当第1四半期連結会計期間におきまして、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間の経営環境は、国際情勢においては地政学的リスクが伴ったものの、国内においては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかに回復いたしました。
このような環境の中、当社グループは、拡大している事業領域へ対応すべく体制の再編を行うとともに、「自然の摂理にのっとり、人類の創造的発展と世界平和に寄与する」という企業理念のもと、旅行のみならず様々な事業を通じて、常に変化・発展し続ける企業として、世界の平和に貢献できる新しいビジネスモデルの構築を目指してまいりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。また、各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の金額であります。
(旅行事業)
当第1四半期連結累計期間における旅行市場は、日本人出国者数は地政学的リスクの影響等によりミクロネシアなどは減少傾向でしたが、一方で欧州の需要回復があり、前年同期比5%増の443万人となりました。訪日外客数においては、前年同期比19%増の740万人と3カ月いずれも単月で過去最高を記録するなど引き続き順調に推移しました。(出典:日本政府観光局(JNTO))
主軸事業である日本における旅行事業につきましては、送客数においては、台湾の座席環境の悪化やミクロネシアが地政学的リスクの影響を受ける結果となりましたが、20周年・30周年を迎えたツアーブランドの周年記念商品や、ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2017グランプリを受賞した添乗員同行ツアーの発売など、引き続きオンリーワン商品の拡充に努めました。オンラインにおいては、方面ページを新設するなど検索動向に適応した改善が奏功し順調に推移いたしました。国内旅行においては、国内航空券のオンライン販売や、バスツアーの集客拡大、また沖縄をはじめとした商品構成の再構築による利益面の改善もみられ、収益に貢献いたしました。
海外における旅行事業では、経済発展により海外旅行者数が急増しているアジアの旅行需要を取り込むべく経営資源を投入し強化しております。現地発の旅行では、個人旅行化の加速によりパーツ販売が増加し、取扱人数においても順調に推移いたしました。引き続き、タイ・インドネシア・マレーシアなどでの訪日イベントへの出展や、インドネシアでは華僑エリアのショッピングモールにレジャー店舗を出店するなど、ローカルレジャーマーケット獲得に努めました。
訪日旅行事業につきましては、旧正月の反動減が見られたものの、MICE案件が引き続き好調に推移しており、タイをはじめベトナムの集客が増加するなど、東南アジアを中心に好調に推移いたしました。年末においては、北海道や東北など人気方面のチャーター便を増便した結果、団体の受注が増加いたしました。
また、当社グループの営業拠点数は新規出店と統廃合を実施した結果、国内286拠点、海外70カ国156都市271拠点となりました。(平成30年1月末日時点)
以上の結果、前連結会計年度に連結子会社化した会社の業績寄与もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,457億46百万円(前年同期比134.2%)、営業利益は19億79百万円(同231.5%)となりました。
(ハウステンボスグループ)
ハウステンボスでは、開業25周年を迎え、ハウステンボスならではのオンリーワン・ナンバーワンのコンテンツ展開に注力し、お客様満足度と体験価値の向上に努めました。
今期新たに、日本最大110mの3Dプロジェクションマッピングを加えた、世界最大級1,300万球の「光の王国」を開催し、ハウステンボスでしか体験できない圧倒的な光の世界を提供いたしました。なお、第5回イルミネーションアワードにおいて「全国イルミネーションランキング総合エンターテイメント部門」5年連続1位を受賞しております。また、この時期では初開催となる大型花火イベントの実施や、8億円相当の純金の世界をご堪能いただける「黄金の館」をオープンするなど、新たな展開を実施いたしました。
上記取り組みの結果、場内コンテンツの充実とお客様満足度の向上は図れたものの、多客期である週末の天候不順や連休減少の影響を受け、入場者数は前年同期比92.4%の729千人となりました。
ラグーナテンボスでは、今年新登場の水上イルミネーション「青の宮殿」や最新技術を取り入れた水中イルミネーションの開催に加え、東海地区最大のカウントダウンライブイベントを実施するなど集客強化に努めました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は100億52百万円(前年同期比117.1%)、営業利益19億74百万円(同87.6%)となりました。
(ホテル事業)
当社グループの旅行事業・ハウステンボスグループに続く第3の柱として強化を図っておりますホテル事業につきましては、世界一の生産性を目指す「変なホテル」の展開において、12月に「変なホテル東京 西葛西」をオープンいたしました。今後も引き続き、都市宿泊型の新規開業を計画しており、東京都内に5軒の開業を予定しております。加えて、Green World Hotels Co., Ltd.(台湾)の連結子会社化により、当第1四半期連結累計期間における売上高は31億30百万円(前年同期比184.7%)、営業利益は3億94百万円(同170.6%)、EBITDAベースでは7億32百万円(前年同期比170.6%)となり、大幅な増収増益となりました。
(九州産交グループ)
九州産交グループでは、旅行部門において「ふっこう割」の反動減がみられたほか、台風などによる天候の影響もあり、当第1四半期連結累計期間における売上高は57億40百万円(前年同期比97.8%)、営業利益は2億35百万円(同105.0%)となりました。また、桜町再開発事業につきましては、工事は順調に進捗しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は過去最高の1,645億9百万円(前年同期比131.6%)、営業利益は40億78百万円(同160.1%)となりました。また、経常利益は為替差損7億17百万円(前年同期は為替差益33億61百万円)を計上し39億57百万円(同55.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億2百万円(同32.6%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ415億24百万円増加し、4,643億33百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加(前期末比133億82百万円増)、旅行前払金の増加(同82億15百万円増)、売掛金の増加(同78億63百万円増)、有形固定資産の増加(同43億13百万円増)によるものです。
また、当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ458億96百万円増加し、3,574億58百万円となりました。これは主に、転換社債型新株予約権付社債の発行による増加(前期末比251億11百万円増)、旅行前受金の増加(同128億21百万円増)、営業未払金の増加(同73億13百万円増)によるものです。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ43億71百万円減少し、1,068億75百万円となりました。これは主に、平成29年10月31日付取締役会決議に基づき自己株式を49億99百万円取得したことによるものであります。
なお、自己資本比率は、当第1四半期連結会計期間末17.4%、前連結会計年度末20.3%となっておりますが、これは社債、転換社債型新株予約権付社債、借入金により資金調達したことによります。当該影響を考慮した場合の自己資本比率は、当第1四半期連結会計期間末30.4%、前連結会計年度末34.1%であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
該当事項はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。