当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や個人消費に持ち直しの動きがみられ、移動や外出など新型コロナウイルス感染症による制限も徐々に緩和されるなど回復の兆しもみられた中で、新たな変異株の発生や感染再拡大の懸念により、依然として先行きが不透明な状況が継続しています。
こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、倉庫物流業界では国内貨物は入出庫・保管残高ともに伸び悩みがみられ、輸出入貨物は持ち直しの動きに足踏みがみられるなど予断を許さない状況であり、また、不動産業界では都市部におけるオフィスビルの空室率上昇が続いており、引き続き厳しい状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループは、2030年のあるべき姿としての「長期ビジョン2030」と、長期ビジョンを実現するための計画として中期経営計画「YASDA Next 100」を策定し、事業体制の構築と更なる成長を目指しております。その一環として、物流事業においては、付加価値の高いロジスティクス・サービスの提供による取引の拡大や物流施設の増強など事業基盤の強化を図り、不動産事業においては、既存施設の適切なメンテナンスと機能向上の推進による稼働率の維持・向上に努め、事業拡大を推進してきました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状況及び経営成績は以下のとおりとなりました。
1.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、主に倉庫用地(東京都大田区)の取得に伴う有形固定資産の増加により、前連結会計年度末に比べ1,662百万円増の148,764百万円となりました。
負債については、主に短期借入金の増加により、前連結会計年度末に比べ3,389百万円増の74,255百万円となりました。
純資産については、その他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末に比べ1,727百万円減の74,508百万円となりました。以上の結果により自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.8ポイント減の49.9%となりました。
2.経営成績
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、物流事業・不動産事業とも増収となり、営業収益は、前年同期比3,321百万円増(9.5%増)の38,410百万円となりました。営業利益では、物流施設の新設に伴う各種営業原価や販管費の増加などにより、前年同期比121百万円減(5.3%減)の2,199百万円、経常利益は、受取配当金の増加や前期に社債発行費用等を計上したことにより、前年同期比71百万円増(2.5%増)の2,888百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比269百万円増(16.0%増)の1,947百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
物流事業では、前事業年度に新設した物流施設の稼働や海上運賃の高騰や航空輸送の増加等により倉庫保管料、作業料、陸運料及び国際貨物取扱料が増加し、営業収益は前年同期比3,049百万円増(10.0%増)の33,684百万円、セグメント利益は前年同期比157百万円増(7.1%増)の2,388百万円となりました。
不動産事業では、施工工事の増加や既存施設の稼働率維持により営業収益は前年同期比243百万円増(5.0%増)の5,109百万円、セグメント利益は前年同期比22百万円増(1.4%増)の1,628百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ902百万円減の7,778百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払や棚卸資産の増加による減少もありましたが、主に税金等調整前四半期純利益や減価償却費の資金留保による増加により2,155百万円増(前年同期は2,786百万円増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、主に固定資産や子会社株式の取得による支出により6,490百万円減(前年同期は8,178百万円減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の増加により3,322百万円増(前年同期は7,839百万円増)となりました。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の優先的に対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
また、当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。
(6)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は前連結会計年度末に比べて460名増加し、1,976名となっております。主な要因は、当社グループが南信貨物自動車株式会社を連結子会社化したことに伴い、物流事業において従業員が454名増加したことによるものであります。
なお、従業員数は就業人数等であります。
当社は、2021年10月8日開催の取締役会において、南信貨物自動車株式会社の全株式を取得、完全子会社化することを決議し、2021年10月8日付で株式譲渡契約を締結いたしました。また、2021年11月18日付で全株式を取得しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」に記載のとおりであります。