当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(総資産)
当中間連結会計期間における総資産は15,445,238千円となり、前連結会計年度に比較し708,277千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が489,502千円、関税等立替金が187,788千円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間における負債は6,104,602千円となり、前連結会計年度に比較し533,137千円増加いたしました。これは主に、営業未払金が102,144千円、短期および長期借入金が442,050千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間における純資産は9,340,635千円となり、前連結会計年度に比較し175,140千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が207,133千円増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、一部に弱めの動きもみられますが、緩やかに回復している状況となりました。住宅投資がやや弱めの動きとなっていることに加えて、輸出や鉱工業生産が横ばい圏で推移する中でも、企業収益全体は改善し、業況感は良好な水準を維持しています。また、社会経済活動の正常化と円安によるインバウンド需要の大幅な増加もあり、個人消費も緩やかに回復しました。
海外経済についても、緩やかな経済成長が継続しておりますが、中国における景気停滞、ロシア・ウクライナ問題の長期化、中東を巡る情勢、米国大統領選挙結果が及ぼす新たな影響等のリスク要因もあり、今後、リスクが顕在化するような局面では、経済情勢に大きな変化が生じる可能性もあります。
斯かる環境下、物流業界におきましては、輸入は電算機類(含周辺機器)・医薬品を中心に増加、輸出は半導体を中心に米国・中国・アジアは増加、欧州は減少となりました。
その中で、食品の輸入が大きな部分を占める当社取扱いは、畜・水産物に関してはいずれも増加、農産物及びその他食品については減少となりました。一方、鋼材の国内物流取扱いは増加となりました。
このような状況の中、当社グループは「『ありがとう』にありがとう」のコーポレートフィロソフィーの下で、第8次中期経営計画「Be Sustainable」~サスティナブルを目指して~の2年目を迎え、その各施策一つひとつに取り組むとともに計画達成に向け、受注活動を堅実に展開してまいりました。
その結果、当中間連結会計期間における営業収益は、前中間連結会計期間比2.3%増の8,411,804千円となりました。また経常利益は、前中間連結会計期間比4.0%減の439,745千円、親会社株主に帰属する中間純利益は、前中間連結会計期間比8.2%増の301,878千円となりました。
セグメント別の営業状況は、次のとおりであります。
[輸出入貨物取扱事業]
輸出入貨物取扱事業は、営業収益は前中間連結会計期間比1.6%増の6,287,730千円となり、セグメント利益は前中間連結会計期間比0.9%増の841,028千円となりました。
[鉄鋼物流事業]
鉄鋼物流事業は、鉄鋼製品の取扱増加により営業収益は前中間連結会計期間比1.8%増の991,502千円となり、セグメント利益は前中間連結会計期間比8.6%増の81,055千円となりました。
[その他事業]
その他事業は、連結子会社増収により、営業収益は前中間連結会計期間比6.8%増の1,132,571千円となりましたが、一部連結子会社のコスト増加により、セグメント損失16,444千円(前中間連結会計期間はセグメント利益7,926千円)となりました。
セグメント別営業収益
輸出入貨物取扱事業における取扱品目別売上高
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比較し448,700千円増加し、4,268,514千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は358,330千円(前中間連結会計期間と比較し13,155千円の減少)となりました。これは関税等立替金の増加額187,788千円、棚卸資産の増加額68,396千円、法人税等の支払額51,444千円、退職給付に係る負債の減少額36,490千円があった一方で、税金等調整前中間純利益454,953千円、減価償却費144,061千円、売上債権の減少額124,294千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金の減少は205,685千円(前中間連結会計期間と比較し54,552千円の減少)となりました。これは定期預金の預入による支出36,452千円、保険積立金の積立による支出54,234千円、有形固定資産の取得による支出43,288千円、投資有価証券の取得による支出82,328千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金の増加は276,545千円(前中間連結会計期間と比較し382,186千円の増加)となりました。これは短期および長期借入金の返済による支出488,240千円、リース債務の返済による支出76,767千円、配当金の支払額94,406千円があった一方で、短期および長期借入れによる収入935,960千円があったことによるものであります。
当中間連結会計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。