間(千円)

構成比(%)

海運業収益

8,158,192

88.0

8,221,529

87.7

商事収益

1,115,067

12.0

1,158,409

12.3

合計

9,273,259

100.0

9,379,938

100.0

 

(注) 1 海運業収益は運賃収益(旅客・貨物)、その他海運業収益の合計であります。

2 上記金額には消費税等は含まれておりません。

 

(c) 当社(東海汽船㈱)の主要航路及び就航状況(参考)

提出会社の航路および就航船舶・就航状況は、下記のとおりであります。

航路

区間

就航船舶
(2018年1~12月)

就航状況
(2018年1~12月)

東京~大島・神津島

東京-(横浜・久里浜)-大島-
利島-新島-式根島-神津島

貨客船

さるびあ丸

通年運航

高速船

ジェットフォイル

通年運航

東京~八丈島

※東京-三宅島-御蔵島-八丈島

貨客船

橘丸

さるびあ丸

通年運航

熱海~大島

熱海-(伊東)-大島

高速船

ジェットフォイル

通年運航

季節運航

稲取~大島

稲取-大島

高速船

ジェットフォイル

季節運航

館山~大島~稲取

館山-大島-稲取

高速船

ジェットフォイル

季節運航

熱海~神津島

熱海-神津島

高速船

ジェットフォイル

季節運航

東京湾内周遊

東京-羽田沖周遊(夏期納涼船)

貨客船

さるびあ丸

季節運航

臨時・不定期

東京-伊豆諸島-国内沿岸各地

 

(注) 就航船舶「ジェットフォイル」はセブンアイランド「愛」「虹」「友」「大漁」の4隻であります。

 ※ゴールデンウィーク・夏期は、復路のみ大島寄港

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要となる会計方針については注記事項「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

 

② 経営成績等の分析

「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

③ 資金の財源及び資金の流動性

当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金および設備投資であり、源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー、借入金およびその他補助金収入等によっております。

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5 【研究開発活動】

該当事項はありません。