当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米国及び欧州では緩やかな景気回復が続きましたが、英国のEU離脱問題や米国の今後の経済・金融政策に関する不確実性の高まりなど、先行き不透明な状況が続きました。日本経済は、企業収益の向上や雇用情勢の改善等が続き、緩やかな回復基調が一部見られるものの、景気回復に向けた動きは力強さを欠きました。
このような情勢のもと、当社グループにおきましては、長期的視点に立った事業戦略を推進するなど、持続的成長に向けて取り組んでまいりました。
海外では、タイにおいて現地法人Sumiso(Laem Chabang)Co., Ltd.の新倉庫が平成28年10月に竣工したほか、インドネシアにおいては、旺盛な物流需要を取り込むべく平成28年11月にPT. Sumiso Logistics Indonesiaを設立するなど、海外ネットワークの拡充を図りました。国内では、堅調な文書等情報記録媒体の保管需要を背景に、アーカイブズ事業の伸張に努めてまいりました。不動産事業では、埼玉県戸田市で建設を進めていた商業施設が平成28年4月に竣工したほか、6月には東京都荒川区において賃貸用不動産物件を取得するなど、首都圏の事業基盤を強化いたしました。
このような取組みのもと、当第3四半期連結累計期間は、海運事業では市況低迷や取扱貨物の減少、物流事業では中国経済減速の影響があったことに加え、両事業とも円高の影響を受けました。このため、営業収益は1,197億38百万円(前年同期比8.4%減)、営業利益は69億95百万円(同15.4%減)、経常利益は90億72百万円(同11.8%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、法定実効税率の引下げに伴う法人税等の減少などにより60億38百万円(同5.1%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①物流事業
倉庫業では、文書等情報記録媒体を中心に貨物保管残高が堅調に推移したことなどから、倉庫収入は172億13百万円(前年同期比1.2%増)となりました。港湾運送業では、一般荷捌において減収となったことなどから、港湾運送収入は269億28百万円(同3.5%減)となりました。国際輸送業では、前年同期に比べ為替相場が円高で推移したこと(注3)に加え、プロジェクト輸送の取扱いが減少したことなどから、国際輸送収入は226億99百万円(同12.0%減)となりました。陸上運送業及びその他の業務では、陸上運送収入及び物流施設賃貸収入が増収となったことから、陸上運送ほか収入は295億26百万円(同4.1%増)となりました。
以上の結果、物流事業全体の営業収益は963億67百万円(前年同期比2.7%減)となりました。営業利益は、前年同期に物流施設に係る不動産取得税等を計上していたことなどから、72億61百万円(同9.1%増)となりました。
②海運事業
海運事業では、海上運賃の下落に加え、北米向けコンテナ貨物の取扱いが前年同期を下回ったほか、円高基調が続いたこと(注3)などにより、営業収益は164億45百万円(前年同期比33.7%減)、営業損失は56百万円となりました。
③不動産事業
不動産事業では、商業施設の竣工等により賃料収入が増加したことから、営業収益は76億17百万円(前年同期比1.2%増)となりました。営業利益は、商業施設の竣工等に伴う不動産取得税の発生等により、34億5百万円(同0.7%減)となりました。
(注)1.上記のセグメントの営業収益には、セグメント間の内部営業収益6億92百万円(前年同期7億15百万円)を含んでおります。
2.上記のセグメントの営業利益は、各セグメントに帰属しない全社費用等36億14百万円(前年同期34億10百万円)控除前の利益であります。
3.在外連結子会社の第3四半期決算日は9月末日であり、連結財務諸表の作成にあたっては同日現在の財務諸表を使用しています。なお、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
セグメント別の営業収益内訳
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内訳 |
前第3四半期 連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年12月31日) |
当第3四半期 連結累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日) |
前年同期比増減 |
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増減額 |
比率% |
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物流事業 |
99,073百万円 |
96,367百万円 |
△2,705百万円 |
△2.7 |
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(倉庫収入) |
(17,012) |
(17,213) |
(200) |
(1.2) |
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(港湾運送収入) |
(27,892) |
(26,928) |
(△964) |
(△3.5) |
|
(国際輸送収入) |
(25,800) |
(22,699) |
(△3,100) |
(△12.0) |
|
(陸上運送ほか収入) |
(28,367) |
(29,526) |
(1,158) |
(4.1) |
|
海運事業 |
24,806 |
16,445 |
△8,361 |
△33.7 |
|
(海運事業収入) |
(24,806) |
(16,445) |
(△8,361) |
(△33.7) |
|
不動産事業 |
7,525 |
7,617 |
92 |
1.2 |
|
(不動産事業収入) |
(7,525) |
(7,617) |
(92) |
(1.2) |
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計 |
131,404 |
120,430 |
△10,973 |
△8.4 |
|
セグメント間内部営業収益 |
△715 |
△692 |
23 |
3.2 |
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純営業収益 |
130,688 |
119,738 |
△10,950 |
△8.4 |
(2) 資産、負債及び純資産の状況
資産合計は、固定資産の取得や借入金の返済等により「現金及び預金」が減少しましたが、株式相場の上昇に伴い「投資有価証券」が増加したこと等により、前期末比0.9%増の3,032億93百万円となりました。また、負債合計は、投資有価証券の評価差額に係る「繰延税金負債」が増加しましたが、借入金の返済等により、前期末比2.1%減の1,283億19百万円となりました。純資産合計は、株式相場の上昇に伴う「その他有価証券評価差額金」の増加及び四半期純利益の計上に伴う「利益剰余金」の増加等により、前期末比3.3%増の1,749億74百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益及び減価償却による資金の留保等により、132億22百万円の増加(前年同期は107億77百万円の増加)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、91億15百万円の減少(前年同期は173億79百万円の減少)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済及び配当金の支払い等により、76億63百万円の減少(前年同期は65億49百万円の増加)となりました。
当第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フローは、以上の結果に「現金及び現金同等物に係る換算差額」(△12億35百万円)を加えた全体で47億92百万円の減少となり、現金及び現金同等物の四半期末残高は191億55百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社及び連結子会社が対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動並びに新設及び改修計画の著しい変更はありません。