第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成27年8月7日開催の取締役会において、下記のとおり固定資産(信託受益権)の譲渡について決議し、同日付で信託受益権売買契約を締結いたしました。

1.譲渡の理由

 資産ポートフォリオ戦略の一環として投下資金を回収し、環境の変化に対応した資産マネジメントに充てるため。

 

2.譲渡する相手先

 合同会社コウベマヤ

 なお、譲渡先と当社との間には、資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者として特筆すべき事項はございません。

 

3.譲渡資産の内容

資産の名称

神戸みなと倉庫

所在地

兵庫県神戸市灘区灘浜町2ー1

敷地面積

32,807.64 ㎡

建物延床面積

70,109.21 ㎡

譲渡価額

11,400百万円

帳簿価額

8,610百万円

譲渡益

2,789百万円

現況

賃貸物流施設

 

4.譲渡の時期

契約締結日

平成27年8月7日

物件引渡期日

平成27年9月30日

 

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社(旧イヌイ倉庫株式会社)は、平成26年10月1日付で旧乾汽船株式会社と経営統合を行っております。そのため、当第2四半期連結累計期間の連結業績における各計数は、前年同四半期と比較して大幅に変動しております。

 これにより「(1)業績の状況」においては対前年同四半期との比較は記載を省略しております。

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では雇用環境の改善等を背景に景気回復基調が続き、欧州においても景気持ち直しの兆しが見えてきましたが、中国をはじめとした新興国等の景気減速もあり、先行きは不透明な状況となっております。また、日本経済におきましては、政府、日銀による経済・金融政策を背景とした企業業績や雇用情勢の改善等により、景気は緩やかに持ち直してきましたが、海外経済減速の影響から先行きに一部懸念が生じつつあります。

 このような状況下、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績におきましては、売上高は10,952百万円、営業損益は1,329百万円の損失、経常損益は1,616百万円の損失、親会社株主に帰属する四半期純利益は賃貸物流施設の売却に伴う特別利益の計上があり、817百万円となりました。

 

当社グループのセグメント別の業績は以下の通りであります。

 当第2四半期連結会計期間より、イヌイ運送株式会社の完全子会社化に伴い、「倉庫事業」を「倉庫・運送事業」に名称変更しております。

 なお、対前年同期比は、従来より比較可能な「倉庫・運送事業」と「不動産事業」について記載しております。

①ロジスティクス

・外航海運事業

 当社が運航するハンディばら積み船を取り巻く環境は、依然として船腹過多の状況が続いており、さらに中国経済の景気減速等により、運賃・用船料市況は前年度を下回る低い水準で推移いたしました。

 このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、売上高は6,530百万円、セグメント損益は1,913百万円の損失となりました。

・倉庫・運送事業

 物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期を上回る高い水準となりましたが、貨物取扱量は前年同期を下回る低い水準で推移いたしました。

 このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、持分法適用関連会社であったイヌイ運送株式会社の完全子会社化により、売上高は前年同期比402百万円増収(+25.8%)の1,963百万円となりました。セグメント利益は、賃貸物流施設売却に伴う精算等により、前年同期比48百万円減益(△41.9%)の67百万円となりました。

②不動産事業

 不動産業界におきましては、都心部の賃貸オフィスビル市況は空室率の低下が続き、賃料水準も小幅な上昇傾向が続いております。また、東京23区の賃貸マンション市況は前年同期を若干上回る水準で推移いたしました。

 このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、既存賃貸物件の稼働率上昇による収益寄与に伴い、売上高は前年同期比272百万円増収(+12.5%)の2,457百万円、セグメント利益は前年同期比371百万円増益(+52.6%)の1,078百万円となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、賃貸物流施設の売却及び関係会社出資金の払戻に伴う固定資産の減少等により前連結会計年度末比8,999百万円減の66,850百万円となりました。負債は借入金の返済等により前連結会計年度末比8,468百万円減の31,433百万円となりました。純資産は、その他有価証券評価差額金の減少等により前連結会計年度末比530百万円減の35,416百万円となりました。この結果、自己資本比率は47.4%から53.0%になりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して6,088百万円増加し、11,314百万円となりました。

①営業活動によるキャッシュ・フロー

 当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果として得られた資金は、577百万円となりました。これは主として、固定資産売却益2,791百万円による調整があるものの、税金等調整前四半期純利益805百万円、非資金損益項目である減価償却費2,298百万円等によるものです。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

 当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果として得られた資金は、13,457百万円となりました。これは主として、賃貸物流施設の売却及び関係会社出資金の払戻等によるものです。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

 当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果として使用した資金は、7,949百万円となりました。これは主として、長期借入金の返済等によるものです。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)従業員数

 当第2四半期連結累計期間において、イヌイ運送株式会社の連結子会社化により、倉庫・運送事業の従業員数は、52名増加しております。

 なお、従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。