【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

ソフトバンク㈱(以下「当社」)は、日本国に所在する株式会社であり、登記している本社の住所は、東京都港区海岸一丁目7番1号です。本要約四半期連結財務諸表は当社および子会社(以下「当社グループ」)より構成されています。当社の親会社はソフトバンクグループジャパン㈱です。また、当社の最終的な親会社はソフトバンクグループ㈱です。

 

当社グループは、コンシューマ事業、法人事業、流通事業およびヤフー・LINE事業を基軸として、情報産業において様々な事業に取り組んでいます。詳細は、「注記6.セグメント情報 (1) 報告セグメントの概要」をご参照ください。

 

2.要約四半期連結財務諸表作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨に関する事項

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同規則第93条の規定により、国際会計基準審議会(IASB)が公表した国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。なお、要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報を含んでいないため、2022年3月31日に終了した1年間の監査済み連結財務諸表と併せて使用されるべきものです。

 

(2) 測定の基礎

要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定している金融商品などを除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 表示通貨および単位

要約四半期連結財務諸表の表示通貨は、当社が営業活動を行う主要な経済環境における通貨(機能通貨)である日本円であり、百万円未満を四捨五入して表示しています。

 

3.重要な会計方針

本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、2022年3月31日に終了した1年間の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。なお、2022年6月30日に終了した3カ月間における法人所得税は、年間の見積実効税率に基づいて算定しています。

 

4.重要な判断および見積り

IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定の設定を行っています。

見積りおよび仮定は、過去の経験および利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因を勘案した経営者の最善の判断に基づいています。

しかし、その性質上、将来において、これらの見積りおよび仮定とは異なる結果となる可能性があります。

見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した連結会計期間と将来の連結会計期間において認識しています。

当社の要約四半期連結財務諸表で認識した金額に重要な影響を与える判断、見積りおよび仮定は、2022年3月31日に終了した1年間と同様です。

また、新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時期等を含む仮定について重要な変更はありません。

 

 

5.企業結合

2021年6月30日に終了した3カ月間

LINE㈱の取得およびLINEグループとZホールディングス㈱の経営統合

(暫定的な金額の修正)

当社は、2021年2月28日に支配を獲得したLINE㈱(注1)について、2021年6月30日に終了した3カ月間において暫定的な会計処理を行っていましたが、2021年9月30日に終了した3カ月間において、取得対価の配分を完了したことから、2021年3月31日に終了した1年間の連結財務諸表を遡及修正しています。

当該遡及修正による2021年3月31日の連結財政状態計算書における取得資産および引受負債への主な影響額は、有形固定資産の減少2,762百万円、識別可能な無形資産を含む無形資産の減少14,092百万円、繰延税金負債の減少5,352百万円、非支配持分の減少5,861百万円、のれんの増加5,861百万円です。

 

(1) 取得対価およびその内訳

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

支配獲得日

(2021年2月28日)

 

支配獲得時に既に保有していたLINE㈱の普通株式の公正価値

 

172,922

 

支配獲得時に譲渡した汐留Zホールディングス合同会社の普通株式の公正価値

 

689,150

 

取得対価の合計

A

862,072

 

 

(2) 支配獲得日における資産・負債の公正価値、非支配持分およびのれん

 

 

(単位:百万円)

 

 

支配獲得日

(2021年2月28日)

現金及び現金同等物

 

312,791

営業債権及びその他の債権

 

67,553

その他(流動資産)

 

46,687

有形固定資産

 

21,905

使用権資産

 

62,940

無形資産(注2)

 

395,947

持分法で会計処理されている投資

 

167,873

その他(非流動資産)

 

104,809

資産合計

 

1,180,505

 

 

 

有利子負債(流動および非流動)

 

244,248

営業債務及びその他の債務

 

233,671

その他(流動負債)

 

49,169

繰延税金負債

 

150,504

その他(非流動負債)

 

20,745

負債合計

 

698,337

 

 

 

純資産

B

482,168

 

 

 

 

 

 

非支配持分(注3)

C

250,760

のれん(注4)

A-(B-C)

630,664

 

 

 

 

 

 

(注1) 汐留Zホールディングス合同会社との吸収合併における存続会社であるLINE㈱を指します。
なお、被取得企業であるLINE㈱は、2021年2月28日に会社分割によりその全事業をLINE分割準備㈱(現LINE㈱)に承継し、商号をAホールディングス㈱に変更しています。

(注2) 識別可能な無形資産394,413百万円が含まれており、内訳は以下の通りです。なお、顧客基盤の見積耐用年数は12年~18年、技術資産の見積耐用年数は8年です。商標権は、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。

また、企業結合により識別した無形資産は、見積将来キャッシュ・フロー、割引率、既存顧客の逓減率、対象商標権から生み出される将来売上収益、ロイヤルティレート等の仮定に基づいて測定しています。

 

 

(単位:百万円)

 

 

支配獲得日

(2021年2月28日)

 

耐用年数を確定できない無形資産

 

 

商標権

160,116

 

耐用年数を確定できる無形資産

 

 

顧客基盤

232,019

 

技術資産

2,278

 

合計

394,413

 

 

(注3) 非支配持分は、支配獲得日における被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配持分割合で測定しています。

(注4) のれんは、今後の事業展開や当社グループと被取得企業とのシナジーにより期待される将来の超過収益力を反映したものです。

 

2022年6月30日に終了した3カ月間

重要な企業結合はありません。

 

 

6.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会(最高経営意思決定機関)が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となる事業セグメントの区分に従っています。そしてこれらの事業セグメントのうち、「コンシューマ」、「法人」、「流通」および「ヤフー・LINE」を報告セグメントとしています。当社グループには、事業セグメントを集約した報告セグメントはありません。

「コンシューマ」においては、個人のお客さまを対象に、モバイルサービスやブロードバンドサービスおよび電力サービスの提供を行っています。モバイルサービスについては、「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEMO」および「LINEモバイル」ブランドのモバイルサービスの提供、携帯・タブレット等の携帯端末の販売を行っています。ブロードバンドサービスについては、「SoftBank 光」を始めとするインターネットサービスの提供と、関連する宅内機器の販売・レンタルを行っています。また、電力サービスについては、「おうちでんき」を始めとする電力の売買・供給および売買の仲介サービスを行っています。

「法人」においては、法人のお客さまを対象に、モバイルサービス、音声・固定電話サービス、データ伝送・専用サービス、通信事業者および一般事業者向けの電気通信コンサルティング・工事、電気通信設備の賃貸・保守、ハウジング、データセンター事業、通信機器の販売・レンタル等の多岐にわたる事業を展開しています。

「流通」においては、主に法人顧客向けのICT、クラウド、IoTソリューション等に対応したハードウエア、ソフトウエア、サービスなどの商材、個人顧客向けのモバイルアクセサリー、PCソフトウエア、IoTプロダクト等の商材を提供しています。

「ヤフー・LINE」においては、広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供を行う「メディア事業」、中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供を行う「コマース事業」および決済金融関連サービスの提供を行う「戦略事業」を行っています。

上記の報告セグメントに含まれない情報は、「その他」に集約されています。主なものとして、SBペイメントサービス㈱やPayPay証券㈱等の子会社が含まれています。

また「調整額」には、セグメント間取引の消去、各報告セグメントに配分していない費用が含まれています。

 

 

(2) 報告セグメントの売上高、利益およびその他の情報

報告セグメントの利益は、「営業利益」です。セグメント間の取引価格は、第三者間取引価格または総原価を勘案し、価格交渉の上決定しています。

なお、金融収益および金融費用、持分法による投資損益などの営業損益に帰属しない損益は報告セグメントごとに管理していないため、これらの収益または費用はセグメントの業績から除外しています。また、資産および負債は報告セグメントに配分しておらず、取締役会においてモニタリングしていません。

 

2021年6月30日に終了した3カ月間

 

報告セグメント

 

 

 

(単位:百万円)

 

コンシューマ

 

法人

 

流通

 

ヤフー
LINE

 

合計

 

その他

 

調整額

 

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

691,632

 

168,923

 

104,137

 

367,235

 

1,331,927

 

24,647

 

 

1,356,574

セグメント間の内部
売上高または振替高

1,539

 

2,587

 

12,950

 

6,117

 

23,193

 

11,614

 

34,807

 

合計

693,171

 

171,510

 

117,087

 

373,352

 

1,355,120

 

36,261

 

34,807

 

1,356,574

セグメント利益

184,513

 

38,516

 

6,136

 

51,385

 

280,550

 

2,303

 

246

 

283,099

減価償却費及び
償却費(注)

105,647

 

40,020

 

919

 

34,109

 

180,695

 

2,065

 

 

182,760

 

 

2022年6月30日に終了した3カ月間

 

報告セグメント

 

 

 

(単位:百万円)

 

コンシューマ

 

法人

 

流通

 

ヤフー
LINE

 

合計

 

その他

 

調整額

 

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

664,201

 

173,529

 

112,047

 

384,431

 

1,334,208

 

27,791

 

 

1,361,999

セグメント間の内部
売上高または振替高

3,214

 

3,038

 

18,184

 

6,134

 

30,570

 

13,240

 

43,810

 

合計

667,415

 

176,567

 

130,231

 

390,565

 

1,364,778

 

41,031

 

43,810

 

1,361,999

セグメント利益

154,885

 

36,533

 

5,534

 

49,721

 

246,673

 

1,739

 

1,301

 

247,111

減価償却費及び
償却費(注)

105,744

 

38,216

 

972

 

34,403

 

179,335

 

2,334

 

488

 

181,181

 

 

(注) 「減価償却費及び償却費」は、要約四半期連結財政状態計算書上「その他の非流動資産」として表示している長期前払費用の償却額を含みます。

 

セグメント利益から税引前利益への調整表は以下の通りです。

 

(単位:百万円)

 

2021年6月30日
終了した3カ月間

 

2022年6月30日
終了した3カ月間

セグメント利益

283,099

 

247,111

持分法による投資損益

△9,000

 

△9,114

金融収益

11,368

 

4,285

金融費用

△16,510

 

△21,004

持分法による投資の売却損益

3,505

 

591

税引前利益

272,462

 

221,869

 

 

 

 

 

 

 

7.有利子負債

有利子負債の内訳は、以下の通りです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2022年3月31日

 

2022年6月30日

流動

 

 

 

短期借入金

528,630

 

598,397

コマーシャル・ペーパー

270,401

 

382,001

1年内返済予定の長期借入金

916,790

 

930,965

1年内返済予定のリース負債

225,719

 

217,002

1年内償還予定の社債

94,985

 

174,930

1年内支払予定の割賦購入による未払金

54

 

47

合計

2,036,579

 

2,303,342

 

 

 

 

非流動

 

 

 

長期借入金

2,446,389

 

2,470,966

リース負債

538,241

 

548,008

社債

978,244

 

898,415

割賦購入による未払金

72

 

61

合計

3,962,946

 

3,917,450

 

 

 

 

 

 

 

8.金融商品

(1) 金融商品の分類

金融商品(現金及び現金同等物を除く)の分類別内訳は、以下の通りです。

 

2022年3月31日

 

(単位:百万円)

 

FVTPLの

金融資産

 

FVTOCIの

負債性金融資産

 

FVTOCIの
資本性金融資産

 

償却原価で測定

する金融資産

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債権及びその他の債権

 

 

 

2,128,934

 

2,128,934

その他の金融資産

12,703

 

76,700

 

 

104,628

 

194,031

非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投資有価証券

148,454

 

 

320,706

 

60

 

469,220

銀行事業の有価証券

12,107

 

275,663

 

 

21,455

 

309,225

その他の金融資産

1

 

 

 

1,236,239

 

1,236,240

合計

173,265

 

352,363

 

320,706

 

3,491,316

 

4,337,650

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FVTPLの
金融負債

 

ヘッジ指定したデリバティブ

 

償却原価で測定する金融負債

 

合計

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

 

 

 

有利子負債

 

 

2,036,579

 

2,036,579

営業債務及びその他の債務

 

 

1,462,619

 

1,462,619

銀行事業の預金

 

 

1,406,205

 

1,406,205

その他の金融負債

3,077

 

 

363

 

3,440

非流動負債

 

 

 

 

 

 

 

有利子負債

 

 

3,962,946

 

3,962,946

その他の金融負債

 

3,331

 

26,459

 

29,790

合計

3,077

 

3,331

 

8,895,171

 

8,901,579

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年6月30日

 

(単位:百万円)

 

FVTPLの

金融資産

 

FVTOCIの
負債性金融資産

 

FVTOCIの
資本性金融資産

 

償却原価で測定

する金融資産

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債権及びその他の債権

 

 

 

2,046,827

 

2,046,827

その他の金融資産

8,415

 

72,211

 

 

112,320

 

192,946

非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投資有価証券

156,604

 

 

315,889

 

60

 

472,553

銀行事業の有価証券

8,026

 

261,755

 

 

21,239

 

291,020

その他の金融資産

1

 

 

 

1,250,293

 

1,250,294

合計

173,046

 

333,966

 

315,889

 

3,430,739

 

4,253,640

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FVTPLの
金融負債

 

ヘッジ指定した
デリバティブ

 

償却原価で測定する金融負債

 

合計

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

 

 

 

有利子負債

 

 

2,303,342

 

2,303,342

営業債務及びその他の債務

 

 

1,306,155

 

1,306,155

銀行事業の預金

 

 

1,485,646

 

1,485,646

その他の金融負債

2,795

 

 

1

 

2,796

非流動負債

 

 

 

 

 

 

 

有利子負債

 

 

3,917,450

 

3,917,450

その他の金融負債

 

1,927

 

23,918

 

25,845

合計

2,795

 

1,927

 

9,036,512

 

9,041,234

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類

当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に用いたインプットの観察可能性および重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しています。

当該分類において、公正価値のヒエラルキーは、以下のように定義しています。

レベル1:同一の資産または負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接または間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

公正価値測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しています。

なお、2022年3月31日に終了した1年間および2022年6月30日に終了した3カ月間において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。

経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類は、以下の通りです。

 

2022年3月31日

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

株式

42,489

 

 

314,742

 

357,231

債券

9,497

 

219,415

 

1,039

 

229,951

信託受益権

 

 

126,428

 

126,428

デリバティブ金融資産

5,941

 

3,487

 

 

9,428

その他

4,593

 

9,232

 

109,471

 

123,296

合計

62,520

 

232,134

 

551,680

 

846,334

 

 

 

 

 

 

 

 

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

1,647

 

4,761

 

 

6,408

合計

1,647

 

4,761

 

 

6,408

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年6月30日

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

株式

41,768

 

 

317,714

 

359,482

債券

6,266

 

211,094

 

100

 

217,460

信託受益権

 

 

118,515

 

118,515

デリバティブ金融資産

808

 

4,298

 

 

5,106

その他

5,916

 

5,914

 

110,508

 

122,338

合計

54,758

 

221,306

 

546,837

 

822,901

 

 

 

 

 

 

 

 

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

1,086

 

3,636

 

 

4,722

合計

1,086

 

3,636

 

 

4,722

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値の主な測定方法は、以下の通りです。

 

a.株式

活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できる場合の公正価値は、当該相場価格を使用して測定し、レベル1に分類しています。活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できない場合の公正価値は、類似企業比較法、取引事例法および割引キャッシュ・フロー法などの適切な評価技法を使用して測定しています。測定に使用する相場価格や割引率などのインプットのうち、すべての重要なインプットが観察可能である場合はレベル2に分類し、重要な観察可能でないインプットを含む場合はレベル3に分類しています。レベル3に分類した金融資産の公正価値を算定するための重要な観察可能でないインプットとして、類似企業の売上総利益倍率や資本コスト、永久成長率を使用しています。

 

b.債券および信託受益権

活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できる場合の公正価値は、当該相場価格を使用して測定し、レベル1に分類しています。活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できない場合の公正価値は、主に売買参考統計値、ブローカーによる提示相場等、利用可能な情報に基づく取引価格を使用して測定しているほか、リスクフリーレートや信用スプレッドを加味した割引率のインプットを用いて、割引キャッシュ・フロー法で測定しており、インプットの観察可能性および重要性に応じてレベル2またはレベル3に分類しています。

 

c.デリバティブ金融資産およびデリバティブ金融負債

活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できる場合の公正価値は、当該相場価格を使用して測定し、レベル1に分類しています。活発な市場における同一銘柄の相場価格が入手できない場合の公正価値は、類似契約の相場価格または契約を締結している金融機関から提示された価格に基づいて算定しており、レベル2に分類しています。

 

(3) レベル3に分類した金融商品の公正価値測定

a. 公正価値の評価技法及びインプット

株式

主に割引キャッシュ・フロー法や取引事例法等の評価技法で公正価値を算定しています。割引キャッシュ・フロー法の重要な観察可能でないインプットは主に資本コストと、継続価値算定のための類似会社の売上総利益倍率です。2022年3月31日および2022年6月30日の公正価値の測定に用いた資本コストは35.0%、売上総利益倍率は7.5倍です。

 

b. 感応度分析

重要な観察可能でないインプットのうち、資本コストが上昇(低下)した場合は、株式の公正価値が減少(増加)します。一方、売上総利益倍率が上昇(低下)した場合は、株式の公正価値は増加(減少)します。

レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれていません。

 

c.評価プロセス

当社グループの財務および経理部門の担当者は、社内規程に基づいて、公正価値測定の対象となる金融商品の性質、特徴およびリスクを最も適切に反映できる評価技法およびインプットを用いて公正価値を測定しています。また、測定に高度な知識および経験を必要とする金融商品で、その金融商品が金額的に重要である場合には、公正価値測定に外部の評価専門家を利用しています。各四半期末日において実施した金融商品の公正価値の測定結果は外部専門家の評価結果を含めて、財務経理部門の責任者が公正価値の増減分析結果などのレビューと承認を行っています。

 

 

d.レベル3に分類した金融商品の調整表

レベル3に分類した金融商品の調整表は、以下の通りです。

 

2021年6月30日に終了した3カ月間

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

株式

 

債券

 

信託受益権

 

その他

2021年4月1日

229,082

 

1,648

 

148,126

 

49,676

利得または損失

 

 

 

 

 

 

 

純損益(注1)

3,299

 

 

 

6,140

その他の包括利益(注2)

232

 

0

 

29

 

679

購入(注3)

24,398

 

 

5,600

 

3,974

売却

△220

 

△170

 

△9,278

 

△205

連結範囲の異動による変動

△4,227

 

 

 

上場によるレベル1への振替

△2,575

 

 

 

その他(注3)

△4,452

 

 

 

△7,566

2021年6月30日

245,537

 

1,478

 

144,477

 

52,698

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(注1) 純損益に認識した利得または損失は、要約四半期連結損益計算書の「金融収益」および「金融費用」に含めています。

(注2) その他の包括利益に認識した利得または損失のうち税効果考慮後の金額は、要約四半期連結包括利益計算書の「FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動」、「FVTOCIの負債性金融資産の公正価値の変動」および「在外営業活動体の為替換算差額」に含めています。

(注3) 当社グループは、PayPay㈱の優先株式を取得しており、上表の「購入」には取得金額21,000百万円が含まれています。また、「その他」には優先株式に配分した超過損失額5,800百万円が含まれています。

 

2022年6月30日に終了した3カ月間

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

株式

 

債券

 

信託受益権

 

その他

2022年4月1日

314,742

 

1,039

 

126,428

 

109,471

利得または損失

 

 

 

 

 

 

 

純損益(注1)

794

 

 

 

△3,171

その他の包括利益(注2)

8,452

 

0

 

208

 

3,890

購入

4,969

 

 

 

830

売却

△184

 

△939

 

△8,121

 

連結範囲の異動による変動

△8,066

 

 

 

上場によるレベル1への振替

△648

 

 

 

その他(注3)

△2,345

 

 

 

△512

2022年6月30日

317,714

 

100

 

118,515

 

110,508

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(注1) 純損益に認識した利得または損失は、要約四半期連結損益計算書の「金融収益」および「金融費用」に含めています。

(注2) その他の包括利益に認識した利得または損失のうち税効果考慮後の金額は、要約四半期連結包括利益計算書の「FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動」、「FVTOCIの負債性金融資産の公正価値の変動」および「在外営業活動体の為替換算差額」に含めています。

(注3) 上表の「その他」にはPayPay㈱の優先株式に配分した超過損失額3,184百万円が含まれています。

 

(4) 金融商品の帳簿価額および公正価値

経常的に公正価値で測定しない金融負債の帳簿価額および公正価値は、以下の通りです。

 

2022年3月31日

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

帳簿価額

 

公正価値

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

有利子負債(非流動)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期借入金

2,446,389

 

 

1,497,714

 

973,979

 

2,471,693

 

 

2022年6月30日

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

帳簿価額

 

公正価値

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

有利子負債(非流動)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期借入金

2,470,966

 

 

1,497,919

 

996,652

 

2,494,571

 

 

帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品は、上表には含めていません。また、経常的に公正価値で測定する金融商品についても、公正価値は帳簿価額と一致することから、上表には含めていません。

 

 

9.資本

自己株式の増減の内訳は、以下の通りです。

 

 

 

(単位:千株)

 

2021年6月30日

終了した3カ月間

 

2022年6月30日

終了した3カ月間

期首残高

100,660

 

79,843

期中増加

 

期中減少 (注)

△8,561

 

△8,738

期末残高

92,099

 

71,105

 

(注) 2021年6月30日に終了した3カ月間において、新株予約権行使により自己株式が8,561千株減少しました。この結果、「自己株式」11,414百万円の減少とともに、自己株式処分差損5,385百万円を「資本剰余金」の減少として認識しており、同額を「利益剰余金」から振替えています。

   また、2022年6月30日に終了した3カ月間において、新株予約権行使により自己株式が8,738千株減少しました。この結果、「自己株式」11,651百万円の減少とともに、自己株式処分差損5,502百万円を「資本剰余金」の減少として認識しており、同額を「利益剰余金」から振替えています。

 

10.配当金

配当金支払額は、以下の通りです。

 

2021年6月30日に終了した3カ月間

決議

 

株式の種類

 

1株当たり配当額(円)

 

配当金の総額
(百万円)

 

基準日

 

効力発生日

2021年5月21日

取締役会

 

普通株式

 

43.00

 

201,519

 

2021年3月31日

 

2021年6月8日

 

 

2022年6月30日に終了した3カ月間

決議

 

株式の種類

 

1株当たり配当額(円)

 

配当金の総額
(百万円)

 

基準日

 

効力発生日

2022年5月20日

取締役会

 

普通株式

 

43.00

 

202,414

 

2022年3月31日

 

2022年6月9日

 

 

 

11.売上高

売上高の内訳は、以下の通りです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2021年6月30日
終了した3カ月間

 

2022年6月30日
終了した3カ月間

コンシューマ事業

 

 

 

サービス売上

 

 

 

モバイル

406,581

 

387,234

ブロードバンド

101,559

 

99,810

でんき

24,787

 

56,642

物販等売上

158,705

 

120,515

小計

691,632

 

664,201

法人事業

 

 

 

モバイル(注3)

76,303

 

76,083

固定

45,891

 

45,472

ソリューション等(注3)

46,729

 

51,974

小計

168,923

 

173,529

流通事業

104,137

 

112,047

ヤフー・LINE事業

 

 

 

メディア(注4)

146,747

 

150,706

コマース

191,760

 

201,725

戦略(注4)

25,885

 

28,716

その他(注4)

2,843

 

3,284

小計

367,235

 

384,431

その他

24,647

 

27,791

合計

1,356,574

 

1,361,999

 

 

 

 

 

(注1) 売上高の内訳は、外部顧客への売上高を表示しています。

(注2) 売上高の内訳には、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」以外のその他の源泉(主に法人事業のリース取引)から生じる売上高が含まれており、2021年6月30日に終了した3カ月間は36,123百万円、2022年6月30日に終了した3カ月間は32,715百万円です。

(注3) 法人事業のモバイルおよびソリューション等には、サービス売上および物販等売上が含まれています。2021年6月30日に終了した3カ月間のサービス売上は97,028百万円、物販等売上は26,004百万円、2022年6月30日に終了した3カ月間のサービス売上は100,483百万円、物販等売上は27,574百万円です。

(注4) 2022年4月1日より、「ヤフー・LINE事業」の管理区分を見直し、一部のサービスについて管理区分間で移管しました。これに伴い、2021年6月30日に終了した3カ月間における「ヤフー・LINE事業」の売上高のうち、「メディア」、「戦略」および「その他」の内訳を修正再表示しています。

 

 

12.1株当たり利益

基本的1株当たり純利益および希薄化後1株当たり純利益は、以下の通りです。

(1) 基本的1株当たり純利益

 

 

2021年6月30日
終了した3カ月間

 

2022年6月30日
終了した3カ月間

基本的1株当たり純利益の算定に用いる純利益
(百万円)

 

 

 

親会社の所有者に帰属する純利益

150,964

 

128,542

 

 

 

 

 

 

 

 

発行済普通株式の加重平均株式数(千株)

4,690,641

 

4,711,466

 

 

 

 

基本的1株当たり純利益(円)

32.18

 

27.28

 

 

 

 

 

 

(2) 希薄化後1株当たり純利益

 

 

2021年6月30日
終了した3カ月間

 

2022年6月30日
終了した3カ月間

希薄化後1株当たり純利益の算定に用いる純利益
(百万円)

 

 

 

親会社の所有者に帰属する純利益

150,964

 

128,542

子会社および関連会社の潜在株式に係る
利益調整額

△1,726

 

△393

合計

149,238

 

128,149

 

 

 

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり純利益の算定に用いる普通株式の加重平均株式数(千株)

 

 

 

発行済普通株式の加重平均株式数

4,690,641

 

4,711,466

新株予約権による普通株式増加数

48,521

 

44,153

合計

4,739,162

 

4,755,619

 

 

 

 

希薄化後1株当たり純利益(円)

31.49

 

26.95

 

 

 

 

 

 

 

13.その他の営業収益

その他の営業収益の内訳は以下の通りです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2021年6月30日

終了した3カ月間

 

2022年6月30日

終了した3カ月間

子会社の支配喪失に伴う利益

-

 

1,813

その他

2,331

 

2,682

合計

2,331

 

4,495

 

 

 

 

 

 

14.要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報

重要な非資金取引

重要な非資金取引(現金及び現金同等物を使用しない投資および財務取引)は、以下の通りです。

 

リース取引

2021年6月30日に終了した3カ月間に行われたリース取引に伴う使用権資産の増加49,718百万円(リース開始日以前に支払ったリース料および当初直接コストを除く)は非資金取引に該当します。

2022年6月30日に終了した3カ月間に行われたリース取引に伴う使用権資産の増加77,691百万円(リース開始日以前に支払ったリース料および当初直接コストを除く)は非資金取引に該当します。

 

 

15.関連当事者

2021年6月30日に終了した3カ月間

当社グループと関連当事者との取引は、以下の通りです。

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

2021年6月30日
終了した3カ月間

 

2021年6月30日

会社等の名称または氏名

 

関連当事者
との関係

 

取引の内容

 

取引金額

 

期末残高

宮川 潤一

 

当社取締役

 

資金の貸付

(注1)(注2)(注3)(注4)

 

20,000

 

20,000

 

 

貸付金利息の受取

 

47

 

47

今井 康之

 

当社取締役

 

資金の貸付

(注1)(注2)(注3)

 

430

 

430

 

 

貸付金利息の受取

 

1

 

1

 

取引条件および取引条件の決定方針等

(注1) 貸付利率は市場金利および借入期間に類似する当社での実績借入利率を勘案して合理的に算定した固定金利1.1%、返済条件は2026年3月31日を弁済期日とする満期一括返済で、合意による2031年3月31日までの5年間の期間延長および借入人の選択による期限前弁済が可能です。また、借入人は本貸付金残高を上限として資金を当社へ預託することが可能で、預託した場合の利率は貸付利息と同一です。

(注2) 本取引については、借入人の以下の資産が担保として設定されています。

・本貸付金により購入したソフトバンク㈱の株式

(注3) 弁済期日前に担保の公正価値が貸付金残高の一定割合を下回った場合には、当社は借入人に対し追加担保資産の差し入れを要求することができます。

また、上記に該当する場合、当社は一定の範囲で借入人の将来の当社グループの報酬等の一部を留保し、貸付金の弁済に充てる権利(以下「追加的権利」)を有しています。

(注4) 弁済期限到来金額のうち担保実行および追加的権利を行使した後の不足額の全額について、取締役である孫 正義による保証が付与されています。

 

2022年6月30日に終了した3カ月間

当社グループと関連当事者との取引は、以下の通りです。

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

2022年6月30日
終了した3カ月間

 

2022年6月30日

会社等の名称または氏名

 

関連当事者
との関係

 

取引の内容

 

取引金額

 

期末残高

宮川 潤一

 

当社取締役

 

貸付金の回収

(注1)(注2)(注3)(注4)

 

39

 

19,961

 

 

貸付金利息の受取

 

55

 

55

 

 

預託金の相殺(注1)

 

39

 

-

 

 

預託金利息の支払

 

0

 

0

今井 康之

 

当社取締役

 

資金の貸付

(注1)(注2)(注3)

 

-

 

430

 

 

貸付金利息の受取

 

1

 

1

藤原 和彦

 

当社取締役

 

資金の貸付

(注1)(注2)(注3)

 

-

 

320

 

 

貸付金利息の受取

 

1

 

1

 

 

預託金の返金

 

320

 

-

 

 

預託金利息の支払

 

0

 

0

 

取引条件および取引条件の決定方針等

(注1) 貸付利率は市場金利および借入期間に類似する当社での実績借入利率を勘案して合理的に算定した固定金利1.1%、返済条件は2026年3月31日を弁済期日とする満期一括返済で、合意による2031年3月31日までの5年間の期間延長および借入人の選択による期限前弁済が可能です。また、借入人は本貸付金残高を上限として資金を当社へ預託することが可能で、預託した場合の利率は貸付利率と同一です。貸付金の回収は預託金との相殺によるものです。

(注2) 本取引については、借入人の以下の資産が担保として設定されています。

・本貸付金により購入したソフトバンク㈱の株式

(注3) 弁済期日前に担保の公正価値が貸付金残高の一定割合を下回った場合には、当社は借入人に対し追加担保資産の差し入れを要求することができます。

また、上記に該当する場合、当社は一定の範囲で借入人の将来の当社グループの報酬等の一部を留保し、貸付金の弁済に充てる権利(以下「追加的権利」)を有しています。

(注4) 弁済期限到来金額のうち担保実行および追加的権利を行使した後の不足額の全額について、取締役である孫 正義による保証が付与されています。

 

16.重要な後発事象

当社子会社の株式交付によるPayPay株式会社の連結子会社化

当社は、2022年7月22日開催の取締役会において、Zホールディングス株式会社(以下「Zホールディングス」)との間で、PayPay株式会社(以下「PayPay」)を当社およびZホールディングスの連結子会社とするための一連の取引(以下「本取引」)に関して取引契約書(以下「本件取引契約」)を締結することを決議し、2022年7月27日に本件取引契約を締結しました。

本件取引契約に基づき、当社の子会社であるZホールディングスの完全子会社であるZホールディングス中間株式会社(以下「Z中間」)により設立予定であるBホールディングス株式会社(以下「本中間持株会社」、「Bホールディングス」)が、本中間持株会社を株式交付親会社とし、PayPayを株式交付子会社とする株式交付(以下「本株式交付」)を実施することにより、PayPayが当社の子会社となる予定です。

 

(1) 本取引の目的

ソフトバンクは「Beyond Carrier」戦略の下、通信キャリアとしての枠を超え、最先端テクノロジーを活用したビジネスの展開による成長を目指しています。2018年の上場以降、Zホールディングス(旧ヤフー株式会社)の子会社化やZホールディングスとLINE株式会社(以下「現Aホールディングス株式会社」)の経営統合を経て、モバイルだけでなく、Eコマース、メディア、コミュニケーション、キャッシュレス決済サービスなどの領域において、日本最大規模の顧客基盤を有する企業グループとなりました。

特に、キャッシュレス決済サービス「PayPay」はサービス開始から3年9ヶ月で累計登録者数4,865万人、コード決済国内市場シェア67%(注1)と、社会インフラとして急速な成長を遂げています。このたび、当社グループの企業価値を最大化するために、以下の理由からPayPayの親会社となる本中間持株会社であるBホールディングスを当社とZホールディングスが共同経営することが最も適切であると考え、本取引を実行する判断に至りました。

(注1) コード決済市場の店舗利用総額に占めるPayPay決済取扱高の割合。一般社団法人キャッシュレス推進協議会「コード決済利用動向調査 2022年6月5日公表」をもとに当社が算出しました。

 

 

(2) 本取引の概要

a.本取引の概要

本取引は、以下の各取引から構成されます(詳細は、後述の<本取引のスキーム図>をご参照ください。)。

 

① Z中間が本中間持株会社を設立した上で、当社は、Z中間と当社の本中間持株会社に対する出資割合が50:50となるよう、本中間持株会社に対して出資(以下「本出資」)を行う。

② 現物配当の方法により、(i)Zホールディングスの子会社であるヤフー株式会社(以下「ヤフー」)が保有するPayPayの普通株式およびA種優先株式の全てをZ中間に移管し、(ii)その普通株式のうち163,196株をZホールディングスに移管する(以下、(i)および(ii)の現物配当を総称して「本現物配当」)。

③ 本出資および本現物配当の効力発生後、当社およびZ中間は、それぞれ、自らが保有するPayPayのA種優先株式に係る取得請求権(注2)を行使し、本株式交付の効力発生日(但し、本株式交付の効力発生より前とする。)付で、当該A種優先株式の全てをPayPayの普通株式に転換する(以下「本種類変更」)。

④ 本中間持株会社は、本株式交付を実施し、当社およびZ中間は、本株式交付に際して、それぞれ自らが本種類変更後に保有するPayPayの普通株式796,804株を本株式交付の効力発生日に本中間持株会社に給付する。本中間持株会社は、株式交付計画に基づいて、当社およびZ中間に対して、PayPayの普通株式1株に対して本中間持株会社のA種種類株式1株を割当て交付する。

(注2) 当該取得請求権が行使されることにより、PayPayは、A種優先株主が取得の請求をしたA種優先株式を取得するのと引換えに、A種優先株式1株につき普通株式1株を当該A種優先株主に対して交付することになります。

 

本取引の日程(注3)

2022年7月27日

本件取引契約の締結

2022年9月30日までに

本中間持株会社の設立(予定)

2022年9月30日までに

本現物配当の効力発生(予定)

2022年10月1日

本出資の払込(予定)

2022年10月1日

 

本種類変更、本株式交付の効力発生(本取引の完了)

(いずれも予定)

 

(注3) 上記日程は、本取引の手続進行上の必要性その他の事由により変更されることがあります。

 

(3) 本株式交付に係る要旨

a.本株式交付の方式

本中間持株会社を株式交付親会社、PayPayを株式交付子会社とする株式交付です。また、本中間持株会社は、本株式交付に係る株式交付子会社の株式の譲渡の申込期日である2022年9月30日までに、当社およびZ中間との間で、本種類変更後のPayPayの発行済普通株式1,756,804株のうちそれぞれが保有する796,804株ずつ(計1,593,608株)について、本中間持株会社が本株式交付に際して譲り受ける株式交付子会社の株式の総数として譲渡を受ける旨の総数譲渡契約を締結することを予定しています。

 

本株式交付に係る割当ての内容

本中間持株会社は、PayPayの普通株式1株に対して、本中間持株会社のA種種類株式1株を割当て交付します。本株式交付に際して、PayPayのA種優先株式に対しては対価を交付しません。また、本中間持株会社が譲り受けるPayPayの普通株式の下限は1,593,608株、A種優先株式の下限は0株とします。

 

 

(4) 本株式交付に係る割当ての内容の算定の考え方

本中間持株会社は、PayPayの普通株式1株に対して、本中間持株会社のA種種類株式1株を割当て交付します。当該割当てを受けるのは、株式交付親会社である本中間持株会社の普通株式を同数保有する当社およびZ中間のみであり、かつ、上記「(3)a.本株式交付の方式」の通り、当社およびZ中間は本株式交付に際してそれぞれが本種類変更後に保有するPayPayの普通株式796,804株ずつを本中間持株会社に対して給付するものであるため、当社およびZ中間の親会社であるZホールディングスが協議の上、2022年10月1日時点におけるPayPayおよび本中間持株会社の各発行済株式総数を前提として、両社の財務状況、将来の見通し等を踏まえて決定した数となります。

 

(5) 本株式交付の当事会社の概要

 

株式交付親会社

株式交付子会社

(1)

名称

Bホールディングス株式会社

PayPay株式会社

(2)

所在地

東京都千代田区紀尾井町1番3号

東京都千代田区紀尾井町1番3号

(3)

代表者の役職・氏名

代表取締役 坂上 亮介(設立時点)

※本株式交付の効力発生日以降は、川邊 健太郎および宮川 潤一が就任予定

代表取締役 社長執行役員CEO

中山 一郎

(4)

事業内容

グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務

モバイルペイメント等電子決済サービスの開発・提供

(5)

資本金

75百万円(設立時点)(予定)(注4)

121,800百万円

(6)

設立年月日

2022年9月(予定)

2018年6月15日

(7)

発行済株式数

15株(設立時点)(予定)(注5)

(2022年6月30日現在)

普通株式:1,660,000株

A種優先株式:1,090,000株

(8)

決算期

3月

3月

(9)

従業員数

(設立前のため)

0名

(2022年3月31日現在)

1,846名

(10)

主要取引先

該当事項はありません

該当事項はありません

(11)

主要取引銀行

該当事項はありません

該当事項はありません

(12)

大株主及び持株比率

Zホールディングス中間

株式会社(設立時点)(注6)

100%

普通株式

 

(普通株式
持株比率)

SVF II Piranha (DE) LLC

50.0%

ソフトバンク株式会社

25.0%

ヤフー株式会社

25.0%

 

 

A種優先株式

 

(A種優先株式
持株比率)

ソフトバンク株式会社

50.0%

ヤフー株式会社

50.0%

 

 

(2022年6月30日現在)

 

 

(注4) 本出資の効力発生により、本出資の効力発生日時点における資本金の額は150百万円となる予定です。

(注5) 本出資および本株式交付の効力発生により、本株式交付の効力発生日時点における発行済株式総数は1,593,638株、発行済普通株式の総数は30株、発行済A種種類株式の総数は1,593,608株になる予定です。

(注6) 本出資により、当社とZ中間の本中間持株会社に対する出資割合は50:50となる予定です。

 

 

(6) 会計処理の概要

本取引の実施後、当社および当社の子会社であるZホールディングスは本中間持株会社の株式を100%保有することから、本中間持株会社とPayPayは当社の子会社となり連結財務諸表に含める予定です。

 

(7) 今後の業績に与える影響

PayPayの子会社化に伴う段階取得による差益等を2023年3月期に認識する見込みですが、2023年3月期以降の業績等へ与える影響については確定していません。

 

<本取引のスキーム図>

 

現状

(連結財務諸表の承認日時点)


 

Z中間が本中間持株会社を設立した上で、ソフトバンクは本中間持株会社の持分が50:50になるよう出資


 

① Z中間が本中間持株会社を設立した上で、ソフトバンクは、Z中間とソフトバンクの本中間持株会社に対する出資割合が50:50となるよう、本中間持株会社に対して本出資を行う。

 

(注) ZHD:Zホールディングス株式会社、Z中間:Zホールディングス中間株式会社、SVF2:SVF II Piranha(DE) LLC、ソフトバンク:ソフトバンク株式会社、ヤフー:ヤフー株式会社、PayPay:PayPay株式会社、本中間持株会社:Bホールディングス株式会社

 

 

 

ヤフー保有PayPay普通株式およびA種優先株式を、ZホールディングスおよびZ中間へ現物配当


 

② 本現物配当により、(i)ヤフーが保有するPayPayの普通株式およびA種優先株式の全てをZ中間に移管し、(ii)その普通株式のうち163,196株をZホールディングスに移管する。

 

 

ソフトバンクおよびZ中間保有のPayPay A種優先株式を普通株へ転換


 

③ ①本出資および②本現物配当の効力発生後、本種類変更により、ソフトバンクおよびZ中間が保有するPayPayA種優先株式の全てがPayPayの普通株式に転換される。

 

 

 

 

本中間持株会社を株式交付親会社、PayPayを株式交付子会社とする株式交付


 

④ 本中間持株会社は、本株式交付を実施し、ソフトバンクおよびZ中間は、本株式交付に際して、それぞれ自らが本種類変更後に保有するPayPayの普通株式796,804株を本中間持株会社に給付する。本中間持株会社は、株式交付計画に基づいて、ソフトバンクおよびZ中間に対して、PayPayの普通株式1株に対して本中間持株会社のA種種類株式1株を割当て交付する。

 

 

本取引後


 

 

 

17.追加情報

新型コロナウイルス感染症の影響

経済社会活動の正常化および景気の持ち直しの動きが見られる中で、未だ新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束は見通せない状況ですが、当社グループの当期業績に重要な影響はでていません。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響の及ぶ期間と程度を合理的に推定することはできませんが、感染拡大の収束が遅れた場合には、当社グループの将来収益およびキャッシュ・フローに影響を及ぼしその見積りに一定の不確実性が存在します。本要約四半期連結財務諸表では、見積りの仮定を大きく変更する状況には至っていないと判断し、新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時期等を含む仮定について前連結会計年度から重要な変更はしていません。ただし、将来の不確実性が高まるような状況においては、最善の見積りと将来の実績との間に乖離が生じる可能性があります。

 

18.要約四半期連結財務諸表の承認

本要約四半期連結財務諸表は、2022年8月9日に当社代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮川 潤一および当社最高財務責任者 藤原 和彦によって承認されています。