第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用情勢が改善する中、個人消費にも持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移することとなりました。しかしながら、新興国や米国新政権の動向、及び北朝鮮問題などの地政学的なリスク要因により、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況下、当社グループは、従来から行ってきたアパレルや日用雑貨を取扱う企業への営業活動に加え、今まで取扱いの少なかった業種の貨物集荷に注力してまいりました。

これらの営業活動で、新規顧客の獲得及び大口顧客を始めとする既存顧客との取引拡大も図り、国際貨物輸送のみならず、通関や配送、国内外での3PL(サードパーティー・ロジスティクス)案件といった一貫輸送の提案型営業を強化し、収益の拡大に取り組んでまいりました。

また、昨年8月、本年1月に設立した米国、台湾の現地法人それぞれが営業を開始し、本年4月に設立したベトナムの合弁会社も一連の設立手続きが完了し、当社グループ全体が連携しての国際貨物輸送サービスの更なる拡充を図ってまいりました。

従来からの取り組みにより、国際貨物輸送の取扱高は、前年同期と比較して大口顧客を中心に堅調な伸びを示すこととなりました。一方で、大口顧客の売上総利益率が比較的低いことに加えて、海外から日本への輸入海上運賃の値上げにより仕入コストが増加したことにより、売上総利益率は低下することとなりました。しかしながら、販売費及び一般管理費の抑制等に取り組むことで、安定した利益の確保に努めてまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は11,931百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益706百万円(前年同期比10.3%増)、経常利益764百万円(前年同期比9.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益516百万円(前年同期比9.9%増)といずれも前年同期を上回ることとなりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

前第3四半期連結会計期間において、米国における子会社(AIT International of America,Inc.)、前第4四半期連結会計期間において、台湾における子会社(台湾愛意特国際物流股份有限公司)、及び第1四半期連結会計期間において、ベトナムにおける合弁子会社(AITC LOGISTICS (VIETNAM) CO.,LTD.)の設立に伴い、「その他」を追加してそれぞれの子会社を含めております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。

① 日本

一貫輸送の提案型営業の推進が奏功し、当第2四半期連結累計期間では、特に輸入海上貨物の取扱い、及び通関の受注が堅調に推移することとなりました。その結果、海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入で97,991TEU(前年同期比16.9%増)、輸出入合計で102,234TEU(前年同期比16.9%増)、通関受注件数は43,240件(前年同期比25.2%増)と前年同期を上回ることとなりました。

以上のことから、日本における営業収益は9,873百万円(前年同期比19.7%増)、セグメント利益は504百万円(前年同期比2.1%増)となりました。

② 中国

人民元安の影響による円貨換算額の減少といった収益の低下要因はあったものの、日本向け貨物の増加が寄与し、中国国内での通関や配送等といった輸送に関連する収益が増加したことで、営業収益は2,021百万円(前年同期比8.2%増)と前年同期を上回ることとなりました。また、販売費及び一般管理費の抑制に努めたことで、セグメント利益は235百万円(前年同期比59.2%増)となりました。

 

③ タイ

日本向け貨物は増加基調にありますが、その絶対量が少ないことから、営業収益は27百万円(前年同期比25.2%増)となり、一方で営業活動における費用が嵩んだ結果、セグメント損失は6百万円(前年同期はセグメント損失3百万円)となりました。

④ その他

昨年9月に米国子会社、本年2月に台湾子会社の設立手続きが完了し、本格営業を開始してまだ間もないことから、営業収益への貢献は僅かに留まり、またベトナム合弁子会社は、開業に向けての準備段階であったことから営業収益への貢献はなく、営業収益は9百万円、セグメント損失は26百万円となりました。

 

(注)TEU(Twenty-foot Equivalent Unit、20フィートコンテナ換算)とは、海上コンテナの数量を表す単位で、20フィートコンテナ1個分を1TEUと計算します。

 

(2) 財政状態の分析

(総資産)

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ590百万円増加し7,392百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が341百万円、立替金が245百万円増加したことによるものであります。

(負債)

当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ389百万円増加し2,126百万円となりました。これは、買掛金が256百万円、未払法人税等が136百万円増加したことによるものであります。 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ200百万円増加し5,266百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益516百万円を計上した一方で、剰余金の配当により286百万円、為替換算調整勘定が51百万円減少したことによるものであります。 

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ478百万円増加し、3,669百万円となりました。

 

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの内訳は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は287百万円(前年同期比37百万円増)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を764百万円計上したことのほか、仕入債務の増加264百万円等の資金の増加要因に対し、売上債権の増加350百万円、立替金の増加246百万円、法人税等の支払額175百万円等の資金の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、獲得した資金は508百万円(前年同期は72百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,119百万円等の資金の増加要因に対し、定期預金の預入による支出623百万円等の資金の減少要因によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、支出した資金は286百万円(前年同期比1百万円減)となりました。これは主に、配当金の支払286百万円等による資金の減少要因によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。