当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当社(旧イヌイ倉庫株式会社)は、平成26年10月1日付で旧乾汽船株式会社と経営統合を行っております。そのため、当第3四半期連結累計期間の連結業績における各計数は、前年同四半期と比較して大幅に変動しております。
これにより「(1)業績の状況」においては対前年同四半期との比較は記載を省略しております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では雇用環境の改善を背景とした個人消費の持ち直し等により、景気回復基調が続き、欧州においても緩やかな回復基調が続きました。一方、中国をはじめとした新興国の景気減速が鮮明となり、先行きは不透明な状況となっております。また、日本経済におきましては、政府、日銀による経済・金融政策を背景とした企業業績や雇用情勢の改善等により、景気は緩やかな回復基調を維持しておりますが、個人消費の弱含みや海外経済減速等の影響から先行きは不透明な状況となっております。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績におきましては、売上高は15,956百万円、営業損益は2,290百万円の損失、経常損益は2,771百万円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益は賃貸物流施設の売却に伴う特別利益の計上があり、160百万円の損失となりました。
当社グループのセグメント別の業績は以下の通りであります。
第2四半期連結会計期間より、イヌイ運送株式会社の完全子会社化に伴い、「倉庫事業」を「倉庫・運送事業」に名称変更しております。
なお、対前年同期比は、従来より比較可能な「倉庫・運送事業」と「不動産事業」について記載しております。
①ロジスティクス
・外航海運事業
外航海運事業におきましては、ドライバルク船市況は依然として船腹供給過多の状況にあり、さらに中国経済の減速も重なり前年同期を下回る著しく低い水準で推移いたしました。
このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、売上高は9,287百万円、セグメント損益は3,099百万円の損失となりました。
・倉庫・運送事業
物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期を上回る水準となりましたが、貨物取扱量は前年同期を若干下回る水準で推移いたしました。
このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、持分法適用関連会社であったイヌイ運送株式会社の完全子会社化により、売上高は前年同期比643百万円増収(+27.5%)の2,984百万円となりました。セグメント利益は売却による施設の減少等により、前年同期比192百万円減益(△93.8%)の12百万円となりました。
②不動産事業
不動産業界におきましては、都心部の賃貸オフィスビル市況は空室率の低下が続き、賃料水準も小幅な上昇傾向が続いております。また、東京23区の賃貸マンション市況は前年同期を若干上回る水準で推移いたしました。
このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、既存賃貸物件の稼働率上昇による収益寄与に伴い、売上高は前年同期比373百万円増収(+11.3%)の3,684百万円、セグメント利益は前年同期比529百万円増益(+51.7%)の1,555百万円となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、賃貸物流施設の売却及び関係会社出資金の払戻に伴う固定資産の減少等により、前連結会計年度末比7,233百万円減の68,616百万円となりました。負債は借入金の返済等により、前連結会計年度末比6,026百万円減の33,876百万円となりました。純資産は利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の減少等により、前連結会計年度末比1,207百万円減の34,740百万円となりました。この結果、自己資本比率は47.4%から50.6%になりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して4,190百万円増加し、9,417百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間における営業活動の結果として得られた資金は、120百万円となりました。これは主として、固定資産売却益2,747百万円による調整、税金等調整前四半期純損失397百万円があるものの、非資金損益項目である減価償却費3,464百万円等によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間における投資活動の結果として得られた資金は、11,353百万円となりました。これは主として、船舶取得による支払いがあった一方で、賃貸物流施設の売却及び関係会社出資金の払戻等の収入によるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間における財務活動の結果として使用した資金は、7,258百万円となりました。これは主として、長期借入金の返済等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、イヌイ運送株式会社の連結子会社化により、倉庫・運送事業の従業員数は、46名増加しております。
なお、従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
(7)主要な設備
当第3四半期連結累計期間に売却した重要な設備は次の通りであります。
|
会社名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
譲渡年月 |
|||
|
信託建物及び信託構築物 |
信託土地 (面積㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
提出会社 |
倉庫・運送事業 |
倉庫設備 |
4,675 |
3,935 (32,807) |
0 |
8,610 |
平成27年9月 |
(注)1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。