第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の日本経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和され、持ち直しの動きが見られました。テレビ広告市況におきましても、東京地区のスポット広告の出稿量がコロナ禍で低迷した前年同期を大きく上回り、好調に推移しました。

このような経済状況のなか、当第3四半期連結累計期間の売上高は、テレビ放送事業におけるタイム収入、スポット収入の大幅な増収に伴い2,222億2千3百万円(前年同期比+16.6%)となり、売上原価、販売費及び一般管理費の合計が2,058億7千万円(同+13.4%)となりました結果、営業利益は163億5千3百万円(同+80.6%)となりました。また、経常利益は206億6千5百万円(同+66.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は141億1千8百万円(同+81.7%)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 会計方針の変更」をご参照ください。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 

①テレビ放送事業

タイム収入は、「東京オリンピック」「世界体操・世界新体操 北九州」「世界フィギュアスケート国別対抗戦2021」「全英オープンゴルフ」などの単発番組により増収となりました結果、655億9千1百万円(前年同期比+16.3%)となりました。

スポット収入は、前年同期に低迷した東京地区の広告出稿量が反動増となったことなどから大幅な増収となりました。業種別では、「外食・各種サービス」「情報・通信」「飲料・嗜好品」など多くの業種で増収となりました。以上の結果、スポット収入は689億3千8百万円(同+25.3%)となりました。

また、BS・CS収入は192億3千5百万円(同+4.7%)、番組販売収入は99億4千8百万円(同+1.5%)、その他収入は161億7千4百万円(同+7.6%)となりました。

以上により、テレビ放送事業の売上高は1,798億8千7百万円(同+16.4%)、営業費用は1,655億2千3百万円(同+11.9%)となりました結果、営業利益は143億6千3百万円(同+116.4%)となりました。

 

②音楽出版事業

前年同期は新型コロナウイルス感染症の影響により、所属アーティストのコンサートツアーを含む音楽イベントの開催を見送ったものの、当期は会場の人数制限のもと「平井大」「湘南乃風」及び「ソナーポケット」が全国ツアーを実施したことなどにより、音楽出版事業の売上高は57億2千9百万円(前年同期比+22.9%)、営業費用は50億8千9百万円(同+21.2%)となりました結果、営業利益は6億4千万円(同+38.2%)となりました。

 

③その他事業

通販番組「じゅん散歩」が引き続き好調な視聴率を維持していることに加え、通販特番「坂上くんが試してみた!!」や「今田耕司★ヒットの世界」が好評を博したこと及び2020年11月に連結子会社化した株式会社イッティの業績取り込みなどにより、ショッピング事業が増収となりました。また、前年同期における大型イベントの中止・延期の反動増によりイベント事業が増収となりました。一方で、前年同期に公開したドラえもん50周年記念作品「STAND BY ME ドラえもん2」の反動減などにより、出資映画事業は減収となりました。

以上により、その他事業の売上高は464億3千2百万円(前年同期比+13.4%)、営業費用は451億1千6百万円(同+15.7%)となりました結果、営業利益は13億1千5百万円(同△32.7%)となりました。

 

  報告セグメントごとの経営成績の状況は、次のとおりであります。

                (単位:百万円、%表示は対前年同期増減率)

 

売上高

前第3四半期

連結累計期間

当第3四半期

連結累計期間

テレビ放送事業

154,609

179,887

16.4%

音楽出版事業

4,661

5,729

22.9%

その他事業

40,933

46,432

13.4%

調整額

△9,577

△9,826

合計

190,627

222,223

16.6%

 

 

                (単位:百万円、%表示は対前年同期増減率)

 

セグメント利益

前第3四半期

連結累計期間

当第3四半期

連結累計期間

テレビ放送事業

6,638

14,363

116.4%

音楽出版事業

463

640

38.2%

その他事業

1,954

1,315

△32.7%

調整額

0

33

合計

9,056

16,353

80.6%

 

 

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、次のとおりであります。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末比240億1百万円増の4,977億4千万円となりました。これは、現金及び預金が163億9千7百万円減少したものの、有価証券が260億3百万円、投資有価証券が142億3百万円増加したことなどによります。

負債合計は、前連結会計年度末比45億5百万円増の1,021億3千9百万円となりました。これは、繰延税金負債などの増加により固定負債の「その他」が39億6百万円、支払手形及び買掛金が14億2千2百万円増加したことなどによります。また、純資産合計は、前連結会計年度末比194億9千6百万円増の3,956億1百万円となりました。この結果、自己資本比率は79.2%となりました。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は84百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、該当事項はありません。