当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の経済環境は、国内では個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られた一方、原材料・資源価格の高騰に伴う物価上昇等の影響により、景気は先行き不透明な状況が続きました。海外においては、米国では個人消費や輸出は増加したものの、インフレ抑制のための金融引き締めにより、景気は下振れのリスクが高まり、また、中国では新型コロナウイルス感染症の再拡大により、輸出が減少するなど景気は減速傾向を示しました。
このような情勢のもと、当社グループにおきましては、中期経営計画で掲げた事業基盤の強靭化を一層推進するため、物流及び不動産事業の収益力強化を目指し、同計画で策定した諸施策を着実に遂行してまいりました。
物流事業では、国内においては、神戸市・ポートアイランドの大型倉庫において定温庫を増設するなど施設の高機能化により、高品質な物流サービスの提供に努めたほか、当社連結子会社では静岡県袋井市において新倉庫の建設を進めております。海外においては、タイの現地法人が新倉庫建設に着手したほか、米国ではテキサス州に新たな拠点を開設するなど、国際物流ネットワークの拡充を図りました。不動産事業では、2022年6月に大阪府池田市において賃貸用不動産物件を取得するなど、事業の拡大に取り組んでまいりました。
また、当社グループの最適な事業ポートフォリオを検討した結果、コア事業である物流事業及び不動産事業に経営資源を集中するとの方針のもと、海運事業を営む当社連結子会社のWestwood Shipping Lines, Inc.の全株式及び当社連結子会社のSW Maritime 1, Inc.等全4社が保有する船舶を譲渡いたしました。
このような取組みのもと、当第3四半期連結累計期間につきましては、営業収益は、Westwood Shipping Lines, Inc.及びその子会社2社が第1四半期連結会計期間末に当社の連結の範囲から除外されたことにより、海運収入は減少したものの、当社では国際一貫輸送が増収、海外子会社の業績も好調となったことに加え、倉庫貨物の取扱いが引き続き堅調であったことから、1,778億63百万円(前年同期比6.6%増)となりました。営業利益は、作業諸費や人件費など営業費用が増加しましたが、物流事業における増収効果及び海運事業における運賃水準の上昇により、222億86百万円(同23.1%増)となりました。また、経常利益は254億20百万円(同21.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は関係会社株式売却益等の計上により191億18百万円(同29.6%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①物流事業
倉庫業では、機械部品等の取扱いが増加し、また保管残高も好調に推移したことから、倉庫収入は228億11百万円(前年同期比6.3%増)となりました。港湾運送業では、コンテナ荷捌及び一般荷捌の取扱いが増加したことから、港湾運送収入は245億87百万円(同1.1%増)となりました。国際輸送業では、海上運賃の高騰により国際一貫輸送が増収となったことに加え、海外子会社では米国を中心に業績が好調となり、また為替相場が前年同期比で円安に推移したことにより増収となったことから、国際輸送収入は571億33百万円(同39.1%増)となりました。陸上運送業及びその他の業務では、eコマース関連輸送が堅調であったことなどにより、陸上運送ほか収入は459億69百万円(同4.0%増)となりました。
以上の結果、物流事業全体の営業収益は1,505億2百万円(前年同期比14.8%増)となりました。営業利益は、作業諸費や人件費等の増加により営業費用は増加したものの、増収効果により、119億87百万円(同11.2%増)となりました。
②海運事業
海運事業では、Westwood Shipping Lines, Inc.及びその子会社2社が第1四半期連結会計期間末に当社の連結の範囲から除外され、3か月分の反映にとどまったため、営業収益は210億26百万円(前年同期比29.9%減)となりました。営業利益は第1四半期連結会計期間における運賃水準の上昇などにより、101億54百万円(同44.4%増)となりました。
③不動産事業
不動産事業では、前期及び当第3四半期連結累計期間に取得した賃貸用不動産が寄与したものの、一部テナントの賃料改定等により、営業収益は80億1百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は取得時一時税金の発生もあり、38億97百万円(同4.5%減)となりました。
(注)1.上記の各セグメントの営業収益には、セグメント間の内部営業収益16億66百万円(前年同期21億58百万円)を含んでおります。
2.上記の各セグメントの営業利益は、各セグメントに帰属しない全社費用等37億52百万円(前年同期37億82百万円)控除前の利益であります。
セグメント別の営業収益内訳
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内訳 |
前第3四半期 連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) |
当第3四半期 連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
前年同期比増減 |
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増減額 |
比率% |
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物流事業 |
131,056百万円 |
150,502百万円 |
19,445百万円 |
14.8 |
|
(倉庫収入) |
(21,460) |
(22,811) |
(1,351) |
(6.3) |
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(港湾運送収入) |
(24,311) |
(24,587) |
(276) |
(1.1) |
|
(国際輸送収入) |
(41,077) |
(57,133) |
(16,055) |
(39.1) |
|
(陸上運送ほか収入) |
(44,207) |
(45,969) |
(1,762) |
(4.0) |
|
海運事業 |
29,989 |
21,026 |
△8,963 |
△29.9 |
|
(海運事業収入) |
(29,989) |
(21,026) |
(△8,963) |
(△29.9) |
|
不動産事業 |
7,994 |
8,001 |
6 |
0.1 |
|
(不動産事業収入) |
(7,994) |
(8,001) |
(6) |
(0.1) |
|
計 |
169,041 |
179,529 |
10,488 |
6.2 |
|
セグメント間内部営業収益 |
△2,158 |
△1,666 |
492 |
- |
|
純営業収益 |
166,883 |
177,863 |
10,980 |
6.6 |
(2) 財政状態の状況
資産合計は、株式相場の下落に伴う「投資有価証券」の減少があったものの、Westwood Shipping Lines, Inc.の株式売却による「現金及び預金」の増加等により、前期末比0.8%増の3,767億56百万円となりました。負債合計は、社債の償還等により、前期末比2.9%減の1,550億72百万円となりました。純資産合計は、自己株式の取得による減少があったものの、「親会社株主に帰属する四半期純利益」の計上に伴う「利益剰余金」の増加等により、前期末比3.6%増の2,216億83百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益及び減価償却による資金の留保等により237億84百万円の増加(前年同期は226億75百万円の増加)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産や子会社株式の売却による収入があったものの、固定資産の取得による支出等により20億7百万円の減少(前年同期は48億28百万円の減少)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い、社債の償還及び自己株式の取得等により196億68百万円の減少(前年同期は133億76百万円の減少)となりました。
当第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フローは、以上の結果に「現金及び現金同等物に係る換算差額」(12億86百万円)を加えた全体で33億94百万円の増加となり、現金及び現金同等物の四半期末残高は、442億34百万円となりました。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。
(8) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(9) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動並びに新設及び改修計画の著しい変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。