第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績等の状況の概要

 ① 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復が続くものの、鉱工業生産指数は前年同期比で減少の傾向を示しており、輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しております。

 物流を取り巻く環境は、保管残高が増加傾向にあるものの、荷動きを示す貨物回転率は足元で前年同期比減少を示しており、人手不足による人件費の上昇、足元の月次貿易統計においては米国、中国、EUなど主要な地域に対する輸出入金額が前年同月比でマイナスが続き、米中間の通商摩擦の影響による中国経済の先行き不透明感といった世界経済の不確実性も伴い、依然として厳しい事業環境が続いております。

 こうした経済環境の中、当社グループは、「中期経営計画2017」で定めた抜本的事業収益力の強化に関する各種施策の実行及び物流事業において、食品原料等の貨物取扱が高い水準で推移したこと、家電関連の貨物取扱が増加したこと、不動産事業において賃料収入が増加したことなどにより、連結営業収益は前年同期比7億13百万円増の1,849億74百万円、連結営業利益は同1億10百万円増の103億83百万円、連結経常利益は同2億8百万円増の97億82百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同11億36百万円増54億7百万円となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 (イ)物流事業

物流事業においては「中期経営計画2017」の下、物流事業における抜本的事業収益力の強化を目指し、販管費等のコスト削減、粗利益改善施策など、各種施策の実行に加え、倉庫業務において食品原料等の貨物取扱が増加し高い水準で推移したことや、家電メーカー向け物流業務の取扱が増加したこと、その他、医薬品、家電メーカー向け物流の新規取扱開始などがあった一方、国際輸送の荷動きが鈍化したことによる取扱減、家電量販店向け物流において消費増税前後の取扱量に想定以上の波動が生じたことによる在庫保管・運送コストの増加などの影響から、営業収益は前年同期比2億71百万円増1,781億78百万円となり、営業利益は同1億22百万円減83億60百万円となりました。

 

 (ロ)不動産事業

 主要テナントとの契約更改に伴い賃料収入が増加し、営業収益は前年同期比4億47百万円増73億44百万円、営業利益は同5億4百万円増43億66百万円となりました。

 

② 財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は減価償却の進行に伴う固定資産の減少などから、前連結会計年度末より22億97百万円減少し、2,497億81百万円となりました。

 純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末より58億73百万円増加し、581億16百万円となりました。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の増加などにより、前年同期比21億93百万円増加168億51百万円の収入となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、「中期経営計画2017」の下、前期に引き続き不要不急の投資を抑制する一方、新規業務の開始やコスト削減に係る投資を行ったことから、前年同期比5億20百万円支出増加35億35百万円の支出となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済などにより119億4百万円の支出となりました。

 以上の結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末より13億97百万円増244億1百万円となりました。

(2)経営方針、経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

  ① 対処すべき課題の内容

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

  ② 株式会社の支配に関する基本方針について

 会社の経営方針の決定を支配することが可能な量の株式を保有する株主についての基本的な対処方針に関して、当社は、そのような量の株式を保有しようとする者を許容するか否かは最終的には株主の皆様の判断に委ねられるべきと考えております。従って、新株予約権をあらかじめ発行する等のいわゆる買収防衛策の導入は現時点では予定しておりません。

当社の企業価値・株主共同の利益の確保または向上にとって不適切な者による当社の買収が試みられようとした場合には、多くの株主または投資家の皆様にとって好ましくない結果がもたらされることを防止する必要があるため、株主の皆様から負託された者の責務として、当社取締役会はこれを防止するための適切な措置をとります。その場合には、当該買付者の事業内容および将来の事業計画並びに過去の投資行動等から、社内に設置する「企業価値向上委員会」(当社社外取締役・社外監査役で構成)が、当該買付行為または買収提案の当社企業価値・株主共同の利益への影響等を、独立した立場で慎重に調査・検討します。この結果を踏まえ、取締役会は、十分な審議を行い、企業価値・株主共同の利益の観点から、株主の皆様にとっての最善策について結論を出すことといたします。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。