第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

当社グループでは「選択と集中」の考え方に基づき、安全性の強化に加え、競争力と収益性の向上を目的とした設備投資を行っている。当連結会計年度は航空事業における航空機を中心に総額254,425百万円の設備投資(有形固定資産及び無形固定資産を含む)を行っており、セグメントごとの内訳は次のとおりである。

 

当連結会計年度

前年同期比

 

百万円

 

航空事業

247,200

△  8.2%

航空関連事業

8,487

△ 21.5%

旅行事業

1,032

+ 195.7%

商社事業

1,356

△ 41.2%

その他

445

+2,372.2%

小計

258,520

△   8.5%

消去又は全社

(4,095)

(+  227.9%)

合計

254,425

△   9.6%

(注) 金額に消費税等は含まない。

各セグメントにおける主な設備投資内容は、以下のとおりである。

航空事業

航空機及び航空機予備部品等の購入、及び航空機に対する前払いにより196,847百万円の投資を行った。なお、当連結会計年度に購入した航空機は18機(ボーイング787-8型機1機、ボーイング787-9型機10機、エアバス320neo型機2機、エアバス321-200型機4機、エアバス320-200型機1機)である。

この他に航空運送関連のコンピュータ端末・周辺機器及び航空機整備用器具類の購入代金として2,599百万円を、国内・海外事業所及び空港事業所の増改築のために前払金も含めて16,778百万円をそれぞれ投資した。また、業務省力化等のためのソフトウェアの開発及び購入に30,976百万円の設備投資を行った。

航空関連事業

業務省力化等のためのソフトウェアの開発及び購入に3,015百万円、フライトシミュレーター等の購入に902百万円の設備投資をそれぞれ行った。

旅行事業

旅行商品の販売に関するソフトウェアの開発及び購入のため、894百万円の設備投資を行った。

商社事業

業務省力化等のためのソフトウェアの開発及び購入に834百万円、各種業務用機材の購入に295百万円の設備投資をそれぞれ行った。

その他

業務省力化等のためのソフトウェアの開発及び購入のため、252百万円の設備投資を行った。

上記設備投資のための所要資金は、自己資金、借入金及び社債発行によっている。

なお、航空事業において、航空機及び航空機予備部品等の売却を行っており、当該設備の売却時の簿価は77,767百万円である。

2【主要な設備の状況】

(1) セグメント内訳

 当社グループにおける当連結会計年度末のセグメントごとの内訳は、次のとおりである。

(平成29年3月31日現在)

 

セグメントの名称

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物
及び構築物

航空機

機械装置
及び運搬具

工具、器具及び備品

土地

(面積㎡)

リース資産

合計

航空事業

90,061

1,007,716

23,072

8,963

45,101

(277,082)

2,447

1,177,360

15,797

[410]

航空関連事業

7,632

6,900

715

9,103

(25,020)

5,901

30,251

18,062

[2,174]

旅行事業

184

59

342

(300)

585

1,523

[154]

商社事業

3,122

691

802

2,256

(2,365,940)

103

6,974

1,420

[1,030]

その他

470

30

144

499

(2,032,137)

22

1,165

2,291

[263]

101,469

1,007,716

30,693

10,683

57,301

(4,700,479)

8,473

1,216,335

39,093

[4,031]

消去又は全社

(547)

(7,414)

(

(7,961)

150

[]

合計

100,922

1,007,716

30,693

10,683

49,887

(4,700,479)

8,473

1,208,374

39,243

[4,031]

(注)1.上表のほか、航空機を中心とした賃借資産については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表」に記載している。

2.当社と連結子会社間及び連結子会社間で賃貸借されている主要な設備は、貸主側会社の属するセグメントに含めて記載している。

3.金額に消費税等は含まない。

4.土地の面積は、小数点以下の端数を切り捨てて表示している。

5.従業員数の[ ]は、臨時従業員の年間の平均人数を外数で記載している。

 

(2) 航空機

 当社グループにおける主要な設備(航空機)は次のとおりである。

(平成29年3月31日現在)

 

機種

機数

客席数(席)

 帳簿価額(百万円)

保有機(機)

リース機(機)

ボーイング777-300型機

23

6

212~514

182,342

ボーイング777-200型機

17

7

223~405

53,260

ボーイング787-9型機

20

1

215~395

270,395

ボーイング787-8型機

31

5

169~335

252,138

ボーイング767-300型機

25

12

202~270

41,175

ボーイング767-300F型機(貨物専用機)

8

4

9,844

ボーイング737-800型機

24

12

166又は167

75,273

ボーイング737-700型機

7

120

10,645

ボーイング737-500型機

17

126

685

エアバスA321ceo型機

4

194

エアバスA320neo型機

2

146

10,956

エアバスA320-200型機

10

12

166

391

ボンバルディアDHC-8-400型機

21

74

11,412

小計

205

63

918,518

268

航空機予備原動機、部品等

89,198

合計

1,007,716

 (注)1.帳簿価格は当連結会計年度末現在の減価償却累計額を控除している。

    2.上記の他、当社が保有又は賃借している航空機で、外部へ賃貸している航空機が18機ある。

    3.航空機リース契約の概要は下表のとおりである。

機種

機数

契約相手先

ボーイング777-300型機

6

エフエスホリネスリーシング㈲他13社

ボーイング777-200型機

7

ティーエルシーオーク㈲他23社

ボーイング787-9型機

1

ダイヤシナモン㈲

ボーイング787-8型機

5

ブルーブリーズリーシング㈲他4社

ボーイング767-300F型機(貨物専用機)

4

エヌビービー・33509・リース事業組合他5社

ボーイング767-300型機

12

ガーベラ㈲他27社

ボーイング737-800型機

12

エフオーセレナーデリーシング他6社

エアバスA321ceo型機

 4

TC-CIT Aviation US., Inc.

エアバスA320-200型機

12

Macquarie Aerospace Finance 5844 AS他7社

合計

63

 

 

(3) 事業所等(航空機を除く)

 当社グループにおける主要な設備(事業所等)は次のとおりである。

イ.当社の状況

(平成29年3月31日現在)

 

事業所名

主な所在地

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物
及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

(面積㎡)

合計

 

本社

東京都港区

131

1

44

-

176

150

      子会社への賃貸設備

 東京都港区他

76,902

655

224

46,338

(277,082)

[259,423]

124,120

-

 (注)1.上記当社の設備はいずれも航空事業セグメントに属している。

2.金額に消費税等は含まない。

3.土地の面積は、小数点以下の端数を切り捨てて表示している。

4.土地の[ ]は賃借中の面積である。

 

ロ.連結子会社の状況

国内子会社                                         (平成29年3月31日現在)

 

連結子会社事業所名

(主な所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物
及び
構築物

機械装置及び
運搬具

工具、

器具及び備品

土地

(面積㎡)

リース資産

合計

全日本空輸㈱

(東京都港区他)

航空事業

事業所、

空港施設等

12,992

22,407

8,646

-

2,423

46,468

13,518

[96]

㈱ANAケータリングサービス

(東京都大田区他)

航空関連事業

機内食製造施設

4,500

201

64

-

[7,890]

2,288

7,053

747

[392]

㈱OCS

(東京都港区他)

航空関連事業

貨物取扱施設等

1,260

3

46

8,765

(11,039)

-

10,074

328

[291]

 

(注)1.金額に消費税等は含まない。

2.土地の面積は、小数点以下の端数を切り捨てて表示している。

3.土地の[ ]は賃借中の面積である。

4.従業員数の[ ]は、臨時従業員の年間の平均人数を外数で記載している。

5.全日本空輸㈱が当社から賃借している主要な建物及び土地の簿価は、下表のとおりである。

事業所名

主な所在地

帳簿価額(百万円)

建物
及び構築物

土地

(面積㎡)

全日本空輸㈱

 

 

 

 本社、販売支店及び厚生施設等

東京都港区他

11,003

17,396

(71,969)

 国内空港及び関連事業所

東京都大田区他

57,232

21,251

(149,755)

 (整備センター、オペレーションサポートセンター等)

 訓練センター等

東京都大田区他

8,666

7,690

(55,358)

 

 

 

3【設備の新設、除却等の計画】

当社グループにおける重要な設備の新設、除却等の計画は以下のとおりである。

(1) 設備の新設、拡充の計画

航空事業

設備の名称

投資予定

総額

(百万円)

既投資額

(百万円)

次年度以降
投資予定額

(百万円)

発注年月

完成・引渡年月

所要資金の調達方法

航空機

1,352,583

109,652

1,242,931

平成22年1月

平成26年12月

平成29年度18機

平成30年度16機

平成31年度以降70機

自己資金・借入金

及び社債発行

 (注)1.航空機については当社における設備投資の計画である。なお、最適なフリート体制を構築する観点から、設備投資計画を常に見直しており、航空旅客・航空貨物市場の動向、空港の発着枠・運航スケジュール、当社の財務状況、航空機製造業者との交渉状況等によっては、具体的な設備投資が記載の内容から異なる可能性がある。

2.今後の投資予定金額は予算上の換算レート(1ドル=110.00円)で算出している。また、為替の変動等により、今後の投資予定額等に大幅な変更もあり得る。

3.金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示している。

 

(2) 設備の除却及び売却の計画

航空事業において、航空機(ボーイング777-200型機3機[保有機3機]、ボーイング767-300型機4機[保有機4機]、ボーイング737-500型機5機[保有機5機]、エアバスA320-200型機4機[保有機4機])を平成29年度末までに、航空機(ボーイング767-300型機3機[保有機3機]、ボーイング737-500型機5機[保有機5機]、エアバスA320-200型機6機[保有機6機])を平成30年度末までに退役させる予定である。

上記以外に経常的に行われる設備の除却及び売却を除いて、重要な設備の除却及び売却の計画はない。