第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の四半期連結財務諸表は「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に準拠し「電気事業会計規則」(昭和40年通商産業省令第57号)に準じて作成している。

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2022年7月1日から2022年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けている。

 

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2022年9月30日)

資産の部

 

 

固定資産

10,822,661

10,847,299

電気事業固定資産

5,544,187

5,512,003

水力発電設備

389,053

386,160

原子力発電設備

962,079

951,505

送電設備

1,390,553

1,368,289

変電設備

637,530

634,716

配電設備

2,026,850

2,038,427

その他の電気事業固定資産

138,121

132,904

その他の固定資産

192,663

218,878

固定資産仮勘定

1,492,640

1,528,588

建設仮勘定及び除却仮勘定

1,135,883

1,178,213

原子力廃止関連仮勘定

115,224

108,841

使用済燃料再処理関連加工仮勘定

241,532

241,532

核燃料

586,067

587,751

装荷核燃料

81,122

80,992

加工中等核燃料

504,945

506,759

投資その他の資産

3,007,101

3,000,077

長期投資

132,397

132,694

関係会社長期投資

1,480,799

1,474,733

未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金

484,344

418,389

廃炉等積立金

585,513

606,541

退職給付に係る資産

158,277

161,941

その他

167,527

207,316

貸倒引当金(貸方)

1,758

1,538

流動資産

2,030,843

2,202,623

現金及び預金

862,376

841,273

受取手形、売掛金及び契約資産

611,367

784,579

棚卸資産

※1 97,185

※1 107,295

その他

477,666

488,968

貸倒引当金(貸方)

17,753

19,492

合計

12,853,505

13,049,923

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2022年9月30日)

負債及び純資産の部

 

 

固定負債

5,617,126

5,735,824

社債

※3 2,626,576

※3 2,756,576

長期借入金

145,669

111,701

特定原子力施設炉心等除去引当金

163,968

163,004

災害損失引当金

496,293

496,032

原子力損害賠償引当金

487,381

479,216

退職給付に係る負債

323,514

316,604

資産除去債務

1,036,579

1,039,303

その他

337,142

373,384

流動負債

4,004,727

4,063,649

1年以内に期限到来の固定負債

※3 529,256

※3 626,613

短期借入金

※3 2,170,398

※3 2,179,373

支払手形及び買掛金

467,654

551,631

未払税金

57,714

81,690

その他

779,702

624,340

特別法上の引当金

9,485

16

渇水準備引当金

16

原子力発電工事償却準備引当金

9,485

負債合計

9,631,339

9,799,490

株主資本

3,129,322

2,986,008

資本金

1,400,975

1,400,975

資本剰余金

756,222

756,221

利益剰余金

980,607

837,298

自己株式

8,483

8,487

その他の包括利益累計額

67,501

238,975

その他有価証券評価差額金

10,051

9,532

繰延ヘッジ損益

27,326

79,057

土地再評価差額金

2,497

2,562

為替換算調整勘定

26,048

150,786

退職給付に係る調整累計額

6,571

2,160

新株予約権

10

非支配株主持分

25,330

25,449

純資産合計

3,222,165

3,250,433

合計

12,853,505

13,049,923

 

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

 2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

 2022年9月30日まで)

営業収益

2,210,745

3,505,302

電気事業営業収益

2,036,454

3,235,120

その他事業営業収益

174,291

270,181

営業費用

※1 2,113,725

※1 3,661,401

電気事業営業費用

1,950,658

3,406,274

その他事業営業費用

163,066

255,127

営業利益又は営業損失(△)

97,020

156,099

営業外収益

31,931

3,887

受取配当金

370

413

受取利息

197

134

持分法による投資利益

27,314

その他

4,048

3,338

営業外費用

27,609

86,650

支払利息

21,930

23,855

持分法による投資損失

58,720

その他

5,678

4,074

四半期経常収益合計

2,242,677

3,509,189

四半期経常費用合計

2,141,334

3,748,051

経常利益又は経常損失(△)

101,342

238,862

渇水準備金引当又は取崩し

16

16

渇水準備金引当

16

16

原子力発電工事償却準備金引当又は取崩し

148

9,485

原子力発電工事償却準備金引当

148

原子力発電工事償却準備引当金取崩し(貸方)

9,485

特別利益

29,889

123,331

原賠・廃炉等支援機構資金交付金

29,889

関係会社株式売却益

123,331

特別損失

29,864

32,777

原子力損害賠償費

29,864

32,777

税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期純損失(△)

101,202

138,839

法人税、住民税及び事業税

12,200

3,466

法人税等調整額

66

830

法人税等合計

12,266

4,297

四半期純利益又は四半期純損失(△)

88,935

143,136

非支配株主に帰属する四半期純利益

289

237

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

88,646

143,373

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

 2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

 2022年9月30日まで)

四半期純利益又は四半期純損失(△)

88,935

143,136

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

1,079

1,426

繰延ヘッジ損益

0

0

為替換算調整勘定

2,429

4,880

退職給付に係る調整額

1,466

4,124

持分法適用会社に対する持分相当額

31,391

169,353

その他の包括利益合計

31,275

171,535

四半期包括利益

120,211

28,399

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

119,921

28,165

非支配株主に係る四半期包括利益

289

233

 

(3)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

 2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

 2022年9月30日まで)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期純損失(△)

101,202

138,839

減価償却費

207,392

168,784

原子力発電施設解体費

15,210

15,628

固定資産除却損

15,765

11,086

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

7,418

6,910

廃炉等積立金の増減額(△は増加)

13,718

21,027

受取利息及び受取配当金

567

548

支払利息

21,930

23,855

持分法による投資損益(△は益)

27,314

58,720

原賠・廃炉等支援機構資金交付金

29,889

原子力損害賠償費

29,864

32,777

関係会社株式売却益

123,331

売上債権の増減額(△は増加)

57,484

189,326

仕入債務の増減額(△は減少)

39,139

84,013

その他

233,793

141,225

小計

97,007

226,344

利息及び配当金の受取額

16,963

23,457

利息の支払額

21,068

23,046

東北地方太平洋沖地震による災害特別損失の支払額

10,317

13,509

原賠・廃炉等支援機構資金交付金の受取額

144,700

92,100

原子力損害賠償金の支払額

116,932

69,904

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

14,058

44,074

営業活動によるキャッシュ・フロー

96,293

173,172

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

固定資産の取得による支出

248,028

260,042

工事負担金等受入による収入

4,088

11,034

投融資による支出

6,029

1,589

投融資の回収による収入

659

194,585

その他

97

3,632

投資活動によるキャッシュ・フロー

249,212

59,643

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

 2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

 2022年9月30日まで)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

社債の発行による収入

479,905

331,168

社債の償還による支出

31,290

121,999

長期借入れによる収入

4,700

長期借入金の返済による支出

20,974

14,139

短期借入れによる収入

2,196,995

2,178,219

短期借入金の返済による支出

1,950,914

2,169,505

その他

5,873

1,961

財務活動によるキャッシュ・フロー

679,595

210,405

現金及び現金同等物に係る換算差額

272

1,175

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

526,948

21,235

現金及び現金同等物の期首残高

454,307

861,825

現金及び現金同等物の四半期末残高

981,256

840,590

 

【注記事項】

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

持分法適用の範囲の重要な変更

第1四半期連結会計期間より、ソーラー・ルーフトップ・シーイー・ナイン社は、新たに株式を取得したため、持分法適用の範囲に含めている。

当第2四半期連結会計期間より、トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社は、新たに株式を取得したため、持分法適用の範囲に含めている。また、トライトン・ノール・オフト社は、トライトン・ノール・オフト・ビッドコ社が新たに設立するとともに、当社連結子会社であるテプコ・パワー・グリッド・ユーケー社より取締役が就任し、影響力を有するため、持分法適用の範囲に含めている。

株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、全ての株式を譲渡したことに伴い、持分法適用の範囲から除外している。また、ヒマル・エナジー・シンガポール社は、清算結了したことに伴い、持分法適用の範囲から除外している。

 

(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)

有形固定資産の減価償却方法の変更

当社及び一部の連結子会社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用していたが、第1四半期連結会計期間より定額法に変更している。

電気事業を取り巻く事業環境は、電力システム改革に伴う小売・発電事業の自由化の進展による競争環境の中、より安定的かつ経済的な事業運営が求められ、送配電事業における法的分離による中立性・独立性の確保、及び、効率的・安定的な事業運営による安定供給に資する役割が期待されるなど、大きな変革を迎えている。また、発電事業においては、原子力、一般水力、揚水、火力などの各電源に対し、期待される役割に変化が生じている。

上記及びその他の状況変化を踏まえた対応策を講じていくため、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(以下、「機構」という。)及び当社は、当社経営の方向性を定める総合特別事業計画について必要な改訂を行い、第四次総合特別事業計画(以下、「四次総特」という。)として策定した(2021年8月4日認定)。四次総特においては、基幹事業である電気事業を中心に環境変化への対応を図ることとし、発電事業においては、それぞれの設備の特長を活かして安定的な稼働に努め、送配電事業においては、社会的要請を踏まえ、安定供給の責務を確実に果たしつつ、設備の効率的な維持運用に取り組むこととした。さらに、2021年10月に公表された第六次エネルギー基本計画においては、原子力、一般水力、地熱がベースロード電源と位置づけられ、安定稼働が期待される一方、火力や揚水については調整電源として設備容量に価値が付与されることとなった。

当社は、四次総特の方向性を具現化すべく今後の設備運用について検討を重ねた結果、2022年度以降は、カーボンニュートラルやレジリエンス強化に対応した安定供給の実現や、更なる効率性の確保のため、高度経済成長期に建設した送配電設備の機能維持に向けた本格的な更新を行うなど、保有設備の安定的・効率的な運用を目指すこととした。これに伴い設備の安定的な使用が見込まれることとなったため、有形固定資産の減価償却方法について定額法を採用することが、将来の経済的便益の費消パターンをより適切に反映すると判断し、減価償却方法を定率法から定額法に変更することを決定した。

この変更により、従来の方法と比べて、当第2四半期連結累計期間の営業損失は38,017百万円減少し、経常損失及び税金等調整前四半期純損失はそれぞれ37,508百万円減少している。

なお、セグメント情報に与える影響については、(セグメント情報等)に記載している。

 

(追加情報)

1.福島第一原子力発電所の事故の収束及び廃止措置等に向けた費用又は損失の見積り

(1) 災害損失引当金

 東北地方太平洋沖地震により被災した資産の復旧等に要する費用又は損失に備えるため、当第2四半期連結会計期間末における見積額を計上している。

 災害損失引当金に含まれる主な費用又は損失の計上方法等については以下のとおりである。

① 福島第一原子力発電所の事故の収束及び廃止措置等に向けた費用又は損失

 政府の原子力災害対策本部が設置する政府・東京電力中長期対策会議により「東京電力㈱福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」(2011年12月21日)が策定され(2019年12月27日最終改訂)、当社はこの主要な目標工程等を達成するための具体的な計画として「廃炉中長期実行プラン2022」(2022年3月31日改訂)を策定した。

 これらに係る費用又は損失のうち、通常の見積りが可能なものについては、具体的な目標期間と個々の対策内容に基づく見積額を計上している。ただし、原賠機構法第55条の9第2項の承認の申請をした廃炉等積立金の取戻しに関する計画における炉心等除去に要する費用は、ここには含んでいない。

 通常の見積りが困難であるものは、海外原子力発電所事故における実績額に基づく概算額を計上している。

 なお、福島第一原子力発電所の廃炉は過去に実例のない取組みであり、原子炉内の燃料デブリ取出しに関する具体的な作業内容等の決定は、原子炉内の状況を確認するとともに必要となる研究開発等を踏まえての判断となる。したがって、廃炉中長期実行プランに係る費用及び海外原子力発電所事故における実績額に基づき計上している金額については、今後変動する可能性があるものの、当第2四半期連結会計期間末の合理的な見積りが可能な範囲における概算額を計上している。

② 福島第一原子力発電所1~4号機の廃止に関する費用又は損失のうち加工中等核燃料の処理費用

 今後の使用が見込めない加工中等核燃料に係る処理費用について、当該費用の現価相当額(割引率4.0%)を計上している。

 なお、装荷核燃料に係る処理費用はその他固定負債に含めて表示している。

(2) 特定原子力施設炉心等除去引当金

 東北地方太平洋沖地震により被災した資産の復旧等に要する費用又は損失に備えるため、原賠機構法第55条の9第2項の承認の申請をした廃炉等積立金の取戻しに関する計画に定める金額のうち炉心等除去に要する費用を計上している。

(3) 廃炉等積立金

 原賠機構法第55条の3第1項の規定に基づき、機構より通知を受け、積立てを行った金額を廃炉等積立金として計上している。

 なお、当該積立金は、廃炉等実施認定事業者の廃炉等の適正かつ着実な実施を確保するため、2018年度より、原賠機構法の規定に基づき、機構に積立てを実施しているものである。

 

2.福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害に係る賠償

(1) 原子力損害賠償引当金

① 賠償及び除染に係る引当金の計上方法

 東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害に係る賠償に要する費用に備えるため、当第2四半期連結会計期間末における賠償見積額を原子力損害賠償引当金に計上している。賠償額の見積りは、原子力損害賠償紛争審査会が決定する、原子力損害に関する中間指針等の賠償に関する国の指針や、放射性物質汚染対処特措法等の法律、これらを踏まえた当社の賠償基準、また、損害賠償請求実績や客観的な統計データ等に基づいている。

 なお、新たな賠償に関する国の指針の決定や、当社の賠償基準の策定、また、参照するデータの精緻化や被害を受けられた皆さまとの合意等により、今後変動する可能性があるものの、当第2四半期連結会計期間末における合理的な見積額を計上している。

② 除染に係る引当金の相殺表示

 原子力損害の除染に係る賠償に要する費用への備えについては、電気事業会計規則に基づき、当第2四半期連結会計期間末において、原子力損害賠償引当金を、同額の未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金と相殺表示している。

 具体的には、当第2四半期連結会計期間末において、補償契約法の規定による補償金の受入額188,926百万円及び放射性物質汚染対処特措法等に基づく当社の国に対する賠償債務(2015年1月1日以降に債務認識したもの)に対応する原賠機構法の規定に基づく資金援助の申請額に係る未収金1,658,924百万円は、未収原賠・廃炉等支援機構資金交付金及び原子力損害賠償引当金から控除している。

 

(2) 原子力損害賠償費

賠償及び除染に係るもの

 東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所の事故等に関する原子力損害について、原賠法に基づく賠償を実施しており、当該賠償見積額と前連結会計年度の見積額との差額を原子力損害賠償費に計上している。

(3) 原賠・廃炉等支援機構特別負担金

 資金援助を受けるにあたっては、原賠機構法第52条第1項の規定により機構が定める特別な負担金を支払うこととされているが、その金額については、当社の収支の状況に照らし、連結会計年度ごとに機構における運営委員会の議決を経て定められるとともに、主務大臣による認可が必要となることなどから、計上していない。

 

3.原子力廃止関連仮勘定の償却及び廃炉円滑化負担金

 廃炉の円滑な実施等を目的として廃炉会計制度が措置され、エネルギー政策の変更や安全規制の変更等に伴い廃止した原子炉においては、その残存簿価等について同制度の適用を受けることで一般送配電事業者の託送料金の仕組みを通じて回収することとなる。

(1) 原子力廃止関連仮勘定の償却

 当社は2019年7月31日の取締役会決議により、福島第二原子力発電所1~4号機の廃止を決定したことから、同日、電気事業会計規則第28条の3第2項に基づき、経済産業大臣に原子力廃止関連仮勘定承認申請書を提出し、同年8月19日に承認され、当該原子炉の廃止に伴って生ずる使用済燃料再処理等拠出金費(使用済燃料再処理等既発電費を除く)及び当該燃料の解体に要する費用に相当する額を原子力廃止関連仮勘定に計上している。

 原子力廃止関連仮勘定は電事法施行規則改正省令附則第8条の規定に基づき、一般送配電事業者からの払渡しに応じて償却している。

(2) 廃炉円滑化負担金

 電事法施行規則第45条の21の6の規定に基づき、原子力廃止関連仮勘定及び原子力発電施設解体引当金の要引当額について、経済産業大臣に廃炉円滑化負担金承認申請書を提出し、2020年7月22日に承認され、東京電力パワーグリッド株式会社及び東北電力ネットワーク株式会社において電事法施行規則第45条の21の5の規定に基づき、2020年10月1日を実施期日として託送供給等約款の変更を行い、廃炉円滑化負担金の回収及び当社への払渡しを行っている。

 一般送配電事業者から払い渡された廃炉円滑化負担金は、電気事業会計規則に基づき、廃炉円滑化負担金相当収益として計上している。

 

4.グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱いの適用

当社及び一部の国内連結子会社は、第1四半期連結会計期間から、連結納税制度からグループ通算制度へ移行している。これに伴い、法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示については、グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱いに従っている。また、当該取扱い第32項(1)に基づき、会計方針の変更による影響はないものとみなしている。

 

5.有形固定資産の減価償却方法の変更に伴う原子力発電工事償却準備引当金の取崩し

(1) 事象の内容

第1四半期連結会計期間から、有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更したことにより、原子力償却準備引当金省令の対象発電事業者に該当しなくなるため、前連結会計年度末の原子力発電工事償却準備引当金の残高全額を取崩している。

(2) 取崩し額

9,485百万円

(3) 四半期連結財務諸表に与える影響額

本取崩しに伴い、当第2四半期連結累計期間において、原子力発電工事償却準備引当金取崩し(貸方)を計上することにより、税金等調整前四半期純損失が、9,485百万円減少している。

 

(四半期連結貸借対照表関係)

1.棚卸資産の内訳

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2022年9月30日)

商品及び製品

8,329百万円

12,998百万円

仕掛品

16,360

27,781

原材料及び貯蔵品

72,496

66,515

 

2.偶発債務

(1)保証債務

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2022年9月30日)

イ 関連会社等の金融機関からの借入金に対する保証債務

25,712百万円

19,317百万円

ロ 従業員の持ち家財形融資等による金融機関からの借入金に対する保証債務

92,217

85,693

117,930

105,011

 

(2)原子力損害の賠償のうち除染等に係る偶発債務

前連結会計年度(2022年3月31日)

 放射性物質汚染対処特措法に基づき講ぜられる廃棄物の処理及び除染等の措置等が、国の財政上の措置の下に進められている。当該措置に係る費用のうち、当連結会計年度末で当該措置の具体的な実施内容等を把握できる状況になく、費用負担の在り方について国と協議中である費用等については、合理的に見積もることができない。

 なお、係る費用に対し機構は、原賠機構法に基づき、申請のあった原子力事業者に対し必要な資金援助を行うこととされている。

 

当第2四半期連結会計期間(2022年9月30日)

 放射性物質汚染対処特措法に基づき講ぜられる廃棄物の処理及び除染等の措置等が、国の財政上の措置の下に

進められている。当該措置に係る費用のうち、当第2四半期連結会計期間末で当該措置の具体的な実施内容等を把握できる状況になく、費用負担の在り方について国と協議中である費用等については、合理的に見積もることができない。

 なお、係る費用に対し機構は、原賠機構法に基づき、申請のあった原子力事業者に対し必要な資金援助を行う

こととされている。

 

3.財務制限条項

前連結会計年度(2022年3月31日)

 社債(806百万円)、1年以内に期限到来の固定負債(253,835百万円)及び短期借入金(1,075,203百万円)には、当社及び当社グループの財政状態、経営成績に係る財務制限条項が付されている。

 

当第2四半期連結会計期間(2022年9月30日)

 社債(806百万円)、1年以内に期限到来の固定負債(253,835百万円)及び短期借入金(1,048,204百万円)には、当社及び当社グループの財政状態、経営成績に係る財務制限条項が付されている。

 

(四半期連結損益計算書関係)

1.営業費用のうち販売費及び一般管理費の内訳

 電気事業営業費用(相殺消去後3,406,274百万円、相殺消去額△57,609百万円(前第2四半期連結累計期間は相殺消去後1,950,658百万円、相殺消去額△35,949百万円))に含まれる販売費及び一般管理費の金額(相殺消去前)は、160,901百万円(前第2四半期連結累計期間151,660百万円)であり、主要な費目及び金額は以下のとおりである。

 なお、電気事業における連結会社間の取引に係る相殺消去は電気事業営業費用総額で行っていることから、相殺消去前の金額を記載している。

※相殺消去額は、当社と各基幹事業会社との取引に係る相殺消去を除いた金額を記載している。

また、販売費及び一般管理費の金額(相殺消去前)は、当社と各基幹事業会社との取引を控除した金額を記載している。

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

  2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

  2022年9月30日まで)

給料手当

40,096百万円

40,493百万円

退職給与金

5,111

2,222

委託費

54,155

53,689

貸倒損

10,712

3,027

 

2.季節的変動

前第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)及び当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日まで)

 電気事業については、売上高において販売電力量を四半期ごとに比較すると、第1四半期・第3四半期と比べて、第2四半期・第4四半期の販売電力量は、冷暖房需要により増加し、相対的に高水準となる。

 また、第2四半期は、夏季のピーク需要に対応する供給コストの上昇を反映した夏季料金(7月1日から9月30日まで)を設定しており、売上高に季節的変動がある。

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

2022年9月30日まで)

現金及び預金勘定

981,942百万円

841,273百万円

預入期間が3ヶ月を超える定期預金

△685

△682

現金及び現金同等物

981,256

840,590

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注1)

四半期連結

損益計算書

計上額

(注2)

 

ホール

ディングス

フュエル

&パワー

パワー

グリッド

エナジー

パートナー

リニューア

ブルパワー

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

43,982

2,600

371,788

1,787,578

4,795

2,210,745

2,210,745

セグメント間の内部

売上高又は振替高

195,783

494,429

50,249

78,083

818,545

818,545

239,766

2,600

866,217

1,837,827

82,878

3,029,291

818,545

2,210,745

収益の分解情報(注3)

 

 

 

 

 

 

 

 

電気事業営業収益

179,869

2,600

827,645

1,733,816

82,699

2,826,630

 

 

ガス供給事業営業収益

75,434

75,434

 

 

その他事業営業収益

59,896

38,571

28,577

179

127,225

 

 

239,766

2,600

866,217

1,837,827

82,878

3,029,291

△818,545

2,210,745

セグメント利益

98,039

7,355

106,651

5,820

35,059

252,927

151,584

101,342

(注)1.セグメント利益の調整額△151,584百万円には、セグメント間の受取配当金消去△151,774百万円等が含まれている。

2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っている。

3.顧客との契約以外の源泉から生じた収益の額に重要性はないため、顧客との契約から生じる収益との区分表示はしていない。

 

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日まで)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注1)

四半期連結

損益計算書

計上額

(注2)

 

ホール

ディングス

フュエル

&パワー

パワー

グリッド

エナジー

パートナー

リニューア

ブルパワー

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

53,655

1,962

710,727

2,729,831

9,124

3,505,302

3,505,302

セグメント間の内部

売上高又は振替高

207,810

530,664

98,444

82,780

919,700

919,700

261,465

1,962

1,241,392

2,828,276

91,905

4,425,002

919,700

3,505,302

収益の分解情報(注3)

 

 

 

 

 

 

 

 

電気事業営業収益

191,816

1,962

1,204,082

2,635,746

91,754

4,125,362

 

 

ガス供給事業営業収益

153,910

153,910

 

 

その他事業営業収益

69,649

37,309

38,619

150

145,729

 

 

261,465

1,962

1,241,392

2,828,276

91,905

4,425,002

△919,700

3,505,302

セグメント利益又は損失(△)

86,874

87,319

62,199

227,320

43,490

122,074

116,787

238,862

(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△116,787百万円には、セグメント間の受取配当金消去△115,958百万円等が含まれている。

2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常損失と調整を行っている。

3.顧客との契約以外の源泉から生じた収益の額に重要性はないため、顧客との契約から生じる収益との区分表示はしていない。

 

2.報告セグメントの変更等に関する事項

 (会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)に記載のとおり、当社及び一部の連結子会社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用していたが、第1四半期連結会計期間より定額法に変更している。この変更により、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間のセグメント利益が、「ホールディングス」で12,847百万円、「パワーグリッド」で22,986百万円 、「リニューアブルパワー」で2,006百万円増加し、セグメント損失が、「フュエル&パワー」で5百万円、「エナジーパートナー」で67百万円減少し、また、「調整額」で405百万円増加している。

 

(収益認識関係)

 顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりである。

 

(1株当たり情報)

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

  2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

  2022年9月30日まで)

1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失(△)

55円33銭

△89円49銭

潜在株式調整後1株当たり四半期純利益

17円60銭

 (注)1.当第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるため記載していない。

2.1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりである。

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

  2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

  2022年9月30日まで)

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(百万円)

88,646

△143,373

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純利益又は普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(百万円)

88,646

△143,373

普通株式の期中平均株式数(千株)

1,602,185

1,602,164

3.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりである。

 

前第2四半期連結累計期間

(2021年4月1日から

  2021年9月30日まで)

当第2四半期連結累計期間

(2022年4月1日から

  2022年9月30日まで)

親会社株主に帰属する四半期純利益調整額(百万円)

普通株式増加数(千株)

3,434,065

(うちA種優先株式(千株))

(1,098,901)

(-)

(うちB種優先株式(千株))

(2,335,164)

(-)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

連結子会社が発行する新株予

約権

TRENDE㈱

 普通株式 216千株

TEPCOライフサービス㈱

 普通株式 0千株

連結子会社が発行する転換社

債型新株予約権付社債

TRENDE㈱

 普通株式 320千株

A種優先株式

(発行済株式数 1,600,000千株)

B種優先株式

(発行済株式数 340,000千株)

なお、これらの詳細については、「第3 提出会社の状況1 株式等の状況」に記載のとおりである。

連結子会社が発行する新株予

約権

TRENDE㈱

 普通株式 141千株

連結子会社が発行する転換社

債型新株予約権付社債

TRENDE㈱

 普通株式 320千株

 

(重要な後発事象)

固定資産の譲渡

当社の100%子会社である東京電力パワーグリッド株式会社は、2022年10月26日に固定資産の譲渡を決定し、2022年10月26日に不動産売買契約を締結し、同日付で物件を引き渡した。

 

(1)譲渡の理由

当社グループは、東日本大震災後の2011年5月20日に公表した「当面の事業運営・合理化方針」に基づき、保有資産の売却を進めている。本件土地の譲渡は当該方針の一環として行うものであり、今般、東京電力パワーグリッド株式会社と譲渡先との間で合意に至ったため。

 

(2)譲渡の日程

契約締結日      2022年10月26日

物件引渡期日     2022年10月26日

 

(3)譲渡先の概要

本件土地の譲渡先は国内の事業法人であるが、譲渡先との秘密保持の観点から開示は控える。なお、譲渡先と当社グループの間に資本関係・人的関係・取引関係として特筆すべき事項はなく、譲渡先は当社グループの関連当事者にも該当しない。

 

(4)譲渡資産の内容

資産の種類      土地

所在地        東京都港区三田三丁目1000番

東京都港区三田四丁目2001番

東京都港区三田四丁目2002番

譲渡前の使途     駐車場

譲渡益        62,562百万円

※譲渡価額、帳簿価額等については、譲渡先との秘密保持の観点から開示は控える。

 

(5)当該事象の連結業績に与える影響額

当該固定資産の譲渡に伴い、2023年3月期第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年12月31日)において、62,562百万円を含む固定資産売却益を特別利益として計上する予定である。

 

本文中で用いた法令等の略称

本文中の表記

法令等の名称

原賠機構法

原子力損害賠償・廃炉等支援機構法(平成23年8月10日 法律第94号)

原子力損害に関する中間指針

東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針(平成23年8月5日)

放射性物質汚染対処特措法

平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(平成23年8月30日 法律第110号)

電気事業会計規則

電気事業会計規則(昭和40年 通商産業省令第57号)

補償契約法

原子力損害賠償補償契約に関する法律(昭和36年6月17日 法律第148号)

原賠法

原子力損害の賠償に関する法律(昭和36年6月17日 法律第147号)

電事法施行規則改正省令

電気事業法施行規則等の一部を改正する省令(平成29年 経済産業省令第77号)

電事法施行規則

電気事業法施行規則(平成7年 通商産業省令第77号)

グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い

グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い(実務対応報告第42号 2021年8月12日)

原子力償却準備引当金省令

原子力発電工事償却準備引当金に関する省令(平成19年 経済産業省令第20号)

 

2【その他】

該当事項なし。