当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年9月30日)(以下、「当第2四半期」)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し、景気は緩やかな回復傾向が続いており、個人消費や設備投資は緩やかな持ち直しの動きとなっています。海外景気については、欧州において一部弱さがみられましたが、全般的には緩やかな回復傾向にありました。当社の燃料調達コスト、国際線旅客収入並びに国際線貨物収入に影響を与える原油価格については、対前年同期比で高く推移し、特に7月以降、国際エネルギー機関(IEA)やOPECの原油需要見通しが上方修正されたことを受け上昇しました。一方、米ドルの為替レートについては、概ね前年と同水準で推移していましたが、6月中旬以降、FOMCの利上げに伴い円安が進みました。
当社はこのような経済状況のもと、平成29年4月28日に発表しました「2017-2020年度JALグループ中期経営計画」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤としたうえで、JALフィロソフィと部門別採算制度によって採算意識を高め、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努めました。
以上の結果、当第2四半期における営業収益は6,923億円(前年同期比6.2%増加)、営業費用は5,932億円(前年同期比6.0%増加)となり、営業利益は990億円(前年同期比7.2%増加)、経常利益は976億円(前年同期比8.8%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は779億円(前年同期比9.2%増加)となりました。
連結業績は次のとおりです。
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 (利益率は ポイント差) |
|
営業収益 (億円) |
6,519 |
6,923 |
106.2% |
|
国際旅客収入 (億円) |
2,131 |
2,293 |
107.6% |
|
国内旅客収入 (億円) |
2,533 |
2,650 |
104.6% |
|
貨物郵便収入 (億円) |
374 |
430 |
114.8% |
|
その他収入 (億円) |
1,478 |
1,549 |
104.7% |
|
営業費用 (億円) |
5,594 |
5,932 |
106.0% |
|
燃油費 (億円) |
990 |
1,019 |
102.9% |
|
燃油費以外 (億円) |
4,604 |
4,912 |
106.7% |
|
営業利益 (億円) |
924 |
990 |
107.2% |
|
売上高営業利益率 (%) |
14.2 |
14.3 |
0.1 |
|
経常利益 (億円) |
898 |
976 |
108.8% |
|
親会社株主に帰属する四半期純利益 (億円) |
714 |
779 |
109.2% |
(注) 金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。
セグメントの業績は、次のとおりです。
<航空運送事業セグメント>
当第2四半期における航空運送事業セグメントの業績については、営業収益は6,273億円(前年同期比7.1%増加)、営業利益は911億円(前年同期比9.1%増加)となりました。(営業収益及び営業利益はセグメント間連結消去前数値です。)
詳細は次のとおりです。
(国際線)
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 (利用率は ポイント差) |
|
旅客収入 (百万円) |
213,154 |
229,347 |
107.6% |
|
有償旅客数 (人) |
4,213,414 |
4,210,442 |
99.9% |
|
有償旅客キロ (千人・キロ) |
20,405,606 |
20,766,883 |
101.8% |
|
有効座席キロ (千席・キロ) |
25,500,869 |
25,619,600 |
100.5% |
|
有償座席利用率 (%) |
80.0 |
81.1 |
1.0 |
|
貨物収入 (百万円) |
20,375 |
25,697 |
126.1% |
|
有償貨物トン・キロ (千トン・キロ) |
899,776 |
1,087,547 |
120.9% |
国際線旅客は、引き続き海外発の需要が堅調な事に加え、日本発の需要が好調に推移した結果、前年を超える高い利用率となりました。
路線運営面では、平成29年4月1日に開設した羽田=ニューヨーク線に加え、成田=メルボルン線(平成29年9月1日~)、成田=コナ線(平成29年9月15日~)を開設し、路線ネットワークが拡大しました。
営業・サービス面では、TripAdvisor, Inc社(以下トリップアドバイザー)と共同し、トリップアドバイザーサイト上に構築する日本特集サイトを通じ、日本の知られざる魅力を発信することで、さらなる訪日旅客の需要を喚起する取り組みを行います。
商品面では、このたび787-9型機に新たな客室仕様の「JAL SKY SUITE 787(JAL スカイスイート787)」が加わりました。ビジネスクラスは最新のフルフラット型座席「JAL SKY SUITE Ⅲ(JAL スカイスイートスリー)」を採用し、国際線中長距離路線のビジネスクラスにおけるフルフラット化をさらに推進するとともに、プレミアムエコノミークラスには他の「JAL SKY SUITE」機材でご好評いただいている「JAL SKY PREMIUM(JAL スカイプレミアム)」を装着しました。また、エコノミークラスは座席ピッチ(前後間隔)を約5㎝拡大した「JAL SKY WIDER(JAL スカイワイダー)」を採用しており、成田=クアラルンプール線、成田=大連線で運航を開始しております。
以上の結果、当第2四半期における国際線供給は有効座席キロベースで前年同期比0.5%の増加、国際旅客収入は2,293億円(前年同期比7.6%増加)となりました。
(国内線)
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 (利用率は ポイント差) |
|
旅客収入 (百万円) |
253,381 |
265,012 |
104.6% |
|
有償旅客数 (人) |
16,130,936 |
17,170,027 |
106.4% |
|
有償旅客キロ (千人・キロ) |
12,154,662 |
12,943,587 |
106.5% |
|
有効座席キロ (千席・キロ) |
17,884,848 |
17,980,984 |
100.5% |
|
有償座席利用率 (%) |
68.0 |
72.0 |
4.0 |
|
貨物収入 (百万円) |
11,198 |
11,127 |
99.4% |
|
有償貨物トン・キロ (千トン・キロ) |
177,929 |
184,007 |
103.4% |
路線運営面では、伊丹発着路線を中心にエンブラエル190型機の運航路線を拡大したことに加え、日本エアコミューターが運航する鹿児島県内の離島路線には、最新鋭のターボプロップ機であるATR42-600型機を新たに投入し、地方ネットワーク路線の利便性・快適性の向上に努めています。また旺盛な需要の見込まれる夏季の一部期間において、週末を中心とした深夜時間帯に羽田=新千歳線の増便を実施し、お客さまのさらなる利便性向上を図りました。
商品面では、「JAL SKY NEXT」運航便にてご利用いただける「機内Wi-Fiサービス」について、日本の国内線では唯一となる機内インターネットサービスの無料化を実施し、多くのお客さまからご好評いただいております。また日本トランスオーシャン航空が運航する737-800型機においても、「JAL SKY NEXT」の導入を順次開始し、利便性・快適性の向上に努めています。
空港サービス面では、福岡空港・広島空港にてサクララウンジのリニューアルを行うとともに、羽田空港・新千歳空港・伊丹空港に次いで、福岡空港にも国内線最上級ラウンジとなるダイヤモンド・プレミアラウンジを新設し、飲食サービスのメニュー拡充や提供時間の見直しを実施するなど、ラウンジサービスの品質向上に取り組んでいます。
以上の結果、当第2四半期における国内線供給は有効座席キロベースで前年同期比0.5%の増加、国内旅客収入は2,650億円(前年同期比4.6%増加)となりました。
航空運送事業セグメントの部門別売上高は次のとおりです。
|
科目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
構成比(%) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
構成比(%) |
対前年 同期比 (%) |
|
国際線 |
|
|
|
|
|
|
旅客収入 (百万円) |
213,154 |
36.4 |
229,347 |
36.6 |
107.6 |
|
貨物収入 (百万円) |
20,375 |
3.5 |
25,697 |
4.1 |
126.1 |
|
郵便収入 (百万円) |
4,071 |
0.7 |
4,442 |
0.7 |
109.1 |
|
手荷物収入 (百万円) |
377 |
0.1 |
377 |
0.1 |
100.0 |
|
小計 (百万円) |
237,979 |
40.6 |
259,864 |
41.4 |
109.2 |
|
国内線 |
|
|
|
|
|
|
旅客収入 (百万円) |
253,381 |
43.3 |
265,012 |
42.2 |
104.6 |
|
貨物収入 (百万円) |
11,198 |
1.9 |
11,127 |
1.8 |
99.4 |
|
郵便収入 (百万円) |
1,846 |
0.3 |
1,785 |
0.3 |
96.7 |
|
手荷物収入 (百万円) |
150 |
0.0 |
156 |
0.0 |
103.9 |
|
小計 (百万円) |
266,577 |
45.5 |
278,081 |
44.3 |
104.3 |
|
国際線・国内線合計 (百万円) |
504,556 |
86.1 |
537,946 |
85.8 |
106.6 |
|
その他の収入 (百万円) |
81,132 |
13.9 |
89,371 |
14.2 |
110.2 |
|
合計 (百万円) |
585,689 |
100.0 |
627,317 |
100.0 |
107.1 |
(注) 金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。
連結輸送実績は次のとおりです。
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 (利用率は ポイント差) |
|
|
国際線 |
|
|
|
|
|
有償旅客数 |
(人) |
4,213,414 |
4,210,442 |
99.9% |
|
有償旅客キロ |
(千人・キロ) |
20,405,606 |
20,766,883 |
101.8% |
|
有効座席キロ |
(千席・キロ) |
25,500,869 |
25,619,600 |
100.5% |
|
有償座席利用率 |
(%) |
80.0 |
81.1 |
1.0 |
|
有償貨物トン・キロ |
(千トン・キロ) |
899,776 |
1,087,547 |
120.9% |
|
郵便トン・キロ |
(千トン・キロ) |
108,572 |
124,982 |
115.1% |
|
国内線 |
|
|
|
|
|
有償旅客数 |
(人) |
16,130,936 |
17,170,027 |
106.4% |
|
有償旅客キロ |
(千人・キロ) |
12,154,662 |
12,943,587 |
106.5% |
|
有効座席キロ |
(千席・キロ) |
17,884,848 |
17,980,984 |
100.5% |
|
有償座席利用率 |
(%) |
68.0 |
72.0 |
4.0 |
|
有償貨物トン・キロ |
(千トン・キロ) |
177,929 |
184,007 |
103.4% |
|
郵便トン・キロ |
(千トン・キロ) |
12,877 |
11,814 |
91.7% |
|
合計 |
|
|
|
|
|
有償旅客数 |
(人) |
20,344,350 |
21,380,469 |
105.1% |
|
有償旅客キロ |
(千人・キロ) |
32,560,269 |
33,710,470 |
103.5% |
|
有効座席キロ |
(千席・キロ) |
43,385,717 |
43,600,584 |
100.5% |
|
有償座席利用率 |
(%) |
75.0 |
77.3 |
2.3 |
|
有償貨物トン・キロ |
(千トン・キロ) |
1,077,706 |
1,271,555 |
118.0% |
|
郵便トン・キロ |
(千トン・キロ) |
121,449 |
136,796 |
112.6% |
(注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、
各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、
各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。
2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機構)の統計資料に準じた算出基準の
大圏距離方式で算出しております。
3.国際線:日本航空(株)
国内線:日本航空(株)、日本トランスオーシャン航空(株)、日本エアコミューター(株)、
(株)ジェイエア、琉球エアーコミューター(株)、(株)北海道エアシステム
4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。
<その他>
その他の事業における主要2社の概況は、次のとおりです。
株式会社ジャルパック
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 |
|
海外旅行取扱人数 (万人) |
11.9 |
12.2 |
102.4% |
|
国内旅行取扱人数 (万人) |
123.9 |
126.9 |
102.4% |
|
営業収益 (億円)(連結消去前) |
903 |
931 |
103.1% |
株式会社ジャルカード
|
項目 |
前第2四半期 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
当第2四半期 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
対前年同期比 |
|
カード会員数 (万人) |
319.5 |
335.2 |
104.9% |
|
営業収益 (億円)(連結消去前) |
102 |
90 |
88.3% |
(2)財政状態
資産、負債および純資産の状況
当第2四半期末の総資産は、航空機の取得等により、前期末比581億円増加の1兆7,869億円となり、負債は、前期末とほぼ同額の7,311億円となりました。
純資産は、配当金の支払いによる減少の一方、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前期末比524億円増加の1兆558億円となりました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表」をご覧ください。
(3)キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前四半期純利益973億円に減価償却費等の非資金項目、営業活動に係る債権・債務の加減算等を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は1,591億円(前年同期比266億円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
固定資産の取得による支出を主因として、投資活動によるキャッシュ・フロー(アウトフロー)は△1,062億円(前年同期比672億円の増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
配当金の支払いや有利子負債の返済により、財務活動によるキャッシュ・フロー(アウトフロー)は△494億円(前年同期比148億円の減少)となりました。
以上の結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物の残高は、前期末比41億円増加の1,283億円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
「研究開発費等に係る会計基準」に合致する研究開発費を発生させる活動はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等による著しい変動があったものは、次のとおりです。
航空機
当第2四半期連結累計期間においての異動は、次のとおりです。
|
会社名 |
機種 |
機数(機) |
異動年月・事由 |
|
提出会社 |
ボーイング787-9型 |
2 |
平成29年7月購入 平成29年9月購入 |
|
ボーイング767-300型 |
2 |
平成29年5月購入 平成29年9月売却 |
|
|
ボーイング737-800型 |
1 |
平成29年5月購入 |
|
|
エンブラエルERJ190型 |
4 |
平成29年4月購入 平成29年5月購入 平成29年7月購入 平成29年8月購入 |
|
|
ボンバルディアDHC-8-400型 |
1 |
平成29年7月購入 |
|
|
ボンバルディアCRJ200型 |
1 |
平成29年7月売却 |
|
|
日本トランスオーシャン 航空株式会社 |
ボーイング737-800型 |
2 |
平成29年5月購入 平成29年9月購入 |
|
ボーイング737-400型 |
2 |
平成29年6月売却 平成29年9月売却 |
|
|
日本エアコミューター 株式会社 |
ATR42-600型 |
1 |
平成29年9月購入 |
|
SAAB340B型 |
1 |
平成29年6月売却 |
|
|
ボンバルディアDHC-8-400型 |
1 |
平成29年5月売却 |
|
|
琉球エアーコミューター 株式会社 |
ボンバルディアDHC-8-100型 |
1 |
平成29年5月売却 |