第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴いその活動が低下しております。感染者の増大には歯止めが掛からず、今後の見通しは依然として不透明であります。

 物流業界では、ドライバー有効求人倍率が高水準を維持しているため、長年の課題となっているドライバー不足解消が叶わず、全体としては厳しい経営環境で推移しました。不動産業界では、首都圏大型物流施設の空室率は低水準を維持しているため、賃料の上昇傾向も継続しております。印刷業界の婚礼分野では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、婚礼時期の見直し等の影響を受け、非常に厳しい経営環境となっております。年賀分野では、年賀葉書の当初発行枚数が過去最低となりました。新聞分野では、発行部数の減少が止まらず、依然として厳しい状況が続いております。

 このような経営環境に対応すべく、当社グループは、原点である経営理念の「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」に立ち返り、取り組みを行ってまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は30,914百万円前年同四半期比14.6%減)、営業利益は832百万円前年同四半期比58.4%減)、経常利益は1,134百万円前年同四半期比45.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は578百万円(前年同四半期比51.2%減)となりました。

 

  セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

①物流事業

当事業の売上高は14,822百万円(前年同四半期比12.4%減)、セグメント利益は1,161百万円(前年同四半期比10.7%減)となりました。なお、各部門における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を含む業績は次のとおりであります。

倉庫部門につきましては、売上高は1,244百万円前年同四半期比1.7%増)となりました。これは主に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う顧客の生産調整実施等による影響が一部であったものの、深耕営業の努力により増床したこと等によるものであります。

港湾フォワーディング部門につきましては、売上高は4,272百万円前年同四半期比13.0%減)となりました。これは主に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う建設機械の輸出取扱量、航空貨物の取扱量、および製鉄関連作業量の減少等によるものであります。

運輸部門につきましては、売上高は8,376百万円前年同四半期比13.7%減)となりました。これは主に新型コロナウイルス感染症に伴う製鉄・鋼材関連および化学品輸送量の減少等によるものであります。

3PL(サードパーティーロジスティクス)部門につきましては、売上高は928百万円前年同四半期比13.5%減)となりました。これは主に新型コロナウイルス感染症に伴い物流センターの取扱量が減少したこと等によるものであります。

②不動産事業

当事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う大型物流施設の一時的な賃料減額の実施等により、売上高は2,609百万円前年同四半期比3.5%減)、セグメント利益は1,242百万円(前年同四半期比4.3%減)となりました。

 

③印刷事業

当事業につきましては、年賀印刷において絵柄に「鬼滅の刃」のキャラクターを採用した限定年賀状のパック販売が好調だったものの、新聞印刷において料金改定があったこと、また婚礼印刷において新型コロナウイルス感染症拡大に伴う婚礼時期の見直し等の影響により受注件数が減少したこと等もあり、売上高は14,115百万円前年同四半期比18.6%減)、セグメント損失は312百万円(前年同四半期はセグメント利益813百万円)となりました。

④その他

当事業につきましては、建設工事関連の工事量増加により、売上高は621百万円前年同四半期比14.5%増)、セグメント利益は104百万円(前年同四半期比45.0%増)となりました。

 

 また、財政状態といたしまして、当第3四半期連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末に比べ8,029百万円増加し、55,967百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,143百万円、年賀事業における受取手形及び売掛金が6,235百万円、商品及び製品が344百万円、流動資産のその他に含まれる立替金(年賀事業の葉書の立替等)が1,460百万円、株価の変動等により投資有価証券が135百万円増加した一方、在庫数量適正化等により原材料及び貯蔵品が379百万円、減価償却等により有形固定資産が782百万円減少したことによるものであります。

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ7,521百万円増加し、38,595百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が430百万円、電子記録債務が110百万円、短期借入金(年賀事業の葉書の購入資金等)が6,453百万円、未払法人税等が151百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が822百万円、未払消費税等が321百万円、未払費用が106百万円、預り金が101百万円、長期借入金が273百万円増加した一方、賞与引当金が318百万円、流動負債のその他に含まれる設備関係支払手形が前連結会計年度に実施した印刷設備更新の支払により744百万円、退職給付に係る負債が132百万円減少したことによるものであります。

 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ507百万円増加し、17,371百万円となり、自己資本比率は30.8%となりました。これは主に、利益剰余金が408百万円、その他有価証券評価差額金が113百万円増加したことによるものであります。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。