第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、緩やかな回復基調のもと、引き続き雇用や所得環境の改善が見られましたが、海外経済の減速懸念もあり、先行きの不透明感が増す展開となりました。

 旅行業界におきましては、ゴールデンウィーク期間中の旺盛な旅行需要を受け、海外旅行、国内旅行とも好調に推移いたしました。海外旅行は、東南アジア、ハワイ方面が好調を維持したほか、ヨーロッパ方面が回復傾向を強め、国内旅行についても北海道、沖縄、関西方面などで旅行需要が伸長いたしました。訪日旅行は、韓国からの旅行者が減少したものの全体として拡大基調を維持しました。

 このような情勢のもと、当社グループは、2020年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの一体化を推進し、会員顧客のさらなる獲得、商品力の強化とWeb販売の拡大に注力するとともに、団体旅行事業の一層の強化に努めました。

 

 国内旅行におきましては、本年7月から近畿日本ツーリストおよびクラブツーリズムで東京2020オリンピック公式観戦ツアーの販売を開始したほか、開会式の会場となるオリンピックスタジアムの建設風景を見学いただけるツアーなど、次第に高まる東京2020オリンピック・パラリンピック機運に応えるツアーを実施いたしました。

 また、女性に人気のオンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」とコラボした福岡市博物館「侍~もののふの美の系譜~」特別展ツアーや世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群をセスナ機で眺望するツアーなど、新たな需要を掘り起こす話題性あるツアーを催行いたしました。

 海外旅行におきましては、主としてシニア女性を対象とした大人のプチ留学体験ツアーや添乗員付のツアーでは初めてとなるオーストラリアの地底都市「クーバーピディー」を訪ねるツアーなど、独自性・テーマ性に富んだツアーを数多く実施いたしました。

 このほか、団体旅行におきましては、法人・団体への提案営業に注力し、招待旅行やスポーツ大会などの運営受注に努めるとともに、教育旅行事業において、スマートフォンやパソコンを通じ修学旅行等の事前準備から旅行中の危機管理、旅行後学習に至るまで包括的にサポートするシステム「旅ともプラス」を9月に稼働いたしました。本システムにより、当社グループは教育旅行のさらなる受注拡大を図ってまいります。

 

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における連結売上高は、主にゴールデンウィークにおける個人旅行商品の取扱いが海外旅行、国内旅行とも好調に推移したこと、前期において地震、台風、豪雨といった自然災害による減収・減益があったことの反動もあり、2,150億69百万円(前年同期比3.6%増)連結営業利益は33億73百万円(前年同期比120.9%増)連結経常利益は33億95百万円(前年同期比98.4%増)親会社株主に帰属する四半期純利益は20億55百万円(前年同期比24.4%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、流動資産で主に預け金および旅行前払金が増加したことにより126億87百万円(10.4%)の増加、固定資産で主に無形固定資産が増加した一方で、繰延税金資産が連結子会社の税務上の繰越欠損金の解消に伴い減少したことにより2億25百万円(1.1%)の減少となった結果、差し引き124億61百万円(8.8%)増加し1,539億41百万円(前連結会計年度末は1,414億79百万円)となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ、流動負債で主に営業未払金、預り金および旅行前受金が増加したことにより111億78百万円(10.1%)の増加、固定負債で主に旅行券等引換引当金が減少したことにより1億73百万円(5.2%)の減少となった結果、差し引き110億5百万円(9.6%)増加し1,255億35百万円(前連結会計年度末は1,145億29百万円)となりました。

 また、純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ14億55百万円(5.4%)増加し284億6百万円(前連結会計年度末は269億50百万円)となりました。

 この結果、自己資本比率は18.4%で前連結会計年度末から0.6ポイント減少しました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比較して73億49百万円増加776億98百万円となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金は92億27百万円の増加(前年同期は54億26百万円の増加)となりました。これは主に旅行前払金の増加による影響で52億39百万円減少したものの、仕入債務の増加による影響で24億67百万円、預り金の増加による影響で21億71百万円、旅行前受金の増加による影響で76億13百万円がそれぞれ増加したためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金は17億71百万円の減少(前年同期は8億61百万円の減少)となりました。これは主に固定資産の取得による支出で16億57百万円が減少したためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金は9百万円の減少(前年同期は9百万円の減少)となりました。これは主にリース債務の返済による支出で9百万円が減少したためであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。