文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経営環境は、国内では、輸出や生産など弱さがみられたものの、雇用・所得環境の改善や各種の政策効果もあり、景気は緩やかに回復いたしました。国際情勢においては、通商問題の動向、政策に関する不確実性、金融資本市場の変動等のリスクが伴ったものの、全体では緩やかに回復いたしました。
このような環境の中、当社グループは、拡大している事業領域へ対応すべく体制の再編を行うとともに、働き方改革を推進し、「自然の摂理にのっとり、人類の創造的発展と世界平和に寄与する」という企業理念のもと、旅行のみならず様々な事業を通じて、常に変化・発展し続ける企業として、世界の平和に貢献できる新しいビジネスモデルの構築を目指してまいりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメント区分を変更しており、以下の前年同期比較については、変更後のセグメント区分に組替えた数値と比較しております。詳細は、「第一部 企業情報 第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」をご参照ください。また、各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の金額であります。
(旅行事業)
当第3四半期連結累計期間における旅行市場は、日本人出国者数においては、活況な旅行需要の継続により、前年同期比108.6%の1,450万人と順調に推移しました。訪日外客数においては、東アジア市場を中心に訪日旅行商品の価格高騰による減少が一部みられたものの、継続的な訪日プロモーションの効果などもあり、前年同期比104.6%の2,470万人となりました。(出典:日本政府観光局(JNTO))
日本における旅行事業につきましては、大型連休の出発が第2四半期連結累計期間末に集中したこともあり、売上高は前年同期水準となりましたが、グアムや韓国などの主力方面が好調だったことにより、送客数においてはプラスで推移いたしました。加えて、添乗員付きツアーを強化したイタリアや、人気アニメとのタイアップツアーがスタートしたシンガポールが好調に推移いたしました。チャネル別では、オンラインの取り扱いが増加しており、中でもエアー+ホテルが大幅に伸長いたしました。国内旅行では、大型連休効果も一部見られたものの、梅雨明けの遅れや天候不順などもあり、前年水準となりました。訪日旅行では、東アジアからの受客においては競争環境の悪化により収益面に課題が残ったものの、欧州やアメリカからの受客においては、体制の強化を図ったことにより増加いたしました。法人事業では、スポーツツーリズム強化の一環として、スペインのプロサッカーリーグ「LaLiga」と日本初のスポンサー契約を締結いたしました。また、海外進出支援事業の展開を加速すべくセミナーを開催するなど、集客強化を図りました。
海外における旅行事業では、引き続き、活況な欧州旅行需要によりミキグループが好調に推移したほか、RED LABEL VACATIONS INC.を当第3四半期連結会計期間より新規連結としたこと、加えて、既存の海外法人において韓国・グアムのインバウンドが伸長したことにより、業績に大きく寄与いたしました。
なお、当社グループの営業拠点数は、引き続き新規出店と統廃合を実施した結果、国内261拠点、海外69カ国159都市268拠点となりました。(2019年7月末日時点)
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,122億75百万円(前年同期比112.6%)、営業利益は81億67百万円(同157.3%)と共に過去最高となりました。
(ハウステンボスグループ)
ハウステンボスでは、4月よりお得に1dayパスポートをお買い求め頂ける「早割」を導入したのを皮切りに、施設利用の制限を考慮した未就学児用の新設やペットの入場無料化、バースデー特典など、制度の拡充を図り、お客様のご要望を反映した入場料金体系の変更を行いました。入場者数は、引き続き訪日観光客の減少が見られたものの、ゴールデンウィークの10連休による押し上げ効果もあり、上半期に比べて改善し前年同期比94.6%の1,909千人となりました。営業利益は、場内メンテナンスなどの経費の増加により減益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は201億92百万円(前年同期比93.0%)、営業利益は営業利益37億17百万円(同74.3%)となりました。
(ホテル事業)
旅行事業・ハウステンボスグループに続く第3の柱として強化を図っておりますホテル事業につきましては、引き続き世界一の生産性を目指す「変なホテル」の展開を中心に進めており、2019年4月に13軒目となる「変なホテル」を京都八条口駅前に開業いたしました。変なホテルの軒数増加と既存ホテルの安定的な稼働により、売上は順調に推移いたしましたが、営業利益については、当第3四半期連結会計期間に一括してバランスシートの健全化を図ったことにより減益となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は94億27百万円(前年同期比103.0%)、営業利益は57百万円(同6.9%)、EBITDAベースでは11億95百万円(同64.8%)となりました。
(九州産交グループ)
九州産交グループでは、飲食物販業、車両整備事業、広告事業の伸張などにより増収となったものの、人件費などの増加の影響を受け、当第3四半期連結累計期間における売上高は164億3百万円(前年同期比101.7%)、営業利益は2億39百万円(同73.9%)となりました。桜町再開発事業につきましては、2019年9月開業に向け工事は順調に推移しております。
(エネルギー事業)
電力小売事業では、代理店等の販路を大幅に増やしたことによる契約数の増加とバランシンググループや電気の卸しによる収益、また新たな調達先との相対契約により、当第3四半期連結累計期間における売上高は138億87百万円(前年同期比174.9%)、営業利益は4億95百万円(前年同期は営業損失2億72百万円)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営業績は、売上高は5,737億17百万円(前年同期比112.4%)、営業利益は113億48百万円(同118.1%)、経常利益は112億68百万円(同108.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は64億95百万円(同144.0%)となりました。
② 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,222億46百万円増加し、6,387億14百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加(前期末比550億37百万円増)、旅行前払金の増加(同365億13百万円増)、現金及び預金の増加(同210億45百万円増)、無形固定資産の増加(同77億19百万円増)によるものです。
また、当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,168億50百万円増加し、5,176億77百万円となりました。これは主に、旅行前受金の増加(前期末比586億36百万円増)、借入金の増加(同410億62百万円増)によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ53億95百万円増加し、1,210億37百万円となりました。これは主に、四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加(前期末比47億10百万円増)、その他有価証券評価差額金の増加(同18億54百万円増)がある一方で、為替換算調整勘定の減少(同7億68百万円減)によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の取得計画は次のとおりであります。なお、金額には消費税等を含めておりません。
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会社名事業所名 |
設備の内容 |
取得予定額 |
取得予定時期 |
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提出会社 |
本社事務所 (東京都港区) |
約300億円 |
2020年春 |