文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業収益や、雇用環境改善の維持などを背景として、引き続き緩やかな回復基調で推移いたしましたが、米国の通商政策に端を発する米中貿易摩擦問題への懸念や、海外の政治情勢不安が強まり、金融市場が不安定に推移するなど、先行きの不透明感が強まっております。
また、当社グループの事業に関連する、放送、音楽、エンタテインメントの各業界においては、市場環境や消費者ニーズが急速に変容を遂げております。とりわけ、デジタル化やグローバル化の進展に伴う事業環境の激変は、当社の既存ビジネスである有料放送事業や音楽CD/DVD販売事業においても大きな影響を及ぼしつつあります。
こうした環境の下、当社グループでは、創業以来行ってきた音楽映像コンテンツの企画制作及び有料多チャンネル放送プラットフォームにおける音楽専門チャンネルの運営をベースとしつつ、ライブイベント展開、デジタルコンテンツ制作や各種デジタルサービス展開、音楽レーベルからアーティストマネジメントに至る展開まで、当社グループが有するあらゆる機能を複合的に活用しながら、多様なメディア・コンテンツ事業を展開し、総合音楽エンタテインメント企業へと事業転換を図ってまいりました。また、ファンクラブ事業を展開するコネクトプラス㈱、コンセプトカフェ運営を行うインフィニア㈱、映像制作プロダクションの㈱セップ、老舗インディーレーベル運営の㈱Pヴァイン等、これら連結子会社とともに、新たな分野での成長施策の推進、事業領域の拡大に向けた企業グループ経営を推進しております。
当第3四半期連結累計期間においては、平成30年10月30日に、Billboard JAPAN、国内主要音楽ストリーミングサービス11社との連携により、リスナーを主役として新しい音楽のヒットやムーブメントを作るプロジェクト「NOW PLAYING JAPAN」の第2弾ライブを開催、各ストリーミングサービスにおいて、ライブ出演アーティスト自身によるプレイリスト公開など、イベントと連動した企画を展開いたしました。
また、当社所属アーティストの「Suchmos(サチモス)」が、大晦日の風物詩『第69回NHK紅白歌合戦』に出場を果たし、さらなる幅広い世代への認知拡大を実現することができました。加えて、平成30年11月、香港で行われた『Clockenflap Festival 2018』、平成30年12月、タイで行われた『PEPSI PRESENTS BIG MOUNTAIN MUSIC FESTIVAL 9』へ出演し、海外アジアマーケットにおける認知獲得への布石を打つことができました。
一方で、音楽ソフト関連においては、CD/DVDパッケージ商品販売市場の縮小や、デジタル音楽配信市場における、定額聞き放題のサブスクリプション型ストリーミングサービスの拡大に伴う、一曲単位でのダウンロード販売の急速な減少といった市場環境の変化に加え、対前年同期比でヒットタイトル数が減少したことなどにより、低調な推移となりました。引き続き、サブスクリプション型ストリーミングサービスを始めとする成長市場でのポジショニング確立に向けた取り組みや、ヒットの創出に向けた取り組みを推進してまいります。
これらの取り組みの結果、売上高は 11,163,430千円と前年同期比 309,463千円減 (同 2.7%減) となりました。また、営業利益は 231,611千円と前年同期比 376,357千円減 (同 61.9%減) 、経常利益は 244,987千円と前年同期比 379,703千円減 (同 60.8%減) 、親会社株主に帰属する四半期純利益は 157,060千円と前年同期比 239,763千円減 (同 60.4%減) となりました。
なお、経営の目標としております連結経常利益水準は計画通りに推移しております。
当社グループの最近5ヵ年の第3四半期連結累計期間に係る主な経営成績は以下のとおりであります。
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回次 |
第21期 第3四半期 連結累計期間 |
第22期 第3四半期 連結累計期間 |
第23期 第3四半期 連結累計期間 |
第24期 第3四半期 連結累計期間 |
第25期 第3四半期 連結累計期間 |
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会計期間 |
自平成26年 4月1日 至平成26年 12月31日 |
自平成27年 4月1日 至平成27年 12月31日 |
自平成28年 4月1日 至平成28年 12月31日 |
自平成29年 4月1日 至平成29年 12月31日 |
自平成30年 4月1日 至平成30年 12月31日 |
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売上高 (千円) |
8,893,524 |
9,351,716 |
10,984,259 |
11,472,893 |
11,163,430 |
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営業利益 (千円) |
183,609 |
74,133 |
387,730 |
607,969 |
231,611 |
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経常利益 (千円) |
186,022 |
84,514 |
410,479 |
624,690 |
244,987 |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 (千円) |
99,851 |
40,928 |
254,781 |
396,823 |
157,060 |
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売上高経常利益率(%) |
2.1 |
0.9 |
3.7 |
5.4 |
2.2 |
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①メディア・コンテンツ セグメント
当セグメントにつきましては、音楽チャンネルの運営を中心に関連イベントやコンテンツプロデュースを展開するSPACE SHOWER TV事業、アーティストマネジメントからレーベル及びディストリビューションまでアーティストビジネスを360度展開するSPACE SHOWER MUSIC事業、音楽周辺のポップカルチャー領域を開拓するSPACE SHOWER ENTERTAINMENT事業及び「WWW」「WWW X」を運営するライブハウス事業の4つの事業ユニットを中心に、連結子会社㈱Pヴァインのレーベル事業、コネクトプラス㈱のファンクラブ事業、インフィニア㈱のコンセプトカフェ事業等を加えて、各事業分野の成長施策の推進にあたっております。
SPACE SHOWER TV事業においては、主に、当社主催イベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」が、前年に引き続き過去最大の動員を達成などにより売上高は増加しましたが、有料放送収入におけるスカパー!サービスの「スペースシャワーTV」チャンネルのHD(高精細度)化にともなう衛星回線費用の増加、デジタル動画配信サービスや新規事業への先行投資コストが増加したことにより前年同期比で減益となりました。
SPACE SHOWER MUSIC事業においては、サブスクリプション型ストリーミングサービスの普及に伴いデジタル配信収入が増加したものの、楽曲のヒットタイトル数が減少したことにより、パッケージ販売収入が減少し、前年同期比で減収減益となりました。
その他、ライブハウス事業、インフィニア㈱が運営する「@ほぉ~むカフェ」につきましては、引き続き好調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は 10,116,125千円と前年同期比 250,239千円減 (同 2.4%減) となり、経常利益 (セグメント利益) につきましても 205,033千円と前年同期比 361,699千円減 (同 63.8%減) と、減収減益となりました。
当セグメントの最近5ヵ年の第3四半期連結累計期間に係る主な経営成績は以下のとおりであります。
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(単位:千円) |
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回次 |
第21期 第3四半期 連結累計期間 |
第22期 第3四半期 連結累計期間 |
第23期 第3四半期 連結累計期間 |
第24期 第3四半期 連結累計期間 |
第25期 第3四半期 連結累計期間 |
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会計期間 |
自平成26年 4月1日 至平成26年 12月31日 |
自平成27年 4月1日 至平成27年 12月31日 |
自平成28年 4月1日 至平成28年 12月31日 |
自平成29年 4月1日 至平成29年 12月31日 |
自平成30年 4月1日 至平成30年 12月31日 |
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売上高 |
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外部顧客への売上高 |
7,751,313 |
8,191,643 |
9,922,101 |
10,366,365 |
10,116,125 |
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セグメント間の内部売上高又は 振替高 |
- |
130 |
220 |
- |
- |
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計 |
7,751,313 |
8,191,773 |
9,922,321 |
10,366,365 |
10,116,125 |
|
セグメント利益 |
135,731 |
36,351 |
369,284 |
566,733 |
205,033 |
②映像制作 セグメント
当セグメントにつきましては、大型LIVE映像制作受注が、回復傾向にあるものの、前年同期比で減少したことなどにより、売上高は 1,047,304千円と前年同期比 59,223千円減 (同 5.4%減) となりましたが、利益率が向上したことにより、経常利益 (セグメント利益) は、 72,418千円と前年同期比 19,922千円増 (同 38.0%増) となりました。
当セグメントの最近5ヵ年の第3四半期連結累計期間に係る主な経営成績は以下のとおりであります。
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(単位:千円) |
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回次 |
第21期 第3四半期 連結累計期間 |
第22期 第3四半期 連結累計期間 |
第23期 第3四半期 連結累計期間 |
第24期 第3四半期 連結累計期間 |
第25期 第3四半期 連結累計期間 |
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会計期間 |
自平成26年 4月1日 至平成26年 12月31日 |
自平成27年 4月1日 至平成27年 12月31日 |
自平成28年 4月1日 至平成28年 12月31日 |
自平成29年 4月1日 至平成29年 12月31日 |
自平成30年 4月1日 至平成30年 12月31日 |
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売上高 |
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外部顧客への売上高 |
1,142,210 |
1,160,072 |
1,062,158 |
1,106,527 |
1,047,304 |
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セグメント間の内部売上高又は 振替高 |
44,671 |
43,356 |
34,297 |
28,310 |
56,208 |
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計 |
1,186,882 |
1,203,429 |
1,096,455 |
1,134,838 |
1,103,512 |
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セグメント利益 |
65,283 |
61,232 |
52,716 |
52,495 |
72,418 |
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、主に仕掛品が 144,282千円、その他 (流動資産) が 128,035千円、投資有価証券が 103,887千円、工具、器具及び備品が 81,147千円増加した一方で、受取手形及び売掛金が 383,199千円、現金及び預金が 336,763千円、リース資産が 55,534千円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ 309,828千円減少し、7,735,825千円となりました。
負債につきましては、主に退職給付に係る負債が 44,404千円増加し、一方で未払法人税等が 141,680千円、賞与引当金が 131,202千円、その他 (流動負債) が 62,848千円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ 353,578千円減少し、3,293,657千円となりました。また、純資産は利益剰余金が前連結会計年度末に比べ 43,752千円増加したことなどにより、4,442,168千円となりました。
当社グループの最近4ヵ年の連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間に係る主な財政状態は以下のとおりであります。
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(単位:千円) |
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回次 |
第21期 |
第22期 |
第23期 |
第24期 |
第25期 第3四半期 連結会計期間 |
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会計期間 |
自平成26年 4月1日 至平成27年 3月31日 |
自平成27年 4月1日 至平成28年 3月31日 |
自平成28年 4月1日 至平成29年 3月31日 |
自平成29年 4月1日 至平成30年 3月31日 |
自平成30年 4月1日 至平成30年 12月31日 |
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総資産 |
6,670,297 |
7,015,244 |
7,912,944 |
8,045,653 |
7,735,825 |
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負債 |
2,941,437 |
3,072,660 |
3,734,244 |
3,647,235 |
3,293,657 |
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純資産 |
3,728,859 |
3,942,583 |
4,178,699 |
4,398,417 |
4,442,168 |
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、外注費のほか、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、経営計画に照らして、必要な資金(銀行借入)を調達するようにしております。なお、当第3四半期連結会計期間末時点の借入金はありません。