第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、財政状態および経営成績の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間の世界経済は、中国の過剰生産能力調整による投資の落込みはあったものの、景気の拡大が株高に繋がり、全体では緩やかな回復基調が継続しました。国内経済では、輸出や生産活動が持ち直し、企業収益も改善基調を維持しており、個人消費・設備投資等の内需も堅調な推移を見せる中、景気は緩やかな拡大が継続しました。

 このような経済情勢の下、当社グループの物流事業分野では、グローバルネットワークを活かした更なる受注の拡大、および国内外における事業の選択と集中を推進、機工事業分野では次年度以降の案件を含めた積極的な営業展開による受注量の確保とともに工事生産性や原価率の改善を進めてまいりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は3,940億76百万円前年同期比3.1%の増収、利益面においては営業利益が234億93百万円10.3%経常利益は236億67百万円10.5%親会社株主に帰属する四半期純利益は157億89百万円10.1%のそれぞれ増益となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

① 物流事業

港湾事業におけるコンテナ取扱量は、第2四半期連結会計期間にやや減速はあったものの、当第3四半期連結累計期間では前年同期並みに回復いたしました。国際物流事業では、国内外で連携した大型設備輸出案件の取扱量拡大等により増収増益となりました。3PL事業では、店舗向け配送作業収益の前期開始期間差ならびに国内外における低採算作業からの撤退等が収益へ寄与、事業基盤の整備へ向け着実に施策を推進しております。構内物流では、国内製造業構内において一部操業度の減少影響はありましたが、海外における新規作業の軌道化等が全体作業量の押上げ、物流事業全体で増収増益となりました。

売上高は2,040億6百万円前年同期比5.5%の増収、セグメント利益(営業利益)は69億43百万円と前年同期比17.5%の増益となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間の売上高に占める割合は51.7%であります。

② 機工事業

設備工事では、国内における製造基盤整備・効率化対策工事等の受注を拡大し、概ね前期並みの工事量を確保するとともに、要員シフトや機材配置の効率化、原価管理の徹底を推し進め、収益性を改善いたしました。保全作業では、前期国内でのSDM(大型定期修理工事)がメジャー年であったことから減少となりましたが、東南アジアでのSDMおよび中東での保全作業等が増加、国内大型設備据付の造成工事増加もあり、機工事業全体では増収増益となりました。

売上高は1,732億43百万円と前年同期比1.0%の増収、セグメント利益(営業利益)は155億34百万円と前年同期比6.8%の増益となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間の売上高に占める割合は44.0%であります。

③ その他

国内SDM工事量の減少等に伴い機材賃貸が減少し減収となりましたが、交通インフラの整備工事における施工管理の強化や派遣業の増加等により増益となりました。

売上高は168億25百万円と前年同期比2.5%の減収、セグメント利益(営業利益)は8億82百万円と前年同期比22.6%の増益となりました。 

なお、当第3四半期連結累計期間の売上高に占める割合は4.3%であります。

 

 

(2) 財政状態の分析

① 流動資産

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,021億21百万円であり、前連結会計年度末に比べ226億36百万円と12.6%増加しました。主な要因は、作業量の増加による受取手形および売掛金の増加等によるものです。

 

② 固定資産

当第3四半期連結会計期間末における固定資産は2,059億66百万円であり、前連結会計年度末に比べ20億2百万円と1.0%増加しました。主な要因は、時価回復による投資有価証券の増加等によるものです。

 

③ 流動負債

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,480億13百万円であり、前連結会計年度末に比べ205億8百万円と16.1%増加しました。主な要因は、賞与、納税資金等への対応によるコマーシャル・ペーパーの増加、ならびに1年内に償還期日が到来する社債の固定負債からの振替等によるものです。

 

④ 固定負債

当第3四半期連結会計期間末における固定負債は820億34百万円であり、前連結会計年度末に比べ110億27百万円と11.8%減少しました。主な要因は、上述した社債の流動負債への振替等によるものです。

 

⑤ 純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産は1,780億40百万円であり、前連結会計年度末に比べ151億58百万円と9.3%増加しました。主な要因は、利益剰余金の増加、ならびに時価回復によるその他有価証券評価差額金の増加等によるものです。

当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は、前連結会計年度末を1.1ポイント上回る42.8%となっております。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社連結グループが対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

(5) 主要な設備の状況

当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は以下のとおりであります。

 

会社名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達
方法

着手及び完了予定

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

着手

完了

山九㈱

千葉県君津市
新日鐵住金㈱
君津製鐵所内

機工事業

君津支店・設備土建部
東日本事業所
PE総合サブセンター     

1,314

自己資金
借入金等

平成30年
7月

平成31年
6月

倉庫面積:4,320㎡
建屋:鉄骨造3階建